時代の波と恩人の死

ハリマオ65

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44話:フランスのテロ対策と青山夫妻の九州旅行

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 14日未明にフランス国家警察の特殊部隊が突入し、犯行グループ3人のうち1人を射殺、2人が自爆により死亡したが、観客89人が死亡、多数の負傷者が出た。同じ年の11月30日からパリにおいて国連の地球温暖化対策に関する会議COP21が、開かれる。

 そのため会議には日本、アメリカなど各国の首脳が出席する予定であることから治安対策としてフランス政府当局は入国管理を厳重にする方針を明らかにするなど、フランス国内でのテロ活動に対する監視態勢を強化していたという。

 この事件により、フランス政府は全国に非常事態宣言を出し、テロリストの侵入を抑制するために国境封鎖を決めたほか市民に不要不急の外出を控えるように呼びかけた。また、500人以上の兵士を動員し警戒にあたらせた。

 こんな物騒な2015年が終わり2016年を迎えた。2016年は、寒い冬で始まり、暖かくなったら、九州旅行へ行こうと計画して、福岡、太宰府、熊本、鹿児島を巡ることした。

 3月15日、新横浜から新幹線で福岡に入り、中州の屋台でラーメンや酒を飲んで楽しんだ。その晩は、福岡駅近くのホテルに泊まり、翌、3月16日は、海沿いを散策することにし、ホテルを10時過ぎに出た。

 そしてレンタカーを借りて、箱崎ふ頭を北上して福岡アイランドシティから海の中道公園に入り少し散策した。その後、2車線の道だけが海を渡るような感じの道を一路、志賀島に向かった。

 志賀島に入って、海の見える素敵なレストランで昼食をとって、一休みした。その後、志賀島を右側から1周して、福岡市内に戻り、ヤフードーム方面に向かった。そして、福岡タワーで一休みした。

 そのビルの上から福岡市街地や日田九州方面を眺めて多くの写真を撮り休んだ。タワーの係員に近くに面白い施設はないかと聞くと、福岡市博物館が良いと言われ、行って見ると、木造船の大きな模型。博多祇園山笠の山が陳列してあった。

 その他、武士のよろい、かぶと、志賀島で発見された金印。昔の福岡の写真と街並みを再現した所も見学した。その後、櫛田神社に立ち寄って、博多祇園山笠に行き、お参りして、超特大の山笠を写真に収めてきた。

 その後、近くの中州で、夕食をとって、ホテルに帰った。翌、3月17日は、西鉄中州駅から列車で太宰府へ行き、太宰府天満宮へ行き、散策してから、太宰府展示館、太宰府行政府をも散策した。

 特に行政府から、の眺めは、遠くまで見えて、京の都を懐かしんだであろう菅原道真の気持ちがわかるような、不思議な感じがした。その後、遅い昼食をとった。その後、タクシーでJR鹿児島本線の駅に向かい、JRで熊本をめざした。

 夜18時に熊本駅に到着して、駅近くのホテルにチェックインした。そして、翌3月18日は8時過ぎにホテルを出て、レンタカーを借りて、熊本フェリー乗り場へ行き、9時半発のフェリーで島原に到着した。 

 その後、雲仙ロープウェイに乗るために車で移動し10時過ぎに雲仙ロープウェイに乗り場に着いた。山頂駅で島原の山々を眺めて、写真を撮って来た。ここはツツジの頃が最高ですよ案内所の女性に言われた。

 その後、島原城へ向かい、近くで昼食をとってから、散策すると、天草四郎の銅像があり、やはり、紅顔の美少年という感じがした。その他、興味深かったのは、原の城攻防図の模型だった。城、そのものは、意外に小さい城だった。

 その他、個性的な銅像が、いくつもあったのが印象的だった。その後、カトリック島原教会を訪ねた。意外と、こじんまりとしていたが素敵な形の教会だった。協会関係者のお陰で、中に入ることを許された。そして教会内部を拝見すると窓のステンドガラスが素晴らしい。

 キリスト教徒と天草四郎の時代の島民らしき人たちのステンドガラスが数多くあり、印象的だった。教会においてあった本には島原半島殉教者記念聖堂と書いてあった。その後17時過ぎのフェリーに乗って18時に熊本港に帰り、レンタカーを返して、ホテルに帰った。
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