車いすの少年 VRに行く

Neet42

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VRに夢中になる少年

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「ヘビースラッシュ」

VRにログインした少年は すぐに平原に行き

モンスターを刈っていた

新しいスキルを試したくてしょうがなかったからだ

ヘビースラッシュは自分の体重を倍かけにして相手を叩き切るスキルだ

まだ初心者用のスキルではあるのだがウインドスラッシュよりは攻撃力が高くなっている

少年はVRが楽しくてしょうがなかった

何時間もログインしてはクエストやモンスターを刈っている

ゲーム中毒の子供が多いが夢中になれるものは時間も忘れて

楽しんでしまうものである

「よし これで10匹目 またLVが上がった!

 上がりづらくはなったけど こういうのもRPGゲームの醍醐味だしな」

自分の体がイメージ通り動くVRはこの少年にとっては夢であり

スポーツみたいな夢中になれる青春みたいなものなのかもしれない

「ドロップアイテムもたまったし一度ギルドに戻るか」

スライムと違いワイルドボアは肉や毛皮などアイテムをたまに

落としていた メニューウインドウに記載されては勝手にアイテムボックスに入るだけではあるが

こういうのが楽しいのも初心者である

ギルドに着くと受付のお姉さんに話しかけドロップアイテムを買い取ってもらう

「お姉さん アイテムが貯まってきたので買い取ってもらえますか?」

「はい いいですよ どれですか」

メニューをタップして ワイルドボアに肉と毛皮を目の前に出す

「はい ワイルドボアの肉 5個に 毛皮 7個ですね

 買い取り額は 肉が100ギルド 毛皮 70ギルドですね

 よろしいですか」

計算すると 肉が20ギルド 毛皮が10ギルドってことか

問題なかったのでメニューに出ていた売却の所をタップする

「売却ありがとうございます またご利用ください」

NPCとはいえ笑顔で返されるとまた頑張ろうという気になってくるのは男だかろうか

せっかくギルドにきたのだからクエストボードを見てみると ワイルドボアの肉を

料理屋に卸すクエストがあったので受けてみることにした

こういうクエストを受けることでランクや称号がもらえる事があると

アルトさんや他にログインしている人から教えてもらった

「しかしアルトさんのおかげで知ってる人が増えたなぁ」

ギルドの中を見渡すと何度か話を交わした人がちらほらいて

会釈したり 手を振ってきたりするのでオンラインVRならではの交流なのかなと思った

平原に行くと近くの知り合いに告げると 「気をつけてな まだまだ初心者なんだから

デスペナルティには気をつけな ステータスがダウンしたりギルドがなくなったりするからな」

今のところモンスターにやられたりはしていないが

攻撃を受けてHPが0になると ログインした街に戻されるようだ

その際 持ち物のギルドが減っていたり ステータスが1時間 ダウンしていたりするらしい

あまり無茶なモンスターに挑んだりするとデスペナルティを受ける人がいるらしい

アルトさんみたいな熟練者たちは強いモンスターに挑んでるので何度もデスペナルティを

くらってるらしいが 笑ってそのモンスターとの戦いを聞かせてくれた

自分もいつかはこの街を出て強いモンスターと戦ってみたい。

そんな事を考えながら歩いてるといつの間にか平原に着いていた

「さてと まずは地道に頑張りますか」

目標はあるが先は長い 目の前のクエストを一つ一つこなしていくのが

一番だし楽しいので苦にはならないし頑張っていける

「ファイア」火魔法で牽制し

「ヘビースラッシュ」 スキルで止めを刺す

何十匹も倒してるだけあってなれたものだが

油断したのか 突進してくるワイルドボアの一撃をまともに受けてしまった

「どあっっあ 痛たたたっ」

VRだから 痛みは感じないはずなのだが 条件反射なのか

痛いような気になってくるのはお約束である

「あたた 油断したな ギルドで気をつけろっていわれたのに」

そういいながら道具屋で買ったポーションを飲み干す

HPが満タンになり 元気になった気がした

まぁこれも気のせいなんだろうけど

「とりあえず クエスト分の肉は手に入れたし 戻るか」

一通りのワイルドボアを退治してドロップアイテムをゲットしたので

料理屋に向かおうとした

「すいません 頼まれた肉を届けに来たのですが」

料理屋に入り カウンターの料理人に話しかけると

「ギルドに頼んでた肉かい 助かるよ ちょうど肉がなくなってきてな」

アイテムボックスから肉を出し メニューから渡すをタップする

「ありがとさん ついでだ おごるから食っていきな」

これもクエストの一種なのか 今 納入した ワイルドボアの肉の料理が出てきた

ステーキ風の料理でVRとは思えないリアルな料理でお腹が空いてくるような気がする

実際に切ったり刺したりは出来るが口の中に入れると消えていく

リアルに味まではしないのだが見た目が本当に美味しそうなので

これも気のせいなのだが美味しいものを食べた気になってくる

料理屋を出て 依頼料をもらうのを忘れたと思ったのだが

いつの間にか300ギルドが増えていたので これが依頼料なのかなと思った


今日のログインでまたVRの新しい体験が出来て

またログインできるのが楽しみでしょうがなくなってきた。


 


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