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I.不幸に見舞われた男の末路
知人たちは容赦なく酷い……
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広々とした公園に立ち寄ってベンチに座る。
一般労働者なら昼休憩はとっくに終わっている時間だ。公園には学校終わりの子供たちが遊んでいる様子が眺められた。
早速紙袋を開けてみると、中からサンドイッチとホットドリンクが出てきた。
ドリンクの方はシナモンが効いたアップルティーで僕が毎回頼むもの。サンドイッチは一見しただけじゃ分からなく、怖いもの知らずで齧り付いてみる。
「うわぁ、辛いっ!!」
トッピング仕様以上の唐辛子が挟まれていて僕は飛び上がった。
慌ててアップルティーを口に入れるけど、スパイスの相乗効果なのか余計に舌が火傷を負ったようにジンジンと痛みが走る。
そして、まるで犬の顔みたいになって、舌の全面を秋終わりの空気で冷やしつつ固まった。
命名『ホットサンドセット』をまじまじ見つめながら、これは彼女の嫌がらせだって恨んでいる。
二つ差し出されたもう一方だと、こうはならなかったんだろうか……。
でもこのセットのおかげで野外に居ても全然寒くない。むしろ暑いくらいになる。それが彼女の気遣いだってことにした。
「きっとそうだ。そうに違いない。うん……」
後はがむしゃらにホットサンドセットを貪り食っていた。もう味蕾は役に立たなく、このあとで何を口に入れようが何の味も感じないだろう。
「よう兄弟」
急に後ろから背中を叩かれた。その衝撃でまだ暖かさの残るカップを地面に落としそうになった。
そいつは僕がよろけている間に大股でベンチを乗り越えて隣に座ってきた。
「犬の顔真似か?」
こんにちはの代わりにそんなことを言ってくる。馬鹿にされるのが癪に触るから、腫れ上がった舌は口の中に仕舞った。
「……何しに来たんだよ」
舌を労わりながら言う。この男は「友達だろ?」と、答えになっているようでなっていない返事をした。
それに対してこっちは良い気がしていない。
「今更お前が僕に何の用事があるんだよ」
不機嫌さを隠さず声に表している。でもいつも何故か効かないんだ。
「転職するだろ? 実は俺もなんだよ。お互い励まし合おうと思ってさ」
「僕の転職はお前のせいなんだけど」
「そんなこと言うなよ。せっかく客引きしてやったのに」
「患者だ。客って言うな」
僕は自分がムキになりかけていると分かって、溜め息と共に脱力するようにしている。溜め息は幸せが逃げると言うけど、医学的には交感神経を調整するものだ。
「お前お得意の現実逃避だな? おっと医学的には、ぼうえいきのう、だっけか?」
「防衛機制ね」
厳密には現実逃避とは違うものだけど。別に説明したって覚えてくれるわけじゃないし……僕はホットサンドにかぶりつく。
ものすごい勢いで舌に激痛が走った。
「なんつーもん食ってんだよお前。もっと体を大事にしろ?」
また犬のように口内を冷やす僕に、男は心で思ってもないことを言っている。
この男はいつも人の物を軽々奪う常連犯なんだけど、この時ばかりは覗いて来るだけで手は出してこなかった。
それでも、このサンドイッチにケチだけはしっかり付けてきた。おまけに呆れた時に出る溜め息まで吐きながら。
「お前さぁ……いくら惚れてるって言ったって、これはイタズラの度を過ぎてるぜ。いい加減、嫌われてることに気付け? もっと広く見りゃ世界の半分は女なんだからよ」
「……」
色々返事を言い返してやりたいけど、僕はアップルティーで追い傷中だったんだ。
彼の名はリンガーベル・ジャッジ。いつまで経っても腐れ縁の途切れない旧友だ。
しかしもう出会った頃とは見た目も中身もずいぶん変わってしまって、もはや別人になっているけど。
「ジャッジ。また変な髪色になったね」
「ああ、これね。まだ途中段階よ。一旦色落としてから入れ直すんだわ」
そう言うジャッジの髪色はゴールドに近い白色だった。
だけど良かった。まさか苦労で色が抜けてしまったのかと心配になるところだった。これはわざとなんだな。
「格好いいっしょ?」
「色黒には似合わないよ。そんな髪にしても怒られないなんて緩い職場だね」
「だからクビになったんだって」
そういえば転職するって言っていたんだっけ。
特に興味は無いけど、一応僕は「何があったの?」と聞いてみた。
「……金取んなよ?」
「取らないよ」
カウンセリング料なんか取るもんか。しかし何だか深刻そうな表情でジャッジは話しだす。
「言うて大した事じゃないんだけどな……」
その前置きから語られた内容は、子供たちの無邪気な声をバックに聞くようなものじゃない。
そのことをジャッジも分かっているらしく、犬の散歩をする人が真後ろを通る時には黙った。行き過ぎた後は躊躇無しに再開したんだけど。
「……ってわけなんだ。店のお嬢さんとちょっと手ぇ繋いだだけだぜ? なあ、酷いだろ?」
僕から誰かに披露するほどの綺麗な話じゃないから胸の中に鍵を掛けておく。
それにジャッジは、自分から赤裸々に語った最低話をすごく捏造している。
「触ったのが手だけじゃ済まなかったって事が発端だったんだろう。もう僕らも三十代だ。いい大人なんだから理性を働かせなよ」
昼間のこんな空の下で僕は何を聞かされているんだ。
いったい何の話をしているんだよ。ほんと。
「しゃーねえだろ? 男ってばそういう生き物だ」
「名言でもなんでも無い」
いい大人に説教なんてしたくはないけど、友人として言っておくべきだろうと僕は思う。
「あのさ。お客は代金を支払ってサービスしてもらってるんだ。お前みたいな下心丸出しのスタッフが『あわよくば』なんて企んでいたら店側も迷惑だ」
ジャッジは目をまん丸に開いたまま固まっていた。
そこから静かに目線を足下に向けるから、珍しく僕の声が届いたのかと思った。だけどジャッジは涙声を作って言う。
「良い大学に行ったお前がそんなんじゃ、俺は悲しいよ……」
下を向いたままで鼻をすするけど、それは寒さで落ちてくる鼻水だろう。
それに僕の言ったこととジャッジの返してくる返事が噛み合っていない。
「僕の話聞いてた?」
「ああ。聞いてたともさ。人間誰だって『あわよくば』で生きてんのにさ。お前はそんな最重要な男心も失くしたなんて、俺は悲し過ぎて涙が出るぜ」
両手で顔を覆って号泣する素振りをされている。わざとらしく「えーん、えーん」と言っているんだ。僕に同情させようとする気も別に無い演技だ。
「……もう知らないよ。好き勝手に生きてりゃ良いさ。今まで通りに」
僕は彼が座る場所とは反対の方向に目をやる。
子供たちが遊んでいる遊具エリアとは別のところで、またもや路上ミュージシャンが楽器を広げていた。
僕も楽器が出来たら良かったと思う。無償でチップを弾ませる飛び入りセッションは、見ていて結構憧れるものだ。
「そういえばギターはもう辞めたの?」
「別にただの趣味だからな。売って金にした」
「なんだ勿体無い。あんな風に路上で披露した方が儲かったんじゃない?」
ジャッジの乾いた笑い声が届く。
「あれもそのうち禁止になるさね。政府ってば流行ったらすーぐ罰則にするだろ?」
「まあ、たしかに……」
何気なしに隣の友人を振り返ってみると、その色黒の手にはさっき僕が銀行で受け取った失業手当金の封筒がある。
「おい! 何やってんだ!?」
封筒は懐に仕舞ってあったはずなのに。いつの間にかスリに遭った。
腕を伸ばして奪い取ろうとしても魚のような俊敏な動きでかわされた。そして僕の手の届かないところでついに何枚か抜き取られている。
「へへっ、ちょっと借りてくだけっ」
残りが入った封筒は僕の元に投げつけられ、それだけは絶対に手放せないと全身で受け止める。その隙にジャッジは公園から走り去っていた。
「最初からそのつもりだったんだろ!!」
金泥棒に叫んでも、彼は一度振り返って手を振るだけに終わった。
「くそぅ……」
まだ僕は紙幣二枚しか使っていないというのに、封筒の中身はもう三分の一も減ってしまった。
僕の叫びに答えたのは空の天気だ。嘲笑ってくれるのか、また霧雨の雫が強まってくる。
一般労働者なら昼休憩はとっくに終わっている時間だ。公園には学校終わりの子供たちが遊んでいる様子が眺められた。
早速紙袋を開けてみると、中からサンドイッチとホットドリンクが出てきた。
ドリンクの方はシナモンが効いたアップルティーで僕が毎回頼むもの。サンドイッチは一見しただけじゃ分からなく、怖いもの知らずで齧り付いてみる。
「うわぁ、辛いっ!!」
トッピング仕様以上の唐辛子が挟まれていて僕は飛び上がった。
慌ててアップルティーを口に入れるけど、スパイスの相乗効果なのか余計に舌が火傷を負ったようにジンジンと痛みが走る。
そして、まるで犬の顔みたいになって、舌の全面を秋終わりの空気で冷やしつつ固まった。
命名『ホットサンドセット』をまじまじ見つめながら、これは彼女の嫌がらせだって恨んでいる。
二つ差し出されたもう一方だと、こうはならなかったんだろうか……。
でもこのセットのおかげで野外に居ても全然寒くない。むしろ暑いくらいになる。それが彼女の気遣いだってことにした。
「きっとそうだ。そうに違いない。うん……」
後はがむしゃらにホットサンドセットを貪り食っていた。もう味蕾は役に立たなく、このあとで何を口に入れようが何の味も感じないだろう。
「よう兄弟」
急に後ろから背中を叩かれた。その衝撃でまだ暖かさの残るカップを地面に落としそうになった。
そいつは僕がよろけている間に大股でベンチを乗り越えて隣に座ってきた。
「犬の顔真似か?」
こんにちはの代わりにそんなことを言ってくる。馬鹿にされるのが癪に触るから、腫れ上がった舌は口の中に仕舞った。
「……何しに来たんだよ」
舌を労わりながら言う。この男は「友達だろ?」と、答えになっているようでなっていない返事をした。
それに対してこっちは良い気がしていない。
「今更お前が僕に何の用事があるんだよ」
不機嫌さを隠さず声に表している。でもいつも何故か効かないんだ。
「転職するだろ? 実は俺もなんだよ。お互い励まし合おうと思ってさ」
「僕の転職はお前のせいなんだけど」
「そんなこと言うなよ。せっかく客引きしてやったのに」
「患者だ。客って言うな」
僕は自分がムキになりかけていると分かって、溜め息と共に脱力するようにしている。溜め息は幸せが逃げると言うけど、医学的には交感神経を調整するものだ。
「お前お得意の現実逃避だな? おっと医学的には、ぼうえいきのう、だっけか?」
「防衛機制ね」
厳密には現実逃避とは違うものだけど。別に説明したって覚えてくれるわけじゃないし……僕はホットサンドにかぶりつく。
ものすごい勢いで舌に激痛が走った。
「なんつーもん食ってんだよお前。もっと体を大事にしろ?」
また犬のように口内を冷やす僕に、男は心で思ってもないことを言っている。
この男はいつも人の物を軽々奪う常連犯なんだけど、この時ばかりは覗いて来るだけで手は出してこなかった。
それでも、このサンドイッチにケチだけはしっかり付けてきた。おまけに呆れた時に出る溜め息まで吐きながら。
「お前さぁ……いくら惚れてるって言ったって、これはイタズラの度を過ぎてるぜ。いい加減、嫌われてることに気付け? もっと広く見りゃ世界の半分は女なんだからよ」
「……」
色々返事を言い返してやりたいけど、僕はアップルティーで追い傷中だったんだ。
彼の名はリンガーベル・ジャッジ。いつまで経っても腐れ縁の途切れない旧友だ。
しかしもう出会った頃とは見た目も中身もずいぶん変わってしまって、もはや別人になっているけど。
「ジャッジ。また変な髪色になったね」
「ああ、これね。まだ途中段階よ。一旦色落としてから入れ直すんだわ」
そう言うジャッジの髪色はゴールドに近い白色だった。
だけど良かった。まさか苦労で色が抜けてしまったのかと心配になるところだった。これはわざとなんだな。
「格好いいっしょ?」
「色黒には似合わないよ。そんな髪にしても怒られないなんて緩い職場だね」
「だからクビになったんだって」
そういえば転職するって言っていたんだっけ。
特に興味は無いけど、一応僕は「何があったの?」と聞いてみた。
「……金取んなよ?」
「取らないよ」
カウンセリング料なんか取るもんか。しかし何だか深刻そうな表情でジャッジは話しだす。
「言うて大した事じゃないんだけどな……」
その前置きから語られた内容は、子供たちの無邪気な声をバックに聞くようなものじゃない。
そのことをジャッジも分かっているらしく、犬の散歩をする人が真後ろを通る時には黙った。行き過ぎた後は躊躇無しに再開したんだけど。
「……ってわけなんだ。店のお嬢さんとちょっと手ぇ繋いだだけだぜ? なあ、酷いだろ?」
僕から誰かに披露するほどの綺麗な話じゃないから胸の中に鍵を掛けておく。
それにジャッジは、自分から赤裸々に語った最低話をすごく捏造している。
「触ったのが手だけじゃ済まなかったって事が発端だったんだろう。もう僕らも三十代だ。いい大人なんだから理性を働かせなよ」
昼間のこんな空の下で僕は何を聞かされているんだ。
いったい何の話をしているんだよ。ほんと。
「しゃーねえだろ? 男ってばそういう生き物だ」
「名言でもなんでも無い」
いい大人に説教なんてしたくはないけど、友人として言っておくべきだろうと僕は思う。
「あのさ。お客は代金を支払ってサービスしてもらってるんだ。お前みたいな下心丸出しのスタッフが『あわよくば』なんて企んでいたら店側も迷惑だ」
ジャッジは目をまん丸に開いたまま固まっていた。
そこから静かに目線を足下に向けるから、珍しく僕の声が届いたのかと思った。だけどジャッジは涙声を作って言う。
「良い大学に行ったお前がそんなんじゃ、俺は悲しいよ……」
下を向いたままで鼻をすするけど、それは寒さで落ちてくる鼻水だろう。
それに僕の言ったこととジャッジの返してくる返事が噛み合っていない。
「僕の話聞いてた?」
「ああ。聞いてたともさ。人間誰だって『あわよくば』で生きてんのにさ。お前はそんな最重要な男心も失くしたなんて、俺は悲し過ぎて涙が出るぜ」
両手で顔を覆って号泣する素振りをされている。わざとらしく「えーん、えーん」と言っているんだ。僕に同情させようとする気も別に無い演技だ。
「……もう知らないよ。好き勝手に生きてりゃ良いさ。今まで通りに」
僕は彼が座る場所とは反対の方向に目をやる。
子供たちが遊んでいる遊具エリアとは別のところで、またもや路上ミュージシャンが楽器を広げていた。
僕も楽器が出来たら良かったと思う。無償でチップを弾ませる飛び入りセッションは、見ていて結構憧れるものだ。
「そういえばギターはもう辞めたの?」
「別にただの趣味だからな。売って金にした」
「なんだ勿体無い。あんな風に路上で披露した方が儲かったんじゃない?」
ジャッジの乾いた笑い声が届く。
「あれもそのうち禁止になるさね。政府ってば流行ったらすーぐ罰則にするだろ?」
「まあ、たしかに……」
何気なしに隣の友人を振り返ってみると、その色黒の手にはさっき僕が銀行で受け取った失業手当金の封筒がある。
「おい! 何やってんだ!?」
封筒は懐に仕舞ってあったはずなのに。いつの間にかスリに遭った。
腕を伸ばして奪い取ろうとしても魚のような俊敏な動きでかわされた。そして僕の手の届かないところでついに何枚か抜き取られている。
「へへっ、ちょっと借りてくだけっ」
残りが入った封筒は僕の元に投げつけられ、それだけは絶対に手放せないと全身で受け止める。その隙にジャッジは公園から走り去っていた。
「最初からそのつもりだったんだろ!!」
金泥棒に叫んでも、彼は一度振り返って手を振るだけに終わった。
「くそぅ……」
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