熱血科学者の子が環境問題に挑戦

ハリマオ65

文字の大きさ
4 / 37

3話:新婚旅行と出産と引っ越し

しおりを挟む
 その後、多くの曲を聞き終えると3ステージを終えると0時を過ぎ、薄井富一と百合さんは、慌てて、タクシーでホテルに帰った。ちなみに2時が公演終了時間だった。これで日頃のストレスが解消された気がした。

 ホテルに戻り冷えたビールを飲むと、すぐ床に入り眠りに落ちた。翌朝9時に起きて、ゆっくり朝食して10時半にホテルからタクシーで首里城へ向かった。酒を抜こうと、お城に通じる道を歩き、多くの城門を抜け階段を上がると汗びっしょり。

 完全に酒が抜け、城壁の高い台に上ると、素晴らしい景色が待っていた。多くの写真を撮って、室内の展示品を観察して、1時間ほどで、首里城を出た。その後、首里城近くの琉球そばの店に入った。

 日本蕎麦とは、全く違う、ダシのきいた、美味しい琉球そばをゆっくり食べた。タクシーで近くの牧志公設市場に入り、豚の頭を見たり、色鮮やかな熱帯魚の大きいような魚を観察。

 しかし、食欲がわかないので、一回りして出た。やっぱり、リウボウの方が良いわと奥さんが言うので、タクシーで、向い、珈琲とケーキセットを食べ、ゆっくり話をした。沖縄は、日本と言う感じがしないねと彼女が言った。

 でも日本もアメリカナイズしてるのであまり違和感わないと笑った。ケントスは、最高だったをと言い、また、ケントスで、今度は、沖縄の若者と一緒に踊りたいものだと、彼女も薄井も思った。

 この日の夜もステーキハウスに入って安くてうまいビーフステーキを食べてビールを飲んで20時過ぎにホテルに帰り明日の用意をした。シャワーを浴び、那覇の最後の夜。夫婦で互いの体を温めあい仲良くしてから眠りに落ちた。

 翌朝、7時に起きて8時にチェックアウト。タクシーで那覇空港へ10時過ぎの飛行機で羽田に13時前に到着。14時に、東京のマンションに帰り、母に、お土産を渡した。

 夕飯の時に、百合さんが、那覇旅行の話をして、ケントスと言うディスコが良かったと語った。すると義理の母が、東京にも、あるわよと教えてくれた。やがて1985年となった。

 結婚後、最初の年、初詣に行き、夫婦円満と健康を祈願してきた。その後、少しずつ、春めいてきた1985年3月20日の朝、出勤しようとした百合さんが気持ちが悪いと言い出した。

 すると、母が、もしや妊娠かもと言い、富一と3人でタクシーで、産婦人科へ行くと妊娠と判明。出産予定日9月27日と告げられた。その日は、休みをとり3人で過ごした。母が、嬉しそうに孫の顔を見れるのねと宙を見た。

 やがて、目に涙を浮かべ、うれしいと、ひとしきり泣くと、百合さんと富一の目にも涙が浮かび、百合さんは、感激のあまり大泣きした。富一は、彼らを見て子供ができるって、すごい事だと実感してきた。

 今まで、自分たち事ばかり考えていたが、家族と言うものを改めて考えると、涙が止まらなかった。きっと自分が。生まれた時も、きっと、両親も、このように、感動したのだろうと思いしらされた。すると女性たちは、気分を切り替え、お茶を入れてきた。

 そして、既に、東京大学に出かけた、父、薄井淳一に電話し、子供ができた事を伝えると、電話口で、大声で、でかした、富一と大声を張り上げた。

 その晩、父は、越乃寒梅の1升瓶を引っ提げて、祝杯をあげようと言い、母と富一と乾杯し、奥さんは、水杯で乾杯した。酒が入り、生まれてくる子供が、男に子なら、賢一と名付けようと語った。もし、女の子なら幸せになって欲しいから幸子なんてどうかなと語った。

 母が、ありきたりな名前ねと、ケチをつけ名前は、子供たちで決めさせましょうと言うと、まーそうだなと言い、笑った。こんな、うれしそうな父の顔を見るのは、滅多にない事だった。子供って、やっぱり、すごいなと、つくづく、感心した。

 すると、百合さんが、産むのは、私で、大変なのよ、だから、大事にしてくださいと告げた。そんな姿を見て、母が、すっかり逞しくなったわねと言った。そして、母は、強しで良いのよと彼女の肩をたたいた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

処理中です...