ダンジョンを操れたので、異世界の芸能総監督になり、異世界美女と逆転人生を楽しみます

ムービーマスター

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異世界から金貨10kg以上の謝礼金

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シャルルだけの単独での【最愛】を歌ったのなら、
異世界芸能セレブ達にシコリが残っていたような、
そんな不安を両世界の歌姫がコラボすることにより難局を乗り越えたのだから、
流石(さすが)!若い女性による平和的解決に大感謝です。

シャルルと西田佳代による【最愛】の歌が終了すると、
今度は一瞬の静けさから、時が動き出したのかのように、
大きく息を吸い、そして爆発的な歓声の声がホール内に響き渡り、
厨房にいたオルネラ姐(オバサンじゃ無かった)さんでさえ驚いて観に来た始末。

これで、疎外感があった西田佳代も一気に異世界セレブ達に迎えられ、
ステージ上に駆けあがるセレブ達が続出した。

テーブル席にいたシャーロンもほっとした表情でその光景を見ていて、
次にキョロキョロと周りを見廻し、壁際に立って静観している僕を見付けて、
大きくガッツポーズを作りながら頬笑みを返した。

その後、シャルルや西田佳代は異世界両国の芸術芸能セレブ達や同じアクター達、
歌手や女優、俳優、演奏家達に囲まれて、交流を深め、歓談中だし、
片岡さんや前田カメラマンにも異世界芸能関係者が集まり、
その都度、片岡さんと前田カメラマンは名刺を配るものだから、
彼らは渡された名刺を見ながらキョトンとしていた。

もしかしたら漢字が読めない?
と思ったら、すらすらと音読して

「かたおかさんですか?」

とか

「まえだカメラマン?」

とか言われています。

そう言えば、シャルルはタブレット内の言葉を読んでいたし、
その辺は御都合主義のシャーロンお得意の異世界魔法ってヤツですか?
僕は今ではシャーロンが座るテーブル席に座って、
やはり色々な異世界両国の芸術芸能セレブ達と歓談していて、
そこへさっきグレアム王子に紹介されたクレア国の建築士ルイジが現れ、
なんか凄く恐縮しているみたいでした。

「先程は御無礼な態度、誠に申し訳ございませんでした」

と言って建築士ルイジは深々と頭を下げます。

この辺の謝罪は現世ニッポンとおなじなのね、
と頭の片隅で感心しながらも、
僕は彼に全然気にしていないアピールをした。

やはりというか、
多分、グレアム王子に遥か遠くの極東の国から、
その国の音楽や歌を引っ提げて凄い音楽芸術芸能の総監督であるムート大先生がいます、
との紹介を受けていたけど、やはりルイジも他の異世界セレブと一緒な感覚、
「どれどれお手並み拝見」
状態だったと思うけど、一度(ひとたび)、
現世ニッポンの僕チョイスの歌を類(たぐい)稀(まれ)な才能を有した歌姫達によって何倍にもパワーアップしたJ‐POP歌謡を聴かされて、
一遍に価値観が大逆転してしまい、
建築士ルイジも他の芸能セレブ達と一緒な態度に激変したって訳です。

それからは、僕はルイジとも頻繁に打ち合わせを行うことになるし、
実は、今、僕が持ってきたデイバックの中に何冊か音響の本を持って来たので、
その本をルイジの前に出して話し始めようとすると、
建築士ルイジはまたまたビックリ仰天し

「この音響の本はムート大先生が執筆したのですか?」

と質問され、違いますよ!
と否定しましたが、益々、
僕を一目置く態度に変わったのは嬉しい誤算と言いますか、
なので、その本をルイジに貸すことに、
結局は譲っちゃいましたけどね。

ま、王立芸術劇場の音楽ホールに片岡さんの知り合いのイベント設営会社から貰った小型スピーカー埋め込みの説明をしないとイケないし、
まあ、この位、
僕を誤解して音響にも造詣が深いと思われていた方がやり易いか~とポジティブな発想に変えた。

これもスーパーポジティブなシャーロンの影響大かもね。

丁度良いタイミングと言うか、
西田佳代のドレス選びや簡単な着付け、
そして髪型をセットしたり、
短時間での化粧メイクを手掛けたキサナ国城内衣装担当衛生班のエルザも、
ダンジョンを通ってオルネラ店にお洋服の着替えの件でシャーロンやシャルル、
西田佳代のいる丸テーブル内まで来たので、
そこでその経緯を前田カメラマンにも話すと、
こちらも急遽、
異世界での撮影時にはスタイリスト兼ねメイクの担当になってもらう運びになった。

当のエルザは何のことか余り理解していないようだが、
その場の圧倒的な雰囲気、キサナ国グラムデル城内の仕事はしているとは言え、
目の前には庶民に近いエルザにとってはこんなに近くで、
両国の著名な異世界芸能セレブ達の中に現れたのだから、
これって例えるのならカンヌ国際映画祭のメイン会場に一般の人が紛れ込んだ状態、
またはアメリカのアカデミー賞ノミネート会場に、
やっぱり紛れ込んだ一般人、と言った状態が今のエルザなのでしょう。

エルザは周りをキョロキョロと緊張して挙動不審(きょどうふしん)な状態でビクビクしながらもシャルルに指示され、
西田佳代をグラムデル城衣装部屋へと誘導した。

勿論、ダンジョン何処(どこ)でもドアを使って、
そう言えば、あれって僕が異世界間移動で使ったけど、
そう言えばシャーロンに報告しなかったな。

と言うことで、
このタイミングでシャーロンに事後報告すると、
問題無いそうです。

ま、取敢(とりあ)えずホッとした。

突然の出来事にエルザはかなり緊張しているようで、
舞台に上がる階段で躓(つまず)いたり、
西田佳代が極東の凄い歌姫だと再認識してしまい、
慣れない敬語を連発しながら最大級の「おもてなし」態度で誘導していた。


我々の丸テーブルの席にはひっきりなしに、
シャルルと西田佳代の歌に曲に大感動した異世界両国芸能セレブ達が現れては、
最大級の賛辞の感想と、
今後、是非、クレア国内の数ある芸術劇場へお越し頂きたいとの要望が殺到していた。

それはクレア国の王子であり芸術芸能の総監督でもあるグレアム王子に、
そしてキサナ国の芸能ギルドのセレブ達は当然、
キサナ国の姫ことシャーロン姫に要望は殺到した。

その辺のことは全てグレアムとシャーロンに任せ、
次の展開、
まずはキサナ国に芸術劇場を造る準備を音響建築の観点や、
看板、ポスター、プログラムの撮影、デザイン、印刷までの一連の流れ等も考え、
そう考えると、早く次の行動に動きたいとまで、
軽い焦りの衝動にも駆られた。

その後、異世界両国と現世ニッポン芸能ダンジョンに選ばれし者達との異世界芸能交流会は大成功に終わり、
ここから始まるのだな、と僕は身が引き締まる思いだった。

僕たちの帰り際に、シャーロンに

「ちょっと待ってて」

と言われたので、今は懐かしいオルネラ店後方舞台裏のダンジョンで待っていると、
ダンジョンの直ぐ横に、
またダンジョンが出来て、
そこからシャーロンが出てきたかと思うと、
大柄な白人男性も続いて現れ、
麻の袋一杯に金貨が溢れるほどの状態で持って来て、
そこに居た現世ニッポンの僕を含めて4人はビックリしました。

「な、な、なんですか、この大量の金貨は?」

僕は驚愕する4人の代表としてシャーロンに質問した。

「これは、クレア国の芸術芸能を愛する本日集まった王族や貴族たちからの本日のお礼だそうです。
キサナ国の芸能ギルドからは後ほど、
また、ささやかですけどグラムデル城王族からも追加で謝礼が贈られますわ」

白人の大男が持ってきた重量を予測しても、
金貨が入った重さは優に10kgは超えていそうだ。

日本円に換算すると約5,000万円、
これには僕らは驚嘆するばかりです。

「いや~、これは頂けませんよ、僕らは何(なん)にもしていませんよ、
あ、西田佳代の出演料とか前田カメラマンの足代、
またはオヤジ3人の出席代が辛うじて発生かな」

と、ジョーダンぶって言ったが、スイマセン。

「これはお納めください。
そうじゃないと、我々の沽券(こけん)に関わるからです。」

「しかし・・・」

「ああ、そうだ、これではムート先生の国では変換が難しいんですよね」

そう言うとシャーロンは僕らの目の前で、袋の金貨を、
金塊20gインゴットに魔法で変えてしまった。

「沽券(こけん)に関わります、か!」

僕はしみじみ、そう言ったので、

「そうですクレア国とキサナ国の沽券(こけん)にかかります」

と、きっぱりと巨乳の胸を更にプルンと揺らしながら胸を張ったので、
これ以上、シャーロンに何を言っても無駄そうなので、
僕はまず、一人で持ってみたが、10kgのお米よりも重かったので、
片岡さんにも手伝ってもらい、
ダンジョンを使ってまずは片岡さんの2階事務所の壁にダンジョン何処でもドアを出して
「よっこらしょ」と運んだ。

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