神様わたしの星作り_chapter One【短編・完結済み】

草壁なつ帆

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天地創造

9.私は創造の神

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星の裏側はとても寒い場所です。そして複数のイビキのみが鳴る異質な空間にも感じました。

私以外の全てがおやすみになっている。それを私だけがじっと眺めております。

神様なんて気楽なものですね。私はどうやら張り切りすぎたのかもしれません。






私も最初から夜神さんみたい、美しい星を眺めながらゴロゴロしていても良かったのに。

変なものばかり生み出す必要もなかったのに。

"んがっ、ごごごー……"

イビキのカルテットが、私を小馬鹿にしているように聞こえてきます。







わたし……創造の神という者が成した諸行。

ゾンビさんやサボテンを生み。実は神までも産み出してしまったという事実。ただし後者は無意識に。

信じられない話ですけど、私以外存在しない場所ではそうとしか考えられませんでした。






だけど喜んでもいられません。
ご覧くださいませ、この砂地の星を。

エデンの園? 楽園?
アダムとイヴ?

私の知る神話世界とは大いにかけ離れた世界が広がっているではありませんか。






いつか私のことは信者にこう語られるのでしょうね。

「出来損ないの神」

「不器用神」

……嫌だ。

嫌すぎる!!






静かな。
本当に静かな夜の時間が流れておりました。

このまま星の自転と一緒に進んでいく。そうすれば地平線に光が現れます。

砂地のもとにも朝の光が届きますと、ゾンビさんたちも黄色サボテンも目を覚ましたようでした。






今日もkenはちぎれた双葉を見つめている。
今日も黄色サボテンが何かを吹き出している。

これはこれで日常。
これはこれで平和。

ただし私は物足りなさを感じているのです。
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