変装王寺の嫁さがし

久喜 まいたけ

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出動要請。(部品?いえ武器としてです。)

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僕らがこの学園に転入してはや2ヶ月。

7月の日差しが肌を刺す。僕はma-skで関係ないのだが。

黒服さんたちの騒動は公にはしなかった。

双方にメリットがなかったからだ。

但し慰謝料などいろいろな物はもらった。

こっちが黙ってるのだからそれくらいしてもらわないと困る。

みんなには実家に帰っていたと伝えてある。

放課後部室ではみんな集合していた。

みんなは日焼けした肌でお土産をいっぱい(話も含めて)持ってかえってきた。

そこでカップルも誕生したらしい。

チャンスを逃したかな?そう考えてるとルリが叫びだした。

「あれじゃ足りねぇよ!あれじゃ!」

「いきなりどうしたの?どうしたのお兄ちゃん!?」

「1泊2日なんてのは冒険じゃねぇんだよな。な。」

ルリルカのこの2人。宝城ブラザーズ。性格が真逆の双子。

「冒険って。ただバカンスにいってただけじゃない?眼福だったわぁ~」

頬に手を当てて白雪が思い出に浸ってる。

羨ましい。

「でモ。実たちは仕方ナイ。家もどってたんでショウ?」

褐色の姫。ティナ・ブルーウェイが蒼い瞳を僕に向ける。

「そうだね。僕らは実家に行ってたんだ。挨拶にいかないと行けなかったからね。」

薫が僕とティナの間にはいって説明した。

「そうなんだよね。いきたかったなぁ。」

僕の本音が自然と出た。

「じゃあみんなで合宿しようぜ!しようぜ!もう夏休みだし。」


ルリが突然言いだした。



僕のことを思ってのことだろうか。それとも面白そうだからかそれは定かではない。

「でもでもお兄ちゃん。どこでやるの?の?」

「それはあとであとで!考えっからまた連絡するわ!じゃあ合宿でな!」

そしていなくなる。本当に嵐のようだ。

この学園にはテストがない。もう夏休みだ。

しかし学園では出来ないこと。

夏休みの宿題がある。これがテストのようなことだ。

これは追々説明する。

「部長もいなくなったし解散でいいのかしら?それでは失礼。これからエステだから。」

そう言って白雪も退出した。

残されたのはティナと僕と薫とルカ。

その時いきなり部室の扉があいた。

いたいた!

探したんだから。

薫見つけ!

すぐ教室からいなくなるんだもん!

と女性の群れ?大群?があらわれた。

「みんなどうしたの?」

薫の知り合いらしい。

「どうしたのじゃないよ!?みんなで夏休み遊びまくろうっていったじゃない?」

「え?聞いてなかった!でも夏休みは実と予定が……」

全部言う前に担ぎ上げられて連れていかれた。

女性は強いとじいちゃんが言ってたがそういうことなのかな?


部室にはティナと僕とルカ。

するとティナなのスマホが音を立てて鳴った。

「ハイ。もしもし。……ん。わかった。じゃ家でね。」

「実家から?」

「ソウです。夏休みにカエッテこいって。あそこも嫌いじゃないケドみんなといないと寂しいデス。」

「そうなの。なの?でも私もそういうときあるかも。かも。」

「僕もそうかな。書類の山で帰りたくないよ。」

「?実くんの家って印刷会社とかやってるのかな。かな?」

いや違うんだけどな。でも否定するのも面倒だ。

「まあそんなのもやってるよ。」

そんな感じで会話をして日が暮れた。

「じゃあそろそろ帰ろうか?」

「ソウだね。」

「了解です。です。」

ティナと僕は荷物をまとめる。しかしルカはまだ下を向いてモジモジしていた。

「ルカどうしたの?」

「いやあのねあのね。実くんに話があって。」

「え?」

「じゃあ私はサキ帰るヨ。また休み中も連絡するね!」

そう言って部室からいなくなってしまった。

これはもしかして。僕は頭のフル回転させる。

が言ってたの放課後2人きり。

こここここここ告白か!?

ルカは地味なイメージがあるが美人だ。

おしとやかで控えめなところもいいところなんじゃないか。

それよりもこのma-skで姿がダメダメな僕を好きになってくれてたとしたら?

それだけで胸が高鳴る。こんなことはなかった。やっと僕の内面を見てくれる人があらわれたのか?

そう思いながらルカを見る。

「こんなこと実くんにしか言えなくて……」

「ななな何かな!?」

「私のお願い聞いてくれるかな。かな?」

「うん。い、いいよ。な何かな?」

喉が乾いて上手く言葉がでない。

夕焼けをバックにルカが向かい合う。

部室の窓が開いていて夏の湿った風が彼女の黒髪を揺らしていた。

そして彼女が長い沈黙のあと口を開いた。

「8月10から12日って実くん予定ある?ある?」

これはまず告白よりデートからってことだろうか?

「だ大丈夫だよ。予定はないかな。」

「本当!本当!?やったよかった。よかった。」

これはまさか泊まりでってことか?

高校生って進んでるんだな。

これが俗に言うひと夏の思い出ってやつなのだろうか?

「それじゃあ先にご両親に挨拶にいかないとね。」

「?両親に挨拶?必要ないでしょ?しょ?これは2人のことなんだし?」

「そそれでも僕は順序があると思うんだけど。」

「順序?いやいやそんなこと言ってる意味がわからないかな。かな。」

ルカって以外と大胆なんだなと思っていた。次の言葉を聞くまでは。

「実くん。その3日間コミケがあるの!その時私のファンネルになってください!さい!」

「ファンネル!?フィアンセじゃなくて?」

「フィア何?何?」

聞こえなかったか。まあいいや。要は買い物してくれってことらしい。

白い悪魔の武器らしい。あとで調べてみようかな。

まあルカのために頑張ろうかな。

自分1人じゃいけないとこだし。社会勉強だね。

そう思いルカの申し出に快くOKをだした。


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いつも読んでいただいてありがとうございます。


まいたけです。

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誤字脱字は気をつけているのですがあったらすみません。

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