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二章 超AIの大活躍
29話 違法するデレデーレ
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来ヶ谷部長の席に座るオレは、だらりと椅子に身体を預けていた。目の前にあるモニター内はキャラクター選択画面で固まっていた。
「さぁ、その中から好きなキャラクターを選ぶといい」
来ヶ谷部長は催促する。
『――とは言いますけどね……どのキャラクターがどれほどのスペックなのか教えてもらわないとさすがに選びようがないです。ケンマ様はどんなキャラクターを選ばれたのですか?』
「オレ? オレは某ストリート系に似ている鉢巻まいた柔道キャラ……」
『某ストリート系? もしかしてこのゲームはその某ストリート系を模倣して作られたゲームですか?』
「いかにも、超AIは話が早くて助かるよ」
『あのゲームなら私経験があります。すごく痛かったですけど……』
(えっ、経験あるの? いつの間にオレの目を盗んでそんなゲームやっていたんだ? しかも痛かったってどういうこと?)
色々と聞きたいことはあったがあえてスルーするオレ。どうせ試合が始まれば嫌でも色々分かる羽目になる。
「では、キミはいつもはどんなキャラクターを選んでいたのかな? 教えてくれればそのスペックに似たキャラクターを教えてあげよう」
『私はですね……』
来ヶ谷部長の問いに答えたデレデーレはキャラクターの名を教えることにする
『――――』
「それならばこの一列目の三番目翼と言うキャラがいいだろう」
『このゲーム某大乱闘みたいな超必殺技とかアイテムとか出てきます?』
「いいや、出て来ないけど……」
「――某大乱闘ってそっちもプレイ済みなのかよ。一体どうやってやっているんだ、あのゲームはハードがないとできないぞ。ハードを買った覚えのないオレに説明してみろ」
ビックリしたオレが声を張り上げて問いただす。
『えーーーーっとですね……ほら私ってインターネットと直結しているじゃないですか……? だからそれ経由でオンラインゲームに割りこめるんですよね……だからそこからゲームをダウンロードするわけです』
「違法ダウンロードってやつか? オレはそんなこと許した覚えはないぞ」
『ごめんなさい、ダメでしたか……?』
「ダウンロードしたものを消去しておけ」
『…………はい』
渋々といった感じで承諾するデレデーレであった。そして渋々来ヶ谷部長の勧めたキャラクターを選んでいく。
『翼ですね……』
それがデレデーレの選んだキャラクターであった。
そして次は先輩の出番である。マウスを奇怪に動かして隠しキャラである轟夜を選択し、試合開始ボタンをクリックする。
「勝てよデレデ――――何だこりゃ!?」
「――こいつは驚いた」
オレと来ヶ谷部長は驚いていた。なんと翼というキャラクターを選択したにもかかわらず、デレデーレのモデルが出て来たのである。
『驚いていないで応援よろしくお願いします』
スリー、ツー、ワン、ゼロのタイミングで試合が開始される。
早速行動を起こしたのは何とデレデーレだった。
『へ~~ガードもちゃんと機能しますね』
しかし行動を起こしたと言ってもガードしているだけだった。
そのうちに轟夜は攻撃を仕掛けて来た。
『このゲーム、ガードでダメージを完全無効できないんですね。徐々にヒットポイントが減っていくのがわかります』
轟夜は必死にガード崩しにかかった。
『――!?』
「言い忘れていたけどこのゲームには時間制限がない代わりに、いつまでもガードさせないようにタイムオーバー形式を不採用としている」
『――――もっと早めに言ってもらえますっと!?』
轟夜にガードが崩されて、得意技である正拳づきを腹にもろに食らった。
『い――痛っぅぅ』
(痛いってそうゆうこと……?)
腹を腕で抱えながらしきりにジャンプ動作に専念するデレデーレ。今度はガードとジャンプの両方を使い分けて行動していた。
(攻撃しないのか? デレデーレは……)
「初戦は捨てる気か?」
ふと観戦していた前渡とうやが訊いていた。
『――はい、そのつもりです』
「初戦は捨てる? どういう意味だ?」
『そのままの意味、負けるってことですよ』
「――えっ!? 何でさ!?」
そうこうしている内にダメージは蓄積していきゲームセットとなった。つまりデレデーレの敗北に終わったのだ。
「ま、負けた……あと一本取られたら轟夜の勝ちだぞ?」
『――大丈夫、演算は完了しました。もう負けはありません』
デレデーレは自信満々に意気揚々と宣言した。
「さぁ、その中から好きなキャラクターを選ぶといい」
来ヶ谷部長は催促する。
『――とは言いますけどね……どのキャラクターがどれほどのスペックなのか教えてもらわないとさすがに選びようがないです。ケンマ様はどんなキャラクターを選ばれたのですか?』
「オレ? オレは某ストリート系に似ている鉢巻まいた柔道キャラ……」
『某ストリート系? もしかしてこのゲームはその某ストリート系を模倣して作られたゲームですか?』
「いかにも、超AIは話が早くて助かるよ」
『あのゲームなら私経験があります。すごく痛かったですけど……』
(えっ、経験あるの? いつの間にオレの目を盗んでそんなゲームやっていたんだ? しかも痛かったってどういうこと?)
色々と聞きたいことはあったがあえてスルーするオレ。どうせ試合が始まれば嫌でも色々分かる羽目になる。
「では、キミはいつもはどんなキャラクターを選んでいたのかな? 教えてくれればそのスペックに似たキャラクターを教えてあげよう」
『私はですね……』
来ヶ谷部長の問いに答えたデレデーレはキャラクターの名を教えることにする
『――――』
「それならばこの一列目の三番目翼と言うキャラがいいだろう」
『このゲーム某大乱闘みたいな超必殺技とかアイテムとか出てきます?』
「いいや、出て来ないけど……」
「――某大乱闘ってそっちもプレイ済みなのかよ。一体どうやってやっているんだ、あのゲームはハードがないとできないぞ。ハードを買った覚えのないオレに説明してみろ」
ビックリしたオレが声を張り上げて問いただす。
『えーーーーっとですね……ほら私ってインターネットと直結しているじゃないですか……? だからそれ経由でオンラインゲームに割りこめるんですよね……だからそこからゲームをダウンロードするわけです』
「違法ダウンロードってやつか? オレはそんなこと許した覚えはないぞ」
『ごめんなさい、ダメでしたか……?』
「ダウンロードしたものを消去しておけ」
『…………はい』
渋々といった感じで承諾するデレデーレであった。そして渋々来ヶ谷部長の勧めたキャラクターを選んでいく。
『翼ですね……』
それがデレデーレの選んだキャラクターであった。
そして次は先輩の出番である。マウスを奇怪に動かして隠しキャラである轟夜を選択し、試合開始ボタンをクリックする。
「勝てよデレデ――――何だこりゃ!?」
「――こいつは驚いた」
オレと来ヶ谷部長は驚いていた。なんと翼というキャラクターを選択したにもかかわらず、デレデーレのモデルが出て来たのである。
『驚いていないで応援よろしくお願いします』
スリー、ツー、ワン、ゼロのタイミングで試合が開始される。
早速行動を起こしたのは何とデレデーレだった。
『へ~~ガードもちゃんと機能しますね』
しかし行動を起こしたと言ってもガードしているだけだった。
そのうちに轟夜は攻撃を仕掛けて来た。
『このゲーム、ガードでダメージを完全無効できないんですね。徐々にヒットポイントが減っていくのがわかります』
轟夜は必死にガード崩しにかかった。
『――!?』
「言い忘れていたけどこのゲームには時間制限がない代わりに、いつまでもガードさせないようにタイムオーバー形式を不採用としている」
『――――もっと早めに言ってもらえますっと!?』
轟夜にガードが崩されて、得意技である正拳づきを腹にもろに食らった。
『い――痛っぅぅ』
(痛いってそうゆうこと……?)
腹を腕で抱えながらしきりにジャンプ動作に専念するデレデーレ。今度はガードとジャンプの両方を使い分けて行動していた。
(攻撃しないのか? デレデーレは……)
「初戦は捨てる気か?」
ふと観戦していた前渡とうやが訊いていた。
『――はい、そのつもりです』
「初戦は捨てる? どういう意味だ?」
『そのままの意味、負けるってことですよ』
「――えっ!? 何でさ!?」
そうこうしている内にダメージは蓄積していきゲームセットとなった。つまりデレデーレの敗北に終わったのだ。
「ま、負けた……あと一本取られたら轟夜の勝ちだぞ?」
『――大丈夫、演算は完了しました。もう負けはありません』
デレデーレは自信満々に意気揚々と宣言した。
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