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27 リベンジ※
「や、っ」
兆してきた股間が唯人にぶつかり、灯真は小さく悲鳴を上げた。それだけではない、気のせいでなければ灯真の下腹部にも硬いものが押し当てられている。
「嫌か?」
「いっ、嫌じゃない、けど……」
こうやって欲望を人に知られたことも、そういう風に扱われたこともないから、どうしていいか分からない。
「初対面の日には自分から『触って』って迫ってきたのに」
「あ、あれは誤解だし、酔ってたし……」
もそもそと灯真が弁解すると、「知ってる」と背中にあった唯人の手が下へと降りてきた。尻を撫でる唯人の手に、灯真の体が硬直する。
「だから、今日はちゃんと灯真を抱きたい」
懇願するように耳元で囁かれて、頭の中から蕩けてしまいそうだった。
「うん……あ、でも……」
今日退院して来たばかりだけど、と唯人を見上げる。くしゃりと頭を撫でられた。
「平気……というか、もう我慢できない」
「ひゃんっ!」
押し当てられた腰を動かされ、思わず変な声が漏れた。恥ずかしさに口を押さえそうになった手を引かれ、奥の部屋に向かう。
掃除はしていたものの、唯人の部屋はしばらく誰も使っていない。湿り気を帯びた冷たい空気が満ちる中で服を脱がされると、火照った体が心地よく冷えていく。自分も剥ぎ取るように服を脱いだ唯人に抱きしめられ、窓辺のベッドに押し倒された。
「あ、う」
のしかかるように乗ってきた唯人に、またキスをされる。そっと灯真が唯人の肩に手をかけると、更に深く舌が差し込まれた。
苦しい。けれど、ずっとこのままでいたい。
触れ合った胸板やお腹、腕から唯人の緊張と興奮が伝わってくる全身で唯人と触れ合う心地よさと、回された腕の強さに、体だけでなく心まで抱きしめられているようだった。
「は……ふはっ」
唇を離され、喪失感を覚えながら大きく息を吸う。曇り空の柔らかな光に照らされた唯人が、灯真の上で目を細めた。
「あー……本当……かわいいな、灯真は」
その手が灯真の頭の上を超え、ローションを持って戻ってくる。恥ずかしさの余り、灯真は目をつぶって寝返りを打った。枕を抱えるように丸まると、ちょうど唯人の前に尻を差し出す格好になってしまった。
「ふはっ」
唯人が笑ったような息遣いが聞こえて、ベッドがたわむ。変なことをしてしまったと灯真が泣きそうになっていると、突きだしていた尻の間に指が触れた。
「痛かったりしたら、すぐ言えよ」
「わ、かった……」
穴の周りにぬるりとしたものが塗りつけられ、指先が灯真の中に押し込まれた。
「っ……は……」
自分でも触ったことのない内側に、唯人の指先が入っている。締め付けてしまった窄まりは、そこに挟まっているものの大きさを教えてきた。
「あ、お、おっきい……」
「まだ指しか入れてないぞ」
今度こそ、笑いを含んだ声が背後から聞こえた。体の中に入った指先が動き、灯真の太腿の付け根に熱い塊が触れた。
「今から、もっと大きいのが入るのに」
「うう……」
灯真だって、唯人と繋がりたい。だが、指でさえ灯真の予想よりきついのに、これ以上は無理ではないだろうか。
「ゆっくり息して、灯真」
「は、はい」
だが、唯人に体を委ねているうちに、固い蕾が綻ぶように入り口が解れてきた。潤滑剤も足され、苦しいと思った指も難なく抜き差しできるようになっていく。
心も体も、一番繊細で傷つきやすい部分が、唯人によって変えられてしまう。恐怖がないと言えば嘘になったが、それ以上に喜びのほうが強い。
時間をかけ、二本に増やされた指すらも抵抗を感じなくなった頃、灯真の中に深く入っていた指を唯人が引き抜いた。
「灯真、こっち向いて」
甘い声に振り向くと、肩越しに軽く唇が触れた。肩を押され、丸まったままころりと仰向けになる。
「あ……っ?」
唯人の目の前に晒された灯真の屹立は、お腹につきそうなほどに反り返り、とめどなく先端から汁を垂らしていた。抱えたままだった枕で顔を隠すと、唯人がそれを剥ぎ取っていく。
「や、唯人さん……!」
「顔見せて。灯真が何を感じてるか知りたいんだ」
横目で見た唯人は、愛おし気な――けれど、その奥にぎらつく欲望を湛えた瞳で灯真のことを見つめていた。
痩せ細った色気のない体なのに、と思う。
信じられないけれど、本当に、唯人に愛されているらしい。
「入れて……いいか?」
「ん……」
小さく頷くと、手を拭った唯人がまた灯真の頭上に手を伸ばした。灯真以上に勃起した唯人の股間が、薄皮に覆われていく。
「つけ……るんですか?」
「えっ?」
灯真が小さく呟くと、唯人が不思議そうに眉を上げた。
「そういうの、ない方が……唯人さん、気持ち良かったりするんじゃ……」
「ば、馬鹿、もう……お前はあ……」
灯真の足の間でへにゃりと脱力したような唯人の拳に、ぐいぐいと頬を捏ねまわされる。
「うにゃぅ」
「……大事に、させてくれよ」
額を合わせた唯人の声は低く、柔らかくなった灯真の内側が疼いた。
頬から離れた唯人の手が、灯真の秘部を探る。潤んだ穴に、熱い先端が押し当てられた。
兆してきた股間が唯人にぶつかり、灯真は小さく悲鳴を上げた。それだけではない、気のせいでなければ灯真の下腹部にも硬いものが押し当てられている。
「嫌か?」
「いっ、嫌じゃない、けど……」
こうやって欲望を人に知られたことも、そういう風に扱われたこともないから、どうしていいか分からない。
「初対面の日には自分から『触って』って迫ってきたのに」
「あ、あれは誤解だし、酔ってたし……」
もそもそと灯真が弁解すると、「知ってる」と背中にあった唯人の手が下へと降りてきた。尻を撫でる唯人の手に、灯真の体が硬直する。
「だから、今日はちゃんと灯真を抱きたい」
懇願するように耳元で囁かれて、頭の中から蕩けてしまいそうだった。
「うん……あ、でも……」
今日退院して来たばかりだけど、と唯人を見上げる。くしゃりと頭を撫でられた。
「平気……というか、もう我慢できない」
「ひゃんっ!」
押し当てられた腰を動かされ、思わず変な声が漏れた。恥ずかしさに口を押さえそうになった手を引かれ、奥の部屋に向かう。
掃除はしていたものの、唯人の部屋はしばらく誰も使っていない。湿り気を帯びた冷たい空気が満ちる中で服を脱がされると、火照った体が心地よく冷えていく。自分も剥ぎ取るように服を脱いだ唯人に抱きしめられ、窓辺のベッドに押し倒された。
「あ、う」
のしかかるように乗ってきた唯人に、またキスをされる。そっと灯真が唯人の肩に手をかけると、更に深く舌が差し込まれた。
苦しい。けれど、ずっとこのままでいたい。
触れ合った胸板やお腹、腕から唯人の緊張と興奮が伝わってくる全身で唯人と触れ合う心地よさと、回された腕の強さに、体だけでなく心まで抱きしめられているようだった。
「は……ふはっ」
唇を離され、喪失感を覚えながら大きく息を吸う。曇り空の柔らかな光に照らされた唯人が、灯真の上で目を細めた。
「あー……本当……かわいいな、灯真は」
その手が灯真の頭の上を超え、ローションを持って戻ってくる。恥ずかしさの余り、灯真は目をつぶって寝返りを打った。枕を抱えるように丸まると、ちょうど唯人の前に尻を差し出す格好になってしまった。
「ふはっ」
唯人が笑ったような息遣いが聞こえて、ベッドがたわむ。変なことをしてしまったと灯真が泣きそうになっていると、突きだしていた尻の間に指が触れた。
「痛かったりしたら、すぐ言えよ」
「わ、かった……」
穴の周りにぬるりとしたものが塗りつけられ、指先が灯真の中に押し込まれた。
「っ……は……」
自分でも触ったことのない内側に、唯人の指先が入っている。締め付けてしまった窄まりは、そこに挟まっているものの大きさを教えてきた。
「あ、お、おっきい……」
「まだ指しか入れてないぞ」
今度こそ、笑いを含んだ声が背後から聞こえた。体の中に入った指先が動き、灯真の太腿の付け根に熱い塊が触れた。
「今から、もっと大きいのが入るのに」
「うう……」
灯真だって、唯人と繋がりたい。だが、指でさえ灯真の予想よりきついのに、これ以上は無理ではないだろうか。
「ゆっくり息して、灯真」
「は、はい」
だが、唯人に体を委ねているうちに、固い蕾が綻ぶように入り口が解れてきた。潤滑剤も足され、苦しいと思った指も難なく抜き差しできるようになっていく。
心も体も、一番繊細で傷つきやすい部分が、唯人によって変えられてしまう。恐怖がないと言えば嘘になったが、それ以上に喜びのほうが強い。
時間をかけ、二本に増やされた指すらも抵抗を感じなくなった頃、灯真の中に深く入っていた指を唯人が引き抜いた。
「灯真、こっち向いて」
甘い声に振り向くと、肩越しに軽く唇が触れた。肩を押され、丸まったままころりと仰向けになる。
「あ……っ?」
唯人の目の前に晒された灯真の屹立は、お腹につきそうなほどに反り返り、とめどなく先端から汁を垂らしていた。抱えたままだった枕で顔を隠すと、唯人がそれを剥ぎ取っていく。
「や、唯人さん……!」
「顔見せて。灯真が何を感じてるか知りたいんだ」
横目で見た唯人は、愛おし気な――けれど、その奥にぎらつく欲望を湛えた瞳で灯真のことを見つめていた。
痩せ細った色気のない体なのに、と思う。
信じられないけれど、本当に、唯人に愛されているらしい。
「入れて……いいか?」
「ん……」
小さく頷くと、手を拭った唯人がまた灯真の頭上に手を伸ばした。灯真以上に勃起した唯人の股間が、薄皮に覆われていく。
「つけ……るんですか?」
「えっ?」
灯真が小さく呟くと、唯人が不思議そうに眉を上げた。
「そういうの、ない方が……唯人さん、気持ち良かったりするんじゃ……」
「ば、馬鹿、もう……お前はあ……」
灯真の足の間でへにゃりと脱力したような唯人の拳に、ぐいぐいと頬を捏ねまわされる。
「うにゃぅ」
「……大事に、させてくれよ」
額を合わせた唯人の声は低く、柔らかくなった灯真の内側が疼いた。
頬から離れた唯人の手が、灯真の秘部を探る。潤んだ穴に、熱い先端が押し当てられた。
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