瀬戸内の勝負師

ハリマオ65

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62話:青の洞窟探検後、ミラノへ

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 木の葉のように揺れる手漕ぎボートで、青の洞窟入り口へ近づいたら、船頭の合図と共に頭を下げて!、波が高めのときは、ボートの上で仰向けになりますよ!と言われた。青の洞窟の入り口は、幅、約2メートル、高さは、なんと1メートルしかない。「波が高かったら入れないよな~」としみじみ納得する狭さ。それにしても、よくまあこんな所に、美しい洞窟を見つけたものだと小山田夫妻は愕いた。狭い洞窟の入り口にかかる鎖を船頭が引っ張り、「そーれ!」とひと息にボートは洞窟の中へ!

 奥行き約60メートルもある深い洞窟は真っ暗ですが、さあ、入り口方向を振り返りましょう。そこには、差し込む光を反射してマリンブルーに輝やく海。思った以上に手こぎボートでの時間が長いので、感動もひとしお。自然が、創り出す美しいブルーに感動。注意しながらカメラで写真を撮りまくった。見学時間は、洞窟内をボートがぐるりと一周する間と時間は短く、シャッターチャンスは、さほど多くない。

 一番奥に到着したタイミングで、洞窟の入り口に向けて撮影するのがベストショットを撮影するコツとインターネットに書いてあったので、その指示に従って、良い写真が、数多く撮れた。これには、小山田夫妻も、満足できた。そこで、手こぎ舟を降りる時に、サンキューというと、船頭さんが笑った。その後、11時過ぎ、美味しいレストランはと、青の洞窟と同じアナカプリ地区で観光業者に聞くと、「リストランテ ジョルジョ・アル・クッチョロ」と教えられた。

 そこで電話番号も聞いて電話すると迎えに行くと言われ、真っ赤なワゴン車が10分程で到着しレストランへ向かった。まだ、混んでいなくて海が一望できるテラス席に案内してくれた。おすすめ料理を聞くとカンパニア州のモッツァレラチーズや魚介を使った郷土料理の写真入りのメニューで、これと指さすので2人前、注文、ワインはと聞くので船酔いが怖いから、やめておくと言うと、笑いながOKと言い、食後にデザートと珈琲がつくと教えてくれた。

 食事終わる頃になると、夕日で海が赤くなり、その光景をゆっくりと見ているとなんとも言えない感傷的な気持ちになった。日が落ちるので港まで送ってもらい、高速船で夕闇の海を飛ばしてると、何か、暗黒の宇宙とロケットで飛んでるような、不思議な感じと、心地よい振動で夢の中へ落ちた。ナポリ港に到着し、周りがざわつき、下船し始めると、目が覚めた。忘れ物のないように荷物を確認して、奥さんと、高速船から下りて、港で待っているタクシーに乗り込んで、ホテルへ帰った。シャワーを浴びて、今日の旅の話をして床についた。

 翌、5月17日、朝6時にホテルをチェックアウトしてナポリ空港へ行き、ミラノ行きのLCCの飛行機の登場手続きを取り乗り込み、9時前にと飛び立ち10時過ぎにミラノから少し離れたベルガモのオーリオ・アル・セーリオ空港に到着。オーリオ・シャトルと言う電車で70分でミラノ中央駅に到着。タクシーでホテルに入り、荷物を置いて、ミラノ観光に出かけた。最初、メトロに乗って、ミラノ大聖堂「ドゥオモ」へ向かった。

 ミラノ大聖堂「ドゥオモ」は高さが100メートル以上・奥行150メートルメートル以上・幅は100メートル弱あり、大きさや広さでは世界で2番目。1300年代から着工がはじまり、完成まで約500年の傑作。世界最大級のゴシック建築、135本ある尖塔は圧巻。ファサード「正面入り口」、多数の彫刻、屋上からの眺め、ステンドグラスも最高。聖堂に使われている石柱や天井の高さなども驚嘆。

 青銅でできている入り口の5つの各扉には、細かな彫刻があり重厚。有名な中央の最大の扉は、キリストと聖母マリアのストーリーが描かれてる。中央扉の右側は、生まれたばかりのキリストを抱く聖母マリアの姿。中央扉の左側はキリストが処刑された時の聖母マリアの悲しむ姿。キリスト教徒でなくても感動させられることは、間違いない。次に内部に入ると、何十枚ものステンドグラスで飾られる。

 ステンドグラスのほとんどが14から15世紀につくられたものが多い様だ。また、ここには、多くの彫刻があった。中でも有名なのは、聖バルトロメオの彫刻。聖バルトロメオは、聖書にも登場する人物でキリストの十二使徒の1人と伝えられています。逮捕され、生きたまま生皮をはがされて亡くなったようです。その姿が彫刻にも表現されており、彼の肩には自分の生皮をかけているとされている。
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