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吼えろ!バーニング・エンジェルズ (ヒロイン編)
ふれあい
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一気に時間が動き出した。大きな音を立てて看板は地面の激突した。その衝撃で壁が崩れて路地の入り口が塞がれた状態となった。
路地の中で狩屋は落ちてくる看板から身を守る仕草をする。しかし、狩屋の上には何も落ちては来なかった。代わりに狭い路地の中で見知らぬ少女と二人閉じ込められたような状態になっていた。
「おい! 君大丈夫か! 」狩屋はナオミに声をかけた。
「うっ・・・・・・うう・・・・・・ 」ナオミは苦痛の顔を浮かべながら上を見上げた。
「君は、あの時の・・・・・・! 」狩屋はナオミの顔に見覚えがある事に気がついた。以前、担当した郵便局強盗事件で見た謎の少女。
あの後、同僚にも話しをしたが女の子が空を飛んでいったと話すと決まって、夢でも見ていたのだろうと笑われるばかりであった。自分でも、あの出来事が本当だったのか、夢だったのか解らなくなっていた。
「やっぱり、君は実在したんだ・・・・・・」
「あっ、ここは・・・・・・」ナオミは目を覚ました。立ち上がろうとするがその場に倒れこんだ。
「大丈夫かい?」倒れる体を受け止めて狩屋は言葉をかけた。
「ええ、なんとか・・・・・・」右手で両こめかみを掴みながら軽く頭を振った。顔を上げるとすぐ目の前に狩屋の顔があった。ナオミの顔は一気に真っ赤に染まった。
「いやっ!」軽く狩屋の体を突き飛ばした。先ほど力を使い果たした為か、思いのほか力が出なかった。
「ごめん! びっくりした?」尻餅をついた状態で狩屋は頭を掻いた。
「すいません、私ったら・・・・・・」ナオミは深く頭を下げて謝った。
「たしか、看板が落ちてきて、下敷きになったと思ったのだけど・・・・気がついたら、君と二人ここにいたんだ。一体なにがなんだか・・・・・・ 君は、何か知っているかい?」狩屋は自分の持つ疑問をナオミに問いかけてきた。
「えっ・・・・・・私も、私も解りません」ナオミはうつむいた。
「そうか・・・・・・そういえば、君は以前・・・・・・ 」そこまで言いかけて狩屋は言葉を出すことを止めた。この少女には人には知られたくない秘密があるような気がした。
「僕の名前は、狩屋 純一。君の名前は?」
「私は、ナオミです・・・・・・」
「ナオミさんか・・・・・・さて、ここをどうやって脱出するかだね」狩屋は路地の入り口辺りを見た。
先ほどの看板落下により路地の入り口は、塞がれてしまった。反対側も見てみたが間の悪いことに行き止まりであった。
土砂を上ろうかとも考えたが、手を出すと崩れ落ちてきそうな雰囲気であった。
「助けが来るまで、少し待とうか」狩屋はナオミの隣に胡坐をかくように座り込んだ。
「・・・・・・はい」ナオミは両足を抱え込み体育座りのような格好をした。
スマホのアンテナを確かめたが、建物の狭間のせいか全く通話は不可能な状態であった。
「ナオミさんは、高校生かい?」気を使うように会話を始める。
「・・・・・・はい」
「そうか、僕の妹も高校生なんだ。 ナオミさんは、どこの学校?」
「私は、防高です・・・・・」学校名を口にしてから、しくじったと思った。本当の学校の名前を言う必要はなかったのだ。
「へー!妹と同じ学校だ!狩屋 有紀って知っている?」狩屋は共通の話題を見つけた。
「はい、知っています・・・・・・」
「そうか、中学生の時に、急に自衛官になりたいって言い出してね。家族は反対したのだけど、強情で言うことを聞かなかったんだ。まぁ本人は楽しそうに学校に行っているから結果良かったのかもしれないけどね」狩屋は楽しそうに妹の話を続けた。
「そうだ!大久保 美穂さんも友達かい?」
「あっ・・・・・・はい、同じクラスです」
「そうなんだ、今日、本当は美穂ちゃんと映画を見る約束をしていたのだけど、熱を出しちゃって・・・・・・大丈夫かな?」少し心配するような表情を浮かべた。
この状況で美穂の心配をしてくれる事にナオ胸が熱くなった。そして、その心配する顔を見て仮病を使った事に強烈な罪悪感に襲われた。
「大久保さんは・・・・・・彼女なのですか?」この機会に狩屋の気持ちを確かめてみたいとナオミは思った。
「いやー! まさか?こんなおっさん相手にしてくれないよ。でも、あんなに可愛らしい子が彼女だったら、嬉しいけどね」照れたような表情で狩屋は否定した。
「そんな、可愛いなんて・・・・・・、いやだ」顔を真っ赤にして狩屋の肩をパン!と叩いた。
「痛って!君は力が強いのだね」片目をつぶって悲鳴をあげた。
「あっすいません!わたしったら!」更に顔を真っ赤に染めて自分の口を掌で覆った。
「あははは!そうか、君も美穂ちゃんと仲が良いんだね」さわやかな微笑みをナオミに見せた。
「親友です・・・・・」そう言うと、疲れが一気に襲ってきた。
体を狩屋に持たれかけると静かに目をつぶり眠りだした。
「・・・・・・」狩屋はナオミの寝たのを確認してから、自分も目蓋を閉じて体力を温存することにした。
女の子の甘い匂いが気持ちをリラックスさせてくれるような気がした。
遠くのビルから、事故現場を見つめる一騎の影があった。
一騎は、ボロボロになったマントのような布を羽織っていた。
「なるほど、あれが、ナオミの力か。素晴らしい!ぜひとも、手に入れたいものだ」
「まだ、お前は生身に近い体を欲するのか?」年配の男の声が聞こえる。
「当たり前だ。こんな中途半端な体では、俺は笑いものだ・・・・・・・必ず手に入れてやる。 バーニの体を!」一騎は声に反応して答えた。
「そうか・・・・・・」呆れたような男の声が響いた。
「・・・・・・お前たちには解らないだろう。 俺達の気持ちを・・・・・・」そう呟くと、一騎はジャンプを繰り返しビルの間を飛び回り遠くへ去っていった。
ナオミの夢の中。
見たことの無い父親の姿を追いかける美穂の姿があった。
手を伸ばしても届かない。何度も父の名前を叫び続けた。
父は振り向こうとせずに、遠くへ消えていく。
「お父さん・・・・・・」そう呟くと、ナオミは目を覚ました。
「えっここは?」ふと見ると、狩屋の肩に頭をもたれていた自分に気が付く。
「私、狩屋さんと・・・・・・」そこまで口にしてから、顔から蒸気が出そうなぐらい熱が発生する感覚に襲われた。
「いやーん!恥ずかしい!」
「なに、やっとんねんな・・・・・・」唐突に背後から声がした。
「ム、ムツミさん?」そこには、ムツミとシオリの姿があった。
「びっくりしたで!あんたの力。なにが起こったんか一瞬、解らんかったわ!まさか時間を止める能力があるなんてな」ムツミはナオミの体に肩をかけて立ち上がらせた。
「いいえ、正確に言うと時間を止めているのではなくて、ナオミさんの体感時間が遅くなったのと、体の動作能力が驚異的に上がったといえるでしょう。それで力を使った後で、激しい疲労に襲われたのよ」シオリが自分で分析したと思われる論理を展開した。
「うちも、大砲撃ったあとは暫く動けんようになるもんな」ナオミは以前、ムツミが手からエネルギー波のようなものを発射した後、動けなくなっていた事を思い出した。特殊能力を使用すると必要以上に体力を消耗してしまうらしい。
先ほどのナオミの異常な睡魔も能力を消費した結果のようだ。
「ナオミちゃん、大丈夫か?」
「はい、なんとか・・・・・・」ナオミは無理に微笑んだ後、狩屋に目をやった。
狩屋も疲れているのか目を覚まさない。
きっと連日の仕事により眠る時間も少ないのであろう。
シオリが、狩屋の体を持ち上げた。「素敵な殿方ね・・・・・・」そのまま、シオリの体が宙を浮いていく。
「あれ、シオリさん、翼がないのに?」
「ああ、なんかホンマは翼をださんでも飛べるらしいで。本人のこだわりらしいわ」
ムツミはナオミの肩を抱えたまま、軽く屈伸をするような仕草をした。
「ナオミちゃん! ウチらも行くで!」
「はい!」そう言うと二人はタイミングを合わせてジャンプした。壁ジャンプを繰り返し建物の屋上に到達するとナオミはその場に座りこんだ。
目の前を見るとシオリが狩屋の頭をひざに乗せて、膝枕をしていた。ゆっくりと頭をなでている。優しい瞳で狩屋の顔を見つめていた。心なしかシオリの頬が赤らんでいるような感じがした。
「ちょ、ちょっと、シオリさん?」
「あっごめんなさい!可愛くて、つい・・・・・・」シオリが珍しく舌を出しながら首を傾げた。
ゆっくりと狩屋の体を地面に寝かせた。
「皆、狩屋君にはメロメロやな。ちなみにウチもタイプやけど!」
こんな美人達が相手だと、美穂の時では太刀打ち出来ないであろう。ナオミは青い顔をしながらガックっと項垂れた。
「うっ・・・・・うっ!」狩屋が目を覚ましそうになった。
「やばい!起きる!逃げるで!」そういうと、少女たちは蜘蛛の子を散らすように姿を消した。
「ここは・・・・・・、一体?」目を覚ました狩屋は、自分がなぜ、ビルの屋上に放置されているのか理解出来ない様子であった。
ナオミという少女との時間が、夢だったのではと疑心暗鬼に襲われた。
路地の中で狩屋は落ちてくる看板から身を守る仕草をする。しかし、狩屋の上には何も落ちては来なかった。代わりに狭い路地の中で見知らぬ少女と二人閉じ込められたような状態になっていた。
「おい! 君大丈夫か! 」狩屋はナオミに声をかけた。
「うっ・・・・・・うう・・・・・・ 」ナオミは苦痛の顔を浮かべながら上を見上げた。
「君は、あの時の・・・・・・! 」狩屋はナオミの顔に見覚えがある事に気がついた。以前、担当した郵便局強盗事件で見た謎の少女。
あの後、同僚にも話しをしたが女の子が空を飛んでいったと話すと決まって、夢でも見ていたのだろうと笑われるばかりであった。自分でも、あの出来事が本当だったのか、夢だったのか解らなくなっていた。
「やっぱり、君は実在したんだ・・・・・・」
「あっ、ここは・・・・・・」ナオミは目を覚ました。立ち上がろうとするがその場に倒れこんだ。
「大丈夫かい?」倒れる体を受け止めて狩屋は言葉をかけた。
「ええ、なんとか・・・・・・」右手で両こめかみを掴みながら軽く頭を振った。顔を上げるとすぐ目の前に狩屋の顔があった。ナオミの顔は一気に真っ赤に染まった。
「いやっ!」軽く狩屋の体を突き飛ばした。先ほど力を使い果たした為か、思いのほか力が出なかった。
「ごめん! びっくりした?」尻餅をついた状態で狩屋は頭を掻いた。
「すいません、私ったら・・・・・・」ナオミは深く頭を下げて謝った。
「たしか、看板が落ちてきて、下敷きになったと思ったのだけど・・・・気がついたら、君と二人ここにいたんだ。一体なにがなんだか・・・・・・ 君は、何か知っているかい?」狩屋は自分の持つ疑問をナオミに問いかけてきた。
「えっ・・・・・・私も、私も解りません」ナオミはうつむいた。
「そうか・・・・・・そういえば、君は以前・・・・・・ 」そこまで言いかけて狩屋は言葉を出すことを止めた。この少女には人には知られたくない秘密があるような気がした。
「僕の名前は、狩屋 純一。君の名前は?」
「私は、ナオミです・・・・・・」
「ナオミさんか・・・・・・さて、ここをどうやって脱出するかだね」狩屋は路地の入り口辺りを見た。
先ほどの看板落下により路地の入り口は、塞がれてしまった。反対側も見てみたが間の悪いことに行き止まりであった。
土砂を上ろうかとも考えたが、手を出すと崩れ落ちてきそうな雰囲気であった。
「助けが来るまで、少し待とうか」狩屋はナオミの隣に胡坐をかくように座り込んだ。
「・・・・・・はい」ナオミは両足を抱え込み体育座りのような格好をした。
スマホのアンテナを確かめたが、建物の狭間のせいか全く通話は不可能な状態であった。
「ナオミさんは、高校生かい?」気を使うように会話を始める。
「・・・・・・はい」
「そうか、僕の妹も高校生なんだ。 ナオミさんは、どこの学校?」
「私は、防高です・・・・・」学校名を口にしてから、しくじったと思った。本当の学校の名前を言う必要はなかったのだ。
「へー!妹と同じ学校だ!狩屋 有紀って知っている?」狩屋は共通の話題を見つけた。
「はい、知っています・・・・・・」
「そうか、中学生の時に、急に自衛官になりたいって言い出してね。家族は反対したのだけど、強情で言うことを聞かなかったんだ。まぁ本人は楽しそうに学校に行っているから結果良かったのかもしれないけどね」狩屋は楽しそうに妹の話を続けた。
「そうだ!大久保 美穂さんも友達かい?」
「あっ・・・・・・はい、同じクラスです」
「そうなんだ、今日、本当は美穂ちゃんと映画を見る約束をしていたのだけど、熱を出しちゃって・・・・・・大丈夫かな?」少し心配するような表情を浮かべた。
この状況で美穂の心配をしてくれる事にナオ胸が熱くなった。そして、その心配する顔を見て仮病を使った事に強烈な罪悪感に襲われた。
「大久保さんは・・・・・・彼女なのですか?」この機会に狩屋の気持ちを確かめてみたいとナオミは思った。
「いやー! まさか?こんなおっさん相手にしてくれないよ。でも、あんなに可愛らしい子が彼女だったら、嬉しいけどね」照れたような表情で狩屋は否定した。
「そんな、可愛いなんて・・・・・・、いやだ」顔を真っ赤にして狩屋の肩をパン!と叩いた。
「痛って!君は力が強いのだね」片目をつぶって悲鳴をあげた。
「あっすいません!わたしったら!」更に顔を真っ赤に染めて自分の口を掌で覆った。
「あははは!そうか、君も美穂ちゃんと仲が良いんだね」さわやかな微笑みをナオミに見せた。
「親友です・・・・・」そう言うと、疲れが一気に襲ってきた。
体を狩屋に持たれかけると静かに目をつぶり眠りだした。
「・・・・・・」狩屋はナオミの寝たのを確認してから、自分も目蓋を閉じて体力を温存することにした。
女の子の甘い匂いが気持ちをリラックスさせてくれるような気がした。
遠くのビルから、事故現場を見つめる一騎の影があった。
一騎は、ボロボロになったマントのような布を羽織っていた。
「なるほど、あれが、ナオミの力か。素晴らしい!ぜひとも、手に入れたいものだ」
「まだ、お前は生身に近い体を欲するのか?」年配の男の声が聞こえる。
「当たり前だ。こんな中途半端な体では、俺は笑いものだ・・・・・・・必ず手に入れてやる。 バーニの体を!」一騎は声に反応して答えた。
「そうか・・・・・・」呆れたような男の声が響いた。
「・・・・・・お前たちには解らないだろう。 俺達の気持ちを・・・・・・」そう呟くと、一騎はジャンプを繰り返しビルの間を飛び回り遠くへ去っていった。
ナオミの夢の中。
見たことの無い父親の姿を追いかける美穂の姿があった。
手を伸ばしても届かない。何度も父の名前を叫び続けた。
父は振り向こうとせずに、遠くへ消えていく。
「お父さん・・・・・・」そう呟くと、ナオミは目を覚ました。
「えっここは?」ふと見ると、狩屋の肩に頭をもたれていた自分に気が付く。
「私、狩屋さんと・・・・・・」そこまで口にしてから、顔から蒸気が出そうなぐらい熱が発生する感覚に襲われた。
「いやーん!恥ずかしい!」
「なに、やっとんねんな・・・・・・」唐突に背後から声がした。
「ム、ムツミさん?」そこには、ムツミとシオリの姿があった。
「びっくりしたで!あんたの力。なにが起こったんか一瞬、解らんかったわ!まさか時間を止める能力があるなんてな」ムツミはナオミの体に肩をかけて立ち上がらせた。
「いいえ、正確に言うと時間を止めているのではなくて、ナオミさんの体感時間が遅くなったのと、体の動作能力が驚異的に上がったといえるでしょう。それで力を使った後で、激しい疲労に襲われたのよ」シオリが自分で分析したと思われる論理を展開した。
「うちも、大砲撃ったあとは暫く動けんようになるもんな」ナオミは以前、ムツミが手からエネルギー波のようなものを発射した後、動けなくなっていた事を思い出した。特殊能力を使用すると必要以上に体力を消耗してしまうらしい。
先ほどのナオミの異常な睡魔も能力を消費した結果のようだ。
「ナオミちゃん、大丈夫か?」
「はい、なんとか・・・・・・」ナオミは無理に微笑んだ後、狩屋に目をやった。
狩屋も疲れているのか目を覚まさない。
きっと連日の仕事により眠る時間も少ないのであろう。
シオリが、狩屋の体を持ち上げた。「素敵な殿方ね・・・・・・」そのまま、シオリの体が宙を浮いていく。
「あれ、シオリさん、翼がないのに?」
「ああ、なんかホンマは翼をださんでも飛べるらしいで。本人のこだわりらしいわ」
ムツミはナオミの肩を抱えたまま、軽く屈伸をするような仕草をした。
「ナオミちゃん! ウチらも行くで!」
「はい!」そう言うと二人はタイミングを合わせてジャンプした。壁ジャンプを繰り返し建物の屋上に到達するとナオミはその場に座りこんだ。
目の前を見るとシオリが狩屋の頭をひざに乗せて、膝枕をしていた。ゆっくりと頭をなでている。優しい瞳で狩屋の顔を見つめていた。心なしかシオリの頬が赤らんでいるような感じがした。
「ちょ、ちょっと、シオリさん?」
「あっごめんなさい!可愛くて、つい・・・・・・」シオリが珍しく舌を出しながら首を傾げた。
ゆっくりと狩屋の体を地面に寝かせた。
「皆、狩屋君にはメロメロやな。ちなみにウチもタイプやけど!」
こんな美人達が相手だと、美穂の時では太刀打ち出来ないであろう。ナオミは青い顔をしながらガックっと項垂れた。
「うっ・・・・・うっ!」狩屋が目を覚ましそうになった。
「やばい!起きる!逃げるで!」そういうと、少女たちは蜘蛛の子を散らすように姿を消した。
「ここは・・・・・・、一体?」目を覚ました狩屋は、自分がなぜ、ビルの屋上に放置されているのか理解出来ない様子であった。
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