美形アイドル達の寮母やることになったんだけど皆ヤンデレになっちゃった件

月夜の晩に

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R18【ヤンデレメーカー#29】せめぎ合い

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※亜蓮視点で始まりますが、最後の方藍の視点に戻ります。
最後の方にそういうシーンがあるのでr18にしてますが、割とすぐ終わるので期待して読むとガッカリするかもです。



ーーーーーーーーーーーーー

 
俺は翌日、事務所で眠そうにあくびをしていたテディを捕まえた。デカい身体を引きずってひと気のない廊下へ連れ出した。

「何、亜蓮。いつもより怖い顔して」
「お前なあ。…新しい家に誰か連れ込んでるらしいな」

一瞬図星を突かれた顔をしたのを俺は見逃さなかった。

「吐けよ。誰だ」
「べっつにい。誰でも良いじゃん」

薄紫の生意気な瞳で睨むように俺にやり返す。

「藍じゃないだろうな」
「んな訳ないじゃん」

まっすぐ俺を見つめる。今度は動揺の気配は…ない。

「俺だって藍にフラれたんだんから。俺だって連絡取れないってゆーの。…傷口に塩塗りに来た訳」

プイッとそっぽを向いた。俺が掴んでいたテディの腕を、離せよと振り解く。俺だって別に掴みたくねえよ。
俺は一層声を落としてヒソヒソと話をした。

「お前なあ。…ここのところ週刊誌の記者がチョロチョロしてんだよ。だから気をつけろよ」
「分かってまあす」

そう言ってのらりくらりと逃げようとしたテディの腕をまた捕まえた。

「何」
「いやお前は何も分かってない。今度チェックしにいくからな。お前の新しい家」
「…!!」

死ぬほど嫌だと言わんばかりにテディは顔を歪めた。コイツは何か隠してると直感した瞬間だった。俺はそれが何か掴まなきゃいけない。

藍、今どうしてる…。その手に抱こうとしてある日するりと消えてしまった俺の想い人。
あのかわいい笑顔が脳裏に浮かんで、消えた。



■■■


その週末、俺は社長を連れてテディの野郎の新しい家に押しかけた。突然。その時間に家にいるのはスケジュール表を見て分かっていた。

「どうも」
「く…!」

最初インターホンを無視していたテディだったが、社長が電話したら流石に出た。

しばらくしてバタバタとドアを開けたテディ。シャツの前がすこしはだけて胸板があらわ。ボタンを留めてる位置もおかしい。…ついさっきまで誰かとヤッてました、みたいな服装。いよいよ怪しい。

「…社長まで呼ぶとか、ほんと…!」

小声でテディがぶつぶつ文句言うのが聞こえたが無視した。奴め、ほんの少し額に汗をかいている。…焦ってるんだ。

「テディ。何だその格好」

眼光鋭い社長が厳しめに追求していく。良いぞやってしまえ。

「…べっつにい。筋トレした後シャワー浴びてただけですよ。突然皆さん来るのでこんなんなっちゃっただけで」
「ふうん?テディ。君ね。何か噂あるみたいだけど。誰かと住んでるとか。本当か」

「はあ!?知りませんて。そりゃ、たま~に火遊びくらいはしますけど僕だって。でもそんなの皆やってる!」
「テディ!そんなこと言うなら前のマンションにまた戻すからな!」
「…じゃあーやっぱりアイドル辞めますし!」
「お前…!」

困った最年少だった。社長も扱いかねている。テディはワガママなところがあるが、ファン人気は相当あってコイツが抜けると売り上げも相当落ちるというジレンマがあった。

「っていうか!この家見てくださいよ!誰もいないでしょっ!好きなところ調べてもらって良いですよ。誰かと住んでる痕跡なんかないから」
「ふうん?本当だろうな」

メガネの奥で眉根を寄せる社長。若い頃は随分ハンサムで、そして今も普通にイケメンのおっさんだった。

「亜蓮。漁れ」
「はい」
「…勘弁してくださいよ」

そうしていよいよあっちこっち扉開けたり棚あけたり。風呂場覗いたりと色んな場所を探りまくったが、確かに誰かのいる気配というのは全くなかった。落ちてる髪の毛だってテディのウザい金髪だけ。…藍みたいな黒髪はなかった。

…藍。ここに万が一いるかもしれないと思ったが。俺の思い過ごしか…。

はあとため息を吐く。あの週刊誌の記者の思い違いだったのかもしれない。感は感でしかない。今回はハズレ。

「社長、じゃあ僕らそろそろ帰…」
「テディ。何だ?この扉。地下に繋がってるみたいだが」

キャスター付きの食器棚を勝手に強引にどかしていた社長。その奥には地下へと続く階段。
振り返ったテディは、本気で冷や汗を流しているのだろうな、と察せられる表情をしていた。
藍?いるのか、ここに…。胸がドキンと波打った。
 

 
階段を降りていった先は、随分シンプルな部屋が広がっていた。

「ここは僕の隠れ家なんですよお。ここで1人、ホテルにでも泊まったつもりでゆっくり眠るんです」
「それなら別に入り口を隠す必要もないと思うが」

「や、僕だけの部屋ってのが良いんです。世界から隔絶された感じが落ち着くんですよ。よく眠れるんです。アイドルって常に人に囲まれてるから…分かって下さいよお、僕の気持ち…社長?」
「…う~ん…」

眉根を寄せて社長に話すテディ。相手の同情を引き出すことにかけて奴は天才的だ。そういうところが大っ嫌いなわけだが。
ケッと俺は背を向けると勝手にテディの部屋を漁る。

「あ!ちょっと!亜蓮!何してんだよ!」
「うるせえ黙れ。…社長、ここも最後ガサ入れやっときましょ」
「…ああ、そうだな」

どっかオンナでも男でも…藍でも。何かしら出てくると踏んで俺はガサ入れした。
でも地下室のどこをどんなに覗いても誰も出てはこなかった。

「…誰も出てきませんね」
「ああ…」

おかしいと首を捻る社長。社長もテディは何か隠していると思っているんだ。

「ほらあ!実際誰もいないでしょ!」

ボス、とテディは革張りの大きな椅子に座りこんで脚を組んだ。両手を膝に引っ掛けたんで、くっと腕に筋肉の筋が走る。若々しくて、欲しいものは何でも欲しいとねだるテディ。
俺と社長は目を合わせた。

「…実際何も怪しもんなかったですしね」
「ああ。これだけ探してないとなると…まあ、やってるのは火遊び程度なのかもしれないな」

ふむ、と頷いた社長。

「でもな、テディ。まあ遊びたい盛りの若いお前には酷な話だろうが。火遊びなら良い訳じゃないからな。撮られたら死ぬと思え」
「うわっなんてことを…」

「熱愛だのなんだの撮られるとなあ、色んなところに迷惑が掛かる!ヘタするとCMなんかも降板になることもある!ライブだって中止にせざるを得ないかもしれない。胸に刻んどけよ」

肝に命じます、と一応素直に頭を下げたテディ。

「さて、じゃあ俺たちは帰るか…」

社長と地下室から引き上げる際、テディは俺に声を掛けてきた。

「…ってかさ。亜蓮は藍をここに探しに来たんでしょ。藍がいなくてどう思った」
「!」

社長の手前、んな素直な気持ちなんか言える訳ねえだろ。

「別に。寮母辞めたんだろあの子。別にもう特に興味なんかないね…俺はどうでも」
「亜蓮くん冷たいねえ」
「まあそんなもんでしょう、社長」

トン、トンと階段を上がりながら俺は言い様もない残念さを感じていた。

…藍、藍。本当にどこにいるんだよ。
もう会うことはないのか…。


 
■■■


 
「…藍。お待たせ。皆帰ったよ」

ガパ、と頭上の蓋が開いて眩しさに目を背けた。

「ごめんねえ、こんなところにしまって…さすがに狭かったよねえ」

黒皮の大きな椅子。蓋をあければ中は収納になっている。人間ひとりしまえるほどの。

「いやー、万が一にもこんなことがあろうかと、特別にこの椅子準備してて助かったあ~マジ。目立たないところにちょこっと穴開けてもらってるから酸欠にもならないし。藍のために買ったアレコレも一式しまえたし。良かった~本当。
人生で1番役に立つ買い物だったよ。
藍ちゃん、協力ありがとう…ってかソソるねえその姿…もっと見てたいな」

僕は手足口を拘束されていたのだ。自由になるのはふたつ。ひとつは耳。

「…藍。藍?何で泣いてるの?」

分かってるくせに。
もう一つ自由になる心で。亜蓮さんにもう興味ないって言われたことに本当に傷ついていた。



 
 
「あん、あんっやっ」
「ほらあ、藍。まだまだだよ、今日、は!」

亜蓮さん達が帰ったばかりの地下室のベッドで、僕はテディに激しく抱かれた。

「藍はあ、もう行くとこないって訳!亜蓮にフラれてるんだから、間違っても俺から逃げようなんて思わなよ!」

やらしく大きく脚を開かれたままズブズブと何度も犯される。テディのことは嫌いじゃない。でも…。

「んっん!あん!」
「はあ、藍。最高!仕事行く前に、めちゃくちゃにしてあげる、ね!」
「あぁん!」

一際奥まで押し込まれて頭の中で火花が散る。がくがく身体が震えた。

「おまけにさ、やっぱそのお嫁さんの衣装、似合うね!買っといてよかった!」
超ミニの白い花嫁さんコスプレをテディがあろうことか準備してて、最初これと一緒に僕は革張りの収納ボックスにぶちこまれていたのだ。そして今それを着させられている。恥ずかしくってしょうがない。

「んっ最低な趣味…!あん!」
「良いじゃん、藍は俺のおよめさんになるって言ったでしょ」

亜蓮さんにフラれた今この場所で、ほんとにテディのモノになってる気がして、僕は何かわからない涙を溢した。

「…あっあん…!」

イきそうになって、またいつもみたいにアレの根本をギュッと掴まれる。思わず喘いだ。
「俺の許可なくはだめって言ったでしょ」
いつものやつが始まった。こうなると長くて…僕にイクの我慢させたまま途中で僕を縛って仕事に行くこともある。今日はどうなるんだろう…。

「ほら、藍…」
腰を揺らして僕を追い上げるのを辞めないテディ。
「…はい…」
快楽でドロドロに溶けてしまいそうだった。テディから逃げ出したい気持ちも、希望も何もかも…。
 
 






 
続く
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