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戦う理由
第9話
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眠った魔物を残らず刺し殺した。荷を運ぶかどうかで諍いが起きた。ベアは飽きるまでやらせた。結局持てるぶんだけ持つことにした。
十六日目。谷を下る。次第に青い下草が見えはじめた。緑の絨毯に小さな流れを見つけた。競って這いつくばった。腹を壊そうが構わない。飲めるだけ飲んで草地にへたり込んだ。愛馬は鼻面を草に押し当てている。この期に及んでまだ選り好みをしている。
ケッサの熱は下がらない。顔が灰色になってきた。セルヴはぼろ布に水を浸しては唇を湿した。祈りの言葉をつぶやいていた。
ベアは気づいた。祈り。幽鬼が憑いていない。やはりそうか。
カイは泣き言をつづけている。もう無理だ。みんな死ぬ。童にかえっている。指の先がちぎれていた。左手の人差し指。豚の斧刃とおのれの長剣で挟み込んだらしい。こうして戦士は不具になっていく。
アデルが新しい布切れを渡した。血染めの布を受け取って流れに浸した。
カイはぶちまけるように言った。
「優しくしないでくれ。こんな男に」
「あんたを利用したことなんか一度もない。弱いから媚を売ったわけでもない。ただ一緒になりたかっただけ。でも、だめね。百姓だし、さんざん意地悪してきたし。ベアには勝てない」
「ぼくに構うな。殺さないといけなくなる」
「いまのあんたじゃ殺せない。傷ついて、弱ってる。弱いってどんな気持ち?」
エミリーがアデルの目の前にしゃがんだ。歪んだ笑みを向ける。
「ぼくにも優しくしてくれよ。死ぬ前にきみと寝たいんだ」
ベアは行く手を見やった。渓谷はつづく。先は上りだ。山が二つ、まだらな色に染まってそびえている。茶に緑、わずかに残る雪の白。
エミリーの背に歩み寄った。髪をつかんでねじり上げた。豚の悲鳴。
「いまだれか、幽霊憑きの者はいるか」
クロードが上体を起こした。革の元結がほどけてざんばら頭になっている。石突きをついて爺様のように立ち上がった。
「おれには憑いていない。だが嘘かもしれないな」
「憑いていたらなんと答える」
「同じだ。憑いていない」
「腹が減っているところ申し訳ないが、道中こいつをいたぶってやってくれ。優しくするやつは幽霊憑きだぞ」
エミリーが見上げる。青ざめている。
「やめてくれ。手を出したら」
セルヴが立ち上がった。愛しのケッサを捨て置いてエミリーを助けにやってくる。
コートが追う。肩をつかんで振り向かせた。耳元でがなった。
「おまえは幽霊憑きなのか」
「ちがう」
いきなりケッサのもとに駆け戻った。
ベアは笑った。エミリーの髪を力任せに引いた。顎が持ち上がる。
「幽鬼どもは恥に思うのか。堂々と憑いていればいいものを」
「命令すれば、全員が襲いかかってくるぞ」
「なぜしない。冒険者どもが弱くなると知れるからか。そう、剣術とは頭も使うもの。こいつらは阿呆に見えて阿呆ではないのだ」
笑いが起きた。ガモが寝転がりながら言った。
「頭がなきゃ魔物と一緒だ。ベアならあっさりおれらを伸すだろうな」
エミリーは懇願するようなまなざしで見上げた。
「ぼくは、おまえの手助けをしてやってる。イヴォーク様には作戦があるんだ。ぼくを殺したら、〈黒き心〉は手に入らなくなる」
「殺すとは言っておらん。とにかく見てのとおり、わたしは疲れた。聖都に着くまで魔物を操ってくれるか。幽鬼を使えばできるはずだ」
「そうか。そういう取引なら」
「そうだ。死なない程度にいたぶる」
アデルが立ち上がった。いきなりこぶしで顔面を殴った。
手を痛そうに振る。カイに笑いかけて言った。
「楽しい旅になりそうね。元気が出てきた」
カイは思わずといった調子で微笑み返した。弱い者どうし。百姓どうし。お似合いの恋人たち。ベアはカイを見つめる。カイは気づく。こうして見つめると愛をくれる。わたしのためにアデルを殺してくれる。〈黒き心〉を手に入れる。
山を越えると麓の村が見えた。カイは思わず歓声を上げた。助かった。四日食っていない。なにを食おう。
巨大な村だった。耕地ごと高い木の柵で囲っていた。異国の兵士が守っていた。鼻当てのない兜、丸い盾、鹿革の草履。ほとんど鉄の棒のような片手剣を腰に提げていた。門番は問い質しもしなかった。
村の顔役は西方の騎士とやくざ者を受け入れてくれた。ベアはお尋ね者だった。
「カネさえもらえりゃ魔物だって泊めますよ。ここは安全だ。さあ、旅籠にどうぞ」
大きな広間は巡礼者だらけだった。二百はいる。人の声のざわめきが満たす。なにを言っているのかわからない。冒険者たちが身振り手振りで自己紹介している。浅黒い男が話しかけてきた。カイは飯を食う身振りをした。今日の献立はなにか。男はああと声を上げた。汁を掻き込んでみせる。肉の塊が入っているらしい。酒をぐいぐい飲み干す。満足げに腹をさする。よけい腹が減っただけだった。
ひたすら待つ。気が遠くなる。つぶれた指は血が止まりかけている。まだ痺れてものをつかめない。右足も力が抜けたままだ。幽霊憑き探しの遊戯は気晴らしになった。エミリーをさんざんいたぶった。どんな傷でも次の日には治った。だが痛みは感じていた。おまえらは悪魔だと叫んだ。みな笑った。
アデルがずっと介抱してくれた。傷つくと弱気になった。剣術だ秘技だ、ベアの騎士だ。思い返すと恥ずかしくなった。アデルは優しくしてくれる。ベアは突き放す。弱い者に用はない。強い者、持つ者のみを愛する。貴人だから。はるか高みに暮らす、ひと握りの冷たい血族。殺し、奪い、演技し、嘘をつく。おまえは貴人の血を引いているのだ。アデルを殺せ。貴人になどなりたくない。豚でいいとも思わない。だが村にいたころよりほんの少し男になれた。
「赦してくれ」
「あんたを赦す」
口づけした。空腹を興奮で紛らす。もう終わりだ。この娘を愛する。
「ああ、お風呂に入りたい。わたし、くさいでしょ」
「それより飯だ。はやくしろ」
男が二人、大樽を運んできた。革の吊り帯で吊している。どすんと床に置いた。
顔役が戸口から姿を見せた。台かなにかに乗った。
「ようこそ巡礼者の皆様。まずは酒をやってください。お祈りは結構ですよ。聖都から補助金が出てますのでね」
笑いが起こる。巡礼者が訛りのある言葉で連れに説明している。救貧院では施しの代わりに無理やり祈らせるらしい。
男が二人、木槌を振り上げる。樽の鏡を割った。大盤振る舞いだ。
持ち手つきの椀がまわってきた。とにかく飲んだ。頭に突き抜けた。あっという間に干した。めまいがする。最高の気分だ。
ベアが兵士と大声で話している。兵士は言葉がわかるようだ。
「もう帝国の領地に入っておりますよ、西方の騎士様」
「まだ大河は越えていないぞ」
「国境なんてあってないようなものですから。あなたと同じく、そちらの王も気づいていないのでしょう。少しずつ攻め、領土を広げております。僭越ながら」
どうして捕まえないのだろう。旅籠の主人が呼びに来た。ぞろぞろと食堂に入る。長卓が二十も並んでいる。真ん中あたりに陣取った。ガモがエミリーの肩を抱いている。太った顔がさらに腫れ上がっている。鼻が飯のにおいを嗅ぎつけた。はやくしてくれ。お願いだから。
給仕が木の深皿を目の前に置いた。ついに来た。強烈な湯気の香り。黄色い煮込み汁だった。カイは確かめもせずに匙でかきこんだ。羊肉の弾力。塩の味がする。ひたすら食った。うまいもなにもない。あっという間に食い終わった。ヒヨコ豆とタマネギが入っていた。香りつけの草も。全然足りない。炒ったヒヨコ豆が出てきた。食べたことのない甘さがあった。あまり好きではない。アデルはカイのぶんまでぱくついた。女は菓子が好きなのだ。
雑穀のパンと野菜の汁物が出た。浸しては食う。パンは二つだけ。ようやく鶏出汁の味がわかってきた。薄味だがうまい。気づけば食い終えていた。これで終わりか。
アデルが自分の椀を差し出した。優しくうなずく。母さんを思い出した。涙が手にこぼれ落ちた。
飲みながらアデルと話した。故郷のこと、これまでのこと、これからのこと。どうしてふつうに話せなかったのだろう。やるとかやらないとか。好きだとか嫌いだとか。殺すだとか。
十六日目。谷を下る。次第に青い下草が見えはじめた。緑の絨毯に小さな流れを見つけた。競って這いつくばった。腹を壊そうが構わない。飲めるだけ飲んで草地にへたり込んだ。愛馬は鼻面を草に押し当てている。この期に及んでまだ選り好みをしている。
ケッサの熱は下がらない。顔が灰色になってきた。セルヴはぼろ布に水を浸しては唇を湿した。祈りの言葉をつぶやいていた。
ベアは気づいた。祈り。幽鬼が憑いていない。やはりそうか。
カイは泣き言をつづけている。もう無理だ。みんな死ぬ。童にかえっている。指の先がちぎれていた。左手の人差し指。豚の斧刃とおのれの長剣で挟み込んだらしい。こうして戦士は不具になっていく。
アデルが新しい布切れを渡した。血染めの布を受け取って流れに浸した。
カイはぶちまけるように言った。
「優しくしないでくれ。こんな男に」
「あんたを利用したことなんか一度もない。弱いから媚を売ったわけでもない。ただ一緒になりたかっただけ。でも、だめね。百姓だし、さんざん意地悪してきたし。ベアには勝てない」
「ぼくに構うな。殺さないといけなくなる」
「いまのあんたじゃ殺せない。傷ついて、弱ってる。弱いってどんな気持ち?」
エミリーがアデルの目の前にしゃがんだ。歪んだ笑みを向ける。
「ぼくにも優しくしてくれよ。死ぬ前にきみと寝たいんだ」
ベアは行く手を見やった。渓谷はつづく。先は上りだ。山が二つ、まだらな色に染まってそびえている。茶に緑、わずかに残る雪の白。
エミリーの背に歩み寄った。髪をつかんでねじり上げた。豚の悲鳴。
「いまだれか、幽霊憑きの者はいるか」
クロードが上体を起こした。革の元結がほどけてざんばら頭になっている。石突きをついて爺様のように立ち上がった。
「おれには憑いていない。だが嘘かもしれないな」
「憑いていたらなんと答える」
「同じだ。憑いていない」
「腹が減っているところ申し訳ないが、道中こいつをいたぶってやってくれ。優しくするやつは幽霊憑きだぞ」
エミリーが見上げる。青ざめている。
「やめてくれ。手を出したら」
セルヴが立ち上がった。愛しのケッサを捨て置いてエミリーを助けにやってくる。
コートが追う。肩をつかんで振り向かせた。耳元でがなった。
「おまえは幽霊憑きなのか」
「ちがう」
いきなりケッサのもとに駆け戻った。
ベアは笑った。エミリーの髪を力任せに引いた。顎が持ち上がる。
「幽鬼どもは恥に思うのか。堂々と憑いていればいいものを」
「命令すれば、全員が襲いかかってくるぞ」
「なぜしない。冒険者どもが弱くなると知れるからか。そう、剣術とは頭も使うもの。こいつらは阿呆に見えて阿呆ではないのだ」
笑いが起きた。ガモが寝転がりながら言った。
「頭がなきゃ魔物と一緒だ。ベアならあっさりおれらを伸すだろうな」
エミリーは懇願するようなまなざしで見上げた。
「ぼくは、おまえの手助けをしてやってる。イヴォーク様には作戦があるんだ。ぼくを殺したら、〈黒き心〉は手に入らなくなる」
「殺すとは言っておらん。とにかく見てのとおり、わたしは疲れた。聖都に着くまで魔物を操ってくれるか。幽鬼を使えばできるはずだ」
「そうか。そういう取引なら」
「そうだ。死なない程度にいたぶる」
アデルが立ち上がった。いきなりこぶしで顔面を殴った。
手を痛そうに振る。カイに笑いかけて言った。
「楽しい旅になりそうね。元気が出てきた」
カイは思わずといった調子で微笑み返した。弱い者どうし。百姓どうし。お似合いの恋人たち。ベアはカイを見つめる。カイは気づく。こうして見つめると愛をくれる。わたしのためにアデルを殺してくれる。〈黒き心〉を手に入れる。
山を越えると麓の村が見えた。カイは思わず歓声を上げた。助かった。四日食っていない。なにを食おう。
巨大な村だった。耕地ごと高い木の柵で囲っていた。異国の兵士が守っていた。鼻当てのない兜、丸い盾、鹿革の草履。ほとんど鉄の棒のような片手剣を腰に提げていた。門番は問い質しもしなかった。
村の顔役は西方の騎士とやくざ者を受け入れてくれた。ベアはお尋ね者だった。
「カネさえもらえりゃ魔物だって泊めますよ。ここは安全だ。さあ、旅籠にどうぞ」
大きな広間は巡礼者だらけだった。二百はいる。人の声のざわめきが満たす。なにを言っているのかわからない。冒険者たちが身振り手振りで自己紹介している。浅黒い男が話しかけてきた。カイは飯を食う身振りをした。今日の献立はなにか。男はああと声を上げた。汁を掻き込んでみせる。肉の塊が入っているらしい。酒をぐいぐい飲み干す。満足げに腹をさする。よけい腹が減っただけだった。
ひたすら待つ。気が遠くなる。つぶれた指は血が止まりかけている。まだ痺れてものをつかめない。右足も力が抜けたままだ。幽霊憑き探しの遊戯は気晴らしになった。エミリーをさんざんいたぶった。どんな傷でも次の日には治った。だが痛みは感じていた。おまえらは悪魔だと叫んだ。みな笑った。
アデルがずっと介抱してくれた。傷つくと弱気になった。剣術だ秘技だ、ベアの騎士だ。思い返すと恥ずかしくなった。アデルは優しくしてくれる。ベアは突き放す。弱い者に用はない。強い者、持つ者のみを愛する。貴人だから。はるか高みに暮らす、ひと握りの冷たい血族。殺し、奪い、演技し、嘘をつく。おまえは貴人の血を引いているのだ。アデルを殺せ。貴人になどなりたくない。豚でいいとも思わない。だが村にいたころよりほんの少し男になれた。
「赦してくれ」
「あんたを赦す」
口づけした。空腹を興奮で紛らす。もう終わりだ。この娘を愛する。
「ああ、お風呂に入りたい。わたし、くさいでしょ」
「それより飯だ。はやくしろ」
男が二人、大樽を運んできた。革の吊り帯で吊している。どすんと床に置いた。
顔役が戸口から姿を見せた。台かなにかに乗った。
「ようこそ巡礼者の皆様。まずは酒をやってください。お祈りは結構ですよ。聖都から補助金が出てますのでね」
笑いが起こる。巡礼者が訛りのある言葉で連れに説明している。救貧院では施しの代わりに無理やり祈らせるらしい。
男が二人、木槌を振り上げる。樽の鏡を割った。大盤振る舞いだ。
持ち手つきの椀がまわってきた。とにかく飲んだ。頭に突き抜けた。あっという間に干した。めまいがする。最高の気分だ。
ベアが兵士と大声で話している。兵士は言葉がわかるようだ。
「もう帝国の領地に入っておりますよ、西方の騎士様」
「まだ大河は越えていないぞ」
「国境なんてあってないようなものですから。あなたと同じく、そちらの王も気づいていないのでしょう。少しずつ攻め、領土を広げております。僭越ながら」
どうして捕まえないのだろう。旅籠の主人が呼びに来た。ぞろぞろと食堂に入る。長卓が二十も並んでいる。真ん中あたりに陣取った。ガモがエミリーの肩を抱いている。太った顔がさらに腫れ上がっている。鼻が飯のにおいを嗅ぎつけた。はやくしてくれ。お願いだから。
給仕が木の深皿を目の前に置いた。ついに来た。強烈な湯気の香り。黄色い煮込み汁だった。カイは確かめもせずに匙でかきこんだ。羊肉の弾力。塩の味がする。ひたすら食った。うまいもなにもない。あっという間に食い終わった。ヒヨコ豆とタマネギが入っていた。香りつけの草も。全然足りない。炒ったヒヨコ豆が出てきた。食べたことのない甘さがあった。あまり好きではない。アデルはカイのぶんまでぱくついた。女は菓子が好きなのだ。
雑穀のパンと野菜の汁物が出た。浸しては食う。パンは二つだけ。ようやく鶏出汁の味がわかってきた。薄味だがうまい。気づけば食い終えていた。これで終わりか。
アデルが自分の椀を差し出した。優しくうなずく。母さんを思い出した。涙が手にこぼれ落ちた。
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