僕と彼らの日常

ふわりんしず。

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ささやかな願い③

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席につき、ただ周りを観察していた。
髪色が賑やかな生徒に視線をやる勇気は無かったが、同じ希少種少数派黒髪の生徒達に視線を向けた。

ある生徒黒髪男子は机に突っ伏し寝ている者。また、ある生徒は本を読んで周囲と関わらない者。またある生徒はスマホに視線を落している者。


きっと彼らは僕と同様に周りの派手さに付いていけれなかったのかもしれない。まぁ、勝手な憶測なんだけれども。




(にしても…この席当たりだなぁ)

いい感じに日が当たり、身体がポカポカする
油断するとこれ授業中とかに寝ちゃうパターン。

お昼ご飯の後の睡魔との戦いが容易に想像出来てしまうのは…何故だろう。



真っ青な綺麗過ぎる空をただ、ぼぅっと眺めていると窓の隙間から春風が頬を撫でた。

外は晴天で、下を見れば満開の桜。

穏やかな風は春の匂いがして、



改めて自分が高校生になった事を実感した。


(取り敢えず目立たず平凡に静かに、壁のような…空気の様な高校生活を送れたらいいな)






なんて、そんな事を思った。

僕が願ったささやかな願いすら…叶わないと悟ったのは、数分後のお話し。





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