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8話:吉村の人生指南と恵まれない親子1
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その後、佐野君に一緒について来いと言い車に乗せて20分で津久井日赤病院へ到着した。吉村君に胃の具合が悪くなった男子塾生につきそってくれと指示した。数分後、若い先生が、来て、塾生をストレッチャーに乗せて救急外来へ入った。15分後、その先生が、出て来て、佐野と吉村に彼は、何か食べ物にあたった食中毒だろうと告げた。そして点滴して解毒剤を注射しておいたので1日、2日入院し回復したら退院できると言った。
そして彼の住所と電話番号を聞いていたので電話すると家は留守の様で誰も電話に出ない。その後、1時間程で塾に戻り夜17時に塾の講義は修了し解散した。佐野は、奥さんが、2人目の子を宿したと聞き、塾から20分の奥さんの実家へ行った。そして夕食を食べて風呂に入り、彼女の横に寝て付き添った。予定日は、1985年10月14日と言われたと、打ち明けた。出産が終わったら佐野の実家の離れに住もうと考え、実の両親に了解をもらった。
21時になったので、今日入院した塾生の実家に電話をかけると女性が、電話に出て、今日の出来事を話すと申し訳ありませんでしたと言った。そして彼女が、自分の身の上話をはじめ、実は、数年前に旦那さんを不慮の事故で亡くし、今、母と子供の2人暮らし。私が、20時まで働いて、何とか食べていますと言った。そして息子は、身体が弱く、特に胃と腸が弱い。そして、辛い事や悩みがあると、すぐ腹をこわすと言った。
その話を聞いて、佐野が退院したら、どうしましょうかと聞くと、うちへ運んでもらえませんかと言った。それで大丈夫ですかと聞くと、それしかありませんからと言った。それを聞いて了解しましたと言い、電話を切った。やがて2日目に津久井日赤病院から電話が入り、退院できますと連絡が入った。そこで、佐野が吉村を連れて、車で病院へ行き、その塾生を実家におくる途中、彼に個人的なことを聞いて良いかと聞くと、えー、と言った。
まず、なんで胃腸が、弱くなったと聞くと、いろんな事で悩んで、イライラすると決まって下痢したり腹痛で苦しくなると言った。差し支えなければ、その悩みを教えてくれないかと聞くと、自分が、母だけを働かせ、申し訳ない気持ちがあると言った。母が、自分を立派で賢い人間になり良い大学、会社に入って欲しいという願望との間で、こんな事していて良いのか、思い悩むとイライラすると言った。そこで、君は、どうしたいのか聞いた。
僕は、そんなに賢くないし体力もない、だけど、働いて母に恩返ししたい。でも母の期待にも答えなければならないと悩んでると言った。それで、君は具体的にどうしたいと聞くと高校出たら直ぐ働いて、もう少し楽な生活と母に家にいてもらいたいと言った。それを聞いていた、吉村が涙を流した。そして君の気持ち分かるよと言い、自分の思う様にしたら良いと告げた。そして、お母さんには、自分の気持ちを率直に話すべきだと言った。
そして職がなければ、佐野先生の下で働いたら良いと言った。それを聞いて2人も雇うのは難しいと言うと、吉村が自分の考えが甘かった事が良くわかったので、もう一度、就職して頑張ってみますと語った。そうか、そう言う気になったかと、佐野が言うと、それだけでも大きな収穫があったと思うと、佐野が、うれしそうに言った。そして、その塾生の家に行くと、山の崖の近くで、炭たき小屋の様なトタン屋根の粗末な建物だった。
その他、トタンに穴が、開いて、穴をパテでふさいだ掘っ立て小屋であった。中に入ると、便所の臭いが、きつく、誰かが、床の土をならして、その植えにブロックを置いて板をのせただけで歩くと音がする程だ。プロパンと直結したコンロが、1つとヤカン、お釜、鍋2つが、見えた。プラスチックの食器入れに、お茶碗と箸。数年前まで相模湖町の亡くなった父の農家に住んでいたが、家族が多く、だんだん、その家に、居づらくなり出たと言う。
この近くの農家の人が、無料で、ここ使って良いと言われ、たまに野菜、お米をもらって、生活してると行った。これを見ていた吉村が信じられないと言い、呆然と立ち尽くした。そして、吉村が、彼に向かって。お前も男だろ何とかしてやれよときつく言った。すると、その塾生もハイと答え、まず、ここを出て、まともな所に引っ越しますと言った。そして佐野が、思わず、うちの塾に住むかと言ってしまった。
そして彼の住所と電話番号を聞いていたので電話すると家は留守の様で誰も電話に出ない。その後、1時間程で塾に戻り夜17時に塾の講義は修了し解散した。佐野は、奥さんが、2人目の子を宿したと聞き、塾から20分の奥さんの実家へ行った。そして夕食を食べて風呂に入り、彼女の横に寝て付き添った。予定日は、1985年10月14日と言われたと、打ち明けた。出産が終わったら佐野の実家の離れに住もうと考え、実の両親に了解をもらった。
21時になったので、今日入院した塾生の実家に電話をかけると女性が、電話に出て、今日の出来事を話すと申し訳ありませんでしたと言った。そして彼女が、自分の身の上話をはじめ、実は、数年前に旦那さんを不慮の事故で亡くし、今、母と子供の2人暮らし。私が、20時まで働いて、何とか食べていますと言った。そして息子は、身体が弱く、特に胃と腸が弱い。そして、辛い事や悩みがあると、すぐ腹をこわすと言った。
その話を聞いて、佐野が退院したら、どうしましょうかと聞くと、うちへ運んでもらえませんかと言った。それで大丈夫ですかと聞くと、それしかありませんからと言った。それを聞いて了解しましたと言い、電話を切った。やがて2日目に津久井日赤病院から電話が入り、退院できますと連絡が入った。そこで、佐野が吉村を連れて、車で病院へ行き、その塾生を実家におくる途中、彼に個人的なことを聞いて良いかと聞くと、えー、と言った。
まず、なんで胃腸が、弱くなったと聞くと、いろんな事で悩んで、イライラすると決まって下痢したり腹痛で苦しくなると言った。差し支えなければ、その悩みを教えてくれないかと聞くと、自分が、母だけを働かせ、申し訳ない気持ちがあると言った。母が、自分を立派で賢い人間になり良い大学、会社に入って欲しいという願望との間で、こんな事していて良いのか、思い悩むとイライラすると言った。そこで、君は、どうしたいのか聞いた。
僕は、そんなに賢くないし体力もない、だけど、働いて母に恩返ししたい。でも母の期待にも答えなければならないと悩んでると言った。それで、君は具体的にどうしたいと聞くと高校出たら直ぐ働いて、もう少し楽な生活と母に家にいてもらいたいと言った。それを聞いていた、吉村が涙を流した。そして君の気持ち分かるよと言い、自分の思う様にしたら良いと告げた。そして、お母さんには、自分の気持ちを率直に話すべきだと言った。
そして職がなければ、佐野先生の下で働いたら良いと言った。それを聞いて2人も雇うのは難しいと言うと、吉村が自分の考えが甘かった事が良くわかったので、もう一度、就職して頑張ってみますと語った。そうか、そう言う気になったかと、佐野が言うと、それだけでも大きな収穫があったと思うと、佐野が、うれしそうに言った。そして、その塾生の家に行くと、山の崖の近くで、炭たき小屋の様なトタン屋根の粗末な建物だった。
その他、トタンに穴が、開いて、穴をパテでふさいだ掘っ立て小屋であった。中に入ると、便所の臭いが、きつく、誰かが、床の土をならして、その植えにブロックを置いて板をのせただけで歩くと音がする程だ。プロパンと直結したコンロが、1つとヤカン、お釜、鍋2つが、見えた。プラスチックの食器入れに、お茶碗と箸。数年前まで相模湖町の亡くなった父の農家に住んでいたが、家族が多く、だんだん、その家に、居づらくなり出たと言う。
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