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季節話
龍神様と手袋
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冬の寒さも厳しくなった頃、いつものように外で畑を耕していた龍平です。
「よいしょー、いやー冬は畑仕事に限るな。体が暖まる。」
「龍平よ、精が出るなぁ。」
「ええまあ、元々体仕事好きですしね。」
「そうかぁ。そんな龍平に贈り物だ。」
「なんですか?」
龍神様はそう言うと、龍平に手袋を渡しました。暖かい上質な糸で手編みしたものです。
「これは…手袋?なんかすごい暖かいですね。」
「そうだろう!私が龍平を思って編んだものだぁ。」
「へぇ、手作り。すごいですね。」
「そうだろう、上質な糸を作るところから始めたのだぞぉ。」
「あぁ、なんかすごい触ったこともないような品質の温かさだなと思ったら意図を作るところから…すごいですね。」
「そうだろう、もっと褒めても構わんぞ!」
「すごいですねー。ありがとうございます。」
褒めの要求に少しだけ辟易としながら淡々とお礼を言う龍平です。もらった手袋を汚れないよう石の上に置いてまた畑仕事を再開しました。
「…龍平。」
「なんですか?」
「なぜ石の上に置く。」
「なんでって…土の上に置いたら汚れるでしょう。」
「言い方を変えよう。なぜ置く?」
「なぜ置くって…今は畑仕事してますんで…。」
「付けてすれば良かろう!!!」
「うわ、びっくりした。」
龍神様と急な大声に吃驚する龍平です。龍神様はこれでも神なので、大声にはそれなりの神力が宿ります。多少の衝撃波は浴びましたがそこは持ち前の体幹でいなす龍平でした。
「私が作った暖かい防寒具だぁ、外での作業をしているのだから今つければ良かろう。」
「いや、今は暖かいんで大丈夫です。」
「冬だぞ!?そしてお主半袖ではないか!」
龍平は畑仕事で体を動かした結果温まり、上着を脱いで作業をしていました。それでも鍛え抜かれた筋肉で寒くは無いのです。
「いやだって寒くないですもん…。今手袋なんかしたら汗でべしゃべしゃですよ。」
「構わんんんん。」
「うわ、子どもみたいに駄々こねないでくださいよ。…それに、土いじってるんですから汚れちゃいますよ。」
「…構わん。」
「声ちっさ。はいはい、分かりましたよ付けます。汚れても知りませんからね。」
「汚れたら神の力を使って綺麗にする。」
「こんな所で神聖な力使わんといてください。」
結果この後龍平の言った通り土で汚れてしまった手袋ですが、龍神様の言った通り神力で元通りになりました。それでも自分の作ったものを身につけてくれることが嬉しい龍神様、徐々に龍平の汚れを自分が落としていくことに快感を覚えるようになるのですが龍平はそれを知る由もなくただ温かさの恩恵を受け続けるのでした。
「よいしょー、いやー冬は畑仕事に限るな。体が暖まる。」
「龍平よ、精が出るなぁ。」
「ええまあ、元々体仕事好きですしね。」
「そうかぁ。そんな龍平に贈り物だ。」
「なんですか?」
龍神様はそう言うと、龍平に手袋を渡しました。暖かい上質な糸で手編みしたものです。
「これは…手袋?なんかすごい暖かいですね。」
「そうだろう!私が龍平を思って編んだものだぁ。」
「へぇ、手作り。すごいですね。」
「そうだろう、上質な糸を作るところから始めたのだぞぉ。」
「あぁ、なんかすごい触ったこともないような品質の温かさだなと思ったら意図を作るところから…すごいですね。」
「そうだろう、もっと褒めても構わんぞ!」
「すごいですねー。ありがとうございます。」
褒めの要求に少しだけ辟易としながら淡々とお礼を言う龍平です。もらった手袋を汚れないよう石の上に置いてまた畑仕事を再開しました。
「…龍平。」
「なんですか?」
「なぜ石の上に置く。」
「なんでって…土の上に置いたら汚れるでしょう。」
「言い方を変えよう。なぜ置く?」
「なぜ置くって…今は畑仕事してますんで…。」
「付けてすれば良かろう!!!」
「うわ、びっくりした。」
龍神様と急な大声に吃驚する龍平です。龍神様はこれでも神なので、大声にはそれなりの神力が宿ります。多少の衝撃波は浴びましたがそこは持ち前の体幹でいなす龍平でした。
「私が作った暖かい防寒具だぁ、外での作業をしているのだから今つければ良かろう。」
「いや、今は暖かいんで大丈夫です。」
「冬だぞ!?そしてお主半袖ではないか!」
龍平は畑仕事で体を動かした結果温まり、上着を脱いで作業をしていました。それでも鍛え抜かれた筋肉で寒くは無いのです。
「いやだって寒くないですもん…。今手袋なんかしたら汗でべしゃべしゃですよ。」
「構わんんんん。」
「うわ、子どもみたいに駄々こねないでくださいよ。…それに、土いじってるんですから汚れちゃいますよ。」
「…構わん。」
「声ちっさ。はいはい、分かりましたよ付けます。汚れても知りませんからね。」
「汚れたら神の力を使って綺麗にする。」
「こんな所で神聖な力使わんといてください。」
結果この後龍平の言った通り土で汚れてしまった手袋ですが、龍神様の言った通り神力で元通りになりました。それでも自分の作ったものを身につけてくれることが嬉しい龍神様、徐々に龍平の汚れを自分が落としていくことに快感を覚えるようになるのですが龍平はそれを知る由もなくただ温かさの恩恵を受け続けるのでした。
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