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小話まとめ・短編・番外編
番外編 ハロウィン J−2 ☆
しおりを挟むおずおずと俺の脚から脚を下ろして、のろのろと立ち上がる雪乃。
俺に背を向けたまま、胸元辺りで手を動かしている。
「雪乃、こっちを見ろよ」
「……いや……」
雪乃は、小さく呟いた。
雪乃の腕を掴んで、こちらを向かせる。雪乃の顔は真っ赤だった。
「ほら、脱いで」
下から雪乃を見上げて、囁く。
雪乃は、小さく溜め息を吐いて肩下辺りの留め具を外し始めた。
俺はソファに深く凭れて雪乃を眺める。
胸の留め具を全て外してから雪乃は迷うような素振りを見せて、屈んでサンダルを脱ごうとした。
「雪乃、サンダルとストッキングは脱がなくてもいい」
俺は、雪乃を止めた。糸を撚って編まれた花柄は網目の空いたところが大きめで、雪乃の地肌が見えて妙にイヤらしい。それが堪らなく、良い。
「――どうして……?」
「雪乃が凄くエロいから」
「ジェイは、こういうのが好きだったの……?」
雪乃に尋ねられて考える。セクシャルを感じる他の相手ならどうだろう。想像してみたが特にその姿がエロいとは思わなかった。
「雪乃だから、好きだ」
雪乃が身に着けるから良いんだ。雪乃だから唆る。
「ジェイ……」
雪乃は照れながら肩から服を滑らせて落とした。チャイナドレスは簡単にストンと床に落ちる。ドレスの下は下着一枚だけ。
何度も見ているはずの雪乃の身体がエロく見えるのは、なんでだろうな。今日は、レースのストッキングのせいで一段とエロく見える。
濡れている下着が恥ずかしいのか、俯きながら下着を脱いでいく。濡れている下着は、スルリと脱げなくて片足ずつ足を抜いて床に落とした。
太腿までのストッキングとサンダルだけを身に着けて、腕を下げて前を隠す雪乃は身の置きどころがなくて、もじもじしている。頭の上の狼耳がぴるぴる動いて、雪乃の感情は関係ないのに恥ずかしがっている感情を表しているように見えて、余計に興奮する。
「な、なんか、ストッキングとサンダルだけなんて……間抜けな姿みたいで……恥ずかしい……」
なるべく小さくなろうとする雪乃をじっくりと堪能する。
「凄く、イヤらしいよ、雪乃」
「ジェイは、脱がないの……?」
雪乃に言われてマントを取って、上着を脱ぐ。ズボンだけはベルトを緩めてファスナーを下ろしていた。ずっと、勃起していたから緩めてある。
タイを外してシャツのボタンを何個か外してから雪乃に向かって腕を差し出すと、雪乃は素直に寄って来た。
俺の膝の上に脚を跨いで座らせて、とっくに尖らせている小さな突起に軽く吸い付く。
「ふっ……!」
雪乃は、小さな声を上げて身体を震わせた。
背中を撫でて腰を通り過ぎ、雪乃の尻を撫でる。焦らすことなく狭間を滑り下りて、濡れる窄まりから指を三本挿れた。
「んうんぁっ……!」
雪乃は俺の頭を抱いて、縋り付いて喘いだ。
指の腹で、濡れてヌルつくふかふかの内壁を小刻みに撫でていく。グリグリと中で指を回しながら拡げる。雪乃の胸の尖りを口で可愛がるのも忘れない。雪乃は身体をくねらせて、艶声を上げながら悶えた。小さな尖りを舌で擽って、潰すように舐めて吸い上げると高い声を上げて背中を反らせた。
「っぅあぁッ……!……ンんっ……!」
胸を突き出しながら後ろに下がって行こうとするのを追って、舐めて吸って離してやらない。勿論、雪乃の中に挿れた指も雪乃の良いところを撫で擦りながら、指を回しながらゆっくりと挿入を繰り返す。
「んン~~~ッ……!……ジェイッ……もうっ……じらさないっでッ……ぁああっ……!」
雪乃はもどかし気に腰を振って、脚を俺の身体に擦り付けて急かしてくる。
「雪乃のここ、グチョグチョだもんな……俺の手がビチョビチョだ……」
雪乃の中に挿れた指をつたって、トロトロの液が掌の方にまで流れて来ていた。
「ヤあぁッ……!……言ったらっ……だっめッ……!」
グチュ、グチュと音を立てながら指を動かして、前立腺を優しく撫でる。
「ッんああッ……!……アッ……うあッ!っッ!」
雪乃の身体がビクビクと跳ねるから、背中を片手で押さえて舌で小さな尖りを何度も弾いた。
雪乃の窄まりが俺の指をぎゅうっと絞め上げる。指がぎちりと押さえつけられて動かし難い。指の腹だけで、前立腺を小刻みに撫で続ける。そのたびに雪乃の身体がビクンビクンと震えて艶声を上げる。
「雪乃、指だけでこんなに感じて……指で何回イくか試してみるか?」
「っッ~~~っ……!……ぅううぅ゙っ……‼」
雪乃は憤ったように唸りながら、俺の脚の上で身体を大きく動かして体勢を変えようとする。何をしたいのか分からないが、俺の肩をグイグイ横に押してくる。
俺の身体をソファの背凭れから離して横向きにしたいのかもしれない。雪乃が何をしたいのか興味が湧いて、素直に雪乃を抱き抱えて向きを変えた。
そうしたら俺の肩をグイグイと押して来る。どうやら、俺を寝かせたいみたいだ。
寝てしまうと雪乃の胸を可愛がれない。抵抗して胸の尖りを舌で転がしながら嬲っていく。雪乃の中を可愛がる指も止めない。
「ンッ…!…あぁあっ……!……うぅん゙~~っ!」
雪乃は、顔を真っ赤にしてイくのを堪えているみたいだ。俺の肩を力の入らない手でバシバシ叩きながら、グイグイと押して来るのを止めない。
どうしても俺を寝かせたいみたいだ。仕方がなく雪乃の胸を吸い上げてから、望み通り後ろに身体を倒す。
「ジェッ……ジェイっ……いじわるっ……!」
雪乃は俺の顔を上から覗き込んで、力の入らない真っ赤な顔を歪めてポロポロと泣き始めた。
「ゆっ……雪乃……?」
いじめ過ぎたのかと思って慌てた。
「ぅうっ……じぇッ……ジェイのっ……うぅっ……ばかあぁ~~っ……!」
雪乃は泣きながら俺の胸をベチベチ叩いてきた。
本格的に泣き出した雪乃に焦る。
「ゆ、雪乃っ……泣くな……ちょっと、意地悪だったよな……?」
雪乃の中から指を抜いて、必死に宥める。
雪乃は俺の脚に座ったまま、ずっと勃起したままの俺のモノを両手でわし掴んだ。
「うっ!?」
怒った雪乃に握り潰されるのかと思って、青くなる。
「ぅうゔっ~~っ!……ジェ、ジェイだってッ……! こんなにっ……ぐしょぐしょに濡らしてるくせにっッ……!」
雪乃はそう叫んで、俺のモノをめちゃくちゃに両手で扱き始めた。
「っ!? ばっ……!……そんなにっ……したらっ……!」
雪乃の言う通り、俺のモノはとっくに先走りで濡れそぼっているし、ずっと我慢しながら雪乃を可愛がっていたんだからガチガチだ。
「こんなにっ、びしょびしょのぐしょぐしょのくせにっ……! こんなに濡れ濡れでっ……ジェイのえっちっ! 本当に、イヤらしいんだからっ!」
「ぅわっ……ゆっ……ゆきのっ……!」
言葉責めと言うより罵倒されて、雪乃は泣きながら一心不乱に俺のモノを凄い勢いで扱き上げた。
ずっと我慢していたこともあり、直ぐに追い立てられて強い刺激が頭を貫いて真っ白になり、勢いよく飛び出してイったものに強烈な開放感を得る。
「グッ、~~っ……!!」
「ぅわっぷッ……!?」
俺の上に乗っていた雪乃が驚いたような変な声を上げた。
俺は、一気に脱力してソファに深く沈み、快楽の残滓と余韻……荒くなった息が落ち着くのを待った。
漸く落ち着いて雪乃を見ると、雪乃は俺の萎んだものを握り締めたまま呆然として固まっていた。その顔は俺の白濁で汚れていた。
俺は上半身を起こしてシャツを脱ぎ、そのシャツで雪乃の顔を拭いていく。
大分、元気よく飛び出していたようだ。雪乃の顔を拭いていたら、雪乃がポロポロと泣き出した。
「ぅうっ……萎んだ……ジェイだけ、一人で気持ちよくなってずるいっ……!」
雪乃の言い分に、崩れ落ちそうになった。
雪乃があんな風に扱いたからだろ……
雪乃を抱き締めて宥める。
雪乃をいじめ過ぎても、とんでもないことになるということが分かった。
「大丈夫だ、雪乃。直ぐに大きくなるから」
全く、結局俺が翻弄されているじゃないか。
泣きながら、むにむにと俺のモノを揉みしだく雪乃の手の中で、俺のモノはムクムクと育っていった。
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