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あきらめの悪い奴はたいてい馬鹿である
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ルシアン女王が「ここじゃ」と俺に教えてくれた場所は、高校だった。彼女の言葉通り、高校の校庭でサモナーたちは戦っていた。
生徒も教師もいない校庭には、砂嵐が舞う。サシャが前衛を担い、サモナーが後衛を負かされる。そういう、いつか俺がサモナーに話した作戦がそこでは展開されていた。
だが、俺は自分が甘かったのだと知った。
サシャの魔力は持久戦に向かない。サシャの魔力が尽きると、サモナーは彼女を庇うために余計に魔力を使うことになる。それでも、サモナーは戦っていた。
バンを倒すためではなく、俺に馬鹿なことをさせないために戦っていた。ごめん、と内心誤りながら俺は校内へと入った。外はサモナーとバンの戦いで、荒れている。しかもサモナーが呼び出すモンスターの種類は多すぎて、どれがくるか判別不可能だから安全な場所で戦いを見守りたいと思うはずだ。
この場では、そこに相応しい場所は一つしかなかった。
学校の校舎である。
俺は手当たり次第に教師のドアを開けて、生徒を一人見つけた。
なんとなく、こうなるとは予想していた。ルシアン女王はバンの魔力提供者は彼女の魅了にかかった振りをして校舎に潜んでいたのではないかと言った。
ならば、校舎に潜めるのは生徒か教師のどちらかだ。
「アラキ君。君が、バンの魔力提供者なんだね?」
俺は、窓際でゴーストの決死の戦いを観察している教え子に声をかける。アラキ君は、普段から教師にしかみせないような屈託のない笑顔で「はい」と答えた。
「ずっと不思議だったんだ。バンは、山で酔っていた俺を簡単に殺せたはずだ。なのに、殺さなかった。最初はサモナーが追い払ったと思ったが、あの状況を見る限りサモナーじゃバンを追い払えない。君だったんだな」
アラキ君は、小さく「正解」と呟いた。
「あの夜。先生と一緒にいた子がゴーストだとは分かっていたけど……あいつらと違って先生が殺されれば騒ぎになる。この田舎町で、連続殺人犯として追われるのは真っ平ごめんでした。ああ、警察まで巻き込んで先生の家に行ったのは、ゴーストの子に脅しをかけるつもりだったからです。余計なことを言ったらと爺さんをけしかけるぞ、って。あっちはボクの顔を見ていなかったみたいだから無駄になったけど」
警察の多田さんは人質の代わりだったんですよ、とアラキ君は笑った。
俺は、唇を噛む。
北園と針宮はヤンキーで、堀は引きこもり一歩手前。アラキ君は、彼らが騎士に殺されたと言った。だが、実際はアラキ君が三人を殺せとバンに命じたのだ。
「どうして、三人を殺したんだ?」
「堀の奴、最近生意気にも塾に通い始めたんですよ。このあたりの塾なんて一つしかないから、堀とボクはかち合ってしまった。そしたら、堀は「不良の振りしているのを友達にバラされたくなかったら、金を払え」って言ったんですよ」
俺は、衝撃を受ける。
堀には、おとなしい印象を受けていた。人を脅すよう奴には見えなかった。
「堀は本当に最悪の屑でしたよ。金なんてないのに、しつこいぐらいに要求してくる。そしてら、いつの間にか北園と針宮に堀に脅されているのがバレちゃって。あいつら、本当に馬鹿だから堀のことを殺して埋めようぜって言い出すんですよ」
ケタケタ、とアラキ君は笑った。
「単に学校で不良の猫を被ってるだけで、それをネタに脅してくる最下層ヤローを「殺そう」って言っちゃうんですよ。殺しても何の特にもならないゴミを殺そうって、本当にあいつらって馬鹿でしょ」
俺は、目の前で起きていることに戸惑う。
優等生が、信じていた子が豹変していく様は、どんな光景よりも恐ろしく見えた。
「でも、ボクにも付き合いがあるから「バカ」とは言えなかったんですよ。それなのに、北園と針宮は、夜の山の中に堀なんて呼び出すし……でもね、そしたらあの爺が現れたんです」
耳をふさぎたかった。
現実なのに、聞きたくなかった。
「あの爺は、俺に膝を折った。今でこそ、ああだけど。最初は割りとまともだったんですよ。まぁ、認知症って正常な時とそうじゃない時で波があるらしいですからね。爺さんは俺に忠義を誓うといった。だから、俺は爺さんの忠義を試した」
俺は、落ち着くために息を吐く。
そして、彼を見据えた。
「アラキ君。たぶん、近いうちにゴーストの存在は世に認知される。君が犯した罪は、そのときになるまで裁かれることはないだろう。それでも、断言できる。君は、とても悪いことをした」
「先生……こんな学校を出て行く奴に、まともな将来なんてないですよ。先生だって、それは分かってるでしょう?」
アラキ君は、本当ならばもっとよい学校に行けた。
だからこそ、我が高校のレベルの低さを実感している。たしかに、この学校を出て社会的に成功している生徒はほとんどいないだろう。それでも――。
「まともに生きていく術は教えているつもりだ」
私は、断言した。
「会社で出世したり、社会的に成功するのだって大変なことでだ。でも、まともに生きていくことも大変なことなんだ。アラキ君、君は一度はそれを放棄した」
「ボクが……まともに生きていくことを止めた?勉強して、塾に通って、クラスでもうまく人間関係を築いているボクが、いったい何時どこで何を放棄したっていうんですか!!」
アラキ君は、叫ぶ。
俺たち教師は、アラキ君のがんばりを知っていた。この学校で彼以上に将来のために勉強しているせいとはいないし、自分を学校に溶け込ませるためにアラキ君は並々ならぬ気苦労をしていた。
「君はバンを使って、他人を殺させた。それは、まともな生き方ではない。君は、周囲の人間を消して楽になろうとした。問題を誰にも相談せずに、殺すという安直な結果に頼った!」
アラキ君を攻めながら、自分にも責任があるのかもしれないと俺は思った。
アラキ君は優等生で、目を離していても大丈夫と信じ込んでいた。優等生だから問題を起こさないというプレッシャーすら与えていたのかもしれない。
それでも、罪を問われるべき行動をしたのはアラキ君自身である。
「アラキ君、君はまともに生きていくべき方法を学びなおすべきだ」
俺の言葉を、アラキ君は鼻で笑った。
「本当に、先生はそう思うの?だって、この世界にゴーストなんてわけが分からないものがでてきてしまったんだよ。あいつらのせいで、この世界の根本は変わるよ。自分が生きるために他人を傷つけていい世界になるよ。そうなれば、素の自分のままでしかいられなくなる。先生が言ったまともな生き方は、もうまともな生き方じゃない」
アラキ君は、窓から外を見る。
「先生も見てよ。先生のゴーストが、俺のゴーストに殺されるよ」
俺は、拳を握り締める。
せっかく武器を作れるようになったのに、今ここでは使えない。アラキ君の間違いは、武器では正せない。
俺は、校舎の窓からサモナーたちの姿を見る。サシャとミチル君の魔力は尽きたらしく、サモナーも肩で息をしていた。
あんなになっても、俺からサモナーへと魔力が提供された気配はない。魔力は、自然にサモナーに供給されるのではなかったのかと俺は泡を食った。
そして、はっとする。
武器を作って指を切ったとき、ぷちんと何かが切れる音がした。フレーバーテキストにはあのナイフの効果が『絆を断ち切る』とあった。
絆とは、俺とサモナーを繋ぐ、魔力の線だったのではないかと今さらになって考え付く。やばい、このままではサモナーが消えてしまう。
「あのゴーストを殺したら、次はあの女の子たちの番です。その次は、先生の番で……」
「アラキ君。サモナーは、まだあきらめてない。だから、ちょっと黙ってろ」
俺は、バンのときに経験したもう一つの魔法を思い出す。
異世界の他人と繋がる、そういう魔法。
魔力を線のように伸ばして相手を探し出す、その魔法を。
「サモナー。遠慮せずに持ってけ」
俺とサモナーには、最初から繋がりがあった。
その繋がりで本来ならばサモナー側に俺の魔力が勝手に流れ込むはずなのに、俺はそれを切ってしまった。ならば、今度は俺からサモナーに線を繋ぐ。
魔力の使い方は、バンに時の教えてもらった。あのときは、わけも分からずに相手も確認せずに繋がってしまった。
きっと、今ならば使いこなせる。
俺は目をつぶって、赤い線を延ばしていく。今はもう、サモナーの導きはない。それでも、自分の相棒がどこにいるのかが分かるような気はする。
俺の魔力が、サモナーに流れ込む。
サモナーはそれに気がついたらしくて、俺がいる校舎の方向に目を向けた。だが、すぐにサモナーは魔術を使う。
自分の魔力ではなく、俺の魔力を使った魔術を。
生徒も教師もいない校庭には、砂嵐が舞う。サシャが前衛を担い、サモナーが後衛を負かされる。そういう、いつか俺がサモナーに話した作戦がそこでは展開されていた。
だが、俺は自分が甘かったのだと知った。
サシャの魔力は持久戦に向かない。サシャの魔力が尽きると、サモナーは彼女を庇うために余計に魔力を使うことになる。それでも、サモナーは戦っていた。
バンを倒すためではなく、俺に馬鹿なことをさせないために戦っていた。ごめん、と内心誤りながら俺は校内へと入った。外はサモナーとバンの戦いで、荒れている。しかもサモナーが呼び出すモンスターの種類は多すぎて、どれがくるか判別不可能だから安全な場所で戦いを見守りたいと思うはずだ。
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学校の校舎である。
俺は手当たり次第に教師のドアを開けて、生徒を一人見つけた。
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「アラキ君。君が、バンの魔力提供者なんだね?」
俺は、窓際でゴーストの決死の戦いを観察している教え子に声をかける。アラキ君は、普段から教師にしかみせないような屈託のない笑顔で「はい」と答えた。
「ずっと不思議だったんだ。バンは、山で酔っていた俺を簡単に殺せたはずだ。なのに、殺さなかった。最初はサモナーが追い払ったと思ったが、あの状況を見る限りサモナーじゃバンを追い払えない。君だったんだな」
アラキ君は、小さく「正解」と呟いた。
「あの夜。先生と一緒にいた子がゴーストだとは分かっていたけど……あいつらと違って先生が殺されれば騒ぎになる。この田舎町で、連続殺人犯として追われるのは真っ平ごめんでした。ああ、警察まで巻き込んで先生の家に行ったのは、ゴーストの子に脅しをかけるつもりだったからです。余計なことを言ったらと爺さんをけしかけるぞ、って。あっちはボクの顔を見ていなかったみたいだから無駄になったけど」
警察の多田さんは人質の代わりだったんですよ、とアラキ君は笑った。
俺は、唇を噛む。
北園と針宮はヤンキーで、堀は引きこもり一歩手前。アラキ君は、彼らが騎士に殺されたと言った。だが、実際はアラキ君が三人を殺せとバンに命じたのだ。
「どうして、三人を殺したんだ?」
「堀の奴、最近生意気にも塾に通い始めたんですよ。このあたりの塾なんて一つしかないから、堀とボクはかち合ってしまった。そしたら、堀は「不良の振りしているのを友達にバラされたくなかったら、金を払え」って言ったんですよ」
俺は、衝撃を受ける。
堀には、おとなしい印象を受けていた。人を脅すよう奴には見えなかった。
「堀は本当に最悪の屑でしたよ。金なんてないのに、しつこいぐらいに要求してくる。そしてら、いつの間にか北園と針宮に堀に脅されているのがバレちゃって。あいつら、本当に馬鹿だから堀のことを殺して埋めようぜって言い出すんですよ」
ケタケタ、とアラキ君は笑った。
「単に学校で不良の猫を被ってるだけで、それをネタに脅してくる最下層ヤローを「殺そう」って言っちゃうんですよ。殺しても何の特にもならないゴミを殺そうって、本当にあいつらって馬鹿でしょ」
俺は、目の前で起きていることに戸惑う。
優等生が、信じていた子が豹変していく様は、どんな光景よりも恐ろしく見えた。
「でも、ボクにも付き合いがあるから「バカ」とは言えなかったんですよ。それなのに、北園と針宮は、夜の山の中に堀なんて呼び出すし……でもね、そしたらあの爺が現れたんです」
耳をふさぎたかった。
現実なのに、聞きたくなかった。
「あの爺は、俺に膝を折った。今でこそ、ああだけど。最初は割りとまともだったんですよ。まぁ、認知症って正常な時とそうじゃない時で波があるらしいですからね。爺さんは俺に忠義を誓うといった。だから、俺は爺さんの忠義を試した」
俺は、落ち着くために息を吐く。
そして、彼を見据えた。
「アラキ君。たぶん、近いうちにゴーストの存在は世に認知される。君が犯した罪は、そのときになるまで裁かれることはないだろう。それでも、断言できる。君は、とても悪いことをした」
「先生……こんな学校を出て行く奴に、まともな将来なんてないですよ。先生だって、それは分かってるでしょう?」
アラキ君は、本当ならばもっとよい学校に行けた。
だからこそ、我が高校のレベルの低さを実感している。たしかに、この学校を出て社会的に成功している生徒はほとんどいないだろう。それでも――。
「まともに生きていく術は教えているつもりだ」
私は、断言した。
「会社で出世したり、社会的に成功するのだって大変なことでだ。でも、まともに生きていくことも大変なことなんだ。アラキ君、君は一度はそれを放棄した」
「ボクが……まともに生きていくことを止めた?勉強して、塾に通って、クラスでもうまく人間関係を築いているボクが、いったい何時どこで何を放棄したっていうんですか!!」
アラキ君は、叫ぶ。
俺たち教師は、アラキ君のがんばりを知っていた。この学校で彼以上に将来のために勉強しているせいとはいないし、自分を学校に溶け込ませるためにアラキ君は並々ならぬ気苦労をしていた。
「君はバンを使って、他人を殺させた。それは、まともな生き方ではない。君は、周囲の人間を消して楽になろうとした。問題を誰にも相談せずに、殺すという安直な結果に頼った!」
アラキ君を攻めながら、自分にも責任があるのかもしれないと俺は思った。
アラキ君は優等生で、目を離していても大丈夫と信じ込んでいた。優等生だから問題を起こさないというプレッシャーすら与えていたのかもしれない。
それでも、罪を問われるべき行動をしたのはアラキ君自身である。
「アラキ君、君はまともに生きていくべき方法を学びなおすべきだ」
俺の言葉を、アラキ君は鼻で笑った。
「本当に、先生はそう思うの?だって、この世界にゴーストなんてわけが分からないものがでてきてしまったんだよ。あいつらのせいで、この世界の根本は変わるよ。自分が生きるために他人を傷つけていい世界になるよ。そうなれば、素の自分のままでしかいられなくなる。先生が言ったまともな生き方は、もうまともな生き方じゃない」
アラキ君は、窓から外を見る。
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俺は、拳を握り締める。
せっかく武器を作れるようになったのに、今ここでは使えない。アラキ君の間違いは、武器では正せない。
俺は、校舎の窓からサモナーたちの姿を見る。サシャとミチル君の魔力は尽きたらしく、サモナーも肩で息をしていた。
あんなになっても、俺からサモナーへと魔力が提供された気配はない。魔力は、自然にサモナーに供給されるのではなかったのかと俺は泡を食った。
そして、はっとする。
武器を作って指を切ったとき、ぷちんと何かが切れる音がした。フレーバーテキストにはあのナイフの効果が『絆を断ち切る』とあった。
絆とは、俺とサモナーを繋ぐ、魔力の線だったのではないかと今さらになって考え付く。やばい、このままではサモナーが消えてしまう。
「あのゴーストを殺したら、次はあの女の子たちの番です。その次は、先生の番で……」
「アラキ君。サモナーは、まだあきらめてない。だから、ちょっと黙ってろ」
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魔力の使い方は、バンに時の教えてもらった。あのときは、わけも分からずに相手も確認せずに繋がってしまった。
きっと、今ならば使いこなせる。
俺は目をつぶって、赤い線を延ばしていく。今はもう、サモナーの導きはない。それでも、自分の相棒がどこにいるのかが分かるような気はする。
俺の魔力が、サモナーに流れ込む。
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