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帰ってきたミラクルワン
旅立ち
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「それじゃあ、秀ちゃん。行ってくるわね」母は少女のように純白のワンピース。元々童顔なので20代位に見える。
「ディア!」その横に人丈位のミラクルワンが並んでいる。彼は母をお姫さま抱っこすると、空高く舞い上がっていった。
「おいおい、安易に変身するなってオッサン言ってなかったか……」飛び去っていく二人を見上げながら、秀幸はポツリと呟いた。
「あっ、出かけて行ったんだね。いいねぇ……ハワイだっけ?飛行機代金要らないなんて羨ましいわ」隣に住むオバサンが声をかけてくる。父は正体を隠しているつもりだが、すでにバレバレであった。
「はあ……、それじゃあ俺、学校がありますんで……」秀幸は力なく返答してから家に入った。
「ああ、俺もハワイ行きたかったなぁ……」昨日、渡された変身スティックをマジマジと眺めながら呟く。なにも息子の18の誕生日に旅行に行かなくても良いだろと秀幸は思った。スティックを学生服のポケットに入れると、鞄を肩にかけて部屋を出て玄関の鍵を閉めてから学校へ向かう。
「おはよう!」背後から嵐山の声がする。彼は秀幸のクラスメートだった。
「ああ、おはよう……」空返事。
「ミラクル……、いや、お前の父ちゃんと母ちゃん海外に旅行に行ったんだってな」両親の海外旅行は近所で話題のようである。
「ああ、俺もハワイ行きてえ……」がくりと肩を落とす。
「でも、ミラクルワンとアブー女王が居ないと、その隙を狙って何かが攻めて来るかもしれねえな」ちなみにアブール女王とは、秀幸の母親の事である。
「そんなの来ねえだろ……」秀幸は興味無さそうに返答する。
しかし、その秀幸の考えは簡単に裏切られるのであった。
「ディア!」その横に人丈位のミラクルワンが並んでいる。彼は母をお姫さま抱っこすると、空高く舞い上がっていった。
「おいおい、安易に変身するなってオッサン言ってなかったか……」飛び去っていく二人を見上げながら、秀幸はポツリと呟いた。
「あっ、出かけて行ったんだね。いいねぇ……ハワイだっけ?飛行機代金要らないなんて羨ましいわ」隣に住むオバサンが声をかけてくる。父は正体を隠しているつもりだが、すでにバレバレであった。
「はあ……、それじゃあ俺、学校がありますんで……」秀幸は力なく返答してから家に入った。
「ああ、俺もハワイ行きたかったなぁ……」昨日、渡された変身スティックをマジマジと眺めながら呟く。なにも息子の18の誕生日に旅行に行かなくても良いだろと秀幸は思った。スティックを学生服のポケットに入れると、鞄を肩にかけて部屋を出て玄関の鍵を閉めてから学校へ向かう。
「おはよう!」背後から嵐山の声がする。彼は秀幸のクラスメートだった。
「ああ、おはよう……」空返事。
「ミラクル……、いや、お前の父ちゃんと母ちゃん海外に旅行に行ったんだってな」両親の海外旅行は近所で話題のようである。
「ああ、俺もハワイ行きてえ……」がくりと肩を落とす。
「でも、ミラクルワンとアブー女王が居ないと、その隙を狙って何かが攻めて来るかもしれねえな」ちなみにアブール女王とは、秀幸の母親の事である。
「そんなの来ねえだろ……」秀幸は興味無さそうに返答する。
しかし、その秀幸の考えは簡単に裏切られるのであった。
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