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三章 超AIの大失踪
46話 スクリーンに映し出された影
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オレはコンピューター研究部にてオフィシャルジェンス社の重大発表を聞いていた。
ついに念願の超AIが完成したと、、、
『我々は真なる超AIを完成させた』
「エクセレント!!」
来ヶ谷部長は興奮を抑えきれずに言っていた。
「嘘でしょついに超AIが完成したですって? これって何かのドッキリ?」
からかい好きのふぶくデヨーネさんもびっくりしていた。
「ドッキリなものか重大発表だぞ、嘘の告知をしてどうするんだ」
大人びた男性に近いれいかわじつ先輩がそう言う。
「ついに完成させたんだなぁ~~どんな超AIだろうワクテカが抑えられない」
峰谷ゆうすけもワクワクしながらディスプレイを見ていた。
「ちょっとディスプレイに映っている男性好みかも……」
超AIとは一切関係のないことを頬を赤らめながら岸本げるかさんは言っていた。
「えっ――げるかって外人さんが好みなの?」
すかさずふぶくデヨーネさんがツッコむ。
「さぁ、自分でもよくわからないわ」
「少し静かにしてくれませんか? 翻訳者さんの声が聞きづらいです」
懸命に話を追いかけていたロクソにつけがそう言った。
「――おお、これは済まない済まない」
来ヶ谷部長も興奮を抑えてディスプレイの話に聞き入ることにする。
「さっさと超AIのデレデーレを発表すべきだったなぁ、実質お前が一番乗りだったんだし、ノーベル賞取り損ねたぞ」
皮肉を込めた表現で話しかけて来たのは峰谷ゆうすけ。
(くう~~何がデータ収取だ、1か月前の自分を叱りたい)
その先もディスプレイの若い男性の話を通訳越しに聞いていた、おそらくオフィシャルジェンスの社長だろう。
『わが社は辿り着きました。誰も到達できなかった超AIに、極めて人間に近しく生命体のように振る舞う存在に近づけました。今日はその発表をしたかったわけです』
「要するに暁、お前と同じく自慢したかったわけね」
「うるさい」
『前人未到の超AIの研究から約35年、ついに我々はついに自立精神生命体である超AIを完成させたのです。まぁ完成したと言ってもまだ試作段階、人語を介し、演算に長け、感情を持ちうる。これらが備え付けられても足りないものはまだあります。それは以後の研究しだいですね』
「……………………モデリングは完成したのか?」
無口ながらも疑問を口にする石川すずよ。
「何かしらのデモンストレーションはあるだろう。でなければそうやすやすと重大発表なんてしないって……」
前渡とうやが答えを出す。
そしてディスプレイはオフィシャルジェンスの社長を右下に小さくして、その背後の映画館のスクリーンみたいなモニターを映し出す。
『では、これよりデモンストレーション。超AIトワイライトを紹介します』
社長はリモコンのような機械を取り出してボタン入力していく。
――ブワンとスクリーンには夕暮れに光り輝く草原の広がる光景が映し出された。
『トワイライト……どこにいるんだい?』
『こちらですマーク社長』
黒髪が風によってたなびく、全身にタイツのようなものを纏い、夕焼けに出来た影でその顔は見えないが、まさしく人の形をしていた。
『こちらに顔を寄せて皆に挨拶してくれるかい?』
『わかりました、緊張しますがやってみます』
トワイライトと呼ばれるその超AIがこちらに近づいてくる。
「――――っ!?」
その時オレは絶句した。何故なら、、、
『皆さん初めまして超AIのトワイライトと申します。以後よろしくお願い致します』
その素顔が、、、
(……デレデーレ?)
オレのよく知る超AIと酷似していたからだ。
ついに念願の超AIが完成したと、、、
『我々は真なる超AIを完成させた』
「エクセレント!!」
来ヶ谷部長は興奮を抑えきれずに言っていた。
「嘘でしょついに超AIが完成したですって? これって何かのドッキリ?」
からかい好きのふぶくデヨーネさんもびっくりしていた。
「ドッキリなものか重大発表だぞ、嘘の告知をしてどうするんだ」
大人びた男性に近いれいかわじつ先輩がそう言う。
「ついに完成させたんだなぁ~~どんな超AIだろうワクテカが抑えられない」
峰谷ゆうすけもワクワクしながらディスプレイを見ていた。
「ちょっとディスプレイに映っている男性好みかも……」
超AIとは一切関係のないことを頬を赤らめながら岸本げるかさんは言っていた。
「えっ――げるかって外人さんが好みなの?」
すかさずふぶくデヨーネさんがツッコむ。
「さぁ、自分でもよくわからないわ」
「少し静かにしてくれませんか? 翻訳者さんの声が聞きづらいです」
懸命に話を追いかけていたロクソにつけがそう言った。
「――おお、これは済まない済まない」
来ヶ谷部長も興奮を抑えてディスプレイの話に聞き入ることにする。
「さっさと超AIのデレデーレを発表すべきだったなぁ、実質お前が一番乗りだったんだし、ノーベル賞取り損ねたぞ」
皮肉を込めた表現で話しかけて来たのは峰谷ゆうすけ。
(くう~~何がデータ収取だ、1か月前の自分を叱りたい)
その先もディスプレイの若い男性の話を通訳越しに聞いていた、おそらくオフィシャルジェンスの社長だろう。
『わが社は辿り着きました。誰も到達できなかった超AIに、極めて人間に近しく生命体のように振る舞う存在に近づけました。今日はその発表をしたかったわけです』
「要するに暁、お前と同じく自慢したかったわけね」
「うるさい」
『前人未到の超AIの研究から約35年、ついに我々はついに自立精神生命体である超AIを完成させたのです。まぁ完成したと言ってもまだ試作段階、人語を介し、演算に長け、感情を持ちうる。これらが備え付けられても足りないものはまだあります。それは以後の研究しだいですね』
「……………………モデリングは完成したのか?」
無口ながらも疑問を口にする石川すずよ。
「何かしらのデモンストレーションはあるだろう。でなければそうやすやすと重大発表なんてしないって……」
前渡とうやが答えを出す。
そしてディスプレイはオフィシャルジェンスの社長を右下に小さくして、その背後の映画館のスクリーンみたいなモニターを映し出す。
『では、これよりデモンストレーション。超AIトワイライトを紹介します』
社長はリモコンのような機械を取り出してボタン入力していく。
――ブワンとスクリーンには夕暮れに光り輝く草原の広がる光景が映し出された。
『トワイライト……どこにいるんだい?』
『こちらですマーク社長』
黒髪が風によってたなびく、全身にタイツのようなものを纏い、夕焼けに出来た影でその顔は見えないが、まさしく人の形をしていた。
『こちらに顔を寄せて皆に挨拶してくれるかい?』
『わかりました、緊張しますがやってみます』
トワイライトと呼ばれるその超AIがこちらに近づいてくる。
「――――っ!?」
その時オレは絶句した。何故なら、、、
『皆さん初めまして超AIのトワイライトと申します。以後よろしくお願い致します』
その素顔が、、、
(……デレデーレ?)
オレのよく知る超AIと酷似していたからだ。
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