細川ガラシャと南蛮混血美女軍団

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東北の隠れキリシタンの里「黒川村」は別名「南蛮人村」と呼ばれていた

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次の日の早朝から、ガラシャ御一行は黒川村へと早々と旅立った。

荷車には反物の下に軍資金の砂金と、お金があり、今回は仙台で馬も3頭ほど用意した。

一頭は荷車用、そしてもう一頭はガラシャ用。そして、もう一頭は、主に谷啓蔵が乗っていた。

やはり谷啓蔵、もはや50歳近いお歳だから、かなり体力的にも厳しいし、ま、最年長だから仕方がなかった。

とは言え、またまた不思議と言うか、ま、仕方が無いのだが、馬に乗った、ガラシャと谷では、谷の方が座高が高いのか、ガラシャよりも高かった。

そのことは、先日の露天風呂覗き事件で、殆どの家来は知ったのだし、谷啓蔵も勿論知ってしまった。

そして、ついに商人風情で軍資金を守り抜いた伊東九平率いる3人衆にも、ガラシャからのその夜!特別な褒美が施され、そこで初めて、昼間の彼らの含み笑いの意味が分かったのであった。

しかし、17世紀の蝦夷地東北は、今でいう宮城県一帯は、ホント見渡す限りの田園地帯、田んぼの世界で、後は東北の奥へ奥へと続く細くはないが、広い農道が続いていた。

そして、仙台から更に東北に進むごとに山になりぽつぽつと村があり、そして、いきなり平野が見え始め、そして、昼が丁度過ぎた時刻に、目的の黒川村に着いたのだった。

特になんら変わった処は見えなかったが、が、しかし、驚いたのは、畑仕事や農作業をしている者たちが、なんとなくだが遠目でも身体が大きく見え、ある意味、男だか女だか分からない程、身体の大きさが同じで、はっきりいってでかかった。

特に、村の入り口に当たる道へと本道から曲がり、そこから村の中心部まで歩くごとに、擦違う男性の身体が大きく、ガラシャ御一行の男性平均身長が155センチだとすると、擦違う男性なのか女性なのかが、ざっと考えても20センチ以上はでかいような気がした。

所謂、175センチを超えている男性達が多いってことか?

そして、村が見える頃には、その村の異様さと言うか、なんと言うか?

まずは村人の顔が正に日本人離れをした、所謂西洋人顔、南蛮人顔で、そして、肌の色が異常に白く、顔は本当に彫が深かった。

そして、男だと思った者が、実は女であったことにもガラシャ御一行は驚いたのである。

「う~ん、流石、隠れキリシタンの里だけはある!村人の殆どが南蛮人ではないか?」

ガラシャ御一行は村人を見回しながら、ゆっくりと黒川村中心部へと移動した。

村人の身体は兎に角でかく、男性は所謂17世紀当時の日本で言われた六尺男の大男たちが、まるで相撲部屋に来たがごとくの錯覚を味あわせ、しかも男女とも身長が変わり無かったのにも驚愕していた。

谷啓蔵も思わず・・・

「ここはまるでガラシャ、いやお玉さまのお国見たいだな!」

と漏らしたほどだった。

そして、よく見ると、村の家の作りも日本家屋とは違った、なんとも不思議な南蛮風、どことなく西洋風な感じがし、兎に角、建物も大きく作られていた。

「おいおい!よく、ここの村人の眼の色を見ろよ!あれは病気か?眼の色が青だったり、緑だったり、茶色だったり、中には髪の色までも赤い色や、金色までいる」

「は~、まさにキリシタンの里!南蛮人の巣窟だな!」

「し、しかし、村人はみながみな、日本の農民の格好をしているぞ!誰も西洋風な格好などしてはおらんな!」

試しに、馬の上からだが谷啓蔵が一人の通りすがりの男に声をかけた。

声を掛けたのは、よりにもよって谷の馬に乗った高さと余り変わらない程の大きさの男だった。

谷はかなり緊張しながらも、丁寧な日本語でゆっくりと、ここの村長の処に行きたいことを述べた。

すると、殆ど南蛮人の顔の大男が(180センチ超え)、なんとも早口で、しかも仙台弁?東北弁を交えて話すから、最初は本当に南蛮語かと一行は聞き間違える程だった。

何とか、身ぶり手ぶりで教えられ、なんとか、その方角へとガラシャ御一行は移動した。
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