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第二部 淡水の王者と虫の王者
第2回オフ会
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「いらっしゃいませ。時野さん。」
時野がイタリアンレストランを訪れるといつものカメリエーラが、
出迎えてくれた。
客単価の高い、こじんまりした店で、彼女がソムリエも兼任している。
ちなみにバイトだが、給仕長よりも偉そうな雰囲気である。
「こんばんは。他の人は、誰か来てるかな?」
「まだ、誰も来てませんよ?それより時野さん、無職になったそうで、
お支払いの方は大丈夫ですか?」
ズケズケと聞いてくる。
「まあ、何とかね。料理長はいるかな?」
「厨房に。」
「じゃあ、ちょっと挨拶してくるね。」
時野は、そう言って厨房に入っていき、料理長に挨拶をした。
挨拶を終え、カメリエーラに声を掛けた。
「ちょっと迎えに行ってくるんで、他の人来たら、案内お願いします。」
「はい。仕事ですからっ!」
黒の給仕服に身を包み、そのズボン姿とショートカット、そしてスラーっと
背筋がはった佇まいは、男装の麗人という言葉がピッタリだった。
「未菜ちゃんは、もっと笑った方が可愛いと思うよ?」
「可愛いと思われたくありませんから。」
不愛想に応対する。
これもいつものことだが・・・。
時野は、何人かを迎えに行く予定だったが、佐柄鏡子からは、場所がわかり
着いたとのメールがあったので、千鶴だけを迎えに行った。
「こんばんわ千鶴ちゃん。」
「こんばんわ。」
「ここから少し歩いた所にあるんで。」
「はいっ。」
千鶴はイタリアンが食べれるとルンルン気分だった。
イタリアンの店に着くと、時野はいつものようにドアを開けてエスコトートする。
千鶴が先に店内に入る。
「いらっしゃい・・・・。」
ませが出てこなかった。
「未菜、親戚の人の手伝いって、ここだったんですか?」
「千鶴こそ、ここ結構高いわよ?」
「あれ、知り合い?」
時野が後から入ってきた。
「なななななななななな・・・!」
未菜は、慌てて千鶴を引っ張って行った。
「何してるの、あんたはっ!」
「食事に来ただけですよ?」
「時野さんの事知ってるの?」
「未菜も知ってるんですか?」
「うちの常連さんで、来るたびに女性が違う、いわば淫獣よっ!
魑魅魍魎と言ってもいいわ。」
ボロクソに言われる時野。
「おばあ様も知ってますし、問題ありません。」
「なっ、先生もっ?」
未菜は、小学、中学と薙刀と礼儀作法を習っていた。
薙刀を習ってた理由は、女性だらけだからというのは、言うまでもない。
「時野さん、千鶴に何かしたら、殺しますよ?」
時野の方へ行って、未菜は釘を刺した。
「しないよ?俺そんなに信用ないかな?」
「まったくありません!」
仕事は仕事ということで、未菜は渋々、二人を案内した。
既に全員が集まっていた。
席順は、
田村裕子 佐柄鏡子 波多進 常盤亮一
i-----------------------------------------i
i i
i-----------------------------------------i
山中 山中春子 井伊千鶴 時野正
となっている。
「それでは、全員揃ったんで、先に自己紹介しますか。」
時野の進行で、乾杯の前に自己紹介する事になった。
この中で部外者は、田村裕子と山中の二人。
井伊千鶴もギルドが違うので、部外者と言えば部外者に入るのだが。
自己紹介はそつなく終わった。
常盤の紹介の時に、千鶴が睨んでたのは別として。
「飲み物はどういたしましょうか?」
未菜が聞いてきた。
「千鶴ちゃんは飲めるんだっけ?」
「飲めません。」
未菜が速攻で否定した。
「少しくらいなら。」
「・・・。」
「じゃ、じゃあグラスワイン7つとジンジャエールを貰おうかな。」
時野が注文すると未菜は、すんなり注文を受け入れた。
「私、二十歳になってますから、ワインなら飲めますよ?」
「そのつもりだけど?」
「えっ?」
と聞き返したのは、未菜だった。
「このジンジャエールは、どなたのですか?」
「僕のです。」
常盤が答えた。
「・・・。 少々お待ちください。」
未菜は、そのまま戻って行った。
その後、全員にドリンクが行きわたり、乾杯が行われた。
ぐいっと一杯飲む一同。
「あれ?これグレープジュースですよ?」
千鶴が言った。
「まあ・・・。美味しいならいいんじゃない?」
時野が呆れたように言った。
「まったく、未菜は・・・。」
「それにしても、千鶴ちゃんって、可愛いわね。」
隣に座ってる春子が言った。
「可愛い・・・。」
鏡子もボソっと言った。
「抱きしめちゃいたくなるわっ!」
と言って、春子は、既に抱きしめていた。
すると神速の速さでカメリエーラが飛んできた。
「ちょっとお客様、私の千鶴にそう言った事は・・・。」
「あらごめんなさいね。つい。」
「だいじょう・・・いたたたたた。」
千鶴のアイアンクローがさく裂した。
「痛いじゃないっ!」
「誤解されるような事は言わないでください。」
「・・・。」
「まじめに働いてください。」
「ちぇっ・・・。」
未菜は拗ねて仕事に戻っていた。
そんな未菜を先ほどから、ずっと時野は見ていた。
「なるほど、今度のターゲットはあの子なんですね。」
と遠く離れてる田村裕子が言ってきた。
「ターゲットって・・・。いや未菜ちゃんは、本当に姿勢がいいなあと。」
「雰囲気ありますよね。」
鏡子が言った。
「うちのおばあ様に、厳しく教えられてましたから。」
「千鶴ちゃんは習ってないの?」
「私は、礼儀作法だけです。剣道をずっとやってましたんで。」
「ああ、なるほど。」
「へえ、剣道やってるんだ。千鶴ちゃんはどの位強いの?」
春子が聞いた。
「全日本は、一度も取ったことありませんが、学生選手権なら取りました。」
「えっ・・・。」
「学生NO1か、そりゃあ凄い。」
波田進が感心した。
前菜が終わり、ピザとパスタが運ばれてくる頃には、約2名が一心不乱に
料理に食いついていた。
「あなた、やっぱり女の子欲しくない?」
「欲しくないっ!」
「あら・・・。」
「男の方が心配事がなくていいよ。」
「まあ、男の子もいいけどねえ。」
春子は、料理に貪りついてる常盤と千鶴を見ながら言った。
「千鶴ちゃん、この後に肉料理もあるからね?」
時野が言った。
「全然大丈夫ですっ!」
この日は、貸し切りというわけでなく、店内は忙しかった。
仕事は、完璧にこなすのが、刈茅未菜のポリシーである為、時野達のテーブルが
気にはなるものの、仕事をこなしていた。
「ここって、バイトが一番偉いんですか?」
常盤が、時野に聞いた。
「ああ未菜ちゃんね。」
常盤が言うように、バイトなのにホールを仕切っていた。
「オーナーの姪御さんだよ。」
「料理長の?」
「オーナーは、ここには居ないよ。会社を何件も経営してる人だから。」
「言っときますが、未菜はお嬢様です。」
「お嬢様がバイト?」
春子が聞いた。
「オーナーのおば様の命令みたいですよ?」
「オーナー女性なのっ?」
「ちなみに料理長は旦那さんだよ。」
春子の問いに時野が答えた。
「きっと未菜がホールどころか、店全体を仕切ってると思います。」
「なんかそんな感じだね。」
時野は前から、そんな感じがしていた。
「あのう春子さん。」
「ん、なあに?」
「私も鋼の翼の女子会に参加してもいいですか?」
千鶴が春子に聞いた。
「女子会って訳じゃあないんだけど、ここの人達ギルドルームに来ないから。」
「申し訳ない、深夜に少ししかONしないんで、ギルドルームに行く暇がなくて。」
波田が言った。
「僕は殆ど野良ってますんで。」
常盤が言った。
「俺は・・・。」
「時野さんは言わなくてもわかります。」
春子がピシャリと言った。
「なんかベルさんも、直直顔を出してて、いいなあと。」
「鏡子ちゃんは、構わない?」
「うん、全然大丈夫。」
「じゃあ、今度、ゲストキーあげるね。」
「ありがとうございます。」
最後のドルチェまで、千鶴はペロッと完食した。
こうして、第二回オフ会は、無事終了した。
「美味しかったよ。また来るね。」
時野は未菜にそう言った。
「時野さん次回からは、メンバーを確認させて頂きますっ!」
「・・・。」
「未菜、美味しかったと未菜の伯父さんにも伝えといてください。」
「お店なんだから、美味しいのが当たり前なのよ。」
伝える気はなさそうだ。
「いい千鶴、まっすぐ家に帰るのよ?」
「言われなくても帰ります。未菜の方は遅いけど大丈夫ですか?」
「おば様が、送ってくれてるから。」
そうして、二次会が行わることもなく一次会で終わった。
この時、時野も春子も鏡子も気が付いていなかった。
まさか、波田と田村裕子がメアド交換してたなんて・・・。
時野がイタリアンレストランを訪れるといつものカメリエーラが、
出迎えてくれた。
客単価の高い、こじんまりした店で、彼女がソムリエも兼任している。
ちなみにバイトだが、給仕長よりも偉そうな雰囲気である。
「こんばんは。他の人は、誰か来てるかな?」
「まだ、誰も来てませんよ?それより時野さん、無職になったそうで、
お支払いの方は大丈夫ですか?」
ズケズケと聞いてくる。
「まあ、何とかね。料理長はいるかな?」
「厨房に。」
「じゃあ、ちょっと挨拶してくるね。」
時野は、そう言って厨房に入っていき、料理長に挨拶をした。
挨拶を終え、カメリエーラに声を掛けた。
「ちょっと迎えに行ってくるんで、他の人来たら、案内お願いします。」
「はい。仕事ですからっ!」
黒の給仕服に身を包み、そのズボン姿とショートカット、そしてスラーっと
背筋がはった佇まいは、男装の麗人という言葉がピッタリだった。
「未菜ちゃんは、もっと笑った方が可愛いと思うよ?」
「可愛いと思われたくありませんから。」
不愛想に応対する。
これもいつものことだが・・・。
時野は、何人かを迎えに行く予定だったが、佐柄鏡子からは、場所がわかり
着いたとのメールがあったので、千鶴だけを迎えに行った。
「こんばんわ千鶴ちゃん。」
「こんばんわ。」
「ここから少し歩いた所にあるんで。」
「はいっ。」
千鶴はイタリアンが食べれるとルンルン気分だった。
イタリアンの店に着くと、時野はいつものようにドアを開けてエスコトートする。
千鶴が先に店内に入る。
「いらっしゃい・・・・。」
ませが出てこなかった。
「未菜、親戚の人の手伝いって、ここだったんですか?」
「千鶴こそ、ここ結構高いわよ?」
「あれ、知り合い?」
時野が後から入ってきた。
「なななななななななな・・・!」
未菜は、慌てて千鶴を引っ張って行った。
「何してるの、あんたはっ!」
「食事に来ただけですよ?」
「時野さんの事知ってるの?」
「未菜も知ってるんですか?」
「うちの常連さんで、来るたびに女性が違う、いわば淫獣よっ!
魑魅魍魎と言ってもいいわ。」
ボロクソに言われる時野。
「おばあ様も知ってますし、問題ありません。」
「なっ、先生もっ?」
未菜は、小学、中学と薙刀と礼儀作法を習っていた。
薙刀を習ってた理由は、女性だらけだからというのは、言うまでもない。
「時野さん、千鶴に何かしたら、殺しますよ?」
時野の方へ行って、未菜は釘を刺した。
「しないよ?俺そんなに信用ないかな?」
「まったくありません!」
仕事は仕事ということで、未菜は渋々、二人を案内した。
既に全員が集まっていた。
席順は、
田村裕子 佐柄鏡子 波多進 常盤亮一
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山中 山中春子 井伊千鶴 時野正
となっている。
「それでは、全員揃ったんで、先に自己紹介しますか。」
時野の進行で、乾杯の前に自己紹介する事になった。
この中で部外者は、田村裕子と山中の二人。
井伊千鶴もギルドが違うので、部外者と言えば部外者に入るのだが。
自己紹介はそつなく終わった。
常盤の紹介の時に、千鶴が睨んでたのは別として。
「飲み物はどういたしましょうか?」
未菜が聞いてきた。
「千鶴ちゃんは飲めるんだっけ?」
「飲めません。」
未菜が速攻で否定した。
「少しくらいなら。」
「・・・。」
「じゃ、じゃあグラスワイン7つとジンジャエールを貰おうかな。」
時野が注文すると未菜は、すんなり注文を受け入れた。
「私、二十歳になってますから、ワインなら飲めますよ?」
「そのつもりだけど?」
「えっ?」
と聞き返したのは、未菜だった。
「このジンジャエールは、どなたのですか?」
「僕のです。」
常盤が答えた。
「・・・。 少々お待ちください。」
未菜は、そのまま戻って行った。
その後、全員にドリンクが行きわたり、乾杯が行われた。
ぐいっと一杯飲む一同。
「あれ?これグレープジュースですよ?」
千鶴が言った。
「まあ・・・。美味しいならいいんじゃない?」
時野が呆れたように言った。
「まったく、未菜は・・・。」
「それにしても、千鶴ちゃんって、可愛いわね。」
隣に座ってる春子が言った。
「可愛い・・・。」
鏡子もボソっと言った。
「抱きしめちゃいたくなるわっ!」
と言って、春子は、既に抱きしめていた。
すると神速の速さでカメリエーラが飛んできた。
「ちょっとお客様、私の千鶴にそう言った事は・・・。」
「あらごめんなさいね。つい。」
「だいじょう・・・いたたたたた。」
千鶴のアイアンクローがさく裂した。
「痛いじゃないっ!」
「誤解されるような事は言わないでください。」
「・・・。」
「まじめに働いてください。」
「ちぇっ・・・。」
未菜は拗ねて仕事に戻っていた。
そんな未菜を先ほどから、ずっと時野は見ていた。
「なるほど、今度のターゲットはあの子なんですね。」
と遠く離れてる田村裕子が言ってきた。
「ターゲットって・・・。いや未菜ちゃんは、本当に姿勢がいいなあと。」
「雰囲気ありますよね。」
鏡子が言った。
「うちのおばあ様に、厳しく教えられてましたから。」
「千鶴ちゃんは習ってないの?」
「私は、礼儀作法だけです。剣道をずっとやってましたんで。」
「ああ、なるほど。」
「へえ、剣道やってるんだ。千鶴ちゃんはどの位強いの?」
春子が聞いた。
「全日本は、一度も取ったことありませんが、学生選手権なら取りました。」
「えっ・・・。」
「学生NO1か、そりゃあ凄い。」
波田進が感心した。
前菜が終わり、ピザとパスタが運ばれてくる頃には、約2名が一心不乱に
料理に食いついていた。
「あなた、やっぱり女の子欲しくない?」
「欲しくないっ!」
「あら・・・。」
「男の方が心配事がなくていいよ。」
「まあ、男の子もいいけどねえ。」
春子は、料理に貪りついてる常盤と千鶴を見ながら言った。
「千鶴ちゃん、この後に肉料理もあるからね?」
時野が言った。
「全然大丈夫ですっ!」
この日は、貸し切りというわけでなく、店内は忙しかった。
仕事は、完璧にこなすのが、刈茅未菜のポリシーである為、時野達のテーブルが
気にはなるものの、仕事をこなしていた。
「ここって、バイトが一番偉いんですか?」
常盤が、時野に聞いた。
「ああ未菜ちゃんね。」
常盤が言うように、バイトなのにホールを仕切っていた。
「オーナーの姪御さんだよ。」
「料理長の?」
「オーナーは、ここには居ないよ。会社を何件も経営してる人だから。」
「言っときますが、未菜はお嬢様です。」
「お嬢様がバイト?」
春子が聞いた。
「オーナーのおば様の命令みたいですよ?」
「オーナー女性なのっ?」
「ちなみに料理長は旦那さんだよ。」
春子の問いに時野が答えた。
「きっと未菜がホールどころか、店全体を仕切ってると思います。」
「なんかそんな感じだね。」
時野は前から、そんな感じがしていた。
「あのう春子さん。」
「ん、なあに?」
「私も鋼の翼の女子会に参加してもいいですか?」
千鶴が春子に聞いた。
「女子会って訳じゃあないんだけど、ここの人達ギルドルームに来ないから。」
「申し訳ない、深夜に少ししかONしないんで、ギルドルームに行く暇がなくて。」
波田が言った。
「僕は殆ど野良ってますんで。」
常盤が言った。
「俺は・・・。」
「時野さんは言わなくてもわかります。」
春子がピシャリと言った。
「なんかベルさんも、直直顔を出してて、いいなあと。」
「鏡子ちゃんは、構わない?」
「うん、全然大丈夫。」
「じゃあ、今度、ゲストキーあげるね。」
「ありがとうございます。」
最後のドルチェまで、千鶴はペロッと完食した。
こうして、第二回オフ会は、無事終了した。
「美味しかったよ。また来るね。」
時野は未菜にそう言った。
「時野さん次回からは、メンバーを確認させて頂きますっ!」
「・・・。」
「未菜、美味しかったと未菜の伯父さんにも伝えといてください。」
「お店なんだから、美味しいのが当たり前なのよ。」
伝える気はなさそうだ。
「いい千鶴、まっすぐ家に帰るのよ?」
「言われなくても帰ります。未菜の方は遅いけど大丈夫ですか?」
「おば様が、送ってくれてるから。」
そうして、二次会が行わることもなく一次会で終わった。
この時、時野も春子も鏡子も気が付いていなかった。
まさか、波田と田村裕子がメアド交換してたなんて・・・。
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