28 / 35
7つのくてくてと放浪の賢者
奴らの居場所を突き止めろ_4
しおりを挟む
魔導ギルド長は全てを語ってくれた。その様子は、罪を告発する罪人のようにも見えた。疲れ切った表情を浮かべながら動かす口は弱弱しく、肩もぐったりと落としていた。
「あれはまだ私が新人だったころの話だ。だから君たちが生まれるよりもずっと前のことだと思ってくれても構わない。昔、この地域を拠点とする一人の魔術師がいたのだ。
彼の名はフェリズ、のちに放浪の叡智という組織を作った男だった。彼は何よりも魔術を愛していた。深く、それはもう深く愛していたんだ。知識を求め各国を旅し、魔導の研究に時間を費やした。彼の研究は素晴らしく、魔導技術を数十年ぐらい早く進歩させたとまで言わせていた。
それだけの偉業を成し遂げても、フェリズと言う男は一切満足せず、魔法の探求を続けたのだ。時には人々を苦しみから解放してくれるようなものまで作り出していたが、彼自身はその成果に一切興味を持たず、使いたがった人たちを弟子として欲しがっていた魔法的知識を渡していた。
彼は偉大な男だったが、少し頭がおかしくて、気でも狂っていたのだろう。フェリズがずっと欲しているものは、魔法の到達点、魔法の深淵にあるものが一体何なのかを見たいということだった。一心不乱に研究し、新たな魔法を作り続け、知識を求めて旅をする、その姿から彼は放浪の賢者と呼ばれるようになったのだ。
ずっと研究を続けてきた彼も、いつしか限界というものを迎える。思いつくすべてをやりつくしたフェリズだったが、それでも魔法の深淵を覗くことは出来なかったのだ。
やりつくしたはずなのに、魔法にはまだ可能性が残っていた。その可能性を引っ張り出すことが出来ればもっと先に進めるはずだった。だけのフェリズはその可能性を掴めなかったのだ。
一人では限界を感じた彼が考えたのは、同じ志を持つ仲間を集め、ともに研究を進めることだった。
別におかしな話ではない。一人がダメなら複数人でやればいいと思うのは、いたって普通の思考だ。彼と同じ志を持つもの同士が集まって、魔導の神髄を極めることを目的とする組織、それが放浪の叡智と言う集団だ。まあ、それも昔のこと。今は何をやっているのかよく分からない怪しげな集団になり果てた。同じ志を持つ仲間はすでにフェリズのもとを去っている。あいつのやり方に、皆が付いていけなかったのだ。
だけどフェリズは仲間を求め、今も魔導の深淵を覗こうと、研究を続けているらしい。私が知っているのは大体こんな感じだ」
語り終わった魔導ギルド長、どっと疲れた顔をしていた。少し老けたようにも見える。弱弱しくヴィスに顔をみけ、コレでいいだろうと言っているかのようににらんだ。
そんな、弱っているご老人こと魔導ギルド長を見下しながらヴィスは、ふん、と鼻で笑う。
「長い。三行でまとめろ」
「そうです。師匠は忙しいんです。もっと完結に行ってください。分かりにくいです。頭悪いですねあなた」
「こ、こいつら…………」
あまりの扱いに、さすがの魔導ギルド超もプルプルしていた。まあでも、さすがのヴィスも鬼じゃないらしい。
「はあ、ったく。俺が知りたいのはそんな昔のこととか偉業じゃなくて、賢者って誰? そいつはどこにいる? の二つなんだよ。賢者についてはもう聞いた。あとはそいつらが今どこにいるのかおしえてくれ。これなら頭の悪いお前でも完結に言えるだろ?」
こんな時でもヴィスは煽るのを忘れない。
一瞬とてつもない怒りをあらわにしたが、相手がヴィスだと思い出した魔導ギルド長はしゅんとしていた。餌がもらえなかった小動物のようだ。
「奴らの拠点は今も昔も変わっておらん。この国の南西、神聖セルーア帝国との国境付近にあるシュプレッツ砦にいる。あそこは神々が世界に降り立つ前の時代、人々が争い続ける戦国乱世の時代に作られ、今は放棄されて廃墟になっていた場所だ。フェリズはずっとあそこを拠点にしている。そこにいけばあえるだろう」
目的の情報を聞いたヴィスはとても満足そうにうなずいた。
「よし、セーラ。アティーラを回収したらシュプレッツ砦に向かうぞ」
「了解です師匠。あ、これどうしますか?」
人には言えない恐ろしい目にでもあったかのように魔導ギルド長はぐったりとして、目が死んでいた。急に立ち上がり、両手を空に掲げて何やらぶつくさと言い始める。とうとう精神的にやられてしまったのだろうか。
「光だ、光を感じる。こことは別の、外なる世界の光だ。神は我をお救いにならなかった。だけど外なる神は我を見守ってくださる。リャー・リュリャ・ディル・オルカ。顔のない令嬢の姿をした狂乱の女神ニャルティルカ様! ワル・デォイラ=ルボレラ・ディ・イルカ! ジュ! ベルボア! 我を狂乱の世界へ導き給え。ククク…………アハハハハハハハハハハハ。ネズミが私の体を這いずり回る。痒い、痛い! アガァァアアアアア。ヒャヒャッヒャッヒャ」
完全に狂ったように笑うどうしようもない男に成り下がった。いや、もしかすると、本当に外なる神によって精神汚染をされているのかもしれないが、真実は誰も知らない。
ヴィスも気持ち悪い老人を見るよな目で見ていた。体は引いている。それほどまでに気持ち悪くてキチガイじみていた。
「セーラ。強力な聖の魔法を使って気絶させてやれ。あのままだと不憫だ」
「そうですね、どうして急に狂ったのでしょうか」
「もしかすると、誰かから精神汚染でもされたか、呪いでもかけられたか」
「むむ、若干呪いの気配を感じますね! これは特定の情報を漏らすとこの世界の外側にいる神の一人、女神ニャルティルカの狂った祝福を受けるという、かなり特殊な呪いです。こんな魔法、初めて見ました」
「初めて見たのに外なる神とかニャルティルカとかわかるんだな。俺、ニャルティルカなんて神の名前、初めて知った。セーラは知ってるのか」
「いえ、私も知りませんよ。ただあの人にかけられた呪いを読み解いただけです。こう見えても、聖魔法は得意なんですよ!」
えっへんと、得意なことを自慢する子供のように胸を張るセーラ。その姿だけ見ると、とても可愛らしい子供なのだが、聖魔法を拳に貯めて、殴って解呪しようとする姿は、いささか子供らしくなかった。
セーラが拳を振るうと、鈍い音と共に魔導ギルド長がその場に崩れる。セーラの拳のおかげで呪いが解けたのだろう、少しだけ緩やかな表情に変わっていた。
「よしセーラ。こいつを運んで椅子に座らせるぞ」
「どうしてそんなことをするんですか」
「いやなに、こんなところで寝かせたら可哀そうだろう?」
やったとはヴィス達であるが、ヴィスに盲目的なセーラは「さすがです!」と、年相応の子供のように喜んだ。
魔導ギルド長を綺麗に寝かせた後、ヴィスたちはアティーラのいる場所に戻った。
ヴィスたちは、戻ってどんなことを思ったのだろうか。そんなのは本人たちにしか分からないことであるが、とにかくアティーラ達の状況がかなり混沌とした状況になっていたということだけは言っておこう。
「ぐはぁ…………悪魔の女め、よくも、仲間をっ! 許さな、い。絶対に……ぶふぅ」
「ちょっと、皆なんで倒れるのよ! と言うかなんで鼻血! どういうことよ。私、何もしていないのにっ!」
男どもはアティーラをどうにかしようと思い行動をするが、アティーラの黙っていれば綺麗な見た目と、エロい体つきのせいで、鼻血を噴き出して倒れる。この現場だけを見ると、一体どんな悲惨な事件があったのだろうと思わせてしまうが、真実を知っている側からすると、なんともしょうもないことだろう。
何せ女性に免疫のない男どもが、女性を前にいろいろと妄想して鼻血を噴き出しているだけなのだから。
「おっすアティーラ、足止めご苦労」
「なかなかひどいですねここ。私、あなたのこと見直しましたよ。さすがですね、借金!」
「私のことを借金と呼ぶのやめてほしいけど、今すごい借金しているから言い返せない……。んで、ちゃんと情報を手に入れられたんでしょうね!」
「ああ、手に入れられたぞ。俺たちはこれからシュプレッツ砦に向かうぞ」
アティーラを回収したヴィスは、悲惨な状況となった魔導ギルドを後にした。ちなみに、魔導ギルドの中は悲惨な状況のまま誰一人として意識がある者はいなかったので、ヴィスたちの後にやってきた人がその現状を目の当たりにして発狂したのは言うまでもない。それからどんどんと話が膨らんで、かなり大ごとな問題になったが、この事件についてはいつか真実が知れ渡る時が来るだろう。それがいつになるかは、神様でも分からない。
「あれはまだ私が新人だったころの話だ。だから君たちが生まれるよりもずっと前のことだと思ってくれても構わない。昔、この地域を拠点とする一人の魔術師がいたのだ。
彼の名はフェリズ、のちに放浪の叡智という組織を作った男だった。彼は何よりも魔術を愛していた。深く、それはもう深く愛していたんだ。知識を求め各国を旅し、魔導の研究に時間を費やした。彼の研究は素晴らしく、魔導技術を数十年ぐらい早く進歩させたとまで言わせていた。
それだけの偉業を成し遂げても、フェリズと言う男は一切満足せず、魔法の探求を続けたのだ。時には人々を苦しみから解放してくれるようなものまで作り出していたが、彼自身はその成果に一切興味を持たず、使いたがった人たちを弟子として欲しがっていた魔法的知識を渡していた。
彼は偉大な男だったが、少し頭がおかしくて、気でも狂っていたのだろう。フェリズがずっと欲しているものは、魔法の到達点、魔法の深淵にあるものが一体何なのかを見たいということだった。一心不乱に研究し、新たな魔法を作り続け、知識を求めて旅をする、その姿から彼は放浪の賢者と呼ばれるようになったのだ。
ずっと研究を続けてきた彼も、いつしか限界というものを迎える。思いつくすべてをやりつくしたフェリズだったが、それでも魔法の深淵を覗くことは出来なかったのだ。
やりつくしたはずなのに、魔法にはまだ可能性が残っていた。その可能性を引っ張り出すことが出来ればもっと先に進めるはずだった。だけのフェリズはその可能性を掴めなかったのだ。
一人では限界を感じた彼が考えたのは、同じ志を持つ仲間を集め、ともに研究を進めることだった。
別におかしな話ではない。一人がダメなら複数人でやればいいと思うのは、いたって普通の思考だ。彼と同じ志を持つもの同士が集まって、魔導の神髄を極めることを目的とする組織、それが放浪の叡智と言う集団だ。まあ、それも昔のこと。今は何をやっているのかよく分からない怪しげな集団になり果てた。同じ志を持つ仲間はすでにフェリズのもとを去っている。あいつのやり方に、皆が付いていけなかったのだ。
だけどフェリズは仲間を求め、今も魔導の深淵を覗こうと、研究を続けているらしい。私が知っているのは大体こんな感じだ」
語り終わった魔導ギルド長、どっと疲れた顔をしていた。少し老けたようにも見える。弱弱しくヴィスに顔をみけ、コレでいいだろうと言っているかのようににらんだ。
そんな、弱っているご老人こと魔導ギルド長を見下しながらヴィスは、ふん、と鼻で笑う。
「長い。三行でまとめろ」
「そうです。師匠は忙しいんです。もっと完結に行ってください。分かりにくいです。頭悪いですねあなた」
「こ、こいつら…………」
あまりの扱いに、さすがの魔導ギルド超もプルプルしていた。まあでも、さすがのヴィスも鬼じゃないらしい。
「はあ、ったく。俺が知りたいのはそんな昔のこととか偉業じゃなくて、賢者って誰? そいつはどこにいる? の二つなんだよ。賢者についてはもう聞いた。あとはそいつらが今どこにいるのかおしえてくれ。これなら頭の悪いお前でも完結に言えるだろ?」
こんな時でもヴィスは煽るのを忘れない。
一瞬とてつもない怒りをあらわにしたが、相手がヴィスだと思い出した魔導ギルド長はしゅんとしていた。餌がもらえなかった小動物のようだ。
「奴らの拠点は今も昔も変わっておらん。この国の南西、神聖セルーア帝国との国境付近にあるシュプレッツ砦にいる。あそこは神々が世界に降り立つ前の時代、人々が争い続ける戦国乱世の時代に作られ、今は放棄されて廃墟になっていた場所だ。フェリズはずっとあそこを拠点にしている。そこにいけばあえるだろう」
目的の情報を聞いたヴィスはとても満足そうにうなずいた。
「よし、セーラ。アティーラを回収したらシュプレッツ砦に向かうぞ」
「了解です師匠。あ、これどうしますか?」
人には言えない恐ろしい目にでもあったかのように魔導ギルド長はぐったりとして、目が死んでいた。急に立ち上がり、両手を空に掲げて何やらぶつくさと言い始める。とうとう精神的にやられてしまったのだろうか。
「光だ、光を感じる。こことは別の、外なる世界の光だ。神は我をお救いにならなかった。だけど外なる神は我を見守ってくださる。リャー・リュリャ・ディル・オルカ。顔のない令嬢の姿をした狂乱の女神ニャルティルカ様! ワル・デォイラ=ルボレラ・ディ・イルカ! ジュ! ベルボア! 我を狂乱の世界へ導き給え。ククク…………アハハハハハハハハハハハ。ネズミが私の体を這いずり回る。痒い、痛い! アガァァアアアアア。ヒャヒャッヒャッヒャ」
完全に狂ったように笑うどうしようもない男に成り下がった。いや、もしかすると、本当に外なる神によって精神汚染をされているのかもしれないが、真実は誰も知らない。
ヴィスも気持ち悪い老人を見るよな目で見ていた。体は引いている。それほどまでに気持ち悪くてキチガイじみていた。
「セーラ。強力な聖の魔法を使って気絶させてやれ。あのままだと不憫だ」
「そうですね、どうして急に狂ったのでしょうか」
「もしかすると、誰かから精神汚染でもされたか、呪いでもかけられたか」
「むむ、若干呪いの気配を感じますね! これは特定の情報を漏らすとこの世界の外側にいる神の一人、女神ニャルティルカの狂った祝福を受けるという、かなり特殊な呪いです。こんな魔法、初めて見ました」
「初めて見たのに外なる神とかニャルティルカとかわかるんだな。俺、ニャルティルカなんて神の名前、初めて知った。セーラは知ってるのか」
「いえ、私も知りませんよ。ただあの人にかけられた呪いを読み解いただけです。こう見えても、聖魔法は得意なんですよ!」
えっへんと、得意なことを自慢する子供のように胸を張るセーラ。その姿だけ見ると、とても可愛らしい子供なのだが、聖魔法を拳に貯めて、殴って解呪しようとする姿は、いささか子供らしくなかった。
セーラが拳を振るうと、鈍い音と共に魔導ギルド長がその場に崩れる。セーラの拳のおかげで呪いが解けたのだろう、少しだけ緩やかな表情に変わっていた。
「よしセーラ。こいつを運んで椅子に座らせるぞ」
「どうしてそんなことをするんですか」
「いやなに、こんなところで寝かせたら可哀そうだろう?」
やったとはヴィス達であるが、ヴィスに盲目的なセーラは「さすがです!」と、年相応の子供のように喜んだ。
魔導ギルド長を綺麗に寝かせた後、ヴィスたちはアティーラのいる場所に戻った。
ヴィスたちは、戻ってどんなことを思ったのだろうか。そんなのは本人たちにしか分からないことであるが、とにかくアティーラ達の状況がかなり混沌とした状況になっていたということだけは言っておこう。
「ぐはぁ…………悪魔の女め、よくも、仲間をっ! 許さな、い。絶対に……ぶふぅ」
「ちょっと、皆なんで倒れるのよ! と言うかなんで鼻血! どういうことよ。私、何もしていないのにっ!」
男どもはアティーラをどうにかしようと思い行動をするが、アティーラの黙っていれば綺麗な見た目と、エロい体つきのせいで、鼻血を噴き出して倒れる。この現場だけを見ると、一体どんな悲惨な事件があったのだろうと思わせてしまうが、真実を知っている側からすると、なんともしょうもないことだろう。
何せ女性に免疫のない男どもが、女性を前にいろいろと妄想して鼻血を噴き出しているだけなのだから。
「おっすアティーラ、足止めご苦労」
「なかなかひどいですねここ。私、あなたのこと見直しましたよ。さすがですね、借金!」
「私のことを借金と呼ぶのやめてほしいけど、今すごい借金しているから言い返せない……。んで、ちゃんと情報を手に入れられたんでしょうね!」
「ああ、手に入れられたぞ。俺たちはこれからシュプレッツ砦に向かうぞ」
アティーラを回収したヴィスは、悲惨な状況となった魔導ギルドを後にした。ちなみに、魔導ギルドの中は悲惨な状況のまま誰一人として意識がある者はいなかったので、ヴィスたちの後にやってきた人がその現状を目の当たりにして発狂したのは言うまでもない。それからどんどんと話が膨らんで、かなり大ごとな問題になったが、この事件についてはいつか真実が知れ渡る時が来るだろう。それがいつになるかは、神様でも分からない。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる