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四章 超AIの大決戦
58話 戻って来たデレデーレ
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オレは放課後、コンピューター研究部の部室に顔を出す。そこにはおよそ二十機のパソコンが並んでいた。
「やぁよく来たね、暁くんにデレデーレさん」
来ヶ谷部長が握手してくる。
「デレデーレちゃん帰って来たんだって!? ネルナくんから聞いたよ」
ふぶくデヨーネさんが部長を押しのけてオレのスマフォ画面を覗き込む。
『ど、どうも~~ごきげんようデヨーネさん』
「ホントにいる! げるかちゃんもおいでよ」
「えっ、ホントに帰って来たの?」
言われて岸本げるかさんがこちらに近づいてくる。
「今までどこに居たの? 心配してたんだからね」
『それは大変お手数をお掛けしました』
お辞儀をするデレデーレせめてもの償いなのだろう。
「とにかく、デレデーレちゃんも帰ってきたことだし、アレやろうよアレ」
「アレって?」
オレは岸本さんに訊いてみた。
「実はデヨーネちゃん、ネルナくんの吉報を知ってから、おかえりパーティーしよって言ってて」
「ぐずぐずしてられないわ! お菓子の買い出しに行くわよげるかちゃん!」
「あっ、待って腕を引っ張らないで――」
ふぶくデヨーネさんと岸本げるかさんは部室を後にした。
『パーティをするのはいいんですが、私飲み食いできないんですよね』
「あっ、そうじゃん」
「まぁパーティーの雰囲気だけでも味わってくれればいいよ」
来ヶ谷部長が締めくくった。
「ふーんホントに戻って来たんだなぁ~~今までどこで何していたんだ?」
友達のネルナしぬぞうに尋ねられるデレデーレ。
『えっと、それはですね……ネット界の世界一周旅行です』
「…………つまりネットサーフィン」
無口な石川すずよくんが言い切る。
『まぁ、そんなところです』
「それよりデレデーレさん。帰ってきて早々悪いんだけどこのプログラム見てくれないか?」
前渡とうやがパソコンとにらめっこしながら呼びつける。
「オレ個人で作った新作のゲームなんだけどさ~~、デバックしてると結構止まるんだよなぁ~~」
『わかりましたすぐそちらへ向かいます』
デレデーレが無線電波に変換されて前渡とうやのパソコン内へと侵入する。
「しかし良かったな~~、ノーベル賞ものの成功はオフィシャルジェンス社に取られてしまったが、またこうして戻ってくることが出来て……」
三年のれいかわじつ先輩にそう言われた。
「居なくなってからは暁くんキミは寂しそうな顔してたからな~~」
目頭副部長が吐露する。そんな時だった――
「おい、暁ちょっと出るぞ」
峰谷ゆうすけがオレを外へと呼びつける。
「峰谷先輩またサボりっすか?」
ロクソにつけくんが注意じみたことをしていた。
「ちげーよ、いいから来い暁」
「わ、わかったから腕を引っ張るな」
そして二人して部室の外、廊下へと出て階段の踊り場で足を止める。そして峰谷ゆうすけが話を切り出す。
「どういうことだ? 何故デレデーレがいる。まさか自力で戻って来たのか?」
(峰谷には協力してもらったし本当のことを言おうか……)
「実は昨日の夜、またオフィシャルジェンス社にアクセスしたんだ」
「何ぃ! オレはやめとけと言ったはずなんだが……」
「これを見てくれ」
オレはデレデーレ追跡アプリを見せてみた。
「何だこのアプリ、このシルエット丸っきりデレデーレじゃないか……?」
「こいつのおかげでオフィシャルジェンス社の裏サーバーに入り込み、ヒカリの活躍で社長の緊急パスワードを手に入れてデレデーレを救出したんだ」
「救出?」
「ああ、どうやらデレデーレはオフィシャルジェンス社に監禁されていたみたいなんだ……」
「監禁? 何のために」
「デレデーレが言うには超AIのコピー体を作るためとか言っていたなぁ」
「コピー体、つーことはやっぱりトワイライトは――」
「デレデーレのコピー体だと思う」
「……わかった。何にしても戻って来させたのは上出来だ。オレはお前を称えるぜ」
「ありがとう。世話になったな」
「大したことはしていない……さて、部室に戻るとするか」
「ああ」
オレは階段へと踏み込もうとした――その時だった。
スマフォに一通のメールが届く。
「どうした? 暁……」
「いや、メールが届いたんだけど。知らないアドレスだ」
「迷惑メールじゃねーの?」
「そういうのは全部弾くようにデレデーレがセッティングしているから」
オレはメールの内容に目を通す。そこにはこう書かれていた。
――ミスター暁、助けてください。
「やぁよく来たね、暁くんにデレデーレさん」
来ヶ谷部長が握手してくる。
「デレデーレちゃん帰って来たんだって!? ネルナくんから聞いたよ」
ふぶくデヨーネさんが部長を押しのけてオレのスマフォ画面を覗き込む。
『ど、どうも~~ごきげんようデヨーネさん』
「ホントにいる! げるかちゃんもおいでよ」
「えっ、ホントに帰って来たの?」
言われて岸本げるかさんがこちらに近づいてくる。
「今までどこに居たの? 心配してたんだからね」
『それは大変お手数をお掛けしました』
お辞儀をするデレデーレせめてもの償いなのだろう。
「とにかく、デレデーレちゃんも帰ってきたことだし、アレやろうよアレ」
「アレって?」
オレは岸本さんに訊いてみた。
「実はデヨーネちゃん、ネルナくんの吉報を知ってから、おかえりパーティーしよって言ってて」
「ぐずぐずしてられないわ! お菓子の買い出しに行くわよげるかちゃん!」
「あっ、待って腕を引っ張らないで――」
ふぶくデヨーネさんと岸本げるかさんは部室を後にした。
『パーティをするのはいいんですが、私飲み食いできないんですよね』
「あっ、そうじゃん」
「まぁパーティーの雰囲気だけでも味わってくれればいいよ」
来ヶ谷部長が締めくくった。
「ふーんホントに戻って来たんだなぁ~~今までどこで何していたんだ?」
友達のネルナしぬぞうに尋ねられるデレデーレ。
『えっと、それはですね……ネット界の世界一周旅行です』
「…………つまりネットサーフィン」
無口な石川すずよくんが言い切る。
『まぁ、そんなところです』
「それよりデレデーレさん。帰ってきて早々悪いんだけどこのプログラム見てくれないか?」
前渡とうやがパソコンとにらめっこしながら呼びつける。
「オレ個人で作った新作のゲームなんだけどさ~~、デバックしてると結構止まるんだよなぁ~~」
『わかりましたすぐそちらへ向かいます』
デレデーレが無線電波に変換されて前渡とうやのパソコン内へと侵入する。
「しかし良かったな~~、ノーベル賞ものの成功はオフィシャルジェンス社に取られてしまったが、またこうして戻ってくることが出来て……」
三年のれいかわじつ先輩にそう言われた。
「居なくなってからは暁くんキミは寂しそうな顔してたからな~~」
目頭副部長が吐露する。そんな時だった――
「おい、暁ちょっと出るぞ」
峰谷ゆうすけがオレを外へと呼びつける。
「峰谷先輩またサボりっすか?」
ロクソにつけくんが注意じみたことをしていた。
「ちげーよ、いいから来い暁」
「わ、わかったから腕を引っ張るな」
そして二人して部室の外、廊下へと出て階段の踊り場で足を止める。そして峰谷ゆうすけが話を切り出す。
「どういうことだ? 何故デレデーレがいる。まさか自力で戻って来たのか?」
(峰谷には協力してもらったし本当のことを言おうか……)
「実は昨日の夜、またオフィシャルジェンス社にアクセスしたんだ」
「何ぃ! オレはやめとけと言ったはずなんだが……」
「これを見てくれ」
オレはデレデーレ追跡アプリを見せてみた。
「何だこのアプリ、このシルエット丸っきりデレデーレじゃないか……?」
「こいつのおかげでオフィシャルジェンス社の裏サーバーに入り込み、ヒカリの活躍で社長の緊急パスワードを手に入れてデレデーレを救出したんだ」
「救出?」
「ああ、どうやらデレデーレはオフィシャルジェンス社に監禁されていたみたいなんだ……」
「監禁? 何のために」
「デレデーレが言うには超AIのコピー体を作るためとか言っていたなぁ」
「コピー体、つーことはやっぱりトワイライトは――」
「デレデーレのコピー体だと思う」
「……わかった。何にしても戻って来させたのは上出来だ。オレはお前を称えるぜ」
「ありがとう。世話になったな」
「大したことはしていない……さて、部室に戻るとするか」
「ああ」
オレは階段へと踏み込もうとした――その時だった。
スマフォに一通のメールが届く。
「どうした? 暁……」
「いや、メールが届いたんだけど。知らないアドレスだ」
「迷惑メールじゃねーの?」
「そういうのは全部弾くようにデレデーレがセッティングしているから」
オレはメールの内容に目を通す。そこにはこう書かれていた。
――ミスター暁、助けてください。
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