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3章
その頃の王国2
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初めまして。
俺は本編に出ることがないモブ中のモブ。
ただの国民の少年です。
今王都では勇者御一行の話に持ちきりです。
その中でもティアリス様が魔王軍にさらわれたという話はとても有名です。
噂では、王妃様が心労で床に伏せてしまっているそうです。
いつもは活気に溢れる街も、最近はどこか元気がありません。
勿論俺も例外では無く、やっぱり気分が沈みます。
ティアリス様はよく街に遊びにきていて、『ティアリス様を見かけても兵士に言わない』という暗黙のルールまであるほどで、それほどティアリス様はかけがえのない存在なんです。
とても可愛らしい方です。
そんなティアリス様に、密かに恋心を抱いてしまっている自分が居ます。
これは秘密ですよ?
もしも知られたら俺の首が飛ぶかも・・・・・
「おい!聞いたか?隣国の王子がティアリス様を救うために魔王城に向かおうとしたらしいぞ。勿論止められたけどな」
は?
「おじさん。それどういう事?」
「なんだ?坊主知らねぇのか。隣国の王子はティアリス様の婚約者なんだよ。しかもお相手はティアリス様にゾッコンらしい」
「そうなんだー」
俺は無邪気な笑顔で言いましたが、本当は泣きそうでした。
だって、こんな形で失恋するなんて思わないじゃないですか。
まぁ、平民の俺と王族のティアリス様とは釣り合うはずも無いんですがね・・・・・
・・・・・
(セルット視線)
今、婚約者のティアが魔王にさらわれたという情報が入った。
ショックだった。
私は彼女を愛している。
急にこんなことを言って引いただろうか?
だけど、この気持ちに偽りはない。
一目惚れだった。
幼くもどこか惹かれる魅力を持ち、とても珍しい銀髪は光によってキラキラと輝き、吸い込まれそうな青の瞳は綺麗すぎて見惚れてしまう。
まぁ、一言にまとめると彼女は美しい。
誰もがそう思うだろう。
・・・・そんな彼女が魔王にさらわれるとは、私は不安でいっぱいになる。
もしも彼女に何かあったら私は無理矢理にでも魔王城へと向かい、魔王を殺そうとするだろう。
いや。正直今にでも行きたい。
だが私はまだ幼く、体も小さい。
だから止められてしまった。
「こんなことなら、ティアに脱走のやり方教えてもらっとけば良かったな・・・・・」
と、隣国の王子は部屋に軟禁されながら呟くのだった。
俺は本編に出ることがないモブ中のモブ。
ただの国民の少年です。
今王都では勇者御一行の話に持ちきりです。
その中でもティアリス様が魔王軍にさらわれたという話はとても有名です。
噂では、王妃様が心労で床に伏せてしまっているそうです。
いつもは活気に溢れる街も、最近はどこか元気がありません。
勿論俺も例外では無く、やっぱり気分が沈みます。
ティアリス様はよく街に遊びにきていて、『ティアリス様を見かけても兵士に言わない』という暗黙のルールまであるほどで、それほどティアリス様はかけがえのない存在なんです。
とても可愛らしい方です。
そんなティアリス様に、密かに恋心を抱いてしまっている自分が居ます。
これは秘密ですよ?
もしも知られたら俺の首が飛ぶかも・・・・・
「おい!聞いたか?隣国の王子がティアリス様を救うために魔王城に向かおうとしたらしいぞ。勿論止められたけどな」
は?
「おじさん。それどういう事?」
「なんだ?坊主知らねぇのか。隣国の王子はティアリス様の婚約者なんだよ。しかもお相手はティアリス様にゾッコンらしい」
「そうなんだー」
俺は無邪気な笑顔で言いましたが、本当は泣きそうでした。
だって、こんな形で失恋するなんて思わないじゃないですか。
まぁ、平民の俺と王族のティアリス様とは釣り合うはずも無いんですがね・・・・・
・・・・・
(セルット視線)
今、婚約者のティアが魔王にさらわれたという情報が入った。
ショックだった。
私は彼女を愛している。
急にこんなことを言って引いただろうか?
だけど、この気持ちに偽りはない。
一目惚れだった。
幼くもどこか惹かれる魅力を持ち、とても珍しい銀髪は光によってキラキラと輝き、吸い込まれそうな青の瞳は綺麗すぎて見惚れてしまう。
まぁ、一言にまとめると彼女は美しい。
誰もがそう思うだろう。
・・・・そんな彼女が魔王にさらわれるとは、私は不安でいっぱいになる。
もしも彼女に何かあったら私は無理矢理にでも魔王城へと向かい、魔王を殺そうとするだろう。
いや。正直今にでも行きたい。
だが私はまだ幼く、体も小さい。
だから止められてしまった。
「こんなことなら、ティアに脱走のやり方教えてもらっとけば良かったな・・・・・」
と、隣国の王子は部屋に軟禁されながら呟くのだった。
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