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癒す者
旅立ち
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今日、僕は、産まれた村を離れて旅に出る。僕は産まれてからずっと誰かを探している。誰を探して居るか分からないのに。でも、この村にいないのは確かだから旅に出る事にした。
一応次男だから、兄に子供が出来でから家を出ることにしていた。
「ルーカス、村を出る必要はないだろう。」
「うん。でもごめん兄さん。僕、誰かに会いたいんだ。名前も顔も分からないけど。」
「そうか。」
そう言って兄は納得してくれた。兄には頭が上がらない。小さい頃からなぜか大人の男を怖がる僕を守って鍛えてくれた。農家としては、それなりの見ためになった僕は大人の男が怖い事を隠せるようになった。
僕が異様に大人を怖がるせいで兄は友人を作っても僕に近づけ無かった。僕に友人を強要せず、ただ体を鍛えて僕を守ってくれた。
そんな兄が昨年、村の女と昨年結婚し、子供が出来た。義姉は気立てもよくこの家は安泰だろう。だから僕は心に引かれるままに旅をする事にした。
「じゃあ、落ち着いたら連絡するよ。みんな元気で」
「ああ、お前も元気でな。」
取りあえず王都に向かう事にし、乗り合い馬車に乗って行けるとこまで。
「どこまで行くんだ?」
「王都まで」
「そうか、街に着いたら王都行きの馬車に乗り換えな、この馬車は隣の街までしか行かないからな。」
「うん。ありがとう。」
馬車の行者に礼を言って馬車の荷台に乗り込む、2人程先客が居たが離れたところに座る。さらに2人が馬車に乗り込んだところでこれ以上は乗る人がいないようで、馬車が出発した。
村の入り口で家族が見送ってくれた。家族が見えなくなるまで手を振る。
少ししんみりした気持ちと共に誰かへの渇望が強くなった気がした。
馬車は幾つかの村を周ってから街に着いた。街に近づく度に人が多くなる。隣に座る男性に恐怖を悟られないよう体を固くして耐えた。
街に着く頃にはへとへとに成っていた。しかし、王都まではまだまだだ。馬車の行者が王都に行くなら、身分証が要ると言っていた。路銀もいる。
よし、この街で冒険者登録をして路銀を稼ごう。
冒険者登録をして数日間、簡単な依頼をこなし、王都までの馬車が確保できた。少し準備が要るだろうと街で食料を買い込む。
街から王都まで行く人は結構居た、この後2つの街を通り王都に行くらしい。
一つ前の街からなら歩けるだろうか?
街から街までが数日かかる。それにさすがに一人では危険だ、盗賊や、場所によっては強い魔物が出る。
取りあえず次の街で、また冒険者として依頼をこなして考える事にした。
採取や街中で細々と依頼をこなし、時々弱い魔物を倒して路銀を稼ぐ。
この路銀ならそれなりの馬車に乗れるだろうか。
馬車止めで乗り合いの募集を確認する。丁度商人が乗り合い人を募集しているらしい。荷を下ろして帰るところなんだろう。少し高いが払える値段だ。これならぎゅうぎゅうの行程になるのは避けれるだろうか。
商人の乗り合い馬車を予約する。2日後に出発するようだ。食料の買い出しと宿の手続きをする。この宿には長く世話になったので少し多めに宿代を渡した。
当日、宿代のお礼にお弁当を持たせてくれた。渡した以上に貰っている気がする重い弁当だった。宿を引き払い、馬車止めに向かう。乗車札を見せて、馬車に乗り込んだ。
あの宿はまた機会が有れば来よう。
馬車の中は裕福な平民なんだろう、小綺麗な人が数人、冒険者が数人でつめつめではないが込みあっていた。ルーカスの次に乗った人が最後だったようで、すぐに馬車が出発した。
一応次男だから、兄に子供が出来でから家を出ることにしていた。
「ルーカス、村を出る必要はないだろう。」
「うん。でもごめん兄さん。僕、誰かに会いたいんだ。名前も顔も分からないけど。」
「そうか。」
そう言って兄は納得してくれた。兄には頭が上がらない。小さい頃からなぜか大人の男を怖がる僕を守って鍛えてくれた。農家としては、それなりの見ためになった僕は大人の男が怖い事を隠せるようになった。
僕が異様に大人を怖がるせいで兄は友人を作っても僕に近づけ無かった。僕に友人を強要せず、ただ体を鍛えて僕を守ってくれた。
そんな兄が昨年、村の女と昨年結婚し、子供が出来た。義姉は気立てもよくこの家は安泰だろう。だから僕は心に引かれるままに旅をする事にした。
「じゃあ、落ち着いたら連絡するよ。みんな元気で」
「ああ、お前も元気でな。」
取りあえず王都に向かう事にし、乗り合い馬車に乗って行けるとこまで。
「どこまで行くんだ?」
「王都まで」
「そうか、街に着いたら王都行きの馬車に乗り換えな、この馬車は隣の街までしか行かないからな。」
「うん。ありがとう。」
馬車の行者に礼を言って馬車の荷台に乗り込む、2人程先客が居たが離れたところに座る。さらに2人が馬車に乗り込んだところでこれ以上は乗る人がいないようで、馬車が出発した。
村の入り口で家族が見送ってくれた。家族が見えなくなるまで手を振る。
少ししんみりした気持ちと共に誰かへの渇望が強くなった気がした。
馬車は幾つかの村を周ってから街に着いた。街に近づく度に人が多くなる。隣に座る男性に恐怖を悟られないよう体を固くして耐えた。
街に着く頃にはへとへとに成っていた。しかし、王都まではまだまだだ。馬車の行者が王都に行くなら、身分証が要ると言っていた。路銀もいる。
よし、この街で冒険者登録をして路銀を稼ごう。
冒険者登録をして数日間、簡単な依頼をこなし、王都までの馬車が確保できた。少し準備が要るだろうと街で食料を買い込む。
街から王都まで行く人は結構居た、この後2つの街を通り王都に行くらしい。
一つ前の街からなら歩けるだろうか?
街から街までが数日かかる。それにさすがに一人では危険だ、盗賊や、場所によっては強い魔物が出る。
取りあえず次の街で、また冒険者として依頼をこなして考える事にした。
採取や街中で細々と依頼をこなし、時々弱い魔物を倒して路銀を稼ぐ。
この路銀ならそれなりの馬車に乗れるだろうか。
馬車止めで乗り合いの募集を確認する。丁度商人が乗り合い人を募集しているらしい。荷を下ろして帰るところなんだろう。少し高いが払える値段だ。これならぎゅうぎゅうの行程になるのは避けれるだろうか。
商人の乗り合い馬車を予約する。2日後に出発するようだ。食料の買い出しと宿の手続きをする。この宿には長く世話になったので少し多めに宿代を渡した。
当日、宿代のお礼にお弁当を持たせてくれた。渡した以上に貰っている気がする重い弁当だった。宿を引き払い、馬車止めに向かう。乗車札を見せて、馬車に乗り込んだ。
あの宿はまた機会が有れば来よう。
馬車の中は裕福な平民なんだろう、小綺麗な人が数人、冒険者が数人でつめつめではないが込みあっていた。ルーカスの次に乗った人が最後だったようで、すぐに馬車が出発した。
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