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世は強い者が得る
第10話
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夜、主人の隊が戻ってきた。戦士を何人も連れていた。牛が二頭、荷車を牽いていた。カイは燻製肉を腹いっぱい食って兵舎で昼寝した。目が覚めたら日が暮れていた。
倉の壁に寄りかかりながら松明の明かりを見つめる。戦士たちが城門の前で荷下ろしをしている。主人とロベールは馬を下りるなり右手の城館に向かった。言い争いをしていた。
従士たちがやってきた。いらついている。口喧嘩にどつき合い。負けたのだろうか。だれも死んでいないようだ。怪我もしていない。戦士たちが勝利の雄叫びを上げた。従士たちを囃す。腰抜け。弱虫。従士たちが振り返る。怒鳴り返す。
われにかえった。倉に隠れよう。間に合わなかった。ラロシュがこちらを見ている。
「おい、糞虫。さっそくご主人様にご奉仕だ」
どんどん近づいてくる。殴るつもりだ。なぜか足が前に動いた。
ラロシュは胸ぐらをつかんだ。酒くさい息を吐いた。
「眠いし足がぱんぱんだが、このままじゃ終われねえ。おれと戦え」
「負けるに決まってます」
「稽古をつけてやるって言ってんだよ。真剣勝負だ。死んでも恨むなよ」
男たちが中庭に円を描いてすわっている。片側は従士、片側は戦士。冒険者と呼ぶらしい。篝火が炎を上げている。四隅と、円の中に二つ。みんな焼いた豚肉を食べている。腹が鳴った。食ったばかりなのに。
カイは円の真ん中でラロシュと向き合っている。互いに短剣を手にしている。ラロシュは動かない。いつはじまるかもわからない。従士が野次る。がんばれよ糞虫。奴隷野郎。
冒険者の男が声をかけてきた。
「少年。ちょっと来い」
カイは振り返った。顎髭を生やした男が手招きしている。どこかで見た気がする。
向き直ってラロシュの顔をうかがった。思い詰めたような顔でうつむいている。なにがあったのだろう。
思い切って冒険者の男に駆け寄った。罵声は飛んでこない。男はあぐらをかいて椀を手にしている。針のような剣を肩に乗せている。思い出した。村で会った戦士だ。
目の前に立つ。男はセルヴと名乗った。
「いいか、少年。これはお遊びだ。腹なんか刺すんじゃないぞ」
「向こうは刺してきます」
「そうかもしれない。訓練で死ぬことはよくある。だが訓練だ。殺し合いじゃない」
毛皮を来た女の人が隣にすわっている。にこにこ笑いかけてくる。
「だったらどうすればいいんです」
「強いところを見せる。痛みと恐怖で相手を支配する。敵はきみに屈服する。まいったと言う。おれを突け」
セルヴは剣を地べたに寝かせた。腰に提げた鞘から短剣を抜いた。逆手で握る。
左手でカイの右の袖をつかんだ。自分の胸にゆっくりと引き寄せる。切っ先が迫る。
セルヴは自分の短剣を持ち上げた。カイの短剣の右側に添えた。鉄どうしがかしゃりと鳴った。
袖を離して言った。
「そのまま突いてみろ」
うなずいた。突いてみる。ゆっくりと。刃どうしがかりかりとこすれる。切っ先が胸に向かう。
いや、このままでは刺せない。セルヴの短剣が邪魔をしている。押せば押すほど切っ先が左に流れていく。セルヴの体から離れていく。
短剣を止めて右に押してみた。びくともしない。いったん引いてから攻撃しよう。
引いたとたんセルヴの短剣が追ってきた。胸にどんとこぶしを当てた。
「死んだ。どうして死んだかわかるか」
「引いたからですか」
「そうだ。余計な動作だ。きみは攻撃し、おれは防御した。そのあと引いたら相手は押すに決まっている。だからきみはさらに押さなければならない。おれは守る一方になる。わかるか」
カイはうなずいた。よくわからない。
「攻撃は受けになり、受けは攻撃になり得る。おれのを使え」
セルヴは短剣をくるりとまわして刃をつかんだ。柄を向ける。カイは取った。自分の短剣より細くて長い。本物の戦士の武器だ。
ラロシュが叫んだ。
「糞虫。なにやってる」
セルヴは行けと顎をしゃくった。殺すなよ、と付け加えた。カイは試合場に戻った。
再び向き合う。攻撃、受け。殺してはいけない。よくわからない。死にたくない。殺せば死なずに済む。
ラロシュがついに構えた。腰を落としてにじる。油断したら狼みたいに飛びかかってくる。喉笛を食いちぎる。死にたくない。殺したら主人は怒るだろうか。
下から突いてきた。胸を狙っている。カイは思わず後ろに引いた。ラロシュは踏み込んだ。さらに突いた。カイは引く。そうか。引く代わりに受ける。受けたら攻撃できる。逃げていたらいつまでも逃げるだけ。
ラロシュが突く。カイは踏みとどまった。刺さったら死ぬ。右手を持ち上げた。
刃どうしが音を立ててぶつかった。手が痺れた。組み合った。カイは刀身の右側で受けていた。
ラロシュは短剣を引いた。そうか。さっきと同じだ。あのまま突いても切っ先は右に流れていくだけ。だからいったん引いてもう一度攻撃する。
いまのが隙だ。次は隙を狙おう。
ラロシュが突いた。鋭い。カイは思わず顔を背けた。とにかく短剣を振った。
刃ががちんとぶつかった。目を開けた。今度は十字に組み合っている。
押してきた。カイは押し返した。力が強い。押し返せない。どうして。
切っ先が顔に向いた。ぞっとした。そうだ。短剣の左側で受けたからだ。体の側。内側。これでは腕相撲と同じだ。力任せに押し戻せば敵を刺せる。だから外側に当てて受け流す。
ラロシュはいきなり力を抜いて短剣を引いた。どうして。カイは勢いでつんのめった。体が左にねじれる。気づけばラロシュに背を向けていた。
尻を蹴り飛ばした。カイは前のめりで倒れた。短剣がこぼれ落ちた。遠くから歓声と野次が聞こえてくる。短剣がない。どこだ。
這いつくばりながら探す。あった。少し先に落ちている。這い進む。手を伸ばす。
刀身が青く光った。驚いて手を引っ込めた。小さな花火が周囲でぱちぱちとはじけている。魔法だ。魔法の短剣。
顔を上げてセルヴを見た。試合場を指して怒鳴った。敵はあっちだ。よそ見するな。
短剣を拾って立ち上がった。光が消えた。
ラロシュが顎を突き出して言った。
「来いよ糞農奴。傷のひとつでもつけてみろ」
戻って向き合う。突いてきた。いつも同じ突き。カイは刀身を持ち上げた。今度はしっかりと外側に当てる。
かんと鳴った。外側に当てた。ラロシュの短剣が右に流れる。
肩の前で止まった。腕が伸び切っている。カイは払い除けるようにして右に振った。ラロシュはおとなしく引いた。肘のほうには力を入れづらいからだ。
また同じ突き。カイは同じように外側で受けた。今度は短剣を寝かせて、切っ先を向けて。
かきんと受ける。ラロシュの手首に切っ先が触れた。カイは思い切り短剣を引いた。
ぎゃっとわめいた。短剣が地面に落ちた。右の手首を押さえる。かなり血が出ている。休むな。カイは踏み込んだ。胸めがけて突く。刺さる。殺してはいけない。
切っ先は届かなかった。ラロシュは足を持ち上げて胸を蹴った。カイは後ろに吹っ飛んだ。
仰向けに倒れた。息が止まる。敵がいる。もがいて起き上がる。腹が減った。あれだけ燻製肉を食べたのに。
ラロシュが詰め寄る。傷を押さえる手まで血だらけになっている。
「しゃれたことしてくれんじゃねえか。なんで刺さなかった」
「死ぬからだ」
またがった。腹の上にどっかと尻を下ろす。こぶしを振り上げる。カイは顔をかばった。
主人が怒鳴った。
「やめろ」
ラロシュが振り返る。カイは頭を持ち上げた。従士を押し分けて輪の中に入ってくる。白い着物に着替えている。怒っている。
ずかずかとやってくる。ラロシュは腰を浮かせた。
肩をつかんで突き飛ばした。カイの腕を取って引き上げた。肩が抜けそうになった。
きびすを返して力任せに引っ張る。カイはどうにかついていく。従士たちが腰を浮かせて道を空けた。
いきなり立ち止まった。豚肉の乗った皿を蹴り飛ばした。ほかの従士の皿も蹴った。あらかた蹴散らしたあと大股で輪の外に出た。
ぐいぐい引く。城館に向かっている。
倉の壁に寄りかかりながら松明の明かりを見つめる。戦士たちが城門の前で荷下ろしをしている。主人とロベールは馬を下りるなり右手の城館に向かった。言い争いをしていた。
従士たちがやってきた。いらついている。口喧嘩にどつき合い。負けたのだろうか。だれも死んでいないようだ。怪我もしていない。戦士たちが勝利の雄叫びを上げた。従士たちを囃す。腰抜け。弱虫。従士たちが振り返る。怒鳴り返す。
われにかえった。倉に隠れよう。間に合わなかった。ラロシュがこちらを見ている。
「おい、糞虫。さっそくご主人様にご奉仕だ」
どんどん近づいてくる。殴るつもりだ。なぜか足が前に動いた。
ラロシュは胸ぐらをつかんだ。酒くさい息を吐いた。
「眠いし足がぱんぱんだが、このままじゃ終われねえ。おれと戦え」
「負けるに決まってます」
「稽古をつけてやるって言ってんだよ。真剣勝負だ。死んでも恨むなよ」
男たちが中庭に円を描いてすわっている。片側は従士、片側は戦士。冒険者と呼ぶらしい。篝火が炎を上げている。四隅と、円の中に二つ。みんな焼いた豚肉を食べている。腹が鳴った。食ったばかりなのに。
カイは円の真ん中でラロシュと向き合っている。互いに短剣を手にしている。ラロシュは動かない。いつはじまるかもわからない。従士が野次る。がんばれよ糞虫。奴隷野郎。
冒険者の男が声をかけてきた。
「少年。ちょっと来い」
カイは振り返った。顎髭を生やした男が手招きしている。どこかで見た気がする。
向き直ってラロシュの顔をうかがった。思い詰めたような顔でうつむいている。なにがあったのだろう。
思い切って冒険者の男に駆け寄った。罵声は飛んでこない。男はあぐらをかいて椀を手にしている。針のような剣を肩に乗せている。思い出した。村で会った戦士だ。
目の前に立つ。男はセルヴと名乗った。
「いいか、少年。これはお遊びだ。腹なんか刺すんじゃないぞ」
「向こうは刺してきます」
「そうかもしれない。訓練で死ぬことはよくある。だが訓練だ。殺し合いじゃない」
毛皮を来た女の人が隣にすわっている。にこにこ笑いかけてくる。
「だったらどうすればいいんです」
「強いところを見せる。痛みと恐怖で相手を支配する。敵はきみに屈服する。まいったと言う。おれを突け」
セルヴは剣を地べたに寝かせた。腰に提げた鞘から短剣を抜いた。逆手で握る。
左手でカイの右の袖をつかんだ。自分の胸にゆっくりと引き寄せる。切っ先が迫る。
セルヴは自分の短剣を持ち上げた。カイの短剣の右側に添えた。鉄どうしがかしゃりと鳴った。
袖を離して言った。
「そのまま突いてみろ」
うなずいた。突いてみる。ゆっくりと。刃どうしがかりかりとこすれる。切っ先が胸に向かう。
いや、このままでは刺せない。セルヴの短剣が邪魔をしている。押せば押すほど切っ先が左に流れていく。セルヴの体から離れていく。
短剣を止めて右に押してみた。びくともしない。いったん引いてから攻撃しよう。
引いたとたんセルヴの短剣が追ってきた。胸にどんとこぶしを当てた。
「死んだ。どうして死んだかわかるか」
「引いたからですか」
「そうだ。余計な動作だ。きみは攻撃し、おれは防御した。そのあと引いたら相手は押すに決まっている。だからきみはさらに押さなければならない。おれは守る一方になる。わかるか」
カイはうなずいた。よくわからない。
「攻撃は受けになり、受けは攻撃になり得る。おれのを使え」
セルヴは短剣をくるりとまわして刃をつかんだ。柄を向ける。カイは取った。自分の短剣より細くて長い。本物の戦士の武器だ。
ラロシュが叫んだ。
「糞虫。なにやってる」
セルヴは行けと顎をしゃくった。殺すなよ、と付け加えた。カイは試合場に戻った。
再び向き合う。攻撃、受け。殺してはいけない。よくわからない。死にたくない。殺せば死なずに済む。
ラロシュがついに構えた。腰を落としてにじる。油断したら狼みたいに飛びかかってくる。喉笛を食いちぎる。死にたくない。殺したら主人は怒るだろうか。
下から突いてきた。胸を狙っている。カイは思わず後ろに引いた。ラロシュは踏み込んだ。さらに突いた。カイは引く。そうか。引く代わりに受ける。受けたら攻撃できる。逃げていたらいつまでも逃げるだけ。
ラロシュが突く。カイは踏みとどまった。刺さったら死ぬ。右手を持ち上げた。
刃どうしが音を立ててぶつかった。手が痺れた。組み合った。カイは刀身の右側で受けていた。
ラロシュは短剣を引いた。そうか。さっきと同じだ。あのまま突いても切っ先は右に流れていくだけ。だからいったん引いてもう一度攻撃する。
いまのが隙だ。次は隙を狙おう。
ラロシュが突いた。鋭い。カイは思わず顔を背けた。とにかく短剣を振った。
刃ががちんとぶつかった。目を開けた。今度は十字に組み合っている。
押してきた。カイは押し返した。力が強い。押し返せない。どうして。
切っ先が顔に向いた。ぞっとした。そうだ。短剣の左側で受けたからだ。体の側。内側。これでは腕相撲と同じだ。力任せに押し戻せば敵を刺せる。だから外側に当てて受け流す。
ラロシュはいきなり力を抜いて短剣を引いた。どうして。カイは勢いでつんのめった。体が左にねじれる。気づけばラロシュに背を向けていた。
尻を蹴り飛ばした。カイは前のめりで倒れた。短剣がこぼれ落ちた。遠くから歓声と野次が聞こえてくる。短剣がない。どこだ。
這いつくばりながら探す。あった。少し先に落ちている。這い進む。手を伸ばす。
刀身が青く光った。驚いて手を引っ込めた。小さな花火が周囲でぱちぱちとはじけている。魔法だ。魔法の短剣。
顔を上げてセルヴを見た。試合場を指して怒鳴った。敵はあっちだ。よそ見するな。
短剣を拾って立ち上がった。光が消えた。
ラロシュが顎を突き出して言った。
「来いよ糞農奴。傷のひとつでもつけてみろ」
戻って向き合う。突いてきた。いつも同じ突き。カイは刀身を持ち上げた。今度はしっかりと外側に当てる。
かんと鳴った。外側に当てた。ラロシュの短剣が右に流れる。
肩の前で止まった。腕が伸び切っている。カイは払い除けるようにして右に振った。ラロシュはおとなしく引いた。肘のほうには力を入れづらいからだ。
また同じ突き。カイは同じように外側で受けた。今度は短剣を寝かせて、切っ先を向けて。
かきんと受ける。ラロシュの手首に切っ先が触れた。カイは思い切り短剣を引いた。
ぎゃっとわめいた。短剣が地面に落ちた。右の手首を押さえる。かなり血が出ている。休むな。カイは踏み込んだ。胸めがけて突く。刺さる。殺してはいけない。
切っ先は届かなかった。ラロシュは足を持ち上げて胸を蹴った。カイは後ろに吹っ飛んだ。
仰向けに倒れた。息が止まる。敵がいる。もがいて起き上がる。腹が減った。あれだけ燻製肉を食べたのに。
ラロシュが詰め寄る。傷を押さえる手まで血だらけになっている。
「しゃれたことしてくれんじゃねえか。なんで刺さなかった」
「死ぬからだ」
またがった。腹の上にどっかと尻を下ろす。こぶしを振り上げる。カイは顔をかばった。
主人が怒鳴った。
「やめろ」
ラロシュが振り返る。カイは頭を持ち上げた。従士を押し分けて輪の中に入ってくる。白い着物に着替えている。怒っている。
ずかずかとやってくる。ラロシュは腰を浮かせた。
肩をつかんで突き飛ばした。カイの腕を取って引き上げた。肩が抜けそうになった。
きびすを返して力任せに引っ張る。カイはどうにかついていく。従士たちが腰を浮かせて道を空けた。
いきなり立ち止まった。豚肉の乗った皿を蹴り飛ばした。ほかの従士の皿も蹴った。あらかた蹴散らしたあと大股で輪の外に出た。
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