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1章
説得
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朝になり、私は布団から出て制服に着替えた。
部屋の外に出ると護衛がいて、正直うざい。
朝食も食べたことだし、おじい様の所に行くか。
学園長室は本館の2階にある。
学園長室の前に来た私はノックをした。
すると、
「どうぞ」
と、返事が返ってきた。
「失礼します。おじい様」
「おぉ、ティアか。部屋は気に入ったか?」
と、目を輝かせて祖父は言った。
「その事なんですが、皆と同じ部屋にしてほしいんです」
「なぜだ?」
「ひいきされているようで嫌なんです」
「だが、お前は王女だ」
「それが嫌なんです!何だか見えない分厚い壁で囲まれているようで」
「それが普通なんだ!私達は王族なのだから」
そう言い放った声は、どこか悲しげだった。
「じゃあ、私達は人間ではないのですか?」
「何をいっているのだ」
「王族だろうと貴族だろうと平民だろうと同じ人間です!何が違うのですか!」
「だがなっ・・・・」
と、何か言おうとしたが最後まで言わなかった。
「はぁ、分かった。許可しよう」
「本当ですか!」
「だが、条件がある」
「何でしょうか」
「お前の身に何かあれば、すぐに城から通学させる。分かったな」
「分かりました」
「よし、ではもう教室に行きなさい。遅刻するぞ」
「はい。失礼しました」
と、私は部屋から出た。
なんか、今日の祖父はなんだか怖かった。
とりあえず遅れるから急ごう!
私は走って教室に向かった。
部屋の外に出ると護衛がいて、正直うざい。
朝食も食べたことだし、おじい様の所に行くか。
学園長室は本館の2階にある。
学園長室の前に来た私はノックをした。
すると、
「どうぞ」
と、返事が返ってきた。
「失礼します。おじい様」
「おぉ、ティアか。部屋は気に入ったか?」
と、目を輝かせて祖父は言った。
「その事なんですが、皆と同じ部屋にしてほしいんです」
「なぜだ?」
「ひいきされているようで嫌なんです」
「だが、お前は王女だ」
「それが嫌なんです!何だか見えない分厚い壁で囲まれているようで」
「それが普通なんだ!私達は王族なのだから」
そう言い放った声は、どこか悲しげだった。
「じゃあ、私達は人間ではないのですか?」
「何をいっているのだ」
「王族だろうと貴族だろうと平民だろうと同じ人間です!何が違うのですか!」
「だがなっ・・・・」
と、何か言おうとしたが最後まで言わなかった。
「はぁ、分かった。許可しよう」
「本当ですか!」
「だが、条件がある」
「何でしょうか」
「お前の身に何かあれば、すぐに城から通学させる。分かったな」
「分かりました」
「よし、ではもう教室に行きなさい。遅刻するぞ」
「はい。失礼しました」
と、私は部屋から出た。
なんか、今日の祖父はなんだか怖かった。
とりあえず遅れるから急ごう!
私は走って教室に向かった。
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