神様わたしの星作り_chapter Two【短編・完結済み】

草壁なつ帆

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神人と人間

29.人間が生まれた

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ジャングルの中で地道な建設が行われる中、海辺でも地道な動きがあったようです。

私はゾンビさんたちの方ばかりに気を取られていたせいで、全くノータッチだったのです。

教えてくれたのは夜神さんでした。






“またあんた、変なの作ったね”


気まぐれに姿を見せたかと思えば、私に言ったのがその一言でした。

私は、何が? と、なりました。

どうやら海辺に何かあるということで、さっそく私は見に行きます。






すると、なんということでしょう!!

砂浜に押したり引いたりする海の波。その海岸で、いわゆるトカゲがいたのですよ! イグアナって言えば正しいのでしょうか。どっちにせよ爬虫類がいたのです!

私は気が動転しました。飼っているペットの檻に、まったく見に覚えの無い生き物が入っていればそうなりましょう。

しかも一匹じゃない。百匹。千匹……。砂浜にも岩肌にもあっちこっちで爬虫類が呑気に背中を乾かしています。






さらには、ザッパーン! と、水面でも動きが。

魚です。素早い動きで群れを作る魚。

それから大型のイルカ的な魚。えっと、それは哺乳類……?

種類とかは詳しくありません。しかしいつまに生命の星になったんですか。これってたぶん……進化はじまってますよね。






私の予想は的中。

魚類、爬虫類、昆虫類、哺乳類、鳥類、あとはええっと……まあ、いいでしょう。その他もろもろ。

時間と共に産み出される新生物。ただし恐竜は生まれませんでした。私の唯一のロマンだったのに。残念。

しかし特に大事件にしたいのは人間の誕生です。

生まれてしまったんですよね。猿からの進化で。

まさしく進化論。神の力など要らなかったのです。禁断の果実なんて無くても彼らは増えます。生き物ですから。






猿人は数を増やすと、だんだん生物ピラミッドの頂点近くに到達します。

まだ火は使っていません。でも、きっと早いうちに彼らが人間としての知能を目覚めさせることでしょう。私はちょっと怖いです。

そうとは知ってか知らずか。エシュたちは建築に励んでいました。

時々ゾンビと猿人が出くわす場面もありましたが、ここでは特に接触に至らず。

Kenだけは猿人に興味を持ち、しばし観察するだけに留まれます。

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