集団就職の星

ハリマオ65

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30話:信州旅行後、仲間で欧州旅行を計画

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 もちろん、昼食は、信州そばの旨いところを考えてると言った。その後、ホテルに戻って、風呂に入り直す人、おしゃべりをする人、早めに寝る人に別れて、夜が更け、次の朝を迎えた。朝8時に起きて、朝食をとって、9時頃から、お土産を買い、10時に、宿を出発して、諏訪大社前宮をお参りした。

 最初に、上社前宮の一の鳥居で一礼をした。前宮の本殿は、諏訪大明神が最初に居を構えた地であり、「諏訪信仰発祥の地」ともいわれている。その後、諏訪大社に到着すると、門前の多くの店があり、多くの参拝客用の、お土産を売っていた。諏訪大社本宮を鳥居をくぐり、見て回り、大きな御柱をみて、写真を撮った。裏の山がご神体と聞いて驚いた。その他、大きな相撲の土俵や境内を散策した。

 神社のの人に宝物殿も近くにあるから、見学されたら良いと教えられ、入場料を払って入館した。広さは20畳程度の狭い展示スペースだが,武田信玄奉納の日本刀や山本五十六や東郷平八郎が奉納した直筆の巻物などが展示されていた。その後、駐車場の車に戻り、今度は、諏訪湖の向かいの諏訪大社下社、春宮、秋宮へ向かった。

 その時に、智惠さんが昔話をした。伝説では諏訪の上社の男神・建御名方神:タケミナカタノカミが湖の対岸の下社にいる女神・八坂刀売神:ヤサカトメノカミに「夜な夜な会いに行く時に凍った諏訪湖を歩いた」とか、「夜明け前に帰る時に急いで氷上を走ったため轟音とともに亀裂が出来た」などと言われていると話した。女性達が、随分ロマンチックねと笑った。

 その後、春宮を見学して、まず太い注連縄「しめなわ」に驚かされた。そして社「やしろ」があり、ぐるっと回ってきた。その次に下社の秋宮に向かった。駐車場から境内に入る時に階段とスロープがあり上がると、ここにも太い注連縄「しめなわ」が、あり、奥の方に社「やしろ」があった。そしてちょうど、昼近くなったので、門前の蔵作の山猫亭という蕎麦屋に入り、そばを注文し、食べた。

 やはり、そばの香り、歯ごたえ、つゆの味、旨いものである。そば茶も、いただき満足した。その後、国道20号線を塩尻方面に走り、やまびこ公園入り口を左折して、やまびこ公園に入った。駐車場から、階段を昇り、広大な諏訪湖と、左前方には八ヶ岳の景色が素晴らしく、何枚もの写真を撮りまくった。

 20分ほど散策して、車に戻り、岡谷インターから中央高速の上り線に入り、諏訪湖インターチェンジで休憩し、インターチェンジのお風呂からの景色を眺めて、ゆっくりして、30分後の出て来て、お茶して、午後2時に出発して午後4時に西国分寺駅で、内藤夫妻を下ろして、お別れをして、多摩センター経由で長津田駅で海藤夫妻を降ろして、今回の旅行の運転した斎藤渉に、お礼を言って、別れた。

 2009年には、集団就職の仲間が全員、60歳の定年を迎えたので、2009年10月に、横浜中華街で、食事会を開いて、海外旅行に行かないか、と言う話が持ち上がり、智惠さんが、私、ヨーロッパのポルトガルに生きたいと思っていたので、行きませんかと聞くと、スペインも一緒に周遊したいという意見が多く3家族6人一緒の旅行が決まった。

 すると、冬にドバイ経由でエミレーツで行くのが良いと思うという話が出た。リスボンの春のは25度で沖縄と同じ感じだと言った。そして旅行の計画は、智惠さんに任せると言うことになった。すると2010年4月25日の出発を予定して期間は2週間で費用は1人30万円と話が決まった。そして、2009年12月7日に、海藤、内藤、斎藤夫妻6人で横浜中華街で忘年会を企画した。
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