花の庭と実りの庭

mokia

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思わぬ伏兵

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 ルド様が王子に用意させた部屋で秘密の会議をする。

 ちなみに、僕はルド様に抱えてもらい、案内はルド様の侍従がしてた。僕を見た王子が心配そうにしてたけど、話しが終わったら寮に帰る事を伝えたら納得したようだ。

「それで、気になる事とは?」

「例の人物は姿を消しませんでしたが、兄の姿が見えませんでした。」

「そうか。この2年で変わった様子はあったか?」

 王子いわくない、けれど3年目に入ってから少しおかしい。この2年について曖昧で、3年目に入ってから性格が少し変わった。話し方も何となく違う。魔術を使っていないのは間違いないけど、何か有りそう。

「ツツィ、例の視線で何か分かったことは有る?」

「ルド様が魔術を使って居る時に感じます。それと、視線の先に誰も居ませんでした。」

 魔術で姿を隠すとか?

「私の魔術の使用中に、限定してか。」

 しばらく考え込んだ二人だったけど、王子が何か思い出したようだ。

「そう言えば、数代前に精霊石を使った事件が有りました。」

 その事件を起こした伯爵家はお取り潰し、薬のようにして精霊石を飲んで居たらしく、行動も可笑しかった。精霊石は伯爵家に手に居れる伝がないはずだった、どこからの入手判らないからないまま事件は終わったらしい。

 精霊石って精霊の魔力で作るやつだよね。飲むって、擂り潰せるの?

「その時、例の公爵家が調査を申し出ています。」

「飲み込めるほどの精霊石を作るのは人と交ざった精霊達だな。」

「ルド様、人と交ざると小さな精霊石が作れるのですか?」

 人間と精霊の子供は其なりの力が有る、精霊は気に入った者としか交わらないから。その子供が人と交わると精霊としての血は弱る。侯爵は大公殿下に一度嫁入りしている家、二度以上が公爵となる。今回は僕の嫁入り確定なので、卒業後、レメント侯爵家は公爵に昇爵される。領地はそのまま。
 大公家への嫁入りで爵位が貰えるのはその土地に精霊の血が入るから。うちのように精霊フリーパス魔方陣の為だね。
 レメント侯爵家ほど精霊の血が濃い家は無く、いまはどこの家も4代以上前に精霊が居るだけのようだ。その精霊の血を持つ者が精霊石を作っていると考えられる。
 なのでうちは除外、精霊の血が濃すぎて小さな石にならないらしい。

 そんなにうち、精霊居たんだなぁ。

 何でもレメント侯爵家は3代以内に1度精霊との子供、または精霊が嫁やら婿やらに入るらしい。血的にずっと半分以上が精霊の血、でも人間の血も途絶えない程度に人間の血が入る為程よく血が混じって居ると。
 大公家も人間の血が混じって居る事も有るけど、今代の大公閣下はほぼ精霊、大公殿下は精霊の血が強い為人間の血が入って居るとは言えないらしい。3代程前から祝福が出ない為に精霊と婚姻したからだ。

 取りあえず例の公爵令息をに監視をつける事になった。例の公爵も彼女が嫁入りした家と協力して探る事になるらしい。

 解散して、大公寮にかえってからルド様に温室でいっぱい癒して貰った僕でした。









 後日別枠に挙げます。
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