超能力女の人生物語

ハリマオ65

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4話:自分の超能力怖くて占い師へ

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「話を聞き明美が笑いながら、そんな事ある訳ないじゃん」と言った。
「一美は、もし本当なら大変なだわと顔をこわばらせた」。
「徹子は仕事のしすぎで疲れているのよと言う話になり少しして解散して、帰った」。

「同級会から10日後、明美から徹子に電話が入り、西藤茂雄がバイク事故で昨日、亡くなったと連絡が入った」。
「そこで、今週の日曜、いつもの喫茶店で昼に、3人で会うことにした」。
「3人が集まると明美が同窓会の時にバイクに乗ろうと誘われて断った」。

「でも茂雄は同じ運送会社の事務の女の子をバイクの後ろに乗せて三浦海岸から横須賀、葉山、逗子、を抜けて鎌倉、江ノ島へドライブした」。
「葉山の急カーブで曲がりきれず対向車と正面衝突した」。
「後ろ女の子はバイクから放り出されて、幸運にも砂浜にほおり出されて打撲だけで済んだ」。
「しかし、茂雄、首と頭の骨を折り救急病院に担ぎ込まれ夜に亡くなった」と教えてくれた。

「その話を聞いて徹子は泣き崩れた。嫌、もー嫌、私はどうしたら良いの、こんな悲しい事を先に知るなんて耐えられないと号泣した」。

「すると一美が、そんなことないよ、その能力を人のために生かしたら、どうなのよと言った。具体的にはと、徹子が聞くと人生相談、占いなどをしてあげるのよと言った」。
「もし、それで将来の不幸を未然に防げるのだったら、私は、お金払うわよと言った」。

「すると、それ良いね、もし良かったら、父に東京の繁華街のビルの部屋を安く借りてもらっても良いよと言ってくれた」。
「この突然の提案に徹子は、驚き、そうか人のために生かすのかと言い、少し考えて見ると言って、一美と明美に、お礼を言った」。

「ところで明後日が茂雄のお通夜、その翌日、葬式だけれど、どっちか行かないと言われた」。
「すると徹子が、お昼の方が良いから1976年5月10日葬式に出て5月10日、喪服で西藤茂雄の葬式に友人3人で参列し、ご焼香をした」。
「この葬式で徹子は自分の歩むべきを道を探したような気がした」。

「その後、特に変わらず警視庁に出勤して、もくもくとモンタージュ写真や手配写真を見て、犯人検挙を続けていた」。その後、暑くなり、涼しくなり、紅葉を迎えて12月になり、ボーナスが支給されて、1976年12月24日、警視庁の久松賢人部長に一身上の都合で退職させていただきますと言った。

「そして退職願を渡すと、ご苦労さんでしたと握手し、よく頑張ったねと言ってくれ、この言葉が徹子の心に刺さり号泣してしまったが久松部長が、ゆっくりと心の休養を取って、元気で暮らし長生きして下さいねと言った」。

「その顔が、恵比寿様のように神々しく見えた」。そして、実家に帰り退職した理由を話した。結局、警視庁で4年8ヶ月勤務して預金が利子も含めて約300万円となっていた。

 占いの料金は、最初安く、お試し料金、10分・千円にしてなら安くて短時間だから見てもらいたい人が多いはずだと言い、2度目以降20分・3千円と考えた。実は、東京の新宿、渋谷、東京、上野、原宿に父の貸しビルがあると言い、上野駅徒歩5分20畳、10坪、月7万円、東京駅徒歩8分、20畳、10坪、月10万円だと言った。

 どこが良いかなと徹子が明美に聞くと
「中高年狙うなら1番は東京、2番目は上野、若者を狙うなら1番原宿、2番目は新宿、渋谷だろうと明美が言い、長く付き合うなら中高年の方が良いし金離れも良いと考えた」。
 すると家からの近さを考えると上野だと言うと、
「じゃー、そーしたらと良い、礼金、敷金はと聞かれ、1ヶ月、6ケ月が相場だと言った」。

「そして明美が、私、面白そうだから占いの仕事に100万円を投資するよと言っい、儲かったら配当金をもらえればいいやと言った」。
「一美が、私は、出せないと言うと、別に、良いのよと言った」。
「そして、試しに、ここで最初に明美の占いをして、次に一美の占いをして上げると言い、人の少ない奥の席に移動した」。

「そして明美を正面に座らせて、2分じっと見て、左右を手相を1分ずつ、見て、結果を箇条書きのようにして話すようにした」。明美をじっくり観察して5分後、
「まず疲れてますねと言い、風邪や体調不良に気をつける事。お酒の飲み過ぎがあるので控えるようにストレスで夜遅くの食事かアルコールのせいか、ちょっと太り気味」と言った。最後に「一番気をつけることは休養と夜更かしをしない事、ゆっくり食事してストレスをためないようにする事」と告げた。

「最後、もし間違ったらごめんと言い、大きな悩み事があるでしょう、それは自分の将来と家族のことかどっちかですねと言い、その悩みに押しつぶされそうですねと言った」。
「すると、一美が、何で、そんな事までわかるのよと驚いた様に言った」。

「一美が図星です。今、銀行で彼氏が出来、結婚して欲しいと言われている
のだけれど奨学金も、まだ返し終えてないし第一、母と、弟を置いて自分だけ
幸せになるわけにはいかないと悩んでいると率直に言い、真面目に相談に乗って
くれないと言い始めた」。すると、
「徹子が奨学金の返済残高は後いくらと聞くと80万円と言い、いつ頃、返済できるのと聞くと、あと半年で返せそうだと言った」。

次に
「実家の経済状態はと聞くと弟の稼ぎと母の稼ぎで、やっていけると言った」。それなら、
「彼に半年待ってもらうか80万円の残金を立て替えてもらい、近いうちに結婚するか、
どっちかねと言った」。
 大晦日の紅白歌合戦を見て、近くの帝釈天に初詣でに行き、これからの人生がうまくいきますようにとお願いして帰って来た。正月は1977年1月6日まで家でゆっくりした。
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