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1月12日
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この日はいつものようによる9時頃、母と一緒にテレビを見ていました。あーだこーだと言いながらのんびりテレビを見る時間は私は結構好きです。ですが、この日は間が悪かったです。
「ウェッホン!ゲホォ!!」
この日、例の感染症の後遺症がまだ治らない母はいつもより酷く咳をしていました。しかもただコンコンッという可愛らしいものではなく、吐くんじゃないかと思うくらい嘔吐くような咳でした。母が可哀想だと、辛そうだと、まあ思うのが普通でしょうね。ですが私にはそんなこと考える余裕がありません。ただひたすらに耐えていました。自分の部屋に行っていれば良かったのでしょうか。でも私はゆっくり母とテレビを見る時間が好きなんです。我慢さえすれば、特に問題は無いと思っていました。でも、耐えられませんでした。
「うるさーい、お茶飲んで。」
これくらいならいいでしょう。咳をしているのだからお茶を促すのは間違っていないはずです。母もソファから立ち上がって机に向かおうとします。しかし、動作が遅い。ノソォッと立ち上がっては咳をして、動こうとしては咳をして、止まりません。治りません。その時無性に怒りが湧きました。
私はずっと我慢している。それこそ後遺症が出始めてからずっと我慢している。うるさいと口に出してはいるけどやめろとは言っていないし、もちろん手を挙げたりなんてしていない。ずっと一人誰にも理解されない苦しみに耐えている。それなのにこの人は、私が辛い思いをしているから何とかしなきゃという思いもなく、ただお茶を飲むという行為をこんなにもチンタラとするのか。というか咳が出るなら身近に飲み物を置いておけないのか。何も食べていないのだからのど飴とか舐められるだろう。グルグルと頭をネガティヴな思いが回りました。でもちゃんと分かっています。それを母に押し付けるのは違うと。声に出して文句を言うのは違うと。だから私はその場を逃げ出しました。「もおぉおお!」という声は出ましたが、文句を言わずただ立ち去るということが出来ました。
私にとっては本当に頑張った結果でも、理解してもらうことなんて出来ない。もう理解とか要らないので、私の逃げることが出来たという結果によく頑張ったねって誰か、言ってください。
「ウェッホン!ゲホォ!!」
この日、例の感染症の後遺症がまだ治らない母はいつもより酷く咳をしていました。しかもただコンコンッという可愛らしいものではなく、吐くんじゃないかと思うくらい嘔吐くような咳でした。母が可哀想だと、辛そうだと、まあ思うのが普通でしょうね。ですが私にはそんなこと考える余裕がありません。ただひたすらに耐えていました。自分の部屋に行っていれば良かったのでしょうか。でも私はゆっくり母とテレビを見る時間が好きなんです。我慢さえすれば、特に問題は無いと思っていました。でも、耐えられませんでした。
「うるさーい、お茶飲んで。」
これくらいならいいでしょう。咳をしているのだからお茶を促すのは間違っていないはずです。母もソファから立ち上がって机に向かおうとします。しかし、動作が遅い。ノソォッと立ち上がっては咳をして、動こうとしては咳をして、止まりません。治りません。その時無性に怒りが湧きました。
私はずっと我慢している。それこそ後遺症が出始めてからずっと我慢している。うるさいと口に出してはいるけどやめろとは言っていないし、もちろん手を挙げたりなんてしていない。ずっと一人誰にも理解されない苦しみに耐えている。それなのにこの人は、私が辛い思いをしているから何とかしなきゃという思いもなく、ただお茶を飲むという行為をこんなにもチンタラとするのか。というか咳が出るなら身近に飲み物を置いておけないのか。何も食べていないのだからのど飴とか舐められるだろう。グルグルと頭をネガティヴな思いが回りました。でもちゃんと分かっています。それを母に押し付けるのは違うと。声に出して文句を言うのは違うと。だから私はその場を逃げ出しました。「もおぉおお!」という声は出ましたが、文句を言わずただ立ち去るということが出来ました。
私にとっては本当に頑張った結果でも、理解してもらうことなんて出来ない。もう理解とか要らないので、私の逃げることが出来たという結果によく頑張ったねって誰か、言ってください。
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