都会から自然の懐へ

ハリマオ65

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7話:埴輪が、富子さんに説教

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 カレーとスパゲッティを注文し食べて13時に店を出て15時前に上野駅について、お世話になりましたと八女春子さんが、言うと何かあったら電話してと埴輪が言い別れた。その後、10月23日17時56分頃、新潟県中越地方を中心に最大震度7を記録する強い地震があった。

 被害は大きく、死者40人、重軽傷者2850人余りを出す惨事となった。この地震によって1964年の東海道新幹線の開業以来初めて、新幹線「上越新幹線」が、脱線した。2004年12月20日に久しぶりに一色富子さんから電話が入った。

 12月25日、空いてるかと聞かれ予定はないと答えると東京駅「銀の鈴広場」で11時に待ち合わせましょうと言われ了解した。11時に行くと手を振っている姿が見え久しぶりと挨拶した。そうねと、懐かしそうに彼女が、埴輪の顔をまじまじの眺めた。

 その後、東京ステーションホテルのレストランに入り席に着いた。
「埴輪が、彼女に何かあったのと聞くと、今度、私、アメリカに行くつもりと言った」。
「えーと聞くと男性2人と女性3人の計5人でシアトルへ留学と仕事探しに行くのと語った」

「埴輪が、まじかよと、思わず叫んだ」
「だって、君、もう26歳でしょと言うと、だから何なの年なんか関係ないわ」
「人生、やはり挑戦すべきよと、きっぱりと言い切った」
「何をするつもりなのと聞くと現地の観光案内でもクルーズ船に乗る日本人の案内でも構わないと語った」

 とにかくアメリカを肌で、感じたいのと語った。他の人はと聞くとマイクロソフトで働きたいと言う者やボーリング場で働きたいという者、スキー場で仕事をしたい者もいるわよと教えてくれた。みんな裕福な連中だろうと聞くと、まーそうねと答えた。

「そんな悠長なことを言っていられるというのは、親の金があるからだよ」
「金がない若者が、そんな挑戦なんてできないし第一無謀すぎると言った」
「あなた数年合わない間に随分ふけた事を言う様になったねと告げた」
「いや、大人になったと言って欲しいねと言い返した」

「いつまでアメリカにいるつもりなのかと聞くと金が、続く限りと言った」
「そこで、いくら持ってると聞くと2万ドルと答えた」
「アメリカは、銃を持ってる奴ばかりで強姦されたり強盗事件が多い」
「銃で、撃ち殺される可能性だってあるんだよと強く言った」

「私は、そんなに臆病じゃないものと反論した」
「それは、経験した事がないからだよと笑いながら告げた」
「あなた、私を馬鹿にしてるのと怒ったので心配しているんだよと言い返した」
「大丈夫、大きなお世話だわと全く意に介してくれない」

「被害を受けてからでは取り返しがつかない」
「悪いことは、言わない。安全な日本で生活で、すべきだと忠告した」
「ご両親は、何て言ってるのと聞くと、駄目だとの一点張りで、話にならないと話した」
「親に縛られての人生なんて、まっぴらごめんと言い切った」
「埴輪が、いつになく強い口調で、甘ったれてるんじゃねえよ、お嬢さんと語気を荒げた」

「もし、俺の娘が、そんなこと言ったら、君のお父さんと全く同じ事を言うと思うよ」
「アメリカでは、悪人でも強盗、犯罪者、ペテン師も流ちょうな英語を使う」
「君の英語は、向こうの中学生程度で、あまり役にも立たたない」
「それ英語以外に稼ぐ能力が、他にあるのかと、ただした」

「すると、他には、何もないと答えた」
「それなら、アメリカ行っても食っていけないのは、目に見えてるじゃないか」
「上智大学英文科を出た、お嬢様に、そんな簡単な事が、わかんないのかなー」
「あんたは、お父さんお金で、ガラスの靴を履かせてもらったシンデレラさ」

「見てくれだけで、中身は、何もないのさ」
「しっかり自分の能力を冷静に考え見ろ!」
「甘ったれのお嬢さんと言うと一色富子さんの目を見て言うと目が潤んだ」
「そう思うと涙が流れ始め、大粒の涙として流れ落ちた」
「まるで、埴輪が、彼女をいじめているように見えるのか通り過ぎる人たちが、2人を見た」

「さらに続けて、君は、日本で、誰も自分の方を向いてくれない」
「だから、嫌気がさしてアメリカと言う自分を知っている人がいない場所に逃げ込みたいだけさ」
「単なる臆病者じゃないか」
「日本の中でも、もっと自分の能力に磨きをかけろ」
「それから、多くの事に挑戦して勝ってから次のステップを踏めと厳しく言った」
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