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第三章 自衛隊の在り方(前)
第十二部
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その内に続々と中隊長や連隊幕僚等が到着した。その全員に対しても、私と同様の対応をした入口の警備をする彼等には少し同情した。
「中隊長さん、すみません。ここに砂盤を置くので」
「ああ、ごめんごめん」
話し掛けてきた男は、大量の砂で満たされた木製の箱、砂盤を四人掛かりで運んでいた。要は、運べる砂場みたいなものだ。
「写真持って来い!」
「はい!」
男に呼応した本部班員は、指揮所の壁際にある事務用品として一般に使われている引き出しの鍵を開け、そこにいっぱい詰められている個別フォルダを漁り始めた。
何枚か引き抜かれた紙は、本当に税金で賄っている自衛隊が作成したのか疑う程、一面フルカラーだ。
パタパタと狭い歩幅でこちらに戻ると、その紙を慎重に私達に見える様に広げてくれた。
それは、フルカラーの航空写真であった。写真の端には、小さいタイヤが写っているのでUH-60で撮影して来たのだろう。
LR-2等の固定翼機で撮るのが定石だが、ここが異世界であり装備品が極端に少ないが為の非常の手段だろう。
写真を持って来いと命令した男は、自らの手を汚しながら砂を使ってそれに写る地形を再現し始めた。更に、隅に寄せられていた雑草を巧みに配置していく。
このようにお手製の立体地図を作るのは、この先のブリーフィングや作戦会議で、出来るだけ情報の錯誤を無くす為だ。これがあるだけで、理解が進む。
指揮所内を見回すと、紙に描かれた地図もある事が分かった。ビルブァターニ帝政連邦で出回っている物ではなく、自衛隊が作成した物のようだ。ここに着いてから配られたビルブァターニ製の地図とは、月と鼈だ。山脈の位置、海岸線等、全く違う。
さも当たり前かの様に精密な地図を入手出来る日本が、現代社会が、実はおかしい。
たった一日程度で、どうやって作ったのか気になるが情報科には感謝しなくてはならない。……この範囲の地図……ドローン……地理情報隊がここに?
陸上自衛隊情報科の総力が、成果として指揮所の壁にでかでかと掛けられている。それには、凸の形の紙をピンで刺している。それも沢山。更にてっぱちを外し、汗を額ににじませる隊員が、数人でそれを囲み協議しているので、まだ完璧に作戦が決まったわけではないらしい。
「全員集まったか? 新渡戸に黒鎺、自在、斎藤……よし。先の戦闘に参加した幹部はいるみたいだな」
巻口連隊長が、防弾チョッキで膨らんだ体とは不釣合いに小さい椅子から立ち上がって、指揮所を見回した。
……そして、私と目が合った。
「第一中隊。敵の撃退、見事だった! 連隊長としても、初っ端から鼻が高い」
指揮所に拍手が巻き起こり、埋め尽くされた。
ここで、何故私に対して拍手するのか、なんて野暮な事は言わない。私は部下の代わりにこの拍手を受け取り、それを部下に伝える。
先の戦闘を振り返ると、本管の重迫小隊や戦車隊の協力をも思い出す。改めて、作戦はその部隊単独で出来ないという事が改めて分かった。
「重迫、74との緻密な連携あってこその結果です」
私は、彼らに感謝の言葉を送らざるを得なかった。
「そして、斎藤小隊長。決死の斥候、中央突破には頭が上がらない」
巻口連隊長は、さっきとは打って変り、声のトーンを一段と下げて言った。そして実際にも頭を下げた。その頭は、上がる事は無い。
「いえ、私達は安全な鉄の箱にいた訳ですから、全く無問題です……」
妙な間があった。以前顔を合わせた時は、あんなに余裕のあった面持ちであったのに、今はくぐもっている。
まさか、あの歴戦の猛者さながらの斎藤小隊長が。というのが、率直な感想だ。
皆、この空気に押され、黙り、延いて俯いてしまった。
しかし、一人の男は咳払いをして、この空気を打ち払った。
「時間が無いので、始めさせて頂きます」
男は、インテリ系を思わせる顔立ちに眼鏡を掛けているが、誰にも勝る様な強靭な肉体を持っている。恐らく、休みの日、空き時間までも筋トレに時間を消費しているのだろう。更に、防弾チョッキを身に着けているので、顔と肉体のアンバランスさは異様だ。
「連隊本部班の真北三等陸佐です。宜しくお願いします」
全員が会釈したのには何の反応も示さず、指し棒を引き延ばした。
「先ず、敵情ですが、軽く見積もり8個師団。仮に乗馬している兵団を騎兵とした時、騎兵3個師団、歩兵3個師団です。航空機から、隊列の縦と横を掛け合わせて計算したものですから、まるっきり規模が違いますが、『軽く見積もったもの』として置いてください。実際、敵は未だに越境しています。倍以上になる可能性もあるという事を肝に銘じておいて下さい。越境後は、国境であるヤーポニア山脈の麓に集結しています。前進はしていません。ですので、ここへの予想到着時刻は不明であります。これ程の大軍となると12時間以上は掛かると予想されます……はい。秋也さん」
やんわりと始まったミーティングを仕切る司会の男、真北三佐は、喋るのを止め、拳を挙げた秋也三尉を指した。
秋也三尉は、本部管理中隊情報小隊長で、前任のとある偵察部隊では87式偵察警戒車車長を、更に前には操縦手を務めていたらしい。ちなみに、「秋也」は名前なのだが、何故みんな名前で呼んでいるのかと言うと、本名が李秋也だからだ。「李」だけだと、呼び辛いし聞き取りにくい。
第二次世界大戦中、日本に移り渡った朝鮮人の子孫だそう。
短い自衛官人生だが、自衛隊内で他国由来の名字を持つ人と出会うのは、秋也三尉が初めてだ。
「情報小隊は、連隊長令により、情報小隊及び12ヘリコプター隊第一、第二飛行隊で前進偵察隊を編成。一飛行隊に空輸される形で、オートバイ二台が威力偵察攻撃発起位置に前進。到着予定は0200です。それから会敵、他部隊と連携をとりつつ威力偵察を実施します。現場の状況判断次第では、実施出来ない可能性はあります」
「ありがとうございます。秋也さんの言った通り、威力偵察を実施します。その結果次第では、作戦が大幅に変更され得る事を留意して、これからの話を聞いて頂ければと思います」
ここで、指揮所を温めているプロジェクターが、ようやく仕事を始めた。
映し出されたのは、航空写真だ。右上に「12ヘリコプター隊 第一飛行隊」、「令和3年7月 媺国における前進偵察」、「ビルブァターニ - イツミカ国境付近」と文字が合成されている。
通常の災害派遣でも、この様式が使用される。
「先程も言いましたが、敵は総勢8個師団以上の戦力を保持しているものと思われます。そしてご存知の通り、我の数は戦闘部隊が2個中隊。戦力差が半端じゃありませんが、巻口連隊長はこれに対抗する意思を示しました」
皆、知らされていたようで、ここで特に驚く者は居なかった。しかし、私みたいに信じる事が出来なかった者は、頭を抱えた。
「中隊長さん、すみません。ここに砂盤を置くので」
「ああ、ごめんごめん」
話し掛けてきた男は、大量の砂で満たされた木製の箱、砂盤を四人掛かりで運んでいた。要は、運べる砂場みたいなものだ。
「写真持って来い!」
「はい!」
男に呼応した本部班員は、指揮所の壁際にある事務用品として一般に使われている引き出しの鍵を開け、そこにいっぱい詰められている個別フォルダを漁り始めた。
何枚か引き抜かれた紙は、本当に税金で賄っている自衛隊が作成したのか疑う程、一面フルカラーだ。
パタパタと狭い歩幅でこちらに戻ると、その紙を慎重に私達に見える様に広げてくれた。
それは、フルカラーの航空写真であった。写真の端には、小さいタイヤが写っているのでUH-60で撮影して来たのだろう。
LR-2等の固定翼機で撮るのが定石だが、ここが異世界であり装備品が極端に少ないが為の非常の手段だろう。
写真を持って来いと命令した男は、自らの手を汚しながら砂を使ってそれに写る地形を再現し始めた。更に、隅に寄せられていた雑草を巧みに配置していく。
このようにお手製の立体地図を作るのは、この先のブリーフィングや作戦会議で、出来るだけ情報の錯誤を無くす為だ。これがあるだけで、理解が進む。
指揮所内を見回すと、紙に描かれた地図もある事が分かった。ビルブァターニ帝政連邦で出回っている物ではなく、自衛隊が作成した物のようだ。ここに着いてから配られたビルブァターニ製の地図とは、月と鼈だ。山脈の位置、海岸線等、全く違う。
さも当たり前かの様に精密な地図を入手出来る日本が、現代社会が、実はおかしい。
たった一日程度で、どうやって作ったのか気になるが情報科には感謝しなくてはならない。……この範囲の地図……ドローン……地理情報隊がここに?
陸上自衛隊情報科の総力が、成果として指揮所の壁にでかでかと掛けられている。それには、凸の形の紙をピンで刺している。それも沢山。更にてっぱちを外し、汗を額ににじませる隊員が、数人でそれを囲み協議しているので、まだ完璧に作戦が決まったわけではないらしい。
「全員集まったか? 新渡戸に黒鎺、自在、斎藤……よし。先の戦闘に参加した幹部はいるみたいだな」
巻口連隊長が、防弾チョッキで膨らんだ体とは不釣合いに小さい椅子から立ち上がって、指揮所を見回した。
……そして、私と目が合った。
「第一中隊。敵の撃退、見事だった! 連隊長としても、初っ端から鼻が高い」
指揮所に拍手が巻き起こり、埋め尽くされた。
ここで、何故私に対して拍手するのか、なんて野暮な事は言わない。私は部下の代わりにこの拍手を受け取り、それを部下に伝える。
先の戦闘を振り返ると、本管の重迫小隊や戦車隊の協力をも思い出す。改めて、作戦はその部隊単独で出来ないという事が改めて分かった。
「重迫、74との緻密な連携あってこその結果です」
私は、彼らに感謝の言葉を送らざるを得なかった。
「そして、斎藤小隊長。決死の斥候、中央突破には頭が上がらない」
巻口連隊長は、さっきとは打って変り、声のトーンを一段と下げて言った。そして実際にも頭を下げた。その頭は、上がる事は無い。
「いえ、私達は安全な鉄の箱にいた訳ですから、全く無問題です……」
妙な間があった。以前顔を合わせた時は、あんなに余裕のあった面持ちであったのに、今はくぐもっている。
まさか、あの歴戦の猛者さながらの斎藤小隊長が。というのが、率直な感想だ。
皆、この空気に押され、黙り、延いて俯いてしまった。
しかし、一人の男は咳払いをして、この空気を打ち払った。
「時間が無いので、始めさせて頂きます」
男は、インテリ系を思わせる顔立ちに眼鏡を掛けているが、誰にも勝る様な強靭な肉体を持っている。恐らく、休みの日、空き時間までも筋トレに時間を消費しているのだろう。更に、防弾チョッキを身に着けているので、顔と肉体のアンバランスさは異様だ。
「連隊本部班の真北三等陸佐です。宜しくお願いします」
全員が会釈したのには何の反応も示さず、指し棒を引き延ばした。
「先ず、敵情ですが、軽く見積もり8個師団。仮に乗馬している兵団を騎兵とした時、騎兵3個師団、歩兵3個師団です。航空機から、隊列の縦と横を掛け合わせて計算したものですから、まるっきり規模が違いますが、『軽く見積もったもの』として置いてください。実際、敵は未だに越境しています。倍以上になる可能性もあるという事を肝に銘じておいて下さい。越境後は、国境であるヤーポニア山脈の麓に集結しています。前進はしていません。ですので、ここへの予想到着時刻は不明であります。これ程の大軍となると12時間以上は掛かると予想されます……はい。秋也さん」
やんわりと始まったミーティングを仕切る司会の男、真北三佐は、喋るのを止め、拳を挙げた秋也三尉を指した。
秋也三尉は、本部管理中隊情報小隊長で、前任のとある偵察部隊では87式偵察警戒車車長を、更に前には操縦手を務めていたらしい。ちなみに、「秋也」は名前なのだが、何故みんな名前で呼んでいるのかと言うと、本名が李秋也だからだ。「李」だけだと、呼び辛いし聞き取りにくい。
第二次世界大戦中、日本に移り渡った朝鮮人の子孫だそう。
短い自衛官人生だが、自衛隊内で他国由来の名字を持つ人と出会うのは、秋也三尉が初めてだ。
「情報小隊は、連隊長令により、情報小隊及び12ヘリコプター隊第一、第二飛行隊で前進偵察隊を編成。一飛行隊に空輸される形で、オートバイ二台が威力偵察攻撃発起位置に前進。到着予定は0200です。それから会敵、他部隊と連携をとりつつ威力偵察を実施します。現場の状況判断次第では、実施出来ない可能性はあります」
「ありがとうございます。秋也さんの言った通り、威力偵察を実施します。その結果次第では、作戦が大幅に変更され得る事を留意して、これからの話を聞いて頂ければと思います」
ここで、指揮所を温めているプロジェクターが、ようやく仕事を始めた。
映し出されたのは、航空写真だ。右上に「12ヘリコプター隊 第一飛行隊」、「令和3年7月 媺国における前進偵察」、「ビルブァターニ - イツミカ国境付近」と文字が合成されている。
通常の災害派遣でも、この様式が使用される。
「先程も言いましたが、敵は総勢8個師団以上の戦力を保持しているものと思われます。そしてご存知の通り、我の数は戦闘部隊が2個中隊。戦力差が半端じゃありませんが、巻口連隊長はこれに対抗する意思を示しました」
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