64 / 136
II.アスタリカとエルシーズ
エルシーズの感謝祭1
しおりを挟む
「ヘレーの里帰り」と呼ばれる夜。ヘレーという青年が夜神を祀った村へ太陽の神を連れて帰ったという童話物語から、そう呼ばれるんだって。
確かにこの日は夜なのにわずかに明るかった。霧がかかったかのような曇り空で、月の光が空を薄く覆っている。夜の太陽だって言い方もするみたい。
いつもよりも不思議な雰囲気があった。特別感も。アスタリカ国民もといエルシーズと呼ばれる人々は、今日を粛々と過ごそうとしていた。
参列者が次々に会場入りしている。男性も女性も子供も白を基調としたフォーマルな格好だ。そのせいでパーティーよりも儀式感が強い。僕とアルゼレアも溶け込めるようにと、同じ白いフォーマルスーツとツーピースを着ていた。
場所はナヴェール神殿に近い別館。この催しのために設計された円形ドームの建物だ。それほど今夜は大事らしいんだ。
人の流れに身を任せていた僕たちだったけど、館内に入っても大看板が無かったり手順チラシなんてものが配られなかったり。初心者には手厳しい世界かもしれないと痛感しつつ、意を決して人に尋ねてみることにする。
「すみません。初めてなんですけど。何をどうするのか全然分からなくて」
スタッフという立場の人と、ただの参拝人の違いが分からないんだけど。とりあえず佇む男の人に声をかけてみた。彼は気立ての良い人だった。
「感謝祭へようこそ。まずは神々へのご挨拶に回ります。よければ一緒にどうですか?」
「ありがとうございます。そうして頂けると助かります」
横でアルゼレアも丁寧に会釈をすると、彼はスマートにアルゼレアをエスコートしながら僕らに手解きをしてくれた。
広い会場を練り歩く人で列を成していて僕らもその一員になった。ゆっくりゆっくりでしか進まないのがもどかしい気持ちになるけど。ここでは彼らの思想に従う。それが僕らの使命。
「これを、こうする……」
「なるほど。やってみます……」
火を移した蝋燭を燭台の針に刺していく。女神像や燭台の飾りには必ずトマトの枝が模されていた。捧げ物として本物の実を置いていく人もいるみたい。赤い実は繁栄や命の象徴なんだって。少し前調べをしてきたんだ。
オソードに描かれていたメリックとテアの石像前でも蝋燭を刺した。僕はまず「無知ですみません」と断りを入れてから彼に問いかけた。
「メリックとテアも神様という感じなんですかね?」
怒られはしなかった。逆に、新規者にはよく聞かれることだと微笑まれる。
「今夜はエルサ神とその家族を祝う日ですから。メリック、テア、リビア、コトノギ、マノライ、エシュ。彼らはエルサ神の最初の子供たち。私たちはその子孫なので、こうしてお祈りするのです」
……エシュ? うーん。偶然同じ名前なだけなのかな? 気になるけどエルサ教の人にエシュ教のことをこの場所で聞くのはやめておいた方が良さそうだよね。彼も特に触れずにいるから僕はあえて黙っておくことにした。
挨拶巡りが終わると案内してくれた彼とは離れ、僕たちは円形ホールの席につく。物見席のように高く作られてあると、挨拶巡りに参列する長蛇の列や、蝋燭の火が徐々に集まってくる光景が上から眺められた。
白い空間に浮かぶ炎の赤色が神秘的だ。見ると天井に電気性の光源が無いから、蝋燭の火だけで淡く暖かな灯りを灯している。
「綺麗ですね」
「うん。そうだね」
これだけだと来た甲斐があったね、ぐらい口から出てしまいそうだ。
盛大な合奏が行われたのちにゼノバ教皇が中央に登場した。集まった信徒は教皇の登場に沸くのではなく、粛々として控えめな拍手を送ることで彼を歓迎したみたい。
いち観光地の名イベントにでも参加したような心地はここまでだ。これからはゼノバ教皇を主導に、言葉や歌で創造神エルサを祝うというプログラムに移る。
特に神様に思い入れのない僕には居心地の悪い時間。だって感謝なんてする前に、僕にどうしてこうも不運ばかりを降らせるんだって問いたいからね。
エルサ教でもない僕たちが感謝祭なんてものに参加することになったのだって、僕にとってみれば最大の不運。不幸でしかないじゃないか。
ゼノバ教皇の話が耳から入っていかない代わりに、僕の頭の中ではロウェルディ大臣の言葉ばっかりが居残っている。「君たちは、もうひとつ私に頼まれなくてはならないな」と、その理由。
もしも全知全能の神様だったなら、僕がフェリーの時刻に押されそうな時に「応接間で静かに待っていなさい」と言って欲しかったよ。
* * *
激昂した声が廊下にまで響き渡っている。
「いつまでも何をやっているんだ! 時間を掛けている暇は無いんだぞ!」
ロウェルディ大臣の声だ。その激しさを扉越しに聞きながら、手元から砂糖の甘い香りを嗅ぐという、よく分からない状況に僕とアルゼレアは置かれていた。
シルキーバニーのお菓子箱。まさかこれの到着のことを、いつまで時間を掛けているんだと怒っているならすぐにでも扉を押し開けたよ。だけどどうやら状況は全く別のものみたいで安易に動けず……。
大臣がいる部屋ではもう一人いるみたいで会話がされていた。明るい会話じゃなく、ロウェルディ大臣に先に怒られている人がいたみたい。
「申し訳ございません。直ちに確認を」
「確認ならもう終わっている! ゴーサインはとうに出してあるはずだ!」
「そ、その手法は少し強引じゃないかと指揮の者が」
中で何が起こっているか分からないけど「ひいいっ」と悲鳴のようなものが聞こえた。
「セルジオから通達が来ている。遠回しに宣戦布告する意向だ。応戦するにも、あの反逆者の手綱を引いておかねば国ごとひっくり返ることになる。マーカスは必ず我々の綻びを突いてくるぞ」
バンッと机でも叩いたかのような音。同室者の悲鳴はなかったから叩かれたりなんかはしていないと思う。おそらくロウェルディ大臣が苛立って叩いた。
「王権を剥奪しておくべきだった……」
「しかし大臣! それでは大臣の支持率に響きます!」
「ああ、その通りだ。だが先人の功績のおかげで政治的権力は一転した。そろそろ引退しても良かっただろう。貴族は貴族らしく檻の中で微笑んでいれば良いのだ。すでに死んだ権力が今更何をしてくれようと足手まといになる……」
少しの静かな間。
「爆破でもなんでも良い。押し入ってバカ王子を連れ帰って来い」
「は、はい! ですが大事になりますと」
「何が起こるとも私達には関係のないことだ。騒動はメディアが処理してくれる。最も箔の付く形にな! 行け!!」
そのあと僕とロウェルディ大臣が、開いた扉越しに目が合ってしまったというわけ。
アスタリカ帝国の秘密話を聞いてしまった僕らは、その罰を受けなくてはならない。ただでさえセルジオの回し者だと思われているし。投獄か、死刑か、もっと酷い奴隷にでもされてしまうのか。
しかしそんな想像したものとは全然違っていた。「捨て駒でも無駄にはしない」とは、最後まで僕らを利用するという意味だったんだ。
* * *
大きな拍手の音で、どこかに飛ばしていた意識が不時着したみたいになった。ゼノバ教皇の話はぼんやり聞いていたよ。たぶん、神様にありがとう……みたいな。周りが拍手しているから僕も手を叩く。大声援がゼノバ教皇を包んでいた。
ふと隣を見てみればアルゼレアも拍手をしている。でも、こっそりあくびもしていたし、なんだかぼんやりしているように見えた。
人が多い場所が苦手だったりするのかもしれない。そうじゃなくても割と問題に巻き込まれてばかりだったし、流石に疲れてもいるよな。
大きな歓声と拍手の中で彼女に届くようにと、僕はそっと耳元に顔を寄せて聞く。
「辛くない? 大丈夫?」
すると反射的に飛び上がったアルゼレアだった。まん丸な目で僕を見上げている。
「だっ、大丈夫です。はいっ、本当に」
言葉がもつれて躓いている。ゆるんでいるところを見られたのがそんなに恥ずかしかったのか。
それからアルゼレアは随分熱心に話を聞いたり拍手をしたりしている。
「別に気が抜けている事を怒っているわけじゃないよ」
「は、はい。大丈夫なので」
何が大丈夫なんだろう。僕は首を傾げるし、彼女はいつまで経っても緊張を解かないみたい。
もう少ししつこく彼女の心配をすると「話しかけないでください」と何故か怒られた。そんなに教皇は素晴らしいことを熱弁していたっけな。
心なしか……席と席の間隔は変わっていないのに、体の距離で僕から若干離されているような気もしたり……。
最近アルゼレアの機嫌がイマイチなんだ。それにも困ったな。
(((次話は明日17時に投稿します
Twitter →kusakabe_write
Instagram →kusakabe_natsuho
確かにこの日は夜なのにわずかに明るかった。霧がかかったかのような曇り空で、月の光が空を薄く覆っている。夜の太陽だって言い方もするみたい。
いつもよりも不思議な雰囲気があった。特別感も。アスタリカ国民もといエルシーズと呼ばれる人々は、今日を粛々と過ごそうとしていた。
参列者が次々に会場入りしている。男性も女性も子供も白を基調としたフォーマルな格好だ。そのせいでパーティーよりも儀式感が強い。僕とアルゼレアも溶け込めるようにと、同じ白いフォーマルスーツとツーピースを着ていた。
場所はナヴェール神殿に近い別館。この催しのために設計された円形ドームの建物だ。それほど今夜は大事らしいんだ。
人の流れに身を任せていた僕たちだったけど、館内に入っても大看板が無かったり手順チラシなんてものが配られなかったり。初心者には手厳しい世界かもしれないと痛感しつつ、意を決して人に尋ねてみることにする。
「すみません。初めてなんですけど。何をどうするのか全然分からなくて」
スタッフという立場の人と、ただの参拝人の違いが分からないんだけど。とりあえず佇む男の人に声をかけてみた。彼は気立ての良い人だった。
「感謝祭へようこそ。まずは神々へのご挨拶に回ります。よければ一緒にどうですか?」
「ありがとうございます。そうして頂けると助かります」
横でアルゼレアも丁寧に会釈をすると、彼はスマートにアルゼレアをエスコートしながら僕らに手解きをしてくれた。
広い会場を練り歩く人で列を成していて僕らもその一員になった。ゆっくりゆっくりでしか進まないのがもどかしい気持ちになるけど。ここでは彼らの思想に従う。それが僕らの使命。
「これを、こうする……」
「なるほど。やってみます……」
火を移した蝋燭を燭台の針に刺していく。女神像や燭台の飾りには必ずトマトの枝が模されていた。捧げ物として本物の実を置いていく人もいるみたい。赤い実は繁栄や命の象徴なんだって。少し前調べをしてきたんだ。
オソードに描かれていたメリックとテアの石像前でも蝋燭を刺した。僕はまず「無知ですみません」と断りを入れてから彼に問いかけた。
「メリックとテアも神様という感じなんですかね?」
怒られはしなかった。逆に、新規者にはよく聞かれることだと微笑まれる。
「今夜はエルサ神とその家族を祝う日ですから。メリック、テア、リビア、コトノギ、マノライ、エシュ。彼らはエルサ神の最初の子供たち。私たちはその子孫なので、こうしてお祈りするのです」
……エシュ? うーん。偶然同じ名前なだけなのかな? 気になるけどエルサ教の人にエシュ教のことをこの場所で聞くのはやめておいた方が良さそうだよね。彼も特に触れずにいるから僕はあえて黙っておくことにした。
挨拶巡りが終わると案内してくれた彼とは離れ、僕たちは円形ホールの席につく。物見席のように高く作られてあると、挨拶巡りに参列する長蛇の列や、蝋燭の火が徐々に集まってくる光景が上から眺められた。
白い空間に浮かぶ炎の赤色が神秘的だ。見ると天井に電気性の光源が無いから、蝋燭の火だけで淡く暖かな灯りを灯している。
「綺麗ですね」
「うん。そうだね」
これだけだと来た甲斐があったね、ぐらい口から出てしまいそうだ。
盛大な合奏が行われたのちにゼノバ教皇が中央に登場した。集まった信徒は教皇の登場に沸くのではなく、粛々として控えめな拍手を送ることで彼を歓迎したみたい。
いち観光地の名イベントにでも参加したような心地はここまでだ。これからはゼノバ教皇を主導に、言葉や歌で創造神エルサを祝うというプログラムに移る。
特に神様に思い入れのない僕には居心地の悪い時間。だって感謝なんてする前に、僕にどうしてこうも不運ばかりを降らせるんだって問いたいからね。
エルサ教でもない僕たちが感謝祭なんてものに参加することになったのだって、僕にとってみれば最大の不運。不幸でしかないじゃないか。
ゼノバ教皇の話が耳から入っていかない代わりに、僕の頭の中ではロウェルディ大臣の言葉ばっかりが居残っている。「君たちは、もうひとつ私に頼まれなくてはならないな」と、その理由。
もしも全知全能の神様だったなら、僕がフェリーの時刻に押されそうな時に「応接間で静かに待っていなさい」と言って欲しかったよ。
* * *
激昂した声が廊下にまで響き渡っている。
「いつまでも何をやっているんだ! 時間を掛けている暇は無いんだぞ!」
ロウェルディ大臣の声だ。その激しさを扉越しに聞きながら、手元から砂糖の甘い香りを嗅ぐという、よく分からない状況に僕とアルゼレアは置かれていた。
シルキーバニーのお菓子箱。まさかこれの到着のことを、いつまで時間を掛けているんだと怒っているならすぐにでも扉を押し開けたよ。だけどどうやら状況は全く別のものみたいで安易に動けず……。
大臣がいる部屋ではもう一人いるみたいで会話がされていた。明るい会話じゃなく、ロウェルディ大臣に先に怒られている人がいたみたい。
「申し訳ございません。直ちに確認を」
「確認ならもう終わっている! ゴーサインはとうに出してあるはずだ!」
「そ、その手法は少し強引じゃないかと指揮の者が」
中で何が起こっているか分からないけど「ひいいっ」と悲鳴のようなものが聞こえた。
「セルジオから通達が来ている。遠回しに宣戦布告する意向だ。応戦するにも、あの反逆者の手綱を引いておかねば国ごとひっくり返ることになる。マーカスは必ず我々の綻びを突いてくるぞ」
バンッと机でも叩いたかのような音。同室者の悲鳴はなかったから叩かれたりなんかはしていないと思う。おそらくロウェルディ大臣が苛立って叩いた。
「王権を剥奪しておくべきだった……」
「しかし大臣! それでは大臣の支持率に響きます!」
「ああ、その通りだ。だが先人の功績のおかげで政治的権力は一転した。そろそろ引退しても良かっただろう。貴族は貴族らしく檻の中で微笑んでいれば良いのだ。すでに死んだ権力が今更何をしてくれようと足手まといになる……」
少しの静かな間。
「爆破でもなんでも良い。押し入ってバカ王子を連れ帰って来い」
「は、はい! ですが大事になりますと」
「何が起こるとも私達には関係のないことだ。騒動はメディアが処理してくれる。最も箔の付く形にな! 行け!!」
そのあと僕とロウェルディ大臣が、開いた扉越しに目が合ってしまったというわけ。
アスタリカ帝国の秘密話を聞いてしまった僕らは、その罰を受けなくてはならない。ただでさえセルジオの回し者だと思われているし。投獄か、死刑か、もっと酷い奴隷にでもされてしまうのか。
しかしそんな想像したものとは全然違っていた。「捨て駒でも無駄にはしない」とは、最後まで僕らを利用するという意味だったんだ。
* * *
大きな拍手の音で、どこかに飛ばしていた意識が不時着したみたいになった。ゼノバ教皇の話はぼんやり聞いていたよ。たぶん、神様にありがとう……みたいな。周りが拍手しているから僕も手を叩く。大声援がゼノバ教皇を包んでいた。
ふと隣を見てみればアルゼレアも拍手をしている。でも、こっそりあくびもしていたし、なんだかぼんやりしているように見えた。
人が多い場所が苦手だったりするのかもしれない。そうじゃなくても割と問題に巻き込まれてばかりだったし、流石に疲れてもいるよな。
大きな歓声と拍手の中で彼女に届くようにと、僕はそっと耳元に顔を寄せて聞く。
「辛くない? 大丈夫?」
すると反射的に飛び上がったアルゼレアだった。まん丸な目で僕を見上げている。
「だっ、大丈夫です。はいっ、本当に」
言葉がもつれて躓いている。ゆるんでいるところを見られたのがそんなに恥ずかしかったのか。
それからアルゼレアは随分熱心に話を聞いたり拍手をしたりしている。
「別に気が抜けている事を怒っているわけじゃないよ」
「は、はい。大丈夫なので」
何が大丈夫なんだろう。僕は首を傾げるし、彼女はいつまで経っても緊張を解かないみたい。
もう少ししつこく彼女の心配をすると「話しかけないでください」と何故か怒られた。そんなに教皇は素晴らしいことを熱弁していたっけな。
心なしか……席と席の間隔は変わっていないのに、体の距離で僕から若干離されているような気もしたり……。
最近アルゼレアの機嫌がイマイチなんだ。それにも困ったな。
(((次話は明日17時に投稿します
Twitter →kusakabe_write
Instagram →kusakabe_natsuho
0
あなたにおすすめの小説
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
レオナルド先生創世記
ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる