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小話
*小話1*
しおりを挟む【只今、一人ミッション遂行中っ!】
お、カチョーと清水先輩が会議室に入りましたよっ!?
抜き足、差し足、忍び足っと。
「……そんな……厳しくないですか?」
おっ?
「……お前は初めてだからな。……こういったのは多少無理がきくものだ」
みょっ!?
「……きつい、です……」
は、は、はぁぁぁぁぁ(悶絶)
――そうして夜なべして仕上げた〝課長、深夜に愛を〟は、その課長に見られてしまい今に至る。
(単にスケジュールなどの確認を二人でしていただけなのにねっ)
【ある平日の一幕】
「じゃ、お昼行ってきまーす」
「ユリちゃんいくよー」
「は、はわわっ!」
バサバサッと机の上にあった書類が雪崩を打って床に散らばった。
「すみません! 先に行っててくださいっ!」
「分かったわ。いつもの公園だからね」
お弁当組は小さなバッグを手に外へと向かう。
私も早くそれに着いて行こうと、書類を慌てて集めていると――
「滝浪」
「ぅひょぉ! ああすみませんすぐ片付けますからっ」
会社では一切干渉してこないカチョー。
だから私も、それなりに対応なのです。ほら、私ってば演技上手ですしね!
「この書類も一緒にしておいてくれ」
私の手に持つ書類の一番上にぱさりと置き、サッサと自分の机に戻ってしまった。
なんか追加のお仕事かなーと目をやればそこには。
――先に弁当は食べた。今日もうまかった。
「……ちょ」
弱粘着のメモ用紙に書かれた、カチョーの字。
嬉しさと恥ずかしさと私だけに内緒で伝えてくれる好意に舞い上がり、カチョーが座る机に目をやると、それを待っていたかの様に視線が合う。
阿呆。
唇の動きだけで分かってしまうその言葉。
その二文字に、怒られるだけじゃないものを感じるのは、イケナイ事でしょうか。
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