22 / 94
第一章 幼少期
第二十二話 ソーマの過去
しおりを挟む
あれは僕がまだ十二歳――中学生になりたての頃のことだった。
夏の日差しが照りつける森の中、僕は親友の和麒かずきと模擬戦をしていた。
和麒かずきとは六歳頃からの付き合いだ。年齢の差も和麒の方が三歳年上というだけでさほど大きくなく、実力も拮抗していたこともあってすぐに仲良くなった。
だが実力が拮抗していたというのは一年前までの話で――
「僕の勝ちだね」
僕は和麒の首元に短剣を突き付け、そう告げた。
「あぁー! ちくしょう、また俺の負けかよ! 今度こそ勝てると思ったんだけどなー! 次こそは俺が勝つからな!」
「次に勝つのも僕だよ」
「あっ、言いやがったな」
和麒は僕の首に腕を回し、軽く首を絞めてくる。
「ギブギブ! ごめんって」
僕がそう言いながら和麒の腕をタップすると、和麒はやっと腕を離す。
「ったく、年下のくせに生意気な野郎だ」
「実力は僕の方が上だけどねー」
「んなこと言ってられるのも今の内だからな! もう少ししたら俺はもっと強くなるんだから!」
「どういうこと?」
僕がそう聞くと、和麒は自分の茶色の髪をかきあげ、両手を広げ大げさに言う。
「聞いて驚け! なんとあの族長のご子息様直々に訓練してもらえることになったんだ!」
族長のご子息様といったら一族のナンバーツーで、彼の弟子になったものは必ず偉大なアサシンになると言われている。だが彼は滅多に弟子を取らず、五十になる今でも弟子の数は両手の指で事足りるほどだ。
「凄いね! でもあの人が誰かを鍛えるだなんてほとんどないのに……」
「あぁ、鍛えてもらうには条件があるんだ。とある任務を完遂すること、それが出来たら俺に訓練してくれるんだってよ! なんでもその任務は俺にしかできないんだってさ」
「和麒にしか出来ない任務? どんな任務なの?」
「それはだな……ずばり! 潜入任務だ!」
「潜入任務? でも和麒はまだ中学生でしょ? それで潜入できる場所なんてあるの?」
潜入任務っていうと会社とかなんだろうけど、中学生だと雇ってくれるはずがないし……
「財閥のご令嬢の遊び相手なんだってよ。金持ちの考えることはよくわかんねぇけど、同い年の子どもと遊ばせることで一般的な感性を養うんだとよ」
「それだと普通同性の子どもを雇うんじゃない?」
「あー、それなんだがな、なんでもそのご令嬢の性格がちとキツいみたいでな。女だとそれに耐えられなかったんだってよ」
あぁ、だから和麒にしか出来ない任務なのか。任務をこなしていいのは族長に一人前だと認められた人だけで、その令嬢と同い年、つまり十五歳で一人前だと認められているのは和麒だけなんだ。
それにしても性格のキツいご令嬢か、和麒も大変そうだね。あと、財閥が素性の知れない和麒なんかを雇うのかっていう疑問はあるけど……この一族の顔の広さは異常だからなぁ。なんとかなるんでしょ。
「それで、任務内容は? あ、これ聞いちゃダメなやつ?」
「んーそうだな、一族の信頼できる数人になら話していいって言われたし、奏魔そうまには教えてやるよ! 俺の任務はその令嬢を衰弱死に見せかけて殺すことだ」
すると和麒がポケットに手を突っ込み何かを掴んだ後、手を僕の方に突き出してきた。和麒の手のひらの中には飴があった。それも女の子が好みそうな可愛い柄の紙に包装された飴だ。
「これを令嬢に食べさせていくと少しずつ衰弱していくらしい。食べ物に混ぜたりするのは毒味でバレる恐れがあるから、俺が令嬢と親しくなってこれを令嬢に食べさせるんだ」
多分検死とかしてもバレない毒なんだろうね。暗殺を表沙汰にしたくない時に使われる手段だ。
「なんだか結構大変そうだね。それに時間もかかりそうだし。どのくらいかかりそうなの?」
「そうだな。上手くいっても三ヶ月はかかるだろうな。任務の期限は一年だから、一年したら暗殺出来てなくても帰ってこれるさ」
「一年か……長いね」
「何言ってんだ。一年ってのは俺が任務に失敗した時の話だろ? 俺は失敗なんてしねぇよ。すぐに帰ってきてやるからそう寂しがんなよ」
「別に寂しくなんか……なくは、ないけど」
すぐに帰ってくるなんて簡単に言うけど、暗殺しようとしてることがバレたら殺される可能性だって大いにあるんだ。
僕が不安そうにしていると和麒は僕の頭をグシャっと撫で、僕に笑いかける。
「ちゃんと帰ってくるからよ。それより俺が任務から帰ってきたらまた模擬戦やるぞ。鍛錬サボって弱くなってたら承知しねぇからな」
しんみりとした空気を払拭するためだろう。和麒がからかうように言う。
「和麒の方こそ。任務が忙しくて訓練できなかったなんて言い訳は通じないからね」
「あぁ、奏魔がびっくりするくらい強くなって帰ってきてやるよ」
そうは言っても任務があるんだし、鍛錬はあんまり出来ないと思うけど……和麒のことだからそんな問題も解決しちゃうんだろうな。
「それで、任務はいつからなの?」
「明日の昼に出発だ!」
「明日の昼!? もっと早く言ってくれればよかったのに」
「いや~すっかり忘れてたぜ」
「忘れてたって……まったく、そんなんで潜入任務なんて大丈夫なの?」
「大丈夫だって! んじゃ、そろそろ帰って明日の準備もしなくちゃいけないし、じゃあな!」
「うん、明日の見送りには僕も行くからね。じゃ、また明日!」
夏の日差しが照りつける森の中、僕は親友の和麒かずきと模擬戦をしていた。
和麒かずきとは六歳頃からの付き合いだ。年齢の差も和麒の方が三歳年上というだけでさほど大きくなく、実力も拮抗していたこともあってすぐに仲良くなった。
だが実力が拮抗していたというのは一年前までの話で――
「僕の勝ちだね」
僕は和麒の首元に短剣を突き付け、そう告げた。
「あぁー! ちくしょう、また俺の負けかよ! 今度こそ勝てると思ったんだけどなー! 次こそは俺が勝つからな!」
「次に勝つのも僕だよ」
「あっ、言いやがったな」
和麒は僕の首に腕を回し、軽く首を絞めてくる。
「ギブギブ! ごめんって」
僕がそう言いながら和麒の腕をタップすると、和麒はやっと腕を離す。
「ったく、年下のくせに生意気な野郎だ」
「実力は僕の方が上だけどねー」
「んなこと言ってられるのも今の内だからな! もう少ししたら俺はもっと強くなるんだから!」
「どういうこと?」
僕がそう聞くと、和麒は自分の茶色の髪をかきあげ、両手を広げ大げさに言う。
「聞いて驚け! なんとあの族長のご子息様直々に訓練してもらえることになったんだ!」
族長のご子息様といったら一族のナンバーツーで、彼の弟子になったものは必ず偉大なアサシンになると言われている。だが彼は滅多に弟子を取らず、五十になる今でも弟子の数は両手の指で事足りるほどだ。
「凄いね! でもあの人が誰かを鍛えるだなんてほとんどないのに……」
「あぁ、鍛えてもらうには条件があるんだ。とある任務を完遂すること、それが出来たら俺に訓練してくれるんだってよ! なんでもその任務は俺にしかできないんだってさ」
「和麒にしか出来ない任務? どんな任務なの?」
「それはだな……ずばり! 潜入任務だ!」
「潜入任務? でも和麒はまだ中学生でしょ? それで潜入できる場所なんてあるの?」
潜入任務っていうと会社とかなんだろうけど、中学生だと雇ってくれるはずがないし……
「財閥のご令嬢の遊び相手なんだってよ。金持ちの考えることはよくわかんねぇけど、同い年の子どもと遊ばせることで一般的な感性を養うんだとよ」
「それだと普通同性の子どもを雇うんじゃない?」
「あー、それなんだがな、なんでもそのご令嬢の性格がちとキツいみたいでな。女だとそれに耐えられなかったんだってよ」
あぁ、だから和麒にしか出来ない任務なのか。任務をこなしていいのは族長に一人前だと認められた人だけで、その令嬢と同い年、つまり十五歳で一人前だと認められているのは和麒だけなんだ。
それにしても性格のキツいご令嬢か、和麒も大変そうだね。あと、財閥が素性の知れない和麒なんかを雇うのかっていう疑問はあるけど……この一族の顔の広さは異常だからなぁ。なんとかなるんでしょ。
「それで、任務内容は? あ、これ聞いちゃダメなやつ?」
「んーそうだな、一族の信頼できる数人になら話していいって言われたし、奏魔そうまには教えてやるよ! 俺の任務はその令嬢を衰弱死に見せかけて殺すことだ」
すると和麒がポケットに手を突っ込み何かを掴んだ後、手を僕の方に突き出してきた。和麒の手のひらの中には飴があった。それも女の子が好みそうな可愛い柄の紙に包装された飴だ。
「これを令嬢に食べさせていくと少しずつ衰弱していくらしい。食べ物に混ぜたりするのは毒味でバレる恐れがあるから、俺が令嬢と親しくなってこれを令嬢に食べさせるんだ」
多分検死とかしてもバレない毒なんだろうね。暗殺を表沙汰にしたくない時に使われる手段だ。
「なんだか結構大変そうだね。それに時間もかかりそうだし。どのくらいかかりそうなの?」
「そうだな。上手くいっても三ヶ月はかかるだろうな。任務の期限は一年だから、一年したら暗殺出来てなくても帰ってこれるさ」
「一年か……長いね」
「何言ってんだ。一年ってのは俺が任務に失敗した時の話だろ? 俺は失敗なんてしねぇよ。すぐに帰ってきてやるからそう寂しがんなよ」
「別に寂しくなんか……なくは、ないけど」
すぐに帰ってくるなんて簡単に言うけど、暗殺しようとしてることがバレたら殺される可能性だって大いにあるんだ。
僕が不安そうにしていると和麒は僕の頭をグシャっと撫で、僕に笑いかける。
「ちゃんと帰ってくるからよ。それより俺が任務から帰ってきたらまた模擬戦やるぞ。鍛錬サボって弱くなってたら承知しねぇからな」
しんみりとした空気を払拭するためだろう。和麒がからかうように言う。
「和麒の方こそ。任務が忙しくて訓練できなかったなんて言い訳は通じないからね」
「あぁ、奏魔がびっくりするくらい強くなって帰ってきてやるよ」
そうは言っても任務があるんだし、鍛錬はあんまり出来ないと思うけど……和麒のことだからそんな問題も解決しちゃうんだろうな。
「それで、任務はいつからなの?」
「明日の昼に出発だ!」
「明日の昼!? もっと早く言ってくれればよかったのに」
「いや~すっかり忘れてたぜ」
「忘れてたって……まったく、そんなんで潜入任務なんて大丈夫なの?」
「大丈夫だって! んじゃ、そろそろ帰って明日の準備もしなくちゃいけないし、じゃあな!」
「うん、明日の見送りには僕も行くからね。じゃ、また明日!」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた
黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。
そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。
「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」
前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。
二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。
辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる