33 / 49
渇きを癒す者
消火
しおりを挟む
カークスは従兄の成長と共に体が成長した。従兄が感情を理解するように成るのと同時に成長する体は時々悲鳴を上げた。
「カークス、大丈夫か?」
「大丈夫です。ただの成長痛ですから。」
「取りあえずこれを飲みなさい。」
「はい、ありがとうございます。」
ナイアスはカークスに寄り添い痛みを鈍くさせる水を与え、栄養不足にならないようテンヴィルと協力して栄養豊富な食事をカークスに与えた。
「ここまでそっくりに成るとは!」
「本当に、子供の時の顔って大人になると変わるんだな。」
驚きの声をあげる竜騎士達。
カークスが成長すると従兄と瓜二つになった。性格が顔に出ている分カークスの方が大人びて居るように見える。
「カークス、凄く背が伸びた、俺と同じ位だ。」
「カイの心が大人に成ったからだ。俺達はそっくりだって、俺達の竜騎士が言っているぞ。」
自身の体が大きくなる度カークスは従兄の成長を喜んだ。
今までは魂の傷によって成長を妨げられていた従兄はのんびりした性格は変わらず、大人として感情や理性を理解できるようになった。カークスは従兄と共に番について学び、共に居ることを喜んだ。
「番はドラゴンの唯一無二の存在なんだって。」
「俺達は双子ののように姿形は似ているけど、竜騎士達にとっては違う存在なんだ。」
成長の途中で垣間見た従兄の前世にカークスは衝撃と共に従兄の性格がどうして幼いままなのを理解することができた。
それは従兄も一緒だったようで、カークスがなぜ火を恐れて居たのか、なぜいつも自身を心配していたのかを理解した。だから明らかに幸せそうにしている従兄にカークスはあえて訪ねた。
「カイ、今、満たされてる?」
にっこり微笑みを浮かべた従兄がカークスに返す。
「うん。カークスは潤ってる?」
どこかずれた質問にカークスは笑い声を上げた。
二人を番に持つ竜騎士達は楽しそうな二人を眩しそうに見ていた。
二つに分かたれた魂は別々の傷を持って転生し、別の番を得る事によってそれぞれの傷は癒された。
二人は繋がっている、しかし、二人の物語は別に有る。
第三章 渇きを癒す者 浄化編 終
「カークス、大丈夫か?」
「大丈夫です。ただの成長痛ですから。」
「取りあえずこれを飲みなさい。」
「はい、ありがとうございます。」
ナイアスはカークスに寄り添い痛みを鈍くさせる水を与え、栄養不足にならないようテンヴィルと協力して栄養豊富な食事をカークスに与えた。
「ここまでそっくりに成るとは!」
「本当に、子供の時の顔って大人になると変わるんだな。」
驚きの声をあげる竜騎士達。
カークスが成長すると従兄と瓜二つになった。性格が顔に出ている分カークスの方が大人びて居るように見える。
「カークス、凄く背が伸びた、俺と同じ位だ。」
「カイの心が大人に成ったからだ。俺達はそっくりだって、俺達の竜騎士が言っているぞ。」
自身の体が大きくなる度カークスは従兄の成長を喜んだ。
今までは魂の傷によって成長を妨げられていた従兄はのんびりした性格は変わらず、大人として感情や理性を理解できるようになった。カークスは従兄と共に番について学び、共に居ることを喜んだ。
「番はドラゴンの唯一無二の存在なんだって。」
「俺達は双子ののように姿形は似ているけど、竜騎士達にとっては違う存在なんだ。」
成長の途中で垣間見た従兄の前世にカークスは衝撃と共に従兄の性格がどうして幼いままなのを理解することができた。
それは従兄も一緒だったようで、カークスがなぜ火を恐れて居たのか、なぜいつも自身を心配していたのかを理解した。だから明らかに幸せそうにしている従兄にカークスはあえて訪ねた。
「カイ、今、満たされてる?」
にっこり微笑みを浮かべた従兄がカークスに返す。
「うん。カークスは潤ってる?」
どこかずれた質問にカークスは笑い声を上げた。
二人を番に持つ竜騎士達は楽しそうな二人を眩しそうに見ていた。
二つに分かたれた魂は別々の傷を持って転生し、別の番を得る事によってそれぞれの傷は癒された。
二人は繋がっている、しかし、二人の物語は別に有る。
第三章 渇きを癒す者 浄化編 終
10
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。
しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです…
本当の花嫁じゃないとばれたら大変!
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか
風
BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。
……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、
気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。
「僕は、あなたを守ると決めたのです」
いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。
けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――?
身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。
“王子”である俺は、彼に恋をした。
だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。
これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、
彼だけを見つめ続けた騎士の、
世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。
【短編】初対面の推しになぜか好意を向けられています
大河
BL
夜間学校に通いながらコンビニバイトをしている黒澤悠人には、楽しみにしていることがある。それは、たまにバイト先のコンビニに買い物に来る人気アイドル俳優・天野玲央を密かに眺めることだった。
冴えない夜間学生と人気アイドル俳優。住む世界の違う二人の恋愛模様を描いた全8話の短編小説です。箸休めにどうぞ。
※「BLove」さんの第1回BLove小説・漫画コンテストに応募中の作品です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる