121 / 141
Reincarnation (輪廻転生)
綾瀬美穂
しおりを挟む
彼女は細身で色白の美人。顎の辺りにある小さな黒子がチャームポイントである。同級生の男子の誰もが彼女と付き合いたがっていた。
そんな学年で人気者の彼女がある日、突然俺に付き合ってくれと告白してきた。なぜ俺にという疑問はあった。彼女が言うには俺の事を入学式で初めて見て運命的なものを感じたそうだ。ビビッときた、まさに一目ぼれだったそうである。生まれてこの方そのようなことを言われた事など無かったのだが、少なからず俺も彼女に好意を持っていたことは否めなかった。正直言うと入学式の日に、ふと見た彼女の瞳に惹かれて目を離せなくなり日々思いは強くなっていた。
当然、俺は彼女からのその申し出を承諾して、晴れて二人は恋人同士となったわけだ。
月日が経つのは早いもので、俺達二人が付き合いはじめてからすでに半年近くの日々が経過していた。
二人は特に大きなケンカをする事もなく毎日を快適に仲良くごく普通の恋人達と同じように過ごしている。というよりは生まれる前からずっと結ばれる運命であったのではないかと思わせるほどの感覚であった。俺達は、同じ高校の二年生で同じ教室で学ぶ。所謂、クラスメイトというやつである。
綾瀬美穂。それが彼女の名前。彼女はとても積極的で、二人で出掛けた時や学校の帰りなどの別れ際には必ずキスを求めてくる。人の目も憚らずに突然腕を組んできたりスキンシップの表現が普通の女の子よりかなり大らかであった。帰国子女かなにかなのかと思ったが、海外で生活した経験は全くないそうである。彼女のその行動が時には恥ずかしく、時には嬉しく感じたものだ。
しかし、その日は突然訪れてしまった。
少し前の俺であれば、普通の高校生男子らしくその要求に躊躇する事なく前のめり気味に応じていたのだが、ある日を境に彼女のその行動に抵抗を感じてしまうようになってしまった。罪悪感、背徳心、色々な感情が俺の頭の中を駆け巡る。彼女とこんなことをしてはいけない。彼女と恋人になってはいけないのだ。
俺は思い出してしまったのだ。
あの記憶を……。彼女達と過ごしたあの日々を・・・・・・。
いつもの代わり映えの無い日常。母親が留守の日を見計らって家に遊びに来ないかと彼女からの誘いがあった。
彼女のお母さんが、務めている高校で泊りがけ二泊三日の旅行があり、引率という形で家を留守にする事になったそうだ。ちなみに彼女の母親は私立高等学校の社会科の教師なのだそうだ。俺は一抹の罪悪感と期待感を覚えながらも二つ返事で承諾して彼女の家にお邪魔することになった。
「お邪魔します」初めて訪れる彼女だけの家に恐縮しながら誰にするでもなく挨拶をする。返答はもちろん返ってはこなかった。静まり返った家の雰囲気と反比例するかのように胸の鼓動が激しくなった。その音が外に聞こえるのではないかと思うぐらいであった。
「そんなに緊張しないで、誰もいないから遠慮しないでね。直也君」美穂は俺が緊張している様子が面白かったのかニヤニヤしている。その表情はまるで小悪魔のような表情であった。わざわざ名を呼ばれた事で、自分の頬が赤くなっていると自覚する。
廊下に背を向けて運動靴脱いでからそれを丁寧に揃えて家の中に上がる。
「こっちよ」言いながら彼女はリビングのほうに誘導していく。「そこに座っていてね」ダイニングテーブルの椅子を指差す。俺は彼女に言われるままに椅子に腰を掛ける。
「紅茶でいいかしら?」美穂はカウンターキッチンの向こう側から声をかけてくる。
「あっ、ああ、紅茶ね・・・・・・、それでいい……」緊張のしすぎでなにがなんだか解らない。俺の家では麦茶やインスタントコーヒーは飲んでも、紅茶などという洒落た品物にはお目にかからない。
緊張からか軽く貧乏揺すりで足が揺れている。ちなみに以前読んだ何かの雑誌で書いていたような気がするのだが、貧乏揺すりは歪んでいる体の矯正になるので良いらしい。
彼女の部屋の中をゆっくりと見回す。綺麗に掃除されたリビング・キッチン。普段から綺麗にしているのか、普段からこのように知れいるのかは解らないが、気持ちいの癒される落ち着いた感じのスペースであった。
ふと、リビングの隣にある和室に設置されているこじんまりしている仏壇が俺の視界にはいる。その仏壇の中には、白黒の男性の遺影が飾られてあった。歳の感じからすると彼女の父親の写真である事は容易に推測できた。
「あっ、そう言えば美穂のお父さんは?」会話が続かず、何気なく言葉が口から出た。そういえば彼女から父親の話を聞いたことがない事を思い出した。
「ああ、言ってなかったかしら。私のお父さんは三年ほど前に交通事故で亡くなったの。飲酒運転していた車に引きずられて……」彼女は少し悲しそうな顔をした。
「そうなんだ……。嫌な事を聞いてゴメン……」そんな壮絶な亡くなり方をしていたとは思いもしなかった。仏壇に遺影が飾られているのであれば、普通に考えればこの世にはすでに居ないと云う事を容易に解るはずである。その配慮のなしに軽い自己嫌悪に陥る。
「ううん、もうだいぶんと昔の話だし……、確かにその時はすごく悲しかったけれど、今はもう大丈夫よ」そう言うと可愛らしいトレイに紅茶を二つ持って向かい側の席に座り、紅茶の入ったティーカップを丁寧に俺の目の前に置いた。
「美味しい紅茶をどうぞ」彼女はニコリとほほ笑む。なんだか聞いたことのあるフレーズだなと思いながらペコリとお辞儀をする。「ありがとう・・・・・・」なぜか緊張でカップを持つ手が微妙に震える。それを彼女に悟られるのが嫌で反対の手で震えを抑える。
「どうしたの?」彼女は平然とした表情で紅茶を口に含んだ。上手に入れられた事を満足したのか少し幸せそうな表情を見せた。
「い、いや、別に何も無いけれど」恥ずかしくて真っ直ぐ彼女の顔を見る事が出来ない。
「変なの」言いながら彼女が優しく微笑んだ。
『あれ、なんだこの感覚は・・・・・・?』彼女との一連の会話を続けている間に、紅茶を一口飲みこんだ。その瞬間に俺の頭の中ではまるで自分が見てきたかのように先ほど彼女が語っていた事故の光景がフラッシュバックのように流れ込んできた。そのあまりの情報量の多さに俺は一瞬気が遠くなる。
酒を飲む学生達、横断歩道、車、ヘッドライトの光、真理子、美穂、車に引きずられ意識が無くなっていく・・・・・・・、中年の男、いや俺!
「どうしたの、大丈夫?顔が真っ青になっているわよ」美穂が心配そうな顔で俺を見ている。唐突に投げかけられた彼女のその声で現実に引き戻されたような気がする。
「ああ、いや大丈夫だ・・・・・・」言葉とは裏腹に最悪の気分になっていた。病気でもないのにこんなに気分が悪くなったのは初めてであった。
「お前、美穂だよな・・・・・・・」解かりきった事ではあったが確認する。しかし、俺の彼女に対する感情は明らかに変化していた。
「そうよ、何を今さら・・・・・・私よ、美穂よ。本当に大丈夫?」彼女は不思議そうな顔をする。唐突にさっきまで普通に話していた人間から自分の名前を確認されたら訝し気になるのも仕方がない。しかし、俺は彼女の名前を確認せずにはいられなかった。
「・・・・・・」また改めて彼女の家の中を見回す。俺の中では、さきほど紅茶を一口飲むまでの俺と今の彼女を見る俺の感覚が激変していた。そこにあるすべての物に何かしら見た事があるような気になった。冷蔵庫の横に掛かったエプロンの柄、あの皿、収納棚、そしてこのダイニングテーブル。
「このテーブルは彼女と俺が・・・・・・」俺は激しい眩暈に襲われた。そのリビングのテーブルは俺が妻の真理子と二人、結婚した時に買ったものであった。
そんな学年で人気者の彼女がある日、突然俺に付き合ってくれと告白してきた。なぜ俺にという疑問はあった。彼女が言うには俺の事を入学式で初めて見て運命的なものを感じたそうだ。ビビッときた、まさに一目ぼれだったそうである。生まれてこの方そのようなことを言われた事など無かったのだが、少なからず俺も彼女に好意を持っていたことは否めなかった。正直言うと入学式の日に、ふと見た彼女の瞳に惹かれて目を離せなくなり日々思いは強くなっていた。
当然、俺は彼女からのその申し出を承諾して、晴れて二人は恋人同士となったわけだ。
月日が経つのは早いもので、俺達二人が付き合いはじめてからすでに半年近くの日々が経過していた。
二人は特に大きなケンカをする事もなく毎日を快適に仲良くごく普通の恋人達と同じように過ごしている。というよりは生まれる前からずっと結ばれる運命であったのではないかと思わせるほどの感覚であった。俺達は、同じ高校の二年生で同じ教室で学ぶ。所謂、クラスメイトというやつである。
綾瀬美穂。それが彼女の名前。彼女はとても積極的で、二人で出掛けた時や学校の帰りなどの別れ際には必ずキスを求めてくる。人の目も憚らずに突然腕を組んできたりスキンシップの表現が普通の女の子よりかなり大らかであった。帰国子女かなにかなのかと思ったが、海外で生活した経験は全くないそうである。彼女のその行動が時には恥ずかしく、時には嬉しく感じたものだ。
しかし、その日は突然訪れてしまった。
少し前の俺であれば、普通の高校生男子らしくその要求に躊躇する事なく前のめり気味に応じていたのだが、ある日を境に彼女のその行動に抵抗を感じてしまうようになってしまった。罪悪感、背徳心、色々な感情が俺の頭の中を駆け巡る。彼女とこんなことをしてはいけない。彼女と恋人になってはいけないのだ。
俺は思い出してしまったのだ。
あの記憶を……。彼女達と過ごしたあの日々を・・・・・・。
いつもの代わり映えの無い日常。母親が留守の日を見計らって家に遊びに来ないかと彼女からの誘いがあった。
彼女のお母さんが、務めている高校で泊りがけ二泊三日の旅行があり、引率という形で家を留守にする事になったそうだ。ちなみに彼女の母親は私立高等学校の社会科の教師なのだそうだ。俺は一抹の罪悪感と期待感を覚えながらも二つ返事で承諾して彼女の家にお邪魔することになった。
「お邪魔します」初めて訪れる彼女だけの家に恐縮しながら誰にするでもなく挨拶をする。返答はもちろん返ってはこなかった。静まり返った家の雰囲気と反比例するかのように胸の鼓動が激しくなった。その音が外に聞こえるのではないかと思うぐらいであった。
「そんなに緊張しないで、誰もいないから遠慮しないでね。直也君」美穂は俺が緊張している様子が面白かったのかニヤニヤしている。その表情はまるで小悪魔のような表情であった。わざわざ名を呼ばれた事で、自分の頬が赤くなっていると自覚する。
廊下に背を向けて運動靴脱いでからそれを丁寧に揃えて家の中に上がる。
「こっちよ」言いながら彼女はリビングのほうに誘導していく。「そこに座っていてね」ダイニングテーブルの椅子を指差す。俺は彼女に言われるままに椅子に腰を掛ける。
「紅茶でいいかしら?」美穂はカウンターキッチンの向こう側から声をかけてくる。
「あっ、ああ、紅茶ね・・・・・・、それでいい……」緊張のしすぎでなにがなんだか解らない。俺の家では麦茶やインスタントコーヒーは飲んでも、紅茶などという洒落た品物にはお目にかからない。
緊張からか軽く貧乏揺すりで足が揺れている。ちなみに以前読んだ何かの雑誌で書いていたような気がするのだが、貧乏揺すりは歪んでいる体の矯正になるので良いらしい。
彼女の部屋の中をゆっくりと見回す。綺麗に掃除されたリビング・キッチン。普段から綺麗にしているのか、普段からこのように知れいるのかは解らないが、気持ちいの癒される落ち着いた感じのスペースであった。
ふと、リビングの隣にある和室に設置されているこじんまりしている仏壇が俺の視界にはいる。その仏壇の中には、白黒の男性の遺影が飾られてあった。歳の感じからすると彼女の父親の写真である事は容易に推測できた。
「あっ、そう言えば美穂のお父さんは?」会話が続かず、何気なく言葉が口から出た。そういえば彼女から父親の話を聞いたことがない事を思い出した。
「ああ、言ってなかったかしら。私のお父さんは三年ほど前に交通事故で亡くなったの。飲酒運転していた車に引きずられて……」彼女は少し悲しそうな顔をした。
「そうなんだ……。嫌な事を聞いてゴメン……」そんな壮絶な亡くなり方をしていたとは思いもしなかった。仏壇に遺影が飾られているのであれば、普通に考えればこの世にはすでに居ないと云う事を容易に解るはずである。その配慮のなしに軽い自己嫌悪に陥る。
「ううん、もうだいぶんと昔の話だし……、確かにその時はすごく悲しかったけれど、今はもう大丈夫よ」そう言うと可愛らしいトレイに紅茶を二つ持って向かい側の席に座り、紅茶の入ったティーカップを丁寧に俺の目の前に置いた。
「美味しい紅茶をどうぞ」彼女はニコリとほほ笑む。なんだか聞いたことのあるフレーズだなと思いながらペコリとお辞儀をする。「ありがとう・・・・・・」なぜか緊張でカップを持つ手が微妙に震える。それを彼女に悟られるのが嫌で反対の手で震えを抑える。
「どうしたの?」彼女は平然とした表情で紅茶を口に含んだ。上手に入れられた事を満足したのか少し幸せそうな表情を見せた。
「い、いや、別に何も無いけれど」恥ずかしくて真っ直ぐ彼女の顔を見る事が出来ない。
「変なの」言いながら彼女が優しく微笑んだ。
『あれ、なんだこの感覚は・・・・・・?』彼女との一連の会話を続けている間に、紅茶を一口飲みこんだ。その瞬間に俺の頭の中ではまるで自分が見てきたかのように先ほど彼女が語っていた事故の光景がフラッシュバックのように流れ込んできた。そのあまりの情報量の多さに俺は一瞬気が遠くなる。
酒を飲む学生達、横断歩道、車、ヘッドライトの光、真理子、美穂、車に引きずられ意識が無くなっていく・・・・・・・、中年の男、いや俺!
「どうしたの、大丈夫?顔が真っ青になっているわよ」美穂が心配そうな顔で俺を見ている。唐突に投げかけられた彼女のその声で現実に引き戻されたような気がする。
「ああ、いや大丈夫だ・・・・・・」言葉とは裏腹に最悪の気分になっていた。病気でもないのにこんなに気分が悪くなったのは初めてであった。
「お前、美穂だよな・・・・・・・」解かりきった事ではあったが確認する。しかし、俺の彼女に対する感情は明らかに変化していた。
「そうよ、何を今さら・・・・・・私よ、美穂よ。本当に大丈夫?」彼女は不思議そうな顔をする。唐突にさっきまで普通に話していた人間から自分の名前を確認されたら訝し気になるのも仕方がない。しかし、俺は彼女の名前を確認せずにはいられなかった。
「・・・・・・」また改めて彼女の家の中を見回す。俺の中では、さきほど紅茶を一口飲むまでの俺と今の彼女を見る俺の感覚が激変していた。そこにあるすべての物に何かしら見た事があるような気になった。冷蔵庫の横に掛かったエプロンの柄、あの皿、収納棚、そしてこのダイニングテーブル。
「このテーブルは彼女と俺が・・・・・・」俺は激しい眩暈に襲われた。そのリビングのテーブルは俺が妻の真理子と二人、結婚した時に買ったものであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる