またですか

めい

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第二章 リリアーヌ

こじんじょうほう

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魔道具上級に使われている部屋は魔法科3年1組だった

部屋のドアは開いた状態だったので

「失礼致します」

と、礼をして入る。
中には先生一人だった。

「おー、リリアーヌか?
ちょっと待っててくれ」

何ですか?その返事おかしく、ありませんか?

「ねぇ、リリアーヌさん。
あなた、個人的にマーベル先生とお知り合い??」

クロエに聞かれた

「いいえ。私も昨日、初めてお会いしたはずなのですがね」

そうよね?おかしいですよね?

「うわっ!、ビックリした。
お前たち魔道具を取ってたか??」

クロエさんの声で顔をあげた先生が慌てる。

「いや、わ・悪い。
リリアーヌの婚約者が俺の甥でな。
ついつい気が安くなっちっまうんだ」

だから、先生!!
私の個人情報流すのやめてください。

「えっ!!リリアーヌさん、婚約者いるんだ」

後ろの男子までザヤザワしている。

「ええ。いますけど……そんな事より補習のお話では、ないのですか?」

クロエさんに向かって言うと。

「そうですわね。婚約者さんの話しは、これからゆっくりお話すれば良いですものね」

それ、絶対嫌です。

「先生………僕たち、夜会の補習を受けたいのですが、今から可能でしょうか?
昨日は、恥ずかしくて言い出せなかったんすけど。
お願いします」

みんなで頭を下げる。

「あー、いいぞ。
今日の昼食の時間に食堂へ来い。
ハンスと一緒に服を選べば良い。
クロエ嬢にも案内の女子を呼んどいてやるよ。
たぶん他のクラスにも、お前たちと同じように今日から参加するヤツが出るから、そいつらと一緒な。
ダンスの授業やパートナーの斡旋なんかは、
先に参加の者から優先するぞ。
詳しいことは昼食の時に話してやるから、自分の見学に行きなさい。時間が勿体ない。」

先生、軽くないですか??

「あ、ありがとうございます。」

みな、お礼を言って部屋を出ていく。

残ったのは、私一人。

「先生、私の個人情報を垂れ流すのは止めてください!!」

はっきり、言わないとダメだ。この人。

「いや、言っといた方が良いぞ。
お前さん、朝もディカリオから言い寄られたじゃないか」

朝?あれは、黒魔法に言い寄ってただけで、私にじゃない。

「あれは、黒魔法への憧れですよ?
私にでは、ありません。
それにしても、このクラス見学者がいないんですか?
先生………人気ないんじゃ」

「うん?違うぞ。基本、上級は3年生向けだ。リリアーヌなら、上級でもつまらないかもしれんが、
学院に入る前の子供は、魔道具を作るより、魔力を上げる方が先だから、1年生は初級か中級を取るのが精一杯だ。
だが、今年は収納袋のおかげで在校生からも希望が殺到して、講座数を増やしたほどだぞ。」

へー!!お父様スゴいな
私とシーちゃんは、作ることだけで満足してたもんな。

「そこで確認なんだが、リリアーヌお前さん、収納袋の製作は、どの程度関わってる?他にも何かあるか?
侯爵家の利益を奪いたい訳ではない。
収納袋だけでも利権が大きすぎる。
それ以上発表するのは危険だぞ」

そこは、父様も心配してたんですよね。
辺境伯や教会を巻き込んでも、そろそろ危険だ。っておっしゃられてた。

「どこまで?と言われても困ります。
考案から試作までかしら?
あとは、お父様が手配してくれました。
他には、
白龍の加護のおかげで発明王の魔道具の再製は、出来ますわよ
でも、作成は手伝いません。
発明王が設計図を残さなかったのと同じ理由です」

発明王。過去の愛し子の一人。
伝えられている技術もあるが、
失われた物も多く、彼が作ったものを今でも大事に使っていたりする。
設計図や魔方陣の写しを残していなかったから新しく作り出せないでいた。
後世に軍事利用などをさせないため。
私たちが作った収納袋にも武器や生き物を入れる事は出来ないように制限をいくつか付けている。

「わかった。俺が悪かった。
リリアーヌ、お前さんに教えることは、ない。
もし良かったら上級で、他の者の研究を手伝ってくれ。魔方陣も黒魔法も同じだな。
全て上級、応用を選んでくれ」

あら?私もまだまだ勉強中なのですが。
まぁ、先生もそう言われるのであれば……

「じゃ、後の3日間は淑女科目を回りますわ」

「あー、そうしてくれ。
淑女科なら大丈夫だと思うが、問題は起こさないてれよ」

「はい。問題など起こす気もないですよ。」

「そういえば先生
なぜハンス様やクロエ様はドレスの事や補習の事を知らなかったのかしら??
みなさん、塾などで学院の事について詳しいみたいだったのですが……」 

そうそう不思議に思ったのですよね。

「そりゃ、去年からだからだよ。
元々ドレスや礼服の貸し出しはやってたんだけど、同じデザインのサイズ違いがあるだけで、古いデザインで嫌がられていたんだ………
それをお前さんの婚約者と王太子とこの王子が、家で眠っているデヴュタントのドレスを寄付するように呼び掛けて集めたんだよ」

デヴュタントのドレスや礼服は特別で他に着てくことがタブー視されていた。
なので、使い道のないドレス、靴などが生徒の物だけでなく、母親や祖母のものまで寄付で集まったのだと。
王子に恩を売る機会だと、喜んで寄付してくれたらしい。
それを都のお針子の養成所に声を掛けてサイズ直しを依頼。
養成所も本物の絹のドレスで練習できる事と、王子のお声がけに二つ返事で承諾。
上級生の侍女や従僕希望の生徒には王子が直接声をかけ、支度を王宮の部屋をいくつか開放し将来の練習にと、駆り出した。
ほぼ、学院の予算を使うことなく、短い時間で思い付くままに勢いのままやってしまった。のだと言う。
新入生であるクリストフ殿下が、格上の王子と一緒とはいえ、やり遂げたのは驚きだ。

ドレスだけでなく、どうせ最初は、授業も少ないのだからと今年は補習を開催することにしたらしい。

殿下、すごいじゃないの!!
うーん。見直した。
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感想 4

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みんなの感想(4件)

2020.07.22 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2020.07.22 めい

maroさん
ありがとうございます。
ハイジちゃん………
私にも、わかりません(笑)
そのうち、勝手に動き出してくれるかも。

解除
2020.07.19 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2020.07.19 めい

ありがとうございます。
『ざまぁ』好きなんですけど、
いざ書こうとすると、勝手に回避しちゃうんです(笑)

おじぃちゃんの出てくる滋野家の話も書けたら。と、思っていますが
話の風呂敷が大きくなってしまいそうなので、別のエピソードを入れていくつもりです。

行き当たりばったり、思い付くままに書いてるので、旗の回収が間に合わない………ってのが本音なんですけど。

ハイジちゃん、これからも地味に出てくると思うので、可愛がってください。

解除
yuriko2019
2020.07.19 yuriko2019
ネタバレ含む
2020.07.19 めい

ありがとうございます。
間違ってコピペしてしまいました。
訂正しました。
助かりました。
読んでいただいた方にはご不快な思いをさせて申し訳ありません。

解除

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