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お見事!ガラシャ流十字槍!柔よく剛を制す
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平然と日常の中で公開人殺しショーが始まるのだから、こんなキラーコンテンツは21世紀現在でも、これを凌ぐコンテンツはあるのだろうか?
谷啓蔵の掛け声、「始め!」を合図に、刀傷オヤジは刀を上段に構えながらイキなり大きな奇声を発した。
その声に、ガラシャは耳触りに思ったのか、彼女もイキなり十字剣の槍を突きいれた。
胸に飛びかかる十字剣の槍が予想以上に刀傷オヤジの胸元に向かってくるので、彼は思わず上段に構えた刀で振り払い、走るように後ろにあとずさる。
刀傷オヤジにとってはどうにも見切りが掴めなかった。
今までの立会相手と違う!刀傷オヤジは急に蒼い顔になり今度は刀を中段の構えにし、しきりに見切りを計算していた。
踏み込む速度は遅いのに、槍の切先が見切りの計算を大きく狂い、伸びてくるのだ、先の槍をかわしても、十字の横の刃が刀傷オヤジの頬や首に迫ってくるのだ。
全く見切りが掴めないことに刀傷オヤジは焦っていた。
これとは反対に、ガラシャとしても今までの長刀稽古時の着物姿での戦いとは打って変わり、男性のように大股で自由に動けることになり、より自由な棒術の攻撃と、ガラシャ本人も気付いていない股下86センチの長い脚による歩幅の距離が、この当時の胴長短足武士の見切りを大いに狂わせ、まるで孫悟空の如意棒のように長く感じさせたのだろう。
一方的に押される刀傷オヤジの防御一辺倒の試合に、仲間の汚い乱杭歯浪人たちもそわそわしだし、反対に、ガラシャの家来や谷啓蔵は嬉しい驚きの表情を見せていた。
もはや、剣の腕の差は歴然となり、後はいつ、刀傷オヤジが胸か腹か、はたまた十字の横の刃が頬を斬り裂き、首を斬り裂き、血を噴き出す瞬間を野次馬達は今か今かとニヤニヤしながら傍観していたのだ。
そんな野次馬の態度に、ガラシャは世の民どもの愚民ぶりを見、そして、キリストの教えである愛とは程遠い者どもがこの世を占めていることに憤りを感じ、ガラシャは刀傷オヤジの刀を折って勝負を終わらせようと考えた。
そして、刀傷オヤジが怯んで、刀を振り下ろす処に十字の刃で受け止め、槍を軽く右に握り回した。
刀が十字の刃に絡み取られ、巻き込まれ、横から圧力が一種で加わったので刀の刃は一瞬で折れて、切先がガラシャの足元の袴に吸い込まれるように飛んできた。その時咄嗟に小さな声でガラシャか「きゃっ」と声を出した。
刀傷オヤジは、その声に、もしや女?と言う疑念が浮上するが、周りの野次馬や仲間にはどうも聞こえていないようだった。
刀を折られ、勝負は誰の目にも明らかとなった。
後は、ガラシャの美脚に折れて飛んできた刃が刺さっていなことを祈るだけだった。
「ま、参った!」
刀傷オヤジは思わず、ガラシャにそう負けを認め、その場にへなへなとしゃがみ込んでしまった。
ガラシャはその言葉に安堵の溜息を吐き、十字剣の槍を手元に戻した。
谷啓蔵も、勝負の刹那に見た折れた刃がガラシャの脚の袴に刺さる処を目撃していたので、当然、脚に刺さっていると思い、急いでガラシャへ近寄った。
折れた刃は、丁度、袴の後ろ側に貫通したように先が出ていて!刃の重みでゆっくりと袴を裂いて地面に落ちた。
「脚は、脚は大丈夫ですか?お怪我は?」
谷啓蔵は血相を変えて、軽いパニック状態だったから、思わずガラシャの袴を一瞬上げてしまった。
そこは帰り出した野次馬達や家来、そして刀傷オヤジの仲間には気付かれなかったのだが、白くて凄く長い美脚が見え、当然、その頃の女性はパンティーなど履かず、所謂ノーパン状態だから、白い小股の黒々とした陰毛までも見えてしまい。ガラシャも思わず
「いやっ❤」
と小さく声を上げ、直ぐに袴を下げさせた。
「やはり、そなたは女であったか?」
刀傷オヤジは地べたに腰を降ろし胡坐をかいた格好で下からガラシャを見上げてそう言った。
「この事は、他言無用と言う事で!」
谷啓蔵がすかさず、刀傷オヤジにそう言った。
「言うも何も、この立ち合いの俺の相手が大女で、負けたとあっちゃ~八郎の名がすたるってもんだ!」
「かたじけない」
「とは言え、少しでいいから、顔を拝ませてくれないか?」
刀傷オヤジの言葉に谷啓蔵は渋い顔になったが、ガラシャは少しだけ傘をずらして下を向き、刀傷オヤジこと八郎を見下ろした。
「ほ~う、これは美人!どこぞの武家の娘か?」
その言葉に、ガラシャは嬉しそうに微笑んだ。なぜなら、もはや37歳の中年オバサンに対し、娘と言ってくれたからだ。
多分、暗くて、ちゃんとは見えなかったから、そう言ったのかもしれないが、それにしてもガラシャにとっては勝負に勝ったこと以上に嬉しかったのだ。
八郎と名乗る武芸者の刀傷オヤジは、そして、今、ガラシャが立っていた所の下に落ちていた折れた刃を拾って汚い鞘に入れ込んだ。
それを見たガラシャは谷啓蔵に耳打ちし、その事にも渋々承知と言って、八郎にお金を渡した。
「このお金はどうしたことだ?例の事なら他言無用だ!それも信用出来ぬか」
「いや、その、なんだ、刀を折ったお詫びとしての刀代だ、どうか受け取って欲しい」
「ほう、これはこれは、粋なことをするお方だ、それでは遠慮なく受け取るとするか!」
武芸者八郎は現金なもので、それまでよたよたと歩いていたのに、銭の入った小袋を袖に入れると、一目散に二人の仲間の所に走り出した。
立ち合いも終わり、野次馬も畑仕事か御用聞きか、持ち場の仕事へと戻って行った。
目の前で立ち合いをし、その人の流れでお茶屋も繁盛したので、お茶屋の亭主が、ガラシャや家来の5人分のお団子とお茶を御馳走して貰い、それをありがたく頂き、また東北の地を目指してガラシャ御一行は急いだ。
谷啓蔵の掛け声、「始め!」を合図に、刀傷オヤジは刀を上段に構えながらイキなり大きな奇声を発した。
その声に、ガラシャは耳触りに思ったのか、彼女もイキなり十字剣の槍を突きいれた。
胸に飛びかかる十字剣の槍が予想以上に刀傷オヤジの胸元に向かってくるので、彼は思わず上段に構えた刀で振り払い、走るように後ろにあとずさる。
刀傷オヤジにとってはどうにも見切りが掴めなかった。
今までの立会相手と違う!刀傷オヤジは急に蒼い顔になり今度は刀を中段の構えにし、しきりに見切りを計算していた。
踏み込む速度は遅いのに、槍の切先が見切りの計算を大きく狂い、伸びてくるのだ、先の槍をかわしても、十字の横の刃が刀傷オヤジの頬や首に迫ってくるのだ。
全く見切りが掴めないことに刀傷オヤジは焦っていた。
これとは反対に、ガラシャとしても今までの長刀稽古時の着物姿での戦いとは打って変わり、男性のように大股で自由に動けることになり、より自由な棒術の攻撃と、ガラシャ本人も気付いていない股下86センチの長い脚による歩幅の距離が、この当時の胴長短足武士の見切りを大いに狂わせ、まるで孫悟空の如意棒のように長く感じさせたのだろう。
一方的に押される刀傷オヤジの防御一辺倒の試合に、仲間の汚い乱杭歯浪人たちもそわそわしだし、反対に、ガラシャの家来や谷啓蔵は嬉しい驚きの表情を見せていた。
もはや、剣の腕の差は歴然となり、後はいつ、刀傷オヤジが胸か腹か、はたまた十字の横の刃が頬を斬り裂き、首を斬り裂き、血を噴き出す瞬間を野次馬達は今か今かとニヤニヤしながら傍観していたのだ。
そんな野次馬の態度に、ガラシャは世の民どもの愚民ぶりを見、そして、キリストの教えである愛とは程遠い者どもがこの世を占めていることに憤りを感じ、ガラシャは刀傷オヤジの刀を折って勝負を終わらせようと考えた。
そして、刀傷オヤジが怯んで、刀を振り下ろす処に十字の刃で受け止め、槍を軽く右に握り回した。
刀が十字の刃に絡み取られ、巻き込まれ、横から圧力が一種で加わったので刀の刃は一瞬で折れて、切先がガラシャの足元の袴に吸い込まれるように飛んできた。その時咄嗟に小さな声でガラシャか「きゃっ」と声を出した。
刀傷オヤジは、その声に、もしや女?と言う疑念が浮上するが、周りの野次馬や仲間にはどうも聞こえていないようだった。
刀を折られ、勝負は誰の目にも明らかとなった。
後は、ガラシャの美脚に折れて飛んできた刃が刺さっていなことを祈るだけだった。
「ま、参った!」
刀傷オヤジは思わず、ガラシャにそう負けを認め、その場にへなへなとしゃがみ込んでしまった。
ガラシャはその言葉に安堵の溜息を吐き、十字剣の槍を手元に戻した。
谷啓蔵も、勝負の刹那に見た折れた刃がガラシャの脚の袴に刺さる処を目撃していたので、当然、脚に刺さっていると思い、急いでガラシャへ近寄った。
折れた刃は、丁度、袴の後ろ側に貫通したように先が出ていて!刃の重みでゆっくりと袴を裂いて地面に落ちた。
「脚は、脚は大丈夫ですか?お怪我は?」
谷啓蔵は血相を変えて、軽いパニック状態だったから、思わずガラシャの袴を一瞬上げてしまった。
そこは帰り出した野次馬達や家来、そして刀傷オヤジの仲間には気付かれなかったのだが、白くて凄く長い美脚が見え、当然、その頃の女性はパンティーなど履かず、所謂ノーパン状態だから、白い小股の黒々とした陰毛までも見えてしまい。ガラシャも思わず
「いやっ❤」
と小さく声を上げ、直ぐに袴を下げさせた。
「やはり、そなたは女であったか?」
刀傷オヤジは地べたに腰を降ろし胡坐をかいた格好で下からガラシャを見上げてそう言った。
「この事は、他言無用と言う事で!」
谷啓蔵がすかさず、刀傷オヤジにそう言った。
「言うも何も、この立ち合いの俺の相手が大女で、負けたとあっちゃ~八郎の名がすたるってもんだ!」
「かたじけない」
「とは言え、少しでいいから、顔を拝ませてくれないか?」
刀傷オヤジの言葉に谷啓蔵は渋い顔になったが、ガラシャは少しだけ傘をずらして下を向き、刀傷オヤジこと八郎を見下ろした。
「ほ~う、これは美人!どこぞの武家の娘か?」
その言葉に、ガラシャは嬉しそうに微笑んだ。なぜなら、もはや37歳の中年オバサンに対し、娘と言ってくれたからだ。
多分、暗くて、ちゃんとは見えなかったから、そう言ったのかもしれないが、それにしてもガラシャにとっては勝負に勝ったこと以上に嬉しかったのだ。
八郎と名乗る武芸者の刀傷オヤジは、そして、今、ガラシャが立っていた所の下に落ちていた折れた刃を拾って汚い鞘に入れ込んだ。
それを見たガラシャは谷啓蔵に耳打ちし、その事にも渋々承知と言って、八郎にお金を渡した。
「このお金はどうしたことだ?例の事なら他言無用だ!それも信用出来ぬか」
「いや、その、なんだ、刀を折ったお詫びとしての刀代だ、どうか受け取って欲しい」
「ほう、これはこれは、粋なことをするお方だ、それでは遠慮なく受け取るとするか!」
武芸者八郎は現金なもので、それまでよたよたと歩いていたのに、銭の入った小袋を袖に入れると、一目散に二人の仲間の所に走り出した。
立ち合いも終わり、野次馬も畑仕事か御用聞きか、持ち場の仕事へと戻って行った。
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