熱血科学者の子が環境問題に挑戦

ハリマオ65

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 薄井淳一は、1932年生まれ、5歳には新聞を読み、近くでは、神童と言われた。子供時代の成績は抜群、正義感が強く、学校での実験で透明な液体同志を混合すると一瞬にして黄色くなるのに感動した。その後、1944年に東大工学部化学科に合格し、1948年に卒業。大手化学企業に就職後、再び東大に戻り、応用化学専攻博士課程を修了。企業時代、製造過程で使われた水銀の管理の仕事をした。

 1956年の春、原因不明の激しい脳症状を訴える5才の女児が、C社、水俣工場附属病院を受診し同月23日に入院した。当初は原因が分からず「奇病」と呼ばれていた。翌1959年7月22日、熊本大学水俣病研究班は、原因物質は有機水銀だという発表をした。

 実は、1959年7月22日、熊本大学水俣病研究班は、原因物質は有機水銀だという発表を行った。これは、排水口周辺の海底に堆積するヘドロや魚介類から水銀が検出されたことによる。しかし、C社では、それを認めなかった。

 そんな時、この問題が気になり大学の後輩が、1962年夏休みの時、調べてきますと言い気になったのでC附属病院を訪問時、猫の実験に関するノートを発見し内容を写真に撮ってきた。その資料を薄井淳一と共に再調査してみるとメチル水銀化合物と判明した。

 しかし東大の学生の話を鵜吞みにする学者は、いない。それどころか、万が一、間違っていたら、その学生の将来が、なくなる、ご時世だった。これを見て、納得いかなかった薄井淳一は、自分の身分、氏名を隠したまま、化学の専門雑誌、新聞に簡便竹刀「かんべんしない」のペンネームで連載した記事で、メチル水銀による水銀中毒であると書いた。

 氏名不詳の匿名記事に目を止めることはなかった。その後、公式見解としてメチル水銀化合物 と断定されたのは、事件発生後12年たった1968年9月26日であった。しかし、この正義感の強い性格が災いして、薄井淳一は、東大では、変人扱いされ、東大での出世の道は、たたれた。
 
 それどころか、東大で、厄介者扱いされるようになった。それを見ていた東大出身で、当時、沖縄K大学教授、玉井敏夫さんから、自宅に電話が入り、こっちに来て、自由に研究をしないかと言われた。1986年4月、沖縄大学法経学部教授に就任し化学を学生に教えることになった。それから自由に研究をしてCOP3を始め地球環境問題やと太陽光発電などに、かかわって充実した科学者としての人生を歩んでいく物語。
「人間、長いものに巻かれる人生よりも自分に信じる道を行くべきだという事は、実に大切」まさに、同感!!!
 
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