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第六章 盗み、奪い、取る、緑色の襲撃者
第302話 これから進む様々な道
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アリバレー。
ロードたちはアリバレーの穴の外に出ていた。
ロードたちはツルバシセン団と会話をしていた。
「オレたちは一度チュードオリに戻る。魔王と戦うために色々準備して来るぜ」
ツルバシセン団団長リョウがこれからのことを話す。
「奴らの後も追いかけてみるつもりだ」
「オレたちはグラスを探すことにする。このまま放ってはおけない」
ロードがこれからすることを告げる。
「そうか、奴が逃げたのは東らしい。地図をやる。役に立つといいが……」
リョウは部下から受け取った地図をロードに差し出す。
「ありがとう」
有り難く受け取るロード。
「団長奴らが……」
マテヨが密かに団長の耳にささやく。
「――――!!」
テンロウ率いるドリドリム団が続々と穴の奥から出てきた。
「オイ!! テンロウのおっさん!! どこ行くんだ!!」
気兼ねなく聞く団長リョウ。
「!!」
テンロウが足を止める。
「魔王をぶっ倒しに行くんならオレたちに乗らねーか!!」
何気なく誘うリョウ。
「黙れ!! ぶっ殺すぞガキ!!」
どんな相手にも相変わらずキレる大人だった。
そのまま、ドリドリム団を引き連れてどこかしらへ向かって行った。
「相変わらずだなぁ、あのおっさん」
リョウが口に零す。
「話しになんねーー」
オテダシがうんざりするように言う。
「ほっとけ、あんなオヤジ共なんていなくてもいい」
フセルが切り捨てる。
「魔王に手出ししねー方がいいぜ」
ゆらりとロードたちの側にやって来たのはドリドリム団のノロシという男だった。
「ノロシ!!」
誰かが叫んだ。
「うちの頭はあれで、ここを結構気に入ってんだ、だから今はかなり来てるぜ。こんなありさまになっちまったからには、魔王に落とし前つけさせねーと気がすまねーのさ……オレたちはこれから全員で魔王を潰しに一旦ここを離れる。分かるよなー、オレたちの獲物を狙ったらどーなるか……今頭はお前らを見逃してんだ二度目はねー、魔王はオレたちドリドリム団が潰す。テメーらが横取りしたら今度こそテメーらを潰すからよ。悪いことは言わねーお家に帰ってメシでも食ってるんだな……」
アリバレーの様子を見て、リョウとロードの間を堂々と通り抜けドリドリム団に合流していく。
「いや、魔王はそんな簡単に倒せない。オレたちも闘う」
ロードが宣言する。
「まぁ、好きにしな……それも自由さ。オレたちに背中を刺されてもいいなら来いよ。頭もオレたちも待ってるぜ。じゃなクソガキ共……」
ノロシは進みながら後ろの聞き分けのないガキ共に手を振っていた。
「勘弁してほしいぜ、ったくよ」
リョウが溜息を吐いた。
◆ ◆ ◆ ◆
アリバレー・入口。
ツルバシセン団は全員馬に乗って引き上げていった。
「さてと……魔王フリフライの討伐にアマノが強欲王から奪った希望の宝探し……やることが押してるな」
ハズレが一息つく。
「グラスの追跡ならわたしに任せて……」
「頼むスワン」
ロードはグラスの逃げた東を見る。
「やることは山積みだが、まずはグラスの左足を治す道。この道を進む」
日の光が出る方向を見るロードたちだった。
◆ ◆ ◆ ◆
東の森。
バカラッバカラッと一頭の馬がグラスを乗せて走る。
「……………………」
グラスはイラついていた。
▽ ▽ ▽
「グラスオレはお前を裏切らない。約束するよ」
ある人物の言葉が脳裏をよぎる。そしてロードの姿も、
▼ ▼ ▼
「どいつもこいつも……付き合いきれねーんだよ」
グラスはある場所に向けて馬を走らせていた。
ロードたちはアリバレーの穴の外に出ていた。
ロードたちはツルバシセン団と会話をしていた。
「オレたちは一度チュードオリに戻る。魔王と戦うために色々準備して来るぜ」
ツルバシセン団団長リョウがこれからのことを話す。
「奴らの後も追いかけてみるつもりだ」
「オレたちはグラスを探すことにする。このまま放ってはおけない」
ロードがこれからすることを告げる。
「そうか、奴が逃げたのは東らしい。地図をやる。役に立つといいが……」
リョウは部下から受け取った地図をロードに差し出す。
「ありがとう」
有り難く受け取るロード。
「団長奴らが……」
マテヨが密かに団長の耳にささやく。
「――――!!」
テンロウ率いるドリドリム団が続々と穴の奥から出てきた。
「オイ!! テンロウのおっさん!! どこ行くんだ!!」
気兼ねなく聞く団長リョウ。
「!!」
テンロウが足を止める。
「魔王をぶっ倒しに行くんならオレたちに乗らねーか!!」
何気なく誘うリョウ。
「黙れ!! ぶっ殺すぞガキ!!」
どんな相手にも相変わらずキレる大人だった。
そのまま、ドリドリム団を引き連れてどこかしらへ向かって行った。
「相変わらずだなぁ、あのおっさん」
リョウが口に零す。
「話しになんねーー」
オテダシがうんざりするように言う。
「ほっとけ、あんなオヤジ共なんていなくてもいい」
フセルが切り捨てる。
「魔王に手出ししねー方がいいぜ」
ゆらりとロードたちの側にやって来たのはドリドリム団のノロシという男だった。
「ノロシ!!」
誰かが叫んだ。
「うちの頭はあれで、ここを結構気に入ってんだ、だから今はかなり来てるぜ。こんなありさまになっちまったからには、魔王に落とし前つけさせねーと気がすまねーのさ……オレたちはこれから全員で魔王を潰しに一旦ここを離れる。分かるよなー、オレたちの獲物を狙ったらどーなるか……今頭はお前らを見逃してんだ二度目はねー、魔王はオレたちドリドリム団が潰す。テメーらが横取りしたら今度こそテメーらを潰すからよ。悪いことは言わねーお家に帰ってメシでも食ってるんだな……」
アリバレーの様子を見て、リョウとロードの間を堂々と通り抜けドリドリム団に合流していく。
「いや、魔王はそんな簡単に倒せない。オレたちも闘う」
ロードが宣言する。
「まぁ、好きにしな……それも自由さ。オレたちに背中を刺されてもいいなら来いよ。頭もオレたちも待ってるぜ。じゃなクソガキ共……」
ノロシは進みながら後ろの聞き分けのないガキ共に手を振っていた。
「勘弁してほしいぜ、ったくよ」
リョウが溜息を吐いた。
◆ ◆ ◆ ◆
アリバレー・入口。
ツルバシセン団は全員馬に乗って引き上げていった。
「さてと……魔王フリフライの討伐にアマノが強欲王から奪った希望の宝探し……やることが押してるな」
ハズレが一息つく。
「グラスの追跡ならわたしに任せて……」
「頼むスワン」
ロードはグラスの逃げた東を見る。
「やることは山積みだが、まずはグラスの左足を治す道。この道を進む」
日の光が出る方向を見るロードたちだった。
◆ ◆ ◆ ◆
東の森。
バカラッバカラッと一頭の馬がグラスを乗せて走る。
「……………………」
グラスはイラついていた。
▽ ▽ ▽
「グラスオレはお前を裏切らない。約束するよ」
ある人物の言葉が脳裏をよぎる。そしてロードの姿も、
▼ ▼ ▼
「どいつもこいつも……付き合いきれねーんだよ」
グラスはある場所に向けて馬を走らせていた。
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