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第10話 大事な事は二回言う
しおりを挟む地下鉄の西端出口のビル地下にあるラーメン屋で黒正油ラーメンとライスを頼んだ。
ここの黒正油は、ややストレートな麺に深みのある黒いスープ、柔らかなメンマ、大きめのチャーシューで、いい米を使っているのだろうご飯によく合う。
大事な事なので二回言わせてもらう。
ラーメンはご飯のおかずで飲み物です!
⋯⋯ふぅ。
こんな事を言っているから魔法使い扱いされるのかも知れない。
次回は、カリーラーメンにチャレンジしようと暗く沈みそうになる心を押し留め、店を出た。
担当の彼からメールが着ていたので開いてみると魔法使いの育成方法が詳細に記載されていた。だが、今はあまり読む気になれない。
何故この人達はこんなにもこのゲームにのめり込むのだろうか。
参考サイトをブックマークに入れつつ、魔法使いらしく顔の隠せるフード付きローブを買うべきかどうか考えていると、参考サイト一覧の中にプレイヤー向け通販サイトもあったので、ローブもあるかも知れないと開いてみる。
長時間戦闘用の背負うタイプのモバイルバッテリーから、常にスマホを垂直に保ってくれる軽量ジンバルまで、誰が買うんだろうと疑問に思ってしまうそれなりに高額な商品が並んでいた。
何故この人達はこんなにもこのゲームにのめり込むのだろうか。ガチ過ぎる。
とりあえず、公衆の面前で厨二ポエムを朗読するのだけは避けたかったので、小声でも詠唱できるBluetooth接続のイヤホンマイクを探し求めて札幌駅周辺の電気屋をはしごする。
色々寄り道をしながら、マイク部分を口元まで寄せれるタイプのイヤホンマイクを見付ける頃には歓迎会の時間が近づいていた。
顔を隠せるフード付きローブなんてもんは普通のアパレルショップには売ってなかった。余計に目立つだろうし諦めるのがいいのだろう。
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