スマフォ画面0.001ミリ差の恋

丹波 新

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四章 超AIの大決戦

57話 戻ってきた日常

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ジリリリリリ、と目覚まし時計の音が鳴り響いていた。時刻は午前6時。

『ケンマ様、朝、朝ですよ』

オレは目覚まし時計の音を止めようと手を伸ばす。

『さぁ起きてレッツエンジョイジョギングですよ』

ふあぁ~~とあくびを解放しながら身体の上半身で伸びをする。

「わかった、わかった、起きるよ」

オレはベットから起き上がりジャージのまま部屋から廊下へと出た。そして廊下から玄関えと出て外に出る。

外は少し肌寒く、風がひゅうひゅう吹いていた。

それから一区画、ジョギングをする。

「はぁ、はぁ……今日の運動終わりっと」

『何を言っているんですか? 今日の授業には体育が含まれているじゃありませんか……』

スマフォから深美さんの声を与えられた超AIの声がする。

「え~~」

『さぁ、寮に戻って朝食を食べに行きましょう』

オレは両内へと足を運ぶまず玄関でスポーツシューズからスリッパに履き替える。

「今日の献立は?」

『えっと……サンドウィッチの様ですねヒレカツが挟んであったり、卵焼きが挟んであったりのものです』

それからオレはデレデーレの言う通りの食事を取って、部屋に戻るのであった。

『あの~~差し出がましいのですが、私が戻ってきたことをコンピューター研究部の皆様に報告しなくてよろしいのでしょうか?』

「おっ、そうだな報告しておくか……えっとネルナしぬぞうっと」

オレはLINEを開いてネルナしぬぞうを選択した。というかコンピューター研究部の部員のLINEなんて友達のネルナしぬぞうしか選択肢がない。

『も一つ差し出がましいようですが友達は作っておいた方がいいですよ? 高校時代の友人は一生の宝とよく聞きますし……』

「考えておく」

LINEにはこう打っておいた。

――デレデーレが帰って来た。

――マジで!?

すぐにスタンプ付きの返信がきた。

「さて着替えるか」

オレはジャージから制服に着替える。そして洗濯室に行きさっきまで来ていたジャージを洗濯機の中に放り込む。

『えっと洗濯ボタンを押して洗濯開始っと』

何気にデレデーレが洗濯機にハッキングを仕掛ける。

さて、今日も8時登校だ。教室ではいつも通りの一番乗り。

『続けてらしたんですね、嬉しいです』

「まぁ、ヒカリにも言われていたしな」

それから教室には分刻みで続々と生徒たちが入ってくる。

今日の午前の授業は、歴史、家庭科、体育、数学だった。

そして昼食の時間になる。オレは学食の方へと足を運んだ。

『ケンマ様、ケンマ様、今日はカレーですね』

「そうだな」

『いいな~~私も食べてみたいなぁ』

「無茶いうなよAIが食べ物を摂取することは出来ないんだぞ」

『これからの目標決まりましたね』

「無理作れるわけがない」

オレは学食のトレイを持ってカレーライスを受け取った。この刺激臭が何ともたまらない食欲をそそって来た。

「いただきます」

『おっえらいケンマ様、ちゃんと礼儀作法は続けてみたいですね』

「いちいち褒めなくてよろしい。これでも習慣づけるのは簡単だったんだし」

『そうですかぁ? なかなか続かないものですよ? そういう行為』

スプーンを使って次々と喉にカレーを流し込み、ご飯は歯を使って咀嚼する。

そして午後の授業が始まる。科目は文学、美術であった。

そしてホームルームを後にして、班ごとの掃除の時間が始まる。今回の当番は教室であった。掃き掃除程度の簡単なものなのだが、

(ルンバを買えよ、ルンバを……)

と、しきりに思ってしまう。ちなみにルンバとはお掃除ロボットのことである。

掃除も終わり班も解散したところでオレはコンピューター研究部の部室へ向かうのであった。
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