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第五章 贄の儀
第16話 最後の供物
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*
──待ってろ。今、助けてやるから。
あれは二年前の夏。坪川と、ある山奥にある廃村を訪れた時のこと。
長く曲がりくねった道を車で走り続け、ようやく目的地に辿り着いて安堵した矢先だった。
草むらの中を引きずるように歩いていた足が、突然空を切った。楓の身体は落下し、足から地面に着地したまでは覚えているが、そこで気を失った。
どれくらい時間が経ったのか、目が覚めた時には、周囲は暗闇に包まれていた。
三メートルほどの穴だった。周りは黒いカビがこびりついたボロボロのコンクリートの壁で囲まれていた。
登れそうな場所はないか探すために起き上がろうとすると、足に激痛が走った。最初は落ちた際に足をくじいたのかと思ったが、後に右足首の骨が折れていたことが判明した。近くに落ちていたカバンまで這いずり、携帯電話を取り出す。しかし、廃村しかない山中に電波は届いていなかった。圏外の文字を呆然と見つめる。
坪川はどこに行ってしまったのだろう。不安と痛みが濁流となって楓の心に押し寄せ、何度も大声で坪川に助けを求める声を上げた。
「おーい! 楓ちゃん!」
声が枯れ始めた頃、坪川の声がした。なんとか声を絞り出す。
「坪川さん!」
「そっちか! 待ってろ」
突然声を出したせいか、呼吸が苦しくなる。ゲホゲホと何度も乾いた咳が出た。
頭上に坪川のものらしき、懐中電灯の光が見えた。
「坪川さん! その辺りに穴が空いていて落ちちゃいました。足下に気を付けてください」
ここで坪川まで落ちてしまったら、誰も助けは来ない。最後の力を振り絞り、楓は坪川へ伝える。
坪川の光が穴を捉え、中の楓を照らし出した。
「大丈夫か!」
「はい……ちょっと息苦しいですが、なんとか。でも、足をやっちゃったみたいです」
「待ってろ。今、助けてやるから」
坪川は近くの木にザイルを結び付け、片側を穴に落とした。
ザイルを掴み、壁に足を掛けながら坪川は慎重に穴を降りてきた。
「大丈夫か」
恐怖と安堵が混ざり合い、楓は涙を流しながら頷いた。
「怪我したのはどこ」
「右の、足首です……」
坪川は楓の足首を見て言った。
「こりゃ、折れてるかもな。痛むだろうけど、我慢しろ」
楓の上半身を起き上がらせ、自分の背中に寄りかからせる。
「背中に乗れ」
楓を背負うと、坪川は足を震わせながら、なんとか立ち上がった。
ズキっと足首に痛みが走ったが、坪川が来てくれたことへの安堵が上回っていた。
楓のカバンからザイルを取り出し、それで自分と楓の身体をしっかり結び付けた。
「一応縛ってはいるが、落ちないようにしっかり掴まってろ……」
坪川はひとつ大きく息を吐き出すと、ザイルに手を掛けた。
降りてきたのと同じ要領で、足を掛け登り始める。
身体が斜めになり、身体を繋ぐザイルが背中に食い込む。坪川も相当ザイルの負荷が掛かっているはずだ。楓は少しでも負荷を減らそうと、必死で坪川の身体にしがみ付く。
三メートルの高さが永遠に感じた。坪川は全身を震わせながら、懸命に歩を進める。
途中で、あまりの苦痛に坪川が低く鈍い声を漏らした。
「坪川さん、大丈夫ですか。無理しないで……」
「これくらい、だ……大丈夫だ」
坪川の苦しそうな声に、また涙が出そうになる。
「ところで……」
坪川が首を曲げ、こちらを見る。
「なんですか……」
「お前、意外と胸あるんだな……」
坪川はそう言って苦み走った笑顔を見せた。
「何言ってるんですか! こんな、時に……」
上まで登りきると、坪川は楓を下ろし、草むらへ倒れ込んだ。その時の雑草の生々しいほどの青臭さは、今でも忘れられない。
それも束の間、坪川は息を整えると、手をついてよろめきながら立ち上がった。息を弾ませながら、楓の右足首に木の枝を添え木にして、テープで固定した。
「痛むだろうが、なんとか車まで行くぞ」
楓の身体を起こし、再び背負うと、坪川はなんとか楓を車まで運び込み、病院へ連れていった。
楓はずっと、なぜ助けを呼ぶよりも先に楓を穴から出すことを選んだのか、気になっていた。
その理由は病院まで駆けつけてくれた飯田が教えてくれた。
「月島さんはたぶん、村の貯水槽だった場所に落ちたんだと思う。ああいう貯水槽は、はしごがなかったり、あったとしても劣化して壊れてしまってたりしてることがあるんだ。しかも、場合によっては、雨水が溜まっていたり、中で有毒なガスが発生して貯水槽の底に沈殿してたりする可能性がある」
「そういえば、息苦しい感じがしました」
「だから、救助を呼んでる間にガスで窒息してしまうのを避けるために、月島さんを穴から出そうとしたんだと思う」
坪川は咄嗟にそんな判断をしていたのか。
「一人で廃墟探索をしていた人が、貯水槽に落下して死亡した事故も実際に起きたりしてる。二人で行ってたのが不幸中の幸いだ」
改めて楓は自分がいかに命の危険があったのか思い知らされることになった。
病院のベッドで、自問自答を繰り返した。
坪川に助けてもらったことへの恩と、それ以上に感じたのは罪悪感だった。
オカルトに取り立てて強い関心があるわけでもない自分が、この仕事を続けていいのだろうか。結果的に、こうして迷惑まで掛けてしまった。
坪川も、飯田も、米沢も方向性が違ったとしても、それぞれに信念と闘っている。私が持っている信念はなんだっただろうか。
あの本を、『引船ヶ丘事件の真実』をベッドの上で手に取る。書いた井上慎吾のように、真実と向き合い、記録するライターになりたかったのではないか。信念とは呼べない、拙い夢かもしれない。しかし、諦めたくはなかった。
独立を決意したのは、その時だ。
*
──うう。
目が覚めて見えたのは、知らない場所だった。
視界はボヤけ、暗くて辺りはよくわからないが、木材で出来た粗末な小屋らしき床と壁の、殺風景で何もない場所だった。分厚そうな木の扉は見えるが、壁には窓はなく、外は見えない。埃が舞っていて、空気が淀んでいる。
少しずつ意識が戻ってくると、自分がロープで柱に縛り付けられていることに気付いた。猿轡を噛まされているので、声を出すこともできない。そして、身体には白装束が着させられていた。
サバトの施設へ潜入しようとしたが、侵入口を探している間に、後ろから襲われた。探っているのを知られ、捕まってしまったのか。身体を左右に振ってもがくがロープは緩みそうにない。
自分はどこに監禁されているのだろうか。
もしサバトに捕らわれてしまったのなら、自分は高澤美沙のように、生贄にされてしまうのだろうか。あの日見た悪夢が甦ってきた。夢の記憶なのに、実際に首が絞まったように苦しくなる。
恐怖で悲鳴を上げるが、くぐもった声が室内に反響するばかりだった。
私は、本当にバカだ。なぜ危険な場所へ、一人で乗り込もうとしたのだろう。
どれくらいの時間、後悔と罵倒を自分に浴びせかけていただろう。暗く、何もない部屋は、時間が止まっているかのようにすら感じる。
恐怖と不安で、精神は衰弱しきっていた。絶望に押し潰されたとき人は、涙を流す余裕すらなくなるのだと知った。
厳重に結ばれたロープは、楓の力では到底解けそうにはない。
もし仮に解けたとしても、扉には鍵が掛けられていれば、出ることはできないだろう。
暗さに慣れてきた目で改めて見回すと、見るほどに不思議な場所だった。
木は使い古されたように年季が入っているのに、この場所には生活の匂いがないのだ。木の合わせ方も雑で、家具などもない。倉庫として使っているとしても、物が置かれていないので、まるで人を監禁するためだけに建てられた簡素な小屋のようだ。それは、実際に監禁されているから思うのだろうが。
外に、人の気配がした。人の歩く音が聞こえる。それは、ひとつではなさそうだ。
ザッ、ザッという音だけが、耳に響く。
鍵を外すような音がして正面の扉が開かれた。
月明りの薄い明かりが、部屋に黒い影を落とす。
二つの影だった。それはまさに影そのもので、黒いマントが全身を包み、嵌められた白い仮面だけが、闇 夜にぽっかりと浮かび上がっているようだった。
──暗くてよく見えなかったらしいが、黒いフードのマントを着て、顔には白い仮面を着けていたらしい。そいつが自分の方に向かってきたんで、怖くなって一目散に逃げたらしい。
新島から話を訊いた、サバトの信者の姿そのものだ。
しかし、拘束されている楓はその影たちから逃れることはできない。
ゆっくりと、床を軋ませながら、足音が近づいてくる。
楓を見下ろしながら、影が言った。
「夜明けと共に、お前が最後の供物となる。お前は魔女の魂と共に、永遠の命を授かるのだ」
濁った、冷たい男の声だった。
男は何かを投げて、楓の前に落ちた。それは、砕かれて壊れた楓のスマートフォンだった。
影たちは踵を返して、小屋を出て行った。
──夜明けと共に、お前が最後の供物となる。
足音が聞こえなくなった後も、楓の耳にはその言葉が粘り気を帯びてこびり付いていた。
夜が明けたら……私は。
楓は猿轡の下で、絶望の声を上げた。
──待ってろ。今、助けてやるから。
あれは二年前の夏。坪川と、ある山奥にある廃村を訪れた時のこと。
長く曲がりくねった道を車で走り続け、ようやく目的地に辿り着いて安堵した矢先だった。
草むらの中を引きずるように歩いていた足が、突然空を切った。楓の身体は落下し、足から地面に着地したまでは覚えているが、そこで気を失った。
どれくらい時間が経ったのか、目が覚めた時には、周囲は暗闇に包まれていた。
三メートルほどの穴だった。周りは黒いカビがこびりついたボロボロのコンクリートの壁で囲まれていた。
登れそうな場所はないか探すために起き上がろうとすると、足に激痛が走った。最初は落ちた際に足をくじいたのかと思ったが、後に右足首の骨が折れていたことが判明した。近くに落ちていたカバンまで這いずり、携帯電話を取り出す。しかし、廃村しかない山中に電波は届いていなかった。圏外の文字を呆然と見つめる。
坪川はどこに行ってしまったのだろう。不安と痛みが濁流となって楓の心に押し寄せ、何度も大声で坪川に助けを求める声を上げた。
「おーい! 楓ちゃん!」
声が枯れ始めた頃、坪川の声がした。なんとか声を絞り出す。
「坪川さん!」
「そっちか! 待ってろ」
突然声を出したせいか、呼吸が苦しくなる。ゲホゲホと何度も乾いた咳が出た。
頭上に坪川のものらしき、懐中電灯の光が見えた。
「坪川さん! その辺りに穴が空いていて落ちちゃいました。足下に気を付けてください」
ここで坪川まで落ちてしまったら、誰も助けは来ない。最後の力を振り絞り、楓は坪川へ伝える。
坪川の光が穴を捉え、中の楓を照らし出した。
「大丈夫か!」
「はい……ちょっと息苦しいですが、なんとか。でも、足をやっちゃったみたいです」
「待ってろ。今、助けてやるから」
坪川は近くの木にザイルを結び付け、片側を穴に落とした。
ザイルを掴み、壁に足を掛けながら坪川は慎重に穴を降りてきた。
「大丈夫か」
恐怖と安堵が混ざり合い、楓は涙を流しながら頷いた。
「怪我したのはどこ」
「右の、足首です……」
坪川は楓の足首を見て言った。
「こりゃ、折れてるかもな。痛むだろうけど、我慢しろ」
楓の上半身を起き上がらせ、自分の背中に寄りかからせる。
「背中に乗れ」
楓を背負うと、坪川は足を震わせながら、なんとか立ち上がった。
ズキっと足首に痛みが走ったが、坪川が来てくれたことへの安堵が上回っていた。
楓のカバンからザイルを取り出し、それで自分と楓の身体をしっかり結び付けた。
「一応縛ってはいるが、落ちないようにしっかり掴まってろ……」
坪川はひとつ大きく息を吐き出すと、ザイルに手を掛けた。
降りてきたのと同じ要領で、足を掛け登り始める。
身体が斜めになり、身体を繋ぐザイルが背中に食い込む。坪川も相当ザイルの負荷が掛かっているはずだ。楓は少しでも負荷を減らそうと、必死で坪川の身体にしがみ付く。
三メートルの高さが永遠に感じた。坪川は全身を震わせながら、懸命に歩を進める。
途中で、あまりの苦痛に坪川が低く鈍い声を漏らした。
「坪川さん、大丈夫ですか。無理しないで……」
「これくらい、だ……大丈夫だ」
坪川の苦しそうな声に、また涙が出そうになる。
「ところで……」
坪川が首を曲げ、こちらを見る。
「なんですか……」
「お前、意外と胸あるんだな……」
坪川はそう言って苦み走った笑顔を見せた。
「何言ってるんですか! こんな、時に……」
上まで登りきると、坪川は楓を下ろし、草むらへ倒れ込んだ。その時の雑草の生々しいほどの青臭さは、今でも忘れられない。
それも束の間、坪川は息を整えると、手をついてよろめきながら立ち上がった。息を弾ませながら、楓の右足首に木の枝を添え木にして、テープで固定した。
「痛むだろうが、なんとか車まで行くぞ」
楓の身体を起こし、再び背負うと、坪川はなんとか楓を車まで運び込み、病院へ連れていった。
楓はずっと、なぜ助けを呼ぶよりも先に楓を穴から出すことを選んだのか、気になっていた。
その理由は病院まで駆けつけてくれた飯田が教えてくれた。
「月島さんはたぶん、村の貯水槽だった場所に落ちたんだと思う。ああいう貯水槽は、はしごがなかったり、あったとしても劣化して壊れてしまってたりしてることがあるんだ。しかも、場合によっては、雨水が溜まっていたり、中で有毒なガスが発生して貯水槽の底に沈殿してたりする可能性がある」
「そういえば、息苦しい感じがしました」
「だから、救助を呼んでる間にガスで窒息してしまうのを避けるために、月島さんを穴から出そうとしたんだと思う」
坪川は咄嗟にそんな判断をしていたのか。
「一人で廃墟探索をしていた人が、貯水槽に落下して死亡した事故も実際に起きたりしてる。二人で行ってたのが不幸中の幸いだ」
改めて楓は自分がいかに命の危険があったのか思い知らされることになった。
病院のベッドで、自問自答を繰り返した。
坪川に助けてもらったことへの恩と、それ以上に感じたのは罪悪感だった。
オカルトに取り立てて強い関心があるわけでもない自分が、この仕事を続けていいのだろうか。結果的に、こうして迷惑まで掛けてしまった。
坪川も、飯田も、米沢も方向性が違ったとしても、それぞれに信念と闘っている。私が持っている信念はなんだっただろうか。
あの本を、『引船ヶ丘事件の真実』をベッドの上で手に取る。書いた井上慎吾のように、真実と向き合い、記録するライターになりたかったのではないか。信念とは呼べない、拙い夢かもしれない。しかし、諦めたくはなかった。
独立を決意したのは、その時だ。
*
──うう。
目が覚めて見えたのは、知らない場所だった。
視界はボヤけ、暗くて辺りはよくわからないが、木材で出来た粗末な小屋らしき床と壁の、殺風景で何もない場所だった。分厚そうな木の扉は見えるが、壁には窓はなく、外は見えない。埃が舞っていて、空気が淀んでいる。
少しずつ意識が戻ってくると、自分がロープで柱に縛り付けられていることに気付いた。猿轡を噛まされているので、声を出すこともできない。そして、身体には白装束が着させられていた。
サバトの施設へ潜入しようとしたが、侵入口を探している間に、後ろから襲われた。探っているのを知られ、捕まってしまったのか。身体を左右に振ってもがくがロープは緩みそうにない。
自分はどこに監禁されているのだろうか。
もしサバトに捕らわれてしまったのなら、自分は高澤美沙のように、生贄にされてしまうのだろうか。あの日見た悪夢が甦ってきた。夢の記憶なのに、実際に首が絞まったように苦しくなる。
恐怖で悲鳴を上げるが、くぐもった声が室内に反響するばかりだった。
私は、本当にバカだ。なぜ危険な場所へ、一人で乗り込もうとしたのだろう。
どれくらいの時間、後悔と罵倒を自分に浴びせかけていただろう。暗く、何もない部屋は、時間が止まっているかのようにすら感じる。
恐怖と不安で、精神は衰弱しきっていた。絶望に押し潰されたとき人は、涙を流す余裕すらなくなるのだと知った。
厳重に結ばれたロープは、楓の力では到底解けそうにはない。
もし仮に解けたとしても、扉には鍵が掛けられていれば、出ることはできないだろう。
暗さに慣れてきた目で改めて見回すと、見るほどに不思議な場所だった。
木は使い古されたように年季が入っているのに、この場所には生活の匂いがないのだ。木の合わせ方も雑で、家具などもない。倉庫として使っているとしても、物が置かれていないので、まるで人を監禁するためだけに建てられた簡素な小屋のようだ。それは、実際に監禁されているから思うのだろうが。
外に、人の気配がした。人の歩く音が聞こえる。それは、ひとつではなさそうだ。
ザッ、ザッという音だけが、耳に響く。
鍵を外すような音がして正面の扉が開かれた。
月明りの薄い明かりが、部屋に黒い影を落とす。
二つの影だった。それはまさに影そのもので、黒いマントが全身を包み、嵌められた白い仮面だけが、闇 夜にぽっかりと浮かび上がっているようだった。
──暗くてよく見えなかったらしいが、黒いフードのマントを着て、顔には白い仮面を着けていたらしい。そいつが自分の方に向かってきたんで、怖くなって一目散に逃げたらしい。
新島から話を訊いた、サバトの信者の姿そのものだ。
しかし、拘束されている楓はその影たちから逃れることはできない。
ゆっくりと、床を軋ませながら、足音が近づいてくる。
楓を見下ろしながら、影が言った。
「夜明けと共に、お前が最後の供物となる。お前は魔女の魂と共に、永遠の命を授かるのだ」
濁った、冷たい男の声だった。
男は何かを投げて、楓の前に落ちた。それは、砕かれて壊れた楓のスマートフォンだった。
影たちは踵を返して、小屋を出て行った。
──夜明けと共に、お前が最後の供物となる。
足音が聞こえなくなった後も、楓の耳にはその言葉が粘り気を帯びてこびり付いていた。
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