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怪しいのはやっぱり?
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魔術・剣術の実技講習がある日は闘技場の観覧席で見学する。ルド様の結界内で安全を確保されているけれど、視線までは制御出来ない(出来なく無いけども、ルド様にも見えなく成る。)ので、いやらしい視線に耐えながら見学した。
もちろんガゼボで癒されるのは毎度の事になったけど。おかげで学園のガゼボを知り尽くした。職員棟、闘技場、教室棟、温室棟、講堂のガゼボがあり、教室棟は人目が多いため行かなかった。
本日は魔術の授業の後、教室棟のガゼボに行く。罠を仕掛けるらしい。その代わり、今日は午後から寮に帰る。
今日の魔術実習は公爵令息達が居るクラスに行く。いつもは高レベルのクラス、今日は中レベルクラスにルド様が高レベルの魔術を見せる。と言っても場所が少し変わるだけで同じ闘技場内で行われるんだけどね。なので今日はいつも見学しているところと反対側で見学する事にした。
ルド様がよく見えるからね。
釣りのためにルド様から首筋を舐められ、吸い付かれる。イタズラも追加して。
「ルド様ぁ、はぁっ。」
「ツツィ、いいこにしてて。」
「ルド様ぁ、行ってらっしゃいませぇ」
結界を張ったルド様が集団の中に入る。
ルド様ぁ、やり過ぎですぅ。
イタズラされた体を持て余して自分を抱きしめた。膝掛けで隠された足を内股にする。
ルド様が囲まれ、魔術を披露するタイミングでいつもの視線が来る。いつもよりねっとりとして全身を舐め回されて居るよう。一気にイタズラの余韻が無くなり震える。膝掛けを広げて被る。顔だけ出してルド様の姿を探した。
気付いて居ない見たい、何で?
自分でも視線のヌシを探すけど、判らない。こちらを向いてる顔がない。視線の方向に人が居なかった。
怖い。
「ルド様ぁ」
僕の声に反応してルド様がこちらを見る。膝掛けにくるまった僕を見て、察した様だ。
王子に声を掛けてこちらにくる。ルド様がこちらに気付いた時点で視線は無くなった。
しかし、思った以上に怖い。前回の視線とは比べ物にならない。
「ツツィ、遅く成ってごめんね。」
「ルド様ぁ、抱きしめてください。怖かった。」
僕を抱き上げたルド様はこちらに向かって来る王子を少し離れたところで足止めした。
「大公殿下、例のものですか?レメント侯爵子息は?」
「そうだな。ツツィは私が慰める。それより例の者は?」
「特に異常はありませんが、少し気になる事が」
迷うように周りを見る。
「この後、どこか部屋を準備してもらえる?」
「判りました。」
ルド様の方が王子よりこの国に必要な存在だけど、こんなに格差有るもの何だろうか?扱いは一応同等って習った気がするんだけど。これが一応の範囲なのかな?
「あのッ!、殿下、えっと、僕の事はフリッツィと呼んで下さい、いずれ義兄弟に成るかもしれませんから。」
「判りました。フリッツィ様、私のことはティハルトと及び下さい。敬称も不要です。」
「あ!いえ、ではティハルト殿と呼ばせて頂きます。」
「それでは、部屋を用意してきます。」
王子がルド様の侍従の様な事を…
困り顔でルド様を見ると、不思議そうな顔をされた。
「ルド様の方が王子より偉いんですか?」
「ああ、ティハルトはまだ王太子だからね。王に成って初めて同等の扱いだ。」
貴族当主と貴族の子息位の扱いかなぁ、なんてルド様は気軽に言う。
王と同じ位の存在の宝物の僕って実は国宝級ってやつ!?
僕は自分の大切さを再認識させられてしまった。
もちろんガゼボで癒されるのは毎度の事になったけど。おかげで学園のガゼボを知り尽くした。職員棟、闘技場、教室棟、温室棟、講堂のガゼボがあり、教室棟は人目が多いため行かなかった。
本日は魔術の授業の後、教室棟のガゼボに行く。罠を仕掛けるらしい。その代わり、今日は午後から寮に帰る。
今日の魔術実習は公爵令息達が居るクラスに行く。いつもは高レベルのクラス、今日は中レベルクラスにルド様が高レベルの魔術を見せる。と言っても場所が少し変わるだけで同じ闘技場内で行われるんだけどね。なので今日はいつも見学しているところと反対側で見学する事にした。
ルド様がよく見えるからね。
釣りのためにルド様から首筋を舐められ、吸い付かれる。イタズラも追加して。
「ルド様ぁ、はぁっ。」
「ツツィ、いいこにしてて。」
「ルド様ぁ、行ってらっしゃいませぇ」
結界を張ったルド様が集団の中に入る。
ルド様ぁ、やり過ぎですぅ。
イタズラされた体を持て余して自分を抱きしめた。膝掛けで隠された足を内股にする。
ルド様が囲まれ、魔術を披露するタイミングでいつもの視線が来る。いつもよりねっとりとして全身を舐め回されて居るよう。一気にイタズラの余韻が無くなり震える。膝掛けを広げて被る。顔だけ出してルド様の姿を探した。
気付いて居ない見たい、何で?
自分でも視線のヌシを探すけど、判らない。こちらを向いてる顔がない。視線の方向に人が居なかった。
怖い。
「ルド様ぁ」
僕の声に反応してルド様がこちらを見る。膝掛けにくるまった僕を見て、察した様だ。
王子に声を掛けてこちらにくる。ルド様がこちらに気付いた時点で視線は無くなった。
しかし、思った以上に怖い。前回の視線とは比べ物にならない。
「ツツィ、遅く成ってごめんね。」
「ルド様ぁ、抱きしめてください。怖かった。」
僕を抱き上げたルド様はこちらに向かって来る王子を少し離れたところで足止めした。
「大公殿下、例のものですか?レメント侯爵子息は?」
「そうだな。ツツィは私が慰める。それより例の者は?」
「特に異常はありませんが、少し気になる事が」
迷うように周りを見る。
「この後、どこか部屋を準備してもらえる?」
「判りました。」
ルド様の方が王子よりこの国に必要な存在だけど、こんなに格差有るもの何だろうか?扱いは一応同等って習った気がするんだけど。これが一応の範囲なのかな?
「あのッ!、殿下、えっと、僕の事はフリッツィと呼んで下さい、いずれ義兄弟に成るかもしれませんから。」
「判りました。フリッツィ様、私のことはティハルトと及び下さい。敬称も不要です。」
「あ!いえ、ではティハルト殿と呼ばせて頂きます。」
「それでは、部屋を用意してきます。」
王子がルド様の侍従の様な事を…
困り顔でルド様を見ると、不思議そうな顔をされた。
「ルド様の方が王子より偉いんですか?」
「ああ、ティハルトはまだ王太子だからね。王に成って初めて同等の扱いだ。」
貴族当主と貴族の子息位の扱いかなぁ、なんてルド様は気軽に言う。
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僕は自分の大切さを再認識させられてしまった。
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