278 / 372
第278話
しおりを挟む
リゼの傷も完治して、バビロニアを出立することにした。
冒険者と商人の多くは既に町は去っているためか、町全体に寂寞感が漂っていた。
長く滞在していたわけでは無いが、リゼは寂しいと感じていた。
これからの活動について、三人で話し合う。
レティオールとシャルルの最終目標は、リゼと共にエルガレム王国に戻り、銀翼に入ることだと真剣な眼差しで言われた。
その眼差しで、二人がリゼの背中を追いかけているのだと実感する。
二人はリゼに同行するだけなので、リゼの行きたい場所で良いと、意見を口にすることは無かったがリゼも引き下がらず二人の意見を聞こうとする。
自分の意思をはっきりと伝えることが大事だと……自身がなく、自分の意見を抑え込んでいた昔の自分から実感していた。
遠慮がちにシャルルはフォークオリア法国でバフのブック購入をしたいと話す。
フォークオリア法国と言ったのは、 魔法大国と言われるだけあり多くのブックが販売されていると考えていた。
ただ、バビロニアからはかなり遠い。
シャルル自身も明確に、どのブックを購入したいという理由もないため、立ち寄った町で気に入るブックがあれば購入することも出来ると、フォークオリア法国に拘っているわけでは無いことを補足する。
移動しながら、自分の成長するイメージを考えたいそうだ。
レティオールは、守護戦士として強くなりたいため、場所は問わないと発言する。
強くなるのに場所は関係ないが、まだ購入出来ていないアイテムバッグを購入はしたいと笑顔で話す。
優先目的は、職業スキルの習得だと語る目は真剣だった。
結局、いくつかの町を渡りながらエルガレム王国に戻るということで合意する。
王都に戻る期日があるため、ルートはリゼに一任された。
しっかりとした目標を持っていること……周りに流されない意思の強さを感じたリゼは嬉しかった。
「私の我儘でもいいかな?」
二人の優しさに甘える形になると思いながら、リゼは自分の意見を二人に伝えるつもりだった。
「うん、いいよ」
「リゼに任せているんだから、気にせずに言って」
レティオールとシャルルから、優しい言葉が返ってくる。
「パマフロストに行ってみたい」
アルドゥルフロスト連邦の一国パマフロストだった。
銀髪に青い瞳……母親以外に同じ人間に出会ったことがない。
自分の容姿からパマフロスト出身か? と聞かれたことを思い出した。
自分の生い立ち……というより母親のことが分かるかも知れないと思い、パマフロストにあるパセキという村に立ち寄ることを決める。
二人には話していないが、パマフロストからシークレットクエストのヴェルべ村を経由して、エルガレム王国の王都エルドラードに戻ろうと考えていた。
幾つかの大きな町を経由するため、シャルルが気に入るブックや、レティオールのアイテムバッグを購入することも出来る。
バビロニアを出立する馬車も、一時に比べれば落ち着いたので予約は簡単に出来た。
ただ、以前に比べて運行している馬車の数は減っていた。
バビロニアの迷宮が無期限の封鎖による影響だ。
首都ラパンにバビロニアから移動してきた冒険者や商人たちが、スタンピードや迷宮のことを話すため、バビロニアが危険な状況だという認識だった。
それを裏付けるかのように、国主からバビロニアへの渡航に関して、注意事項が発表された。
国主は未だバビロニアに滞在しているので、結界石が機能していないことを首都に伝令を走らせた
パマフロストまで直行する馬車は無いので、ラバンニアル共和国の首都ラバンまで一度移動してから、アルドゥルフロスト連邦の首都アルブレストを目指すことにする。
リゼたちは世話になった人たちへの挨拶を今日中に済ませていた。
残りはリャンリーだけだった……バビロニアに来て一番、世話になったからこそ最後にしたいと思い、宿屋に戻って来るのを待っていた。
陽も沈み切った頃に戻ってくるリャンリー。
その様子から、疲労が溜まっていることは明白だった。
声を掛けることを躊躇っているリゼに気付いたリャンリーは、即座に笑顔を作った。
自分のために、気を使ってくれたことに気付いていたリゼは、申し訳ないと思いながらもリャンリーに近付く。
「町を出るんだな」
先にリャンリーが話し掛ける。
リゼの表情から察したようだ。
「はい、いろいろとお世話になりました。本当に有難う御座います」
リゼが頭を下げると、リャンリーはリゼ頭を激しく髪型が乱れるように撫でる。
「こっちこそ、有難うな」
寂しそうなリャンリー。
仲間を失い、顔見知りの冒険者たちもいなくなる。
冒険者になって初めてのことで戸惑っていたが、それを表情に出さないようにしていた。
笑って送り出すと決めていたからだ。
「私もリャンリーさんのように強い女性になりますね」
「おぅ、そうだな。ここで名付けられた宵姫の名が、噂で私に届くくらい強くなれよ」
「はい、頑張ります」
リゼは笑顔で答えた。
強くなる理由が一つ増えた瞬間だった。
「行き先は決まったのか?」
「はい。ラバンに寄ってから、アルドゥルフロスト連邦に入って首都のアルブレストに行こうと思っています」
「……パセキに行くつもりか?」
「はい。私の容姿からパセキに行くと思ったのですか?」
「あぁ、銀髪に透き通る白い肌は、あの村特有の特集だからな。私も詳しくは知らないが、その容姿から、一昔前までは物珍しさから観光客が多かったと聞く。それに――」
これ以上は話さないほうが良いと気付き、リャンリーは口を噤んだ。
「私に気にせずに話してください」
リゼの覚悟を組み、話を続けた。
「噂では人身売買が行われていると言われていた。あくまでも噂だ。貴族たちが銀髪で美しい女性を愛人にすることが流行ったと聞いている。私が冒険者になる前に聞いた噂だから、真意の程は知らない。だから、噂だから気にするなよ」
「有難う御座います」
リゼは母親のことを重ねて、リャンリーの話を聞いた。
母親は自分の妊娠と同時に、父親たちと別離したが、立場の弱い関係だったので愛人に近い立場だったのかも知れない。
ただ……故郷の村に戻ったと聞かされていた。
生まれ育った村が母親の故郷だと思っていたので、父親が母親の人身売買に関与していたのであれば、話の辻褄が合わない。
そう考えると……幼い頃の記憶が蘇る。
よく家に来ていた村長が、「金貨さえ貰っていなければ……」と冷たい目で、何度も見られたことを思い出す。
今なら分かる。多分、村長は父親から母親と私を監視する報酬を貰っていたこと。
母親が亡くなって、すぐに父親の使いの者が、自分を連れて行ったことにも納得がいく。
あくまでも憶測だが、それが真実だと信じたい気持ちになっていた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:四十四』
『魔力:三十三』
『力:二十八』
『防御:二十』
『魔法力:二十六』
『魔力耐性:十三』
『敏捷:百八』
『回避:五十六』
『魅力:二十四』
『運:五十八』
『万能能力値:十四』
■メインクエスト
■サブクエスト
・殺人(一人)。期限:無
・報酬:万能能力値(十増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
冒険者と商人の多くは既に町は去っているためか、町全体に寂寞感が漂っていた。
長く滞在していたわけでは無いが、リゼは寂しいと感じていた。
これからの活動について、三人で話し合う。
レティオールとシャルルの最終目標は、リゼと共にエルガレム王国に戻り、銀翼に入ることだと真剣な眼差しで言われた。
その眼差しで、二人がリゼの背中を追いかけているのだと実感する。
二人はリゼに同行するだけなので、リゼの行きたい場所で良いと、意見を口にすることは無かったがリゼも引き下がらず二人の意見を聞こうとする。
自分の意思をはっきりと伝えることが大事だと……自身がなく、自分の意見を抑え込んでいた昔の自分から実感していた。
遠慮がちにシャルルはフォークオリア法国でバフのブック購入をしたいと話す。
フォークオリア法国と言ったのは、 魔法大国と言われるだけあり多くのブックが販売されていると考えていた。
ただ、バビロニアからはかなり遠い。
シャルル自身も明確に、どのブックを購入したいという理由もないため、立ち寄った町で気に入るブックがあれば購入することも出来ると、フォークオリア法国に拘っているわけでは無いことを補足する。
移動しながら、自分の成長するイメージを考えたいそうだ。
レティオールは、守護戦士として強くなりたいため、場所は問わないと発言する。
強くなるのに場所は関係ないが、まだ購入出来ていないアイテムバッグを購入はしたいと笑顔で話す。
優先目的は、職業スキルの習得だと語る目は真剣だった。
結局、いくつかの町を渡りながらエルガレム王国に戻るということで合意する。
王都に戻る期日があるため、ルートはリゼに一任された。
しっかりとした目標を持っていること……周りに流されない意思の強さを感じたリゼは嬉しかった。
「私の我儘でもいいかな?」
二人の優しさに甘える形になると思いながら、リゼは自分の意見を二人に伝えるつもりだった。
「うん、いいよ」
「リゼに任せているんだから、気にせずに言って」
レティオールとシャルルから、優しい言葉が返ってくる。
「パマフロストに行ってみたい」
アルドゥルフロスト連邦の一国パマフロストだった。
銀髪に青い瞳……母親以外に同じ人間に出会ったことがない。
自分の容姿からパマフロスト出身か? と聞かれたことを思い出した。
自分の生い立ち……というより母親のことが分かるかも知れないと思い、パマフロストにあるパセキという村に立ち寄ることを決める。
二人には話していないが、パマフロストからシークレットクエストのヴェルべ村を経由して、エルガレム王国の王都エルドラードに戻ろうと考えていた。
幾つかの大きな町を経由するため、シャルルが気に入るブックや、レティオールのアイテムバッグを購入することも出来る。
バビロニアを出立する馬車も、一時に比べれば落ち着いたので予約は簡単に出来た。
ただ、以前に比べて運行している馬車の数は減っていた。
バビロニアの迷宮が無期限の封鎖による影響だ。
首都ラパンにバビロニアから移動してきた冒険者や商人たちが、スタンピードや迷宮のことを話すため、バビロニアが危険な状況だという認識だった。
それを裏付けるかのように、国主からバビロニアへの渡航に関して、注意事項が発表された。
国主は未だバビロニアに滞在しているので、結界石が機能していないことを首都に伝令を走らせた
パマフロストまで直行する馬車は無いので、ラバンニアル共和国の首都ラバンまで一度移動してから、アルドゥルフロスト連邦の首都アルブレストを目指すことにする。
リゼたちは世話になった人たちへの挨拶を今日中に済ませていた。
残りはリャンリーだけだった……バビロニアに来て一番、世話になったからこそ最後にしたいと思い、宿屋に戻って来るのを待っていた。
陽も沈み切った頃に戻ってくるリャンリー。
その様子から、疲労が溜まっていることは明白だった。
声を掛けることを躊躇っているリゼに気付いたリャンリーは、即座に笑顔を作った。
自分のために、気を使ってくれたことに気付いていたリゼは、申し訳ないと思いながらもリャンリーに近付く。
「町を出るんだな」
先にリャンリーが話し掛ける。
リゼの表情から察したようだ。
「はい、いろいろとお世話になりました。本当に有難う御座います」
リゼが頭を下げると、リャンリーはリゼ頭を激しく髪型が乱れるように撫でる。
「こっちこそ、有難うな」
寂しそうなリャンリー。
仲間を失い、顔見知りの冒険者たちもいなくなる。
冒険者になって初めてのことで戸惑っていたが、それを表情に出さないようにしていた。
笑って送り出すと決めていたからだ。
「私もリャンリーさんのように強い女性になりますね」
「おぅ、そうだな。ここで名付けられた宵姫の名が、噂で私に届くくらい強くなれよ」
「はい、頑張ります」
リゼは笑顔で答えた。
強くなる理由が一つ増えた瞬間だった。
「行き先は決まったのか?」
「はい。ラバンに寄ってから、アルドゥルフロスト連邦に入って首都のアルブレストに行こうと思っています」
「……パセキに行くつもりか?」
「はい。私の容姿からパセキに行くと思ったのですか?」
「あぁ、銀髪に透き通る白い肌は、あの村特有の特集だからな。私も詳しくは知らないが、その容姿から、一昔前までは物珍しさから観光客が多かったと聞く。それに――」
これ以上は話さないほうが良いと気付き、リャンリーは口を噤んだ。
「私に気にせずに話してください」
リゼの覚悟を組み、話を続けた。
「噂では人身売買が行われていると言われていた。あくまでも噂だ。貴族たちが銀髪で美しい女性を愛人にすることが流行ったと聞いている。私が冒険者になる前に聞いた噂だから、真意の程は知らない。だから、噂だから気にするなよ」
「有難う御座います」
リゼは母親のことを重ねて、リャンリーの話を聞いた。
母親は自分の妊娠と同時に、父親たちと別離したが、立場の弱い関係だったので愛人に近い立場だったのかも知れない。
ただ……故郷の村に戻ったと聞かされていた。
生まれ育った村が母親の故郷だと思っていたので、父親が母親の人身売買に関与していたのであれば、話の辻褄が合わない。
そう考えると……幼い頃の記憶が蘇る。
よく家に来ていた村長が、「金貨さえ貰っていなければ……」と冷たい目で、何度も見られたことを思い出す。
今なら分かる。多分、村長は父親から母親と私を監視する報酬を貰っていたこと。
母親が亡くなって、すぐに父親の使いの者が、自分を連れて行ったことにも納得がいく。
あくまでも憶測だが、それが真実だと信じたい気持ちになっていた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:四十四』
『魔力:三十三』
『力:二十八』
『防御:二十』
『魔法力:二十六』
『魔力耐性:十三』
『敏捷:百八』
『回避:五十六』
『魅力:二十四』
『運:五十八』
『万能能力値:十四』
■メインクエスト
■サブクエスト
・殺人(一人)。期限:無
・報酬:万能能力値(十増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
118
あなたにおすすめの小説
魔法使いじゃなくて魔弓使いです
カタナヅキ
ファンタジー
※派手な攻撃魔法で敵を倒すより、矢に魔力を付与して戦う方が燃費が良いです
魔物に両親を殺された少年は森に暮らすエルフに拾われ、彼女に弟子入りして弓の技術を教わった。それから時が経過して少年は付与魔法と呼ばれる古代魔術を覚えると、弓の技術と組み合わせて「魔弓術」という戦術を編み出す。それを知ったエルフは少年に出て行くように伝える。
「お前はもう一人で生きていける。森から出て旅に出ろ」
「ええっ!?」
いきなり森から追い出された少年は当てもない旅に出ることになり、彼は師から教わった弓の技術と自分で覚えた魔法の力を頼りに生きていく。そして彼は外の世界に出て普通の人間の魔法使いの殆どは攻撃魔法で敵を殲滅するのが主流だと知る。
「攻撃魔法は派手で格好いいとは思うけど……無駄に魔力を使いすぎてる気がするな」
攻撃魔法は凄まじい威力を誇る反面に術者に大きな負担を与えるため、それを知ったレノは攻撃魔法よりも矢に魔力を付与して攻撃を行う方が燃費も良くて効率的に倒せる気がした――
建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~
ヒロノF
ファンタジー
死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改(ちの かい)。
その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。
その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴! それはイメージ出来なければ作れないのと同義! 生前職人や技師というわけでもなかった彼女には機械など生活を豊かにするものは作ることができない! 中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。
近隣の村を拠点と定め、光の無かった世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。
更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国に国として認められることに!?
何でもできるけど何度も失敗する。
成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。
様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか?
誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です! 見つけたらご報告ください!
2024/05/02改題しました。旧タイトル
『魔界の天使 (?)アルトラの国造り奮闘譚』
2023/07/22改題しました。旧々タイトル
『天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~』
この作品は以下の投稿サイトにも掲載しています。
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4480hc/)』
『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました
まったりー
ファンタジー
何処にでもいるような平凡な社会人の主人公がある日、宝くじを当てた。
ウキウキしながら銀行に手続きをして家に帰る為、いつもは乗らないバスに乗ってしばらくしたら変な空間にいました。
変な空間にいたのは主人公だけ、そこに現れた青年に説明され異世界召喚に巻き込まれ、もう戻れないことを告げられます。
その青年の計らいで恩恵を貰うことになりましたが、主人公のやりたいことと言うのがゲームで良くやっていたダンジョン物と牧場経営くらいでした。
恩恵はダンジョンマスターにしてもらうことにし、ダンジョンを作りますが普通の物でなくゲームの中にあった、中に入ると構造を変えるダンジョンを作れないかと模索し作る事に成功します。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
【第一章改稿中】転生したヒロインと、人と魔の物語 ~召喚された勇者は前世の夫と息子でした~
田尾風香
ファンタジー
ある日、リィカの住む村が大量の魔物に襲われた。恐怖から魔力を暴走させそうになったとき前世の記憶が蘇り、奇跡的に暴走を制御する。その後、国立の学園へと入学。王族や貴族と遭遇しつつも無事に一年が過ぎたとき、魔王が誕生した。そして、召喚された勇者が、前世の夫と息子であったことに驚くことになる。
【改稿】2026/02/20、第一章の40話までを大幅改稿しました。
これまで一人称だった第一章を三人称へと改稿。その後の話も徐々に三人称へ改稿していきます。話の展開など色々変わっていますが、大きな話の流れは変更ありません。
・都合により、リィカの前世「凪沙」を「渚沙」へ変更していきます(徐々に変更予定)。
・12から16話までにあったレーナニアの過去編は、第十六章(第二部)へ移動となりました。
今日からはじめる錬金生活〜家から追い出されたので王都の片隅で錬金術店はじめました〜
束原ミヤコ
ファンタジー
マユラは優秀な魔導師を輩出するレイクフィア家に生まれたが、魔導の才能に恵まれなかった。
そのため幼い頃から小間使いのように扱われ、十六になるとアルティナ公爵家に爵位と金を引き換えに嫁ぐことになった。
だが夫であるオルソンは、初夜の晩に現れない。
マユラはオルソンが義理の妹リンカと愛し合っているところを目撃する。
全てを諦めたマユラは、領地の立て直しにひたすら尽力し続けていた。
それから四年。リンカとの間に子ができたという理由で、マユラは離縁を言い渡される。
マユラは喜び勇んで家を出た。今日からはもう誰かのために働かなくていい。
自由だ。
魔法は苦手だが、物作りは好きだ。商才も少しはある。
マユラは王都の片隅で、錬金術店を営むことにした。
これは、マユラが偉大な錬金術師になるまでの、初めの一歩の話──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる