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第30話 リクエスト即興作曲ショー
◆配信開始
その日の配信タイトルはこうだった。
『リクエスト即興作曲ショー』
――その場でリクエストされたテーマをもとに曲を作る。
AI疑惑を吹き飛ばすための、光なりの答えだった。
いつもは気まぐれに始まって気まぐれに終わる配信も、この日ばかりは極めて珍しいことに予告時間通りに始まった。
配信が始まると、視聴者数は過去最高を記録していた。
コメント欄は熱気に包まれていたが、その空気は二種類に分かれていた。
応援の声。
『待ってました!』
『即興王子なら絶対やってくれる!』
『証明とかじゃなくて、また新曲聴けるの楽しみ!』
そして、一部の煽り。
『AI疑惑の人きた』
『ほんとに自分で作ってるなら見せてみろ』
『証拠出せ!』
圧倒的に多いのはファンの擁護だった。
だが、疑念を投げかける一部の言葉がタイムラインを刺すように流れていた。
⸻
「今日はね、リクエストもらったテーマで曲作ります! で、こっちはみんなが“翻訳者”って呼んでる黒川遥さん。俺の音を譜面にしてくれてる人です」
光がさらりと紹介すると、カメラの端に控えていた遥が小さく頭を下げた。
◆最初の反応
コメント欄はざわついた。
『女!?』
『え、隣に女性がいるのずるくない?』
『光くんの近くにいられるとか勝ち組すぎ』
嫉妬混じりの反応があふれる。
けれど次の一言で、その空気は一変した。
⸻
◆光の一言
光はカメラに向かってにこっと笑った。
「AIだAIだって言われてるけどさぁ……自分で作った方が断然早いし楽だから!」
そのあっけらかんとした一言に、ファンのコメントが一斉に弾けた。
『名言きたww』
『やっぱ即興王子は格が違う』
『信じてた!』
『これで黙るでしょアンチw』
⸻
◆即興開始
「じゃあ、テーマください!」
『未来の街!』
『夏祭り!』
『失恋!』
コメントが加速する。
「よし、“未来の街”から!」
光は目を閉じ、一瞬で指を走らせた。
未来都市を思わせる硬質な旋律。
数分前まで存在しなかった曲が、今生まれていく。
『やばすぎ』『これがリアルタイム作曲か!』
⸻
◆次々と即興
「次、“夏祭り”!」
和太鼓を思わせる低音に、花火のように広がる旋律。
光の歌声が重なり、夏の夜の情景が浮かぶ。
『盆踊りソング爆誕ww』『天才』
『アーカイブ絶対残して!』
「次、“猫”!」
跳ねるリズム、にゃーんと鳴くようなフレーズ。
コメント欄は笑いと歓声で溢れた。
一方その頃――後ろで遥は鬼の形相でPCに向かっていた。
演奏が始まるたびに譜面を打ち込み、コードを振り分け、必死に追いかけていく。
⸻
◆同情に変わるコメント
ファンはその様子に気づき始めた。
『あれ、翻訳者さんめっちゃ必死じゃない?』
『光のスピードについていけてるの?』
『もう3曲目だよw絶対間に合ってない(笑)』
『いやこれ地獄でしょww』
やがてコメントは同情へと変わっていった。
『最初は隣にいられて羨ましいと思ったけど……これ絶対サンドバッグだわ』
『翻訳者さん=光の過労担当説』
『胃に穴空いてそうw』
嫉妬から、労いと感謝の声へ。
⸻
◆怒涛の採譜
「未来の街」「夏祭り」「猫」。
わずか十五分ほどで、光は三曲もの新曲を即興で生み出した。
その裏で――黒川遥は鬼の形相でPCに向かい続けていた。
汗をぬぐう余裕もなく、三曲同時進行で採譜ソフトを走らせる。
(速すぎる……! もう三曲目も終盤!?)
⸻
◆四曲目の爆弾
『嵐の夜!』
光はコメントを見て、にやっと笑った。
「じゃあ次は……“嵐の夜”! これはバンドでやろう!
遥さん、これはキーボード、エレキギター、ベース、ドラム、ボーカルって感じ!はい、曲はこんな感じね!」
遥の手が止まった。
「え、ちょ、ちょっと待って!!」
コメント欄は爆笑に包まれる。
『遥さん悲鳴www』
『三曲採譜中に四曲目でバンド指定は草』
『光、完全に鬼畜w』
⸻
◆必死の編曲
遥は青ざめながらもPCに向かい直す。
(この配信中、最初の3曲の採譜は諦める……! このバンド曲を仕上げることだけに集中...!)
ドラムを打ち込み、ギターを差し込み、ベースを刻ませる。
光が歌いながら弾いた即席のメロディが、次第に分厚いサウンドに姿を変えていった。
数十分後。
「嵐の夜(仮)」というタイトルで、バンドデモが完成。
「できました...」
遥が完成デモをその場で流しはじめた。
光が叫ぶ。
「うおっ! できてる!! しかもめっちゃカッコいい!」
コメント欄は爆発した。
『配信中にバンド曲完成www』
『翻訳者サンドバッグ説、確定』
『でも結果がすごすぎて感謝しかない』
⸻
◆配信後の展開
配信終了から一時間後。
公式アカウントに新しい投稿が現れた。
『【新曲デモ】「嵐の夜(仮)」公開しました。
あわせて「仮」ですが楽譜も配布します。』
リンクを開けば、配信中に生まれたばかりのバンド曲デモ。
そして配信後に遥が必死に仕上げた譜面データ。
⸻
◆SNS大盛り上がり
SNSは即座に祭りになった。
『配信から1時間で音源と譜面が出る世界www』
『仮って何w 完成版もあるの!?』
『嵐の夜カッコよすぎ』『弾いてみた動画作るわ』
『翻訳者サンドバッグ説からの英雄化』
#嵐の夜(仮) がトレンドに入り、ファンたちは歓喜と笑いでタイムラインを埋め尽くした。
⸻
ナレーション
「――こうして“リクエスト即興作曲ショー”は、配信中にオリジナルバンド曲が生まれ、わずか一時間後にはデモと楽譜が公開されるという前代未聞の結果を残した。
嫉妬から同情へ、そして称賛へ。
翻訳者サンドバッグ説は、この日ひとつの笑い話として定着した」
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
【作者からのお知らせ】
この話は書いてるうちにどんどん展開が膨らんで面白くなったので、個人的にとても気に入ってます☺️
今日は10:10から1時間ごとに更新です。
一気に40話まで行く予定なのでぜひお気に入り登録して追ってね!
その日の配信タイトルはこうだった。
『リクエスト即興作曲ショー』
――その場でリクエストされたテーマをもとに曲を作る。
AI疑惑を吹き飛ばすための、光なりの答えだった。
いつもは気まぐれに始まって気まぐれに終わる配信も、この日ばかりは極めて珍しいことに予告時間通りに始まった。
配信が始まると、視聴者数は過去最高を記録していた。
コメント欄は熱気に包まれていたが、その空気は二種類に分かれていた。
応援の声。
『待ってました!』
『即興王子なら絶対やってくれる!』
『証明とかじゃなくて、また新曲聴けるの楽しみ!』
そして、一部の煽り。
『AI疑惑の人きた』
『ほんとに自分で作ってるなら見せてみろ』
『証拠出せ!』
圧倒的に多いのはファンの擁護だった。
だが、疑念を投げかける一部の言葉がタイムラインを刺すように流れていた。
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「今日はね、リクエストもらったテーマで曲作ります! で、こっちはみんなが“翻訳者”って呼んでる黒川遥さん。俺の音を譜面にしてくれてる人です」
光がさらりと紹介すると、カメラの端に控えていた遥が小さく頭を下げた。
◆最初の反応
コメント欄はざわついた。
『女!?』
『え、隣に女性がいるのずるくない?』
『光くんの近くにいられるとか勝ち組すぎ』
嫉妬混じりの反応があふれる。
けれど次の一言で、その空気は一変した。
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◆光の一言
光はカメラに向かってにこっと笑った。
「AIだAIだって言われてるけどさぁ……自分で作った方が断然早いし楽だから!」
そのあっけらかんとした一言に、ファンのコメントが一斉に弾けた。
『名言きたww』
『やっぱ即興王子は格が違う』
『信じてた!』
『これで黙るでしょアンチw』
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◆即興開始
「じゃあ、テーマください!」
『未来の街!』
『夏祭り!』
『失恋!』
コメントが加速する。
「よし、“未来の街”から!」
光は目を閉じ、一瞬で指を走らせた。
未来都市を思わせる硬質な旋律。
数分前まで存在しなかった曲が、今生まれていく。
『やばすぎ』『これがリアルタイム作曲か!』
⸻
◆次々と即興
「次、“夏祭り”!」
和太鼓を思わせる低音に、花火のように広がる旋律。
光の歌声が重なり、夏の夜の情景が浮かぶ。
『盆踊りソング爆誕ww』『天才』
『アーカイブ絶対残して!』
「次、“猫”!」
跳ねるリズム、にゃーんと鳴くようなフレーズ。
コメント欄は笑いと歓声で溢れた。
一方その頃――後ろで遥は鬼の形相でPCに向かっていた。
演奏が始まるたびに譜面を打ち込み、コードを振り分け、必死に追いかけていく。
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◆同情に変わるコメント
ファンはその様子に気づき始めた。
『あれ、翻訳者さんめっちゃ必死じゃない?』
『光のスピードについていけてるの?』
『もう3曲目だよw絶対間に合ってない(笑)』
『いやこれ地獄でしょww』
やがてコメントは同情へと変わっていった。
『最初は隣にいられて羨ましいと思ったけど……これ絶対サンドバッグだわ』
『翻訳者さん=光の過労担当説』
『胃に穴空いてそうw』
嫉妬から、労いと感謝の声へ。
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◆怒涛の採譜
「未来の街」「夏祭り」「猫」。
わずか十五分ほどで、光は三曲もの新曲を即興で生み出した。
その裏で――黒川遥は鬼の形相でPCに向かい続けていた。
汗をぬぐう余裕もなく、三曲同時進行で採譜ソフトを走らせる。
(速すぎる……! もう三曲目も終盤!?)
⸻
◆四曲目の爆弾
『嵐の夜!』
光はコメントを見て、にやっと笑った。
「じゃあ次は……“嵐の夜”! これはバンドでやろう!
遥さん、これはキーボード、エレキギター、ベース、ドラム、ボーカルって感じ!はい、曲はこんな感じね!」
遥の手が止まった。
「え、ちょ、ちょっと待って!!」
コメント欄は爆笑に包まれる。
『遥さん悲鳴www』
『三曲採譜中に四曲目でバンド指定は草』
『光、完全に鬼畜w』
⸻
◆必死の編曲
遥は青ざめながらもPCに向かい直す。
(この配信中、最初の3曲の採譜は諦める……! このバンド曲を仕上げることだけに集中...!)
ドラムを打ち込み、ギターを差し込み、ベースを刻ませる。
光が歌いながら弾いた即席のメロディが、次第に分厚いサウンドに姿を変えていった。
数十分後。
「嵐の夜(仮)」というタイトルで、バンドデモが完成。
「できました...」
遥が完成デモをその場で流しはじめた。
光が叫ぶ。
「うおっ! できてる!! しかもめっちゃカッコいい!」
コメント欄は爆発した。
『配信中にバンド曲完成www』
『翻訳者サンドバッグ説、確定』
『でも結果がすごすぎて感謝しかない』
⸻
◆配信後の展開
配信終了から一時間後。
公式アカウントに新しい投稿が現れた。
『【新曲デモ】「嵐の夜(仮)」公開しました。
あわせて「仮」ですが楽譜も配布します。』
リンクを開けば、配信中に生まれたばかりのバンド曲デモ。
そして配信後に遥が必死に仕上げた譜面データ。
⸻
◆SNS大盛り上がり
SNSは即座に祭りになった。
『配信から1時間で音源と譜面が出る世界www』
『仮って何w 完成版もあるの!?』
『嵐の夜カッコよすぎ』『弾いてみた動画作るわ』
『翻訳者サンドバッグ説からの英雄化』
#嵐の夜(仮) がトレンドに入り、ファンたちは歓喜と笑いでタイムラインを埋め尽くした。
⸻
ナレーション
「――こうして“リクエスト即興作曲ショー”は、配信中にオリジナルバンド曲が生まれ、わずか一時間後にはデモと楽譜が公開されるという前代未聞の結果を残した。
嫉妬から同情へ、そして称賛へ。
翻訳者サンドバッグ説は、この日ひとつの笑い話として定着した」
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【作者からのお知らせ】
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